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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
253:白 2006/12/04(月) 00:27 「嘘」についてちょっと考えてみました。 嘘と言って真っ先に思いつくのが 「太陽の風車 月の揺り籠 彷徨える《焔》(ひかり)の物語(Roman) 壊れた人形 骸の男 時を騙る《幻想》(やみ)の物語(Roman)」 の部分です。 「騙る」ということは嘘をついたと言うこと、つまり「闇のRoman」と称される物語は嘘を示しているということ。 壊れた人形と躯の男は「闇のRoman」を原因とした結果を表しているのではないかと思います。 更に「光のRoman」があり、これは「闇のRoman」とは対を為す物であると思われるので「嘘ではない」ということになります。 そしてその前に「太陽の風車 月の揺り籠」と表されていますが、これはそれぞれ「菫の姫君」と「紫陽花の姫君」が別の場所で語っています。 このことから、双子の人形は嘘をついていないことを示しているのではないかと思います。 それでは誰が嘘をついているかというと・・・「時を騙」っているということなので「時」に関する何かだと思います。 時というと歴史=クロニカ様とか一瞬思いましたが、取りあえずRomanの中で考えると「賢者」が「時の王が眠る墓所 → 其れは参だ」と言っています。 これがこのCDの中の3トラック目「見えざる腕」を指しているのではないかと。 が、ここまで考えて3トラック目の中に「時の王」も「嘘」も見つけれていません・・・ 暫く見えざる腕だけ一曲リピートしてみようかな・・・ 後、もう一つの候補として「朝と夜の物語」ラストで一つだけ曲が一度とぎれた後にSE(子供の笑い声)が入る「天使の彫像」も考えましたが・・・それ以外の理由がないので少々押しが弱いですね。
254:chiffon 2006/12/04(月) 01:22 >>253 (見えざる腕=時の王の眠る墓所)=偽りとして考えるのは面白そうですね。 なにが偽りなのか。かなり適当な推測なのですが、 どなたか言っていた「時の王」=「刻を孕む終端の王」説。 終端の王とは誰か。金髪のローランまたはローランサン。 見えざる腕で崩れ落ちたローランは、赤髪ではなかった。 こう考えてみるのはどうでしょうか? そのままではこの偽りによって、血が途絶えてしまい、 AnotherRomanという闇の物語へと変わってしまっている。 なので、このままでは生まれてこれない。 双子の人形にこれが正しいのか見てもらうため、 生と死に傾かざる天秤な状態へとなっている現在がある。 では、終端の王と成り得る”誰”が崩れ落ちたのか。 黒き剣を持つローランサンがなんとなく可能性は高い気がします。 少年は剣を…から見ると、黒き剣を持ち、背に翼を持つとすると、 該当するのはローランサンのみ。(風車の少年(ローランサン)=少年は剣を…の少年に当てはまるのならば) ローランサンは赤髪のローランに返り討ちに会ったか、金髪のローランが殺したか…? 金髪のローランの《夢幻影》がひっかかるかも。→酒での幻影=偽りが生まれる? そうなると、イヴェールは赤髪のローランから生まれるハズだったことになる。 限定版ボックスの片腕の男の人生は赤髪のローランを模してるのではないか。 本来ならば子供がいたはずなのに、見えざる腕の騙りでそのまま殺されてしまった。 という感じにするとすっきり繋がるのですがいかがでしょう。
255:大黒 2006/12/04(月) 01:28 >>252ARAQさん 『美しきもの』が嘘の心は未だ見つかりません…やっぱり違うのかなぁ なるほどそういