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【6】『雷神域の英雄』専用 考察スレ
32:藍 2008/09/18(木) 17:35:14 ID:RmZyxwY40 「諸王は悩むのだ」とあるように、蝕まれし日の忌み子として生まれた子は どこの国の王子・王女も捨てられたり殺されたりしたのではないでしょうか。 それなら、レオンと兄弟の双子達が山奥でひっそりと育てられ、 オリオンも別の国の王子で同様に捨てられたと解釈できます。
33:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/18(木) 17:37:08 ID:3VZsbosE0 >>31 おそらくそうだと思います。 「冥王」でも「母ヲ殺メル夜 迎ェニ往コゥ」と言っています。 双子とレオンが兄弟だとするとこの一節はしっくりくるのではないでしょうか。 あとオリオンについてですが、エレフと行動をともにしていた時期があったことと、 武術大会で優勝しており双子よりも名が通っていたこと、そして噂話であることから、 「今○歳くらいの王子が昔奴隷だった」のような話から噂が広まったのではないか、と思います。
34:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/18(木) 17:55:30 ID:8UFCfMMX0 間違えていたらごめんなさい。 諸王が悩んでいる信託は後半じゃなく前半の 雷を制す者 世界を統べる王と成る…の方ではないでしょうか。 諸王は当然世界を統べる王になりたいと思います。 でも雷とは何か?レオンのことか、かの国のことかなど悩んでいる。 もしくは誰が世界を統べる王になるか判然とせずに悩んでいる。 単純にそんな意味だと思ったのですが…。
35:灯 2008/09/18(木) 21:19:23 ID:lAVRQaIr0 >>34 私は神託自体、抽象的なものが多いので諸王は悩むという言葉は歌詞に書かれている神託全てにかかるのだと思いました。
36:藍 2008/09/18(木) 23:59:31 ID:RmZyxwY40 確かに>>34さんのような解釈も出来ますよね。 世界を統べる王になりたいと野望を抱く諸王が、 雷神の眷属レオンを倒す=雷を制す、と解釈して侵攻を行ったり スコルピウスはその理由もあってレオンを殺そうとしていたのかもしれません。 私の解釈では「世界を制す王」とは、生きとし生ける全てを殺める冥王だと思っています。 レオンを殺し、タナトスと同化したエレフがそうなんじゃないかと。 うろ覚えですがタロットの死神を描いた、「死の勝利」という絵があるそうです。 王者も奴隷も同様に死んで地面に倒れて、馬に乗った骸骨の死神が「死の勝利」を宣言する・・・というもの。 この絵は「死だけが平等に訪れる」という意味で描かれたものらしく、興味深いです。
37:34 2008/09/20(土) 11:28:40 ID:z9CeEj570 [sage] 私が抱いた疑問は、なぜ諸王が他国の王族の生き死にに悩むのかということです。 太陽 闇 蝕まれし日 生まれ堕つる者 破滅を紡ぐ という神託ですが、 自国の王族にそれぞれそういう子が生まれていたり、その子以外に その国に跡継ぎがいなかったりするなら話は別だと思いますけれど、 実際にはレオンがいますし。 戦乱が多かったようなので、隣国すべて仲良し子良しで心配しあって いたわけでもないと思います。 なら諸王にとって破滅の信託が下った子が生まれたら動揺はするでしょうが、 結局はその国がその子を抹殺することを要求するでしょう。 抹殺されなかったとしても単純に抗議を申し立てるでしょうし、 どちらにしても『悩む』とことさらに強調する必要はないと思うのです。
38:藍 2008/09/20(土) 22:59:33 ID:SfYSNf3s0 >>34さん「破滅を紡ぐ」の、齎される「破滅」が自国のみではなく他の国にも及ぶ 可能性もあるからではないでしょうか?「解釈が自由が故、諸王は悩むのだ」って、ありますし・・・。 >>35さんの仰るように、すべての神託に諸王は悩んでいたと思います。
39:藍 2008/09/20(土) 23:24:21 ID:SfYSNf3s0 忌み子についても諸王が悩んでいたとしたら、の場合ですが。 王子・王女のみならず、その日に生まれた子供全てを「忌み子」と考え抹殺せねばならないと 考えた王もいたのではないでしょうか。その日に生まれた子を皆殺しにすれば破滅は防げるけれど、 戦乱の世の中で、戦士や奴隷となる人口が減るのは王にとって問題(悩む原因)だったと思います。 またレオンの母のように、既に子供がいても生まれた子に破滅の神託が下れば悩むのが 人情かと。我が子は皆可愛いと思うのが親心でしょうから・・・。
40:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/23(火) 00:00:39 ID:m1YbrEha0 >>34さん 私もどの神託にもそれぞれ悩む部分はあると思っています。 1番上の地図にもありますが、この世界では国ごとに異なった神を崇めているので、 この曲の神託はアルカディアの神である雷神が授けた可能性が高いと思われます。 他の国がこの神託を知ったとしても、他国の神託を信じるということは 自国の神に対する背徳行為になるとは考えられないでしょうか? しかし、『世界を統べる』ということは自国も侵略される危険があるので 完全に無視するのもどうなのか。 特に、仮に青き銅〜の部分も神託の一部だとすれば、“風の盾”は“食い破られる”のです。 そこから連想される風神域アナトリアはただでさえバルバロイの侵攻が苛烈で、 都に城壁を築いている程なのに、それを破るのはアルカディア・・・つまり 敵が増える上にバルバロイに構えた状態では背後からの攻撃を受けることになります。 表立って鵜呑みにしなくても、これは不安材料にはなりますよね。 アナトリアを例に挙げましたが、神に翻弄される人間・・・中でも民をまとめる諸王は、 単純に自国を護るために悩むのではないでしょうか。 忌み子についても、紡ぐのが世界の破滅なら他人事ではないですしね。
41:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/23(火) 13:31:00 ID:bVPNQoDf0 [sage] 私はこの曲の前半は「運命の双子」か、もしかすると「奴隷達の英雄」辺りと同じ時系列で、 後半のオルゴールの伴奏以降は、「レオンティウスの回想」ではと思っています。 イサドラやポリュデケウスの言葉は、既に一軍の指揮を取る英雄ではなく、 まだ兄弟の概念すらあやふやな"少年"に向けられたもののように感じるからです。 自分には兄弟が生まれた記憶があるのに、「神託」のせいで「なかったこと」になっている。 そこが成長した彼にとって「神託」を素直に信じられない原因となっているが、 神託なしには自分も含め周囲の人々の価値観(立てる大地)が崩壊すると判っていて、 やむを得ず神託に従っている、と言った感じではないでしょうか。 特にこの曲を聴く私達現代の日本人は、神託なんて眉唾と考えています。 しかし当時の多くの人々にとって、神託は全てだった。 王家の者の生死すら神託に揺さ振られているのですから、 おそらく政治も神託に依存するところが大きかったのでしょう。 「神託を疑えば〜」の部分は、この時代の価値観を端的に示しているのではないでしょうか? 故に「解釈の自由が故〜」の辺りは、この曲に出てくる神託に限らず この時代諸王が信じていたそれぞれの国の神託全てにかかっているのではと考えています。
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