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【6】『雷神域の英雄』専用 考察スレ
41:名無しさん@何にするか募集中2008/09/23(火) 13:31:00 ID:bVPNQoDf0 [sage] AAS
私はこの曲の前半は「運命の双子」か、もしかすると「奴隷達の英雄」辺りと同じ時系列で、
後半のオルゴールの伴奏以降は、「レオンティウスの回想」ではと思っています。
イサドラやポリュデケウスの言葉は、既に一軍の指揮を取る英雄ではなく、
まだ兄弟の概念すらあやふやな"少年"に向けられたもののように感じるからです。
自分には兄弟が生まれた記憶があるのに、「神託」のせいで「なかったこと」になっている。
そこが成長した彼にとって「神託」を素直に信じられない原因となっているが、
神託なしには自分も含め周囲の人々の価値観(立てる大地)が崩壊すると判っていて、
やむを得ず神託に従っている、と言った感じではないでしょうか。
特にこの曲を聴く私達現代の日本人は、神託なんて眉唾と考えています。
しかし当時の多くの人々にとって、神託は全てだった。
王家の者の生死すら神託に揺さ振られているのですから、
おそらく政治も神託に依存するところが大きかったのでしょう。
「神託を疑えば〜」の部分は、この時代の価値観を端的に示しているのではないでしょうか?
故に「解釈の自由が故〜」の辺りは、この曲に出てくる神託に限らず
この時代諸王が信じていたそれぞれの国の神託全てにかかっているのではと考えています。
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