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【15】『神話の終焉』専用 考察スレ
73:藍 2008/11/28(金) 12:15:48 ID:jbB8tSE60 >>72さん オルフェウスがエレフの比喩、というのはちょっと違う気がします。 冥府の扉を開ける、という以外に二人の共通点はありません。 ジャケットに描かれた理由は、オルフェウスとエウディリケの神話に 冥王ハデスとペルセポネが関わっているからだと思います。 既出しまくりだと思いますが、ギリシャ神話でオルフェウスは妻を返してほしいと 冥府の王に懇願しますが、最初ハデスはこの申し出を断っています。しかし、 后ペルセポネに「わたしも貴方に攫われて母と離れ離れになった時は悲しかった」と 言われて、地上へ戻る条件(振り返ってはいけない)を出しています。 オルフェウスがラフレンツェを利用したのは、エレフがタナトスになる前の話だと思いますが 後ならミーシャの取り成し?で二人は階段を上ったのかと。 神話の終焉については、全く同意見です。 神の眷属が死に絶えて信仰が希薄になり、神の存在が忘れられてしまったと解釈しています。
74:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/29(土) 12:46:18 ID:sGWa0hPC0 実はオルフェウスじゃなくてミロスの若い頃の姿、とかだったりして。
75:藍 2008/11/30(日) 14:27:23 ID:G8I27b1v0 オルフェウス=部下オルフだった、と想定してちょっと考えたんですが。 ギリシャ神話で、アルカディアは神々が住む国とされています。 伝令神ヘルメスが生まれたのもアルカディアだそうです。 なので他の国とは違い、アルカディア国境内には冥府の入り口があった。 オルフェウスはその情報を知っていたけど、奴隷なら海路を使う資金はなさそうですし、 陸路は戦乱が激しく通れなかった。 それで、エレフの部下になってアルカディアへ行くことにした。 多分エレフが普通の人間じゃない事にも気付いていたかと。 イリオンが陥落した時点で、オルフは逃亡。 妻の生き返らせる為には戦死するわけにはいかないし、奴の性格を考えれば エレフに心から忠義を尽くしていたとは思えません。 もうすぐイリオンへ王レオンが来るという状況では、エレフも脱走兵一人に構っていられなかった。 それからラフレンツェの一件があった後、エレフが冥府の扉を開けた……という流れかと解釈しています。
76:藍 2008/12/01(月) 04:32:47 ID:GKOBkFlC0 連続ですみません。 アルカディアとイリオン離れすぎていました。(汗) 「死の谷へ捨てて来い!」の台詞があったり、エレフとレオンが戦った最期の場所も イリオンなので、アルカディアじゃなくイリオン付近に冥府の扉があったのでしょうか。
77:名無しさん@何にするか募集中 2008/12/01(月) 17:58:58 ID:NLp9coHH0 [sage] >>76 死の谷は、単純に奴隷の死体を捨てる谷かなと思ってました。 死体を捨てる谷だから、死の谷と呼ばれるようになった谷ではないでしょうか。 ただ、逆にそんな場所だからこそ冥府への扉が発生したのかもしれません。 私はオルフェウスは比喩だろうと考えている側の人間なのですが、その理由を書きます。 別の地平線の考察も入ってしまうのですが、 エルの楽園sideEでエルが「誕生日プレゼントは絵本がいい」といっています。 貧乏な家でもプレゼントに絵本を望み、それを贈ってもらえる位に絵本が普及したのは近代の方だと思うので、 ラフレンツェがエルの母だった場合、彼女が愛したオルフェウスが生きた時代と Moiraの時代には数百年、下手をしたら千年以上の差があります。 なので、やっぱりMoiraにおける冥府の扉を開けた者はオルフェウスではないのではないだろうと思います。 Moira時代に冥府の扉を開いた男がいたから、冥府の番人を使ったややこしい封印がされたのではないでしょうか。 あと、別に妻や愛する女性を取り戻す目的で冥府の扉を開いたとしなくてもいいと思います。 例えばエレフの部下のオルフが、エレフが冥王になって冥府に行ってしまった後、統率者を失った奴隷軍が壊滅状態になったので、 エレフならきっと何とかしてくれるに違いないとエレフを迎えに行ってもいいわけですし。 冥府の扉が開かれた理由より、開かれた後の事の方が多分冥王様には重要なのではないでしょうか。
