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【15】『神話の終焉』専用 考察スレ
70:ゆん 2008/11/15(土) 00:46:36 ID:C66BLmQX0 続けての書き込み申し訳ありません。 「王国を追われた…」の世界観とは、「王国」という一単語に、 ミラのアルバムにある世界観の数々の「王国」に被せたという推測に基づくものです。
71:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/16(日) 21:09:23 ID:KHGZWArp0 自分は、扉を開けたのはエレフでは無いと考えています。 CDジャケットの仕掛けもありますし、エレフは母を殺めた時に冥王が迎えに来ています。 CD内でも冥王は度々エレフの傍に登場しますし、冥王は(例えば死者を迎えに行くとき限定だったとしても)元々、ある程度自由に扉を開いて地上に訪れていたのではないかと思います。 其れを態々「或る男〜」と強調する必要は無い様に思います。 私は、ジャケットの青年がオルフか、又は別の誰かかは解りませんが、第3者の手によって扉は開かれ、それによって冥王のみでなく死者も扉をくぐる事が出来るようになり、【死人戦争】が始まったのでは?と考えています。 また、このナレーションの後に「Moiraよ」の台詞が入るので、冥王となったエレフは死者を率いて地上ではなく神々へ戦争を吹っ掛けたのでは?とも考えています。 それが地上だけでなく、神々の世界においても神話の終焉になるかなぁ?と。
72:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/27(木) 20:25:13 ID:WHMDQiyV0 今更なことなんですが、何でジャケットの謎の男がオルフェウスなんだろう…と疑問に思って、Liveの「魔女とラフレンツェ」を見ました。 …思いっきりあのyokoyanさんのイラストで背景、流れてましたね。(陛下じゃなく絵の方です オルフェウスまんまでしたね。服も髪も。 そこで私の考察なんですが、それでもやはりオルフェウスはあくまで比喩。 Moiraの曲自体が、他にもいろいろパロディ(?)を盛り込んでいるので、 その流れで行くと、これはエレフをオルフェウスに例えているのでは?と思います。 冥府のミーシャはエリスに例えられて、ミラ(またはタナトス?)がラフレンツェ(=扉の番人の役割) そう当てはめると、ジャケットに描かれている理由になるかと思います。(エレフの側に描かれてますし 「Moiraよ…〜」の声はどう考えてもエレフ(タナトス)です。 そして他の方の考察にもあるように足音も独りだけです。 動機としては、既出ですが仇をとったから、今度はミーシャを迎えに行くだと思います。 話変わりますが、「神話の終焉」というのは、エレフによって神の眷属が結構殺されたのでしょう。 それによって人と神とだんだん離れていき、人は神の存在を忘れてしまう…ということなのだと思ってます。
73:藍 2008/11/28(金) 12:15:48 ID:jbB8tSE60 >>72さん オルフェウスがエレフの比喩、というのはちょっと違う気がします。 冥府の扉を開ける、という以外に二人の共通点はありません。 ジャケットに描かれた理由は、オルフェウスとエウディリケの神話に 冥王ハデスとペルセポネが関わっているからだと思います。 既出しまくりだと思いますが、ギリシャ神話でオルフェウスは妻を返してほしいと 冥府の王に懇願しますが、最初ハデスはこの申し出を断っています。しかし、 后ペルセポネに「わたしも貴方に攫われて母と離れ離れになった時は悲しかった」と 言われて、地上へ戻る条件(振り返ってはいけない)を出しています。 オルフェウスがラフレンツェを利用したのは、エレフがタナトスになる前の話だと思いますが 後ならミーシャの取り成し?で二人は階段を上ったのかと。 神話の終焉については、全く同意見です。 神の眷属が死に絶えて信仰が希薄になり、神の存在が忘れられてしまったと解釈しています。
74:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/29(土) 12:46:18 ID:sGWa0hPC0 実はオルフェウスじゃなくてミロスの若い頃の姿、とかだったりして。
75:藍 2008/11/30(日) 14:27:23 ID:G8I27b1v0 オルフェウス=部下オルフだった、と想定してちょっと考えたんですが。 ギリシャ神話で、アルカディアは神々が住む国とされています。 伝令神ヘルメスが生まれたのもアルカディアだそうです。 なので他の国とは違い、アルカディア国境内には冥府の入り口があった。 オルフェウスはその情報を知っていたけど、奴隷なら海路を使う資金はなさそうですし、 陸路は戦乱が激しく通れなかった。 それで、エレフの部下になってアルカディアへ行くことにした。 多分エレフが普通の人間じゃない事にも気付いていたかと。 イリオンが陥落した時点で、オルフは逃亡。 妻の生き返らせる為には戦死するわけにはいかないし、奴の性格を考えれば エレフに心から忠義を尽くしていたとは思えません。 もうすぐイリオンへ王レオンが来るという状況では、エレフも脱走兵一人に構っていられなかった。 それからラフレンツェの一件があった後、エレフが冥府の扉を開けた……という流れかと解釈しています。
