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【6】『雷神域の英雄』専用 考察スレ
39:藍 2008/09/20(土) 23:24:21 ID:SfYSNf3s0 忌み子についても諸王が悩んでいたとしたら、の場合ですが。 王子・王女のみならず、その日に生まれた子供全てを「忌み子」と考え抹殺せねばならないと 考えた王もいたのではないでしょうか。その日に生まれた子を皆殺しにすれば破滅は防げるけれど、 戦乱の世の中で、戦士や奴隷となる人口が減るのは王にとって問題(悩む原因)だったと思います。 またレオンの母のように、既に子供がいても生まれた子に破滅の神託が下れば悩むのが 人情かと。我が子は皆可愛いと思うのが親心でしょうから・・・。
40:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/23(火) 00:00:39 ID:m1YbrEha0 >>34さん 私もどの神託にもそれぞれ悩む部分はあると思っています。 1番上の地図にもありますが、この世界では国ごとに異なった神を崇めているので、 この曲の神託はアルカディアの神である雷神が授けた可能性が高いと思われます。 他の国がこの神託を知ったとしても、他国の神託を信じるということは 自国の神に対する背徳行為になるとは考えられないでしょうか? しかし、『世界を統べる』ということは自国も侵略される危険があるので 完全に無視するのもどうなのか。 特に、仮に青き銅〜の部分も神託の一部だとすれば、“風の盾”は“食い破られる”のです。 そこから連想される風神域アナトリアはただでさえバルバロイの侵攻が苛烈で、 都に城壁を築いている程なのに、それを破るのはアルカディア・・・つまり 敵が増える上にバルバロイに構えた状態では背後からの攻撃を受けることになります。 表立って鵜呑みにしなくても、これは不安材料にはなりますよね。 アナトリアを例に挙げましたが、神に翻弄される人間・・・中でも民をまとめる諸王は、 単純に自国を護るために悩むのではないでしょうか。 忌み子についても、紡ぐのが世界の破滅なら他人事ではないですしね。
41:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/23(火) 13:31:00 ID:bVPNQoDf0 [sage] 私はこの曲の前半は「運命の双子」か、もしかすると「奴隷達の英雄」辺りと同じ時系列で、 後半のオルゴールの伴奏以降は、「レオンティウスの回想」ではと思っています。 イサドラやポリュデケウスの言葉は、既に一軍の指揮を取る英雄ではなく、 まだ兄弟の概念すらあやふやな"少年"に向けられたもののように感じるからです。 自分には兄弟が生まれた記憶があるのに、「神託」のせいで「なかったこと」になっている。 そこが成長した彼にとって「神託」を素直に信じられない原因となっているが、 神託なしには自分も含め周囲の人々の価値観(立てる大地)が崩壊すると判っていて、 やむを得ず神託に従っている、と言った感じではないでしょうか。 特にこの曲を聴く私達現代の日本人は、神託なんて眉唾と考えています。 しかし当時の多くの人々にとって、神託は全てだった。 王家の者の生死すら神託に揺さ振られているのですから、 おそらく政治も神託に依存するところが大きかったのでしょう。 「神託を疑えば〜」の部分は、この時代の価値観を端的に示しているのではないでしょうか? 故に「解釈の自由が故〜」の辺りは、この曲に出てくる神託に限らず この時代諸王が信じていたそれぞれの国の神託全てにかかっているのではと考えています。
42:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/24(水) 12:16:23 ID:mYpHUqRz0 初めまして。若輩者ですが、そっと私的な解釈を。 流る星、ですが、これは13曲目にある「流る星」と同じで、「英雄たち」という意味かと思います。 数多の英雄が散っていく中で、「鉄を鎧う獣(エレフ)」が神(運命、もしくは死?)に抗うべく立ち向かう、 ととりました…。
43:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/24(水) 21:10:31 ID:jQkKs1uK0 神託についてですが、 「雷を制す者 世界を統べる王となる」=アルカディアの雷神の血を引く一族が『世界を統べる王』となるだろう 「太陽 闇 蝕まれし日 生まれ堕つる者 破滅を紡ぐ」との神託が示した日に、よりによってアルカディアに双子が誕生してしまった →世界は破滅に向かうだろう、という意味に取られたのではないかと思います。 ここからは考察というより妄想ですが、 『太陽 月 蝕まれし日』というのは、ブックレットのイラストの様に非常に厚い雲に空が覆われていて、太陽からも月からも隔たれてしまった日、 転じて太陽や月の加護が受けられない日という意味になるのではないか、なんて… 光の射さない国は闇の力が強く、冥府にいる冥王の力がより効果的に及ぶ日だから『蝕まれし日』なのかなと思っています。
44:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/24(水) 22:58:04 ID:gpaa/7c70 はじめて書き込みさせていただきますが、 『太陽 闇 蝕まれし日』というのは、日蝕のことなのかな、と思いました。 日蝕はよく、災いの前兆的な扱いをされていますし。 正しい知識は無いんですが…、何か参考になればと。
45:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/25(木) 00:58:30 ID:YEv9GvxL0 初めての書き込みです。 高校で世界史を勉強している者ですが、『神託』とは『デルポイの神託』のことではないでしょうか? ご存知でない方はウィキペディア等で調べていただくのが一番だと思いますが、簡単に言うと 『デルポイの神託』とはギリシア神話にも登場する、巫女を介した非常に抽象的な『神様のお告げ』のことです。 抽象的であるため解釈は完全に受け手しだいとなり、そういった意味での『解釈の自由が故 諸王は悩む』 のではないかと私は解釈しましたが、いかがでしょうか?
46:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/25(木) 18:57:25 ID:6/H84ONj0 [sage] デルフォイに限定せずとも… 「雷神域の英雄」に出てくる三ヶ条の他にも、色々と他の神々ごとに 神託はあるのだと思う。
47:名無しさん@何にするか募集中 2008/09/29(月) 19:22:15 ID:XF1lY1Ko0 [sage] 初めて書き込みさせて頂きます。 神託についてですが、神託とは未来を示すものですよね。 人間には未来を知る術はありません。 誰も、一秒先のことなど分からないのです 誰も知り得ない事を指し示す神託・・・解釈の仕方によって 自分の、いや、国の未来を左右するが故に諸侯も悩み慎重に なってしまうのではないでしょうか。 けれど、人は他人より少しでも多くのものを得ようとします どんなにあやふやなものであれ、それが誰も知らない未来を 知り他より優位に立てるかもしれないたった一つの手段であ るからこそ、人々は神託に縋るのだと思います。 そうした人の心理もこの幻想ギリシアには在るのかなと・・・。 結局のところ、神託を受け無数に垂れる運命の糸を選び取るのは 他ならぬ人間たち自身。なんだかイヤですねェ 歌詞に在る3つの神託自体については皆さんの仰るとおり 雷を制すもの〜:レオンが産まれる少し前に読まれた神託 青き銅よりも〜:雷神域の英雄の時点で一番新しく読まれた神託 太陽 闇〜:双子が産まれる少し前に読まれた神託 だと思います では、お役に立てるかは分かりませんが、少しでも参考になればと・・・。
48:kaz 2008/10/01(水) 12:20:53 ID:+TwIvde70 [sage] はじめましてデス。 太陽 闇の神託についてちょっとだけ。 こじつけ妄想。こんな視線もあるということで。 往々にして、神託とは「人間の目線では分からないことも平気で前提にしてる場合も多い」とワタシは思ってます。 物凄く結果論からの深読みをすれば 獅子宮(居住の座:太陽)を戴く者=LEONが、冥王の器(冥府の闇を纏う物)=エレフによって屠られる(蝕まれる)時 生まれ堕ちる者=冥王の器として覚醒(変容≠生まれ変わる?)→冥府の存在へと堕ちたもの=エレフは 以降、世界の破滅を紡ぐ=生なるすべてのモノへと死を紡ぐ 不死なるものと、死すべきもの。が明確に分けられているっぽい世界で 不死なるエレフに『死』という概念が負荷されたとき 『不死なるすべてのもの』に『死』という因果が発生するなんて有りかな?とも夢想します。 根拠はありませんが。 それはある意味、それまでの世界観の破滅にもなるかなぁ。 そして、以降は死する者による諍いばかりの世界になる。と。 神託に従わなければ、がらりと変わったろうにと、思う今日この頃。 お目汚しでした。
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