78:名無しさん@何にするか募集中 2008/12/02(火) 00:38:10 ID:ucDwAZf90 何処かのスレで「世界を統べる王」=「冥王」説が出ていましたが、冥府の扉がギリシャという場所限定にあったとしたら、 冥王様はギリシャ以外の場所に迎えに行くのが困難になるのではないでしょうか・・・? 自分は冥府の扉自体は別の世界?にでもあって、其処に至る、もしくは其れを現世に出現させるのに 美しい竪琴の音やらラフレンツェの純潔やらが必要なのかと思ってました。 自分もMoiraの扉を開けた人物とエリュシオンのオルフェウスは別人と考えていますが、 或る男が扉を開けた時期ははっきり言われてないので、実はMoiraの物語があった随分後という可能性も 無くは無いのではないかとも思います。 冥王になっちゃったのでMoiraに会いにいけなくてイライラ。漸く扉が開いたから戦争ふっかけた・・・的な。 まぁそれこそ77様が仰ってる様に千年単位の場合もあるので低いとは思いますが・・・
79:藍 2008/12/02(火) 04:28:05 ID:INPcYSCG0 正直なところ、ジャケットの竪琴を持った男の人のイラストを見るまでは オルフとオルフェウスは別人で、ミラとは無関係だと思っていました; 何故、別の地平線にいるオルフェウスらしき人物が描かれたのか。 やはり比喩なのでしょうか? 死の谷もですが、イリオン付近では死体が弔われず剥げたかに食われるような 有様なので冥府の扉が発生したのかな、と解釈しています。 確かに時間軸の開きがあるので、他の地平線との繋がりは考えにくいですね。 生まれ変わり説と考えても、何百年〜千年以上も後に呪いが発動するのはおかしいですし。 ただ、オルフェウスが比喩というのはやっぱり疑問で。 エレフからすればミラは憎悪の対象で、抗うべき神。ミラが万物の母なら、 エレフにとっても母親?でしょうし・・・。 ミーシャ=ミラの娘で、取り戻したい・迎えに逝きたい対象なのはわかりますが。 タナトス=父親?(エレフを息仔と呼んでいるので)と同化したから、母親の ミラが妻みたいな位置づけになってしまったのでしょうか。 冥府の扉と番人については、ラフレンツェの一件の後、冥王様が番人の女性を利用して 死者を現世に連れ戻そうとする不埒者が今後現れないように、扉の番人役を従者である ミューとフィーに任せたのではと解釈しています。
80:エトワール 2008/12/03(水) 22:15:16 ID:QwRHM5uP0 まったくの 素人考えだと 言われるかもしれませんが 私は 冥府の扉を 開けたのは ズボリンスキーだと 思います ズボリンは 遺跡を 発掘する事が 最終的目的ではなく 神話世界が すなわち 神が 実在するという事を 証明したかったんでは ないでしょうか? 神は 生きているのか? 死んでいるのか? それを 遺跡を 見つけた後も 求めつずけて 遂には 図らずも 冥界の扉を 開けてしまったのでは ないでしょうか?
81:名無しさん@何にするか募集中 2008/12/05(金) 15:26:43 ID:oD6XNh/xO この曲の冒頭部分の足音も階段を降りる音に聞こえるので、ある男=オルフェウスと考えているのですが、 ラフレンツェが捨てられていたのは「蝕まれし日」に生まれた忌み子だったから、として考えると 神託通りになるかな…とか思ったのですが、いかがでしょう。 話が変わりますが、同じく冒頭部分で心音のような音が聞こえるのですが、思い込みでしょうか。
82:光雪 2008/12/05(金) 18:53:14 ID:MOkB9pO+0 素人考えですが、投稿させていただきます。 冥府の扉を開いた人物=オルフェウス説に賛成です。 まず、ベースであるギリシャ神話から考えると… 吟遊詩人であるオルフェウスはエウリュディケを取り戻す為に冥府の扉を開いた。 これはELYSIONにもあるとおりです。 ここで、吟遊詩人(琴の名手)についての考察を少々… >>75 の方の意見と近い考察なのですが、当時の詩人というのはかなりの知者であったと思われます。 別の方向からひとつ、その証明を… 北欧神話において、吟遊詩人は天才がなるようなものだったという記述がいろいろなところで見られます。 同時にこの場合のギリシャ神話においても、当時の歴史背景から考えるに同等でしょう。 そして、奴隷達の英雄のラストあたり… オルフェウスの声がはいってますよね? ここで一つの疑問が浮上します。 何故、吟遊詩人のオルフェウスが奴隷なのか? これに関して一つの推測が生まれます。 当時の戦争において、負けた国の市民などは、捕虜として捕まる=奴隷になる この際、エウリュディケは戦争の被害者、つまり…アルカディア軍により殺害された。 さて、奴隷になった場合ですが、それ以前の地位は関係あるでしょうか?否、ないですね。 奴隷になった過程がそうだとして、次にどうやって開いたのか? ラフレンツェを見る限り、琴を弾いて…ですよね。そうするとある程度のめぼしはついていたと考えるほうが妥当です。
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