76:藍 2008/12/01(月) 04:32:47 ID:GKOBkFlC0 連続ですみません。 アルカディアとイリオン離れすぎていました。(汗) 「死の谷へ捨てて来い!」の台詞があったり、エレフとレオンが戦った最期の場所も イリオンなので、アルカディアじゃなくイリオン付近に冥府の扉があったのでしょうか。
77:名無しさん@何にするか募集中 2008/12/01(月) 17:58:58 ID:NLp9coHH0 [sage] >>76 死の谷は、単純に奴隷の死体を捨てる谷かなと思ってました。 死体を捨てる谷だから、死の谷と呼ばれるようになった谷ではないでしょうか。 ただ、逆にそんな場所だからこそ冥府への扉が発生したのかもしれません。 私はオルフェウスは比喩だろうと考えている側の人間なのですが、その理由を書きます。 別の地平線の考察も入ってしまうのですが、 エルの楽園sideEでエルが「誕生日プレゼントは絵本がいい」といっています。 貧乏な家でもプレゼントに絵本を望み、それを贈ってもらえる位に絵本が普及したのは近代の方だと思うので、 ラフレンツェがエルの母だった場合、彼女が愛したオルフェウスが生きた時代と Moiraの時代には数百年、下手をしたら千年以上の差があります。 なので、やっぱりMoiraにおける冥府の扉を開けた者はオルフェウスではないのではないだろうと思います。 Moira時代に冥府の扉を開いた男がいたから、冥府の番人を使ったややこしい封印がされたのではないでしょうか。 あと、別に妻や愛する女性を取り戻す目的で冥府の扉を開いたとしなくてもいいと思います。 例えばエレフの部下のオルフが、エレフが冥王になって冥府に行ってしまった後、統率者を失った奴隷軍が壊滅状態になったので、 エレフならきっと何とかしてくれるに違いないとエレフを迎えに行ってもいいわけですし。 冥府の扉が開かれた理由より、開かれた後の事の方が多分冥王様には重要なのではないでしょうか。
78:名無しさん@何にするか募集中 2008/12/02(火) 00:38:10 ID:ucDwAZf90 何処かのスレで「世界を統べる王」=「冥王」説が出ていましたが、冥府の扉がギリシャという場所限定にあったとしたら、 冥王様はギリシャ以外の場所に迎えに行くのが困難になるのではないでしょうか・・・? 自分は冥府の扉自体は別の世界?にでもあって、其処に至る、もしくは其れを現世に出現させるのに 美しい竪琴の音やらラフレンツェの純潔やらが必要なのかと思ってました。 自分もMoiraの扉を開けた人物とエリュシオンのオルフェウスは別人と考えていますが、 或る男が扉を開けた時期ははっきり言われてないので、実はMoiraの物語があった随分後という可能性も 無くは無いのではないかとも思います。 冥王になっちゃったのでMoiraに会いにいけなくてイライラ。漸く扉が開いたから戦争ふっかけた・・・的な。 まぁそれこそ77様が仰ってる様に千年単位の場合もあるので低いとは思いますが・・・
79:藍 2008/12/02(火) 04:28:05 ID:INPcYSCG0 正直なところ、ジャケットの竪琴を持った男の人のイラストを見るまでは オルフとオルフェウスは別人で、ミラとは無関係だと思っていました; 何故、別の地平線にいるオルフェウスらしき人物が描かれたのか。 やはり比喩なのでしょうか? 死の谷もですが、イリオン付近では死体が弔われず剥げたかに食われるような 有様なので冥府の扉が発生したのかな、と解釈しています。 確かに時間軸の開きがあるので、他の地平線との繋がりは考えにくいですね。 生まれ変わり説と考えても、何百年〜千年以上も後に呪いが発動するのはおかしいですし。 ただ、オルフェウスが比喩というのはやっぱり疑問で。 エレフからすればミラは憎悪の対象で、抗うべき神。ミラが万物の母なら、 エレフにとっても母親?でしょうし・・・。 ミーシャ=ミラの娘で、取り戻したい・迎えに逝きたい対象なのはわかりますが。 タナトス=父親?(エレフを息仔と呼んでいるので)と同化したから、母親の ミラが妻みたいな位置づけになってしまったのでしょうか。 冥府の扉と番人については、ラフレンツェの一件の後、冥王様が番人の女性を利用して 死者を現世に連れ戻そうとする不埒者が今後現れないように、扉の番人役を従者である ミューとフィーに任せたのではと解釈しています。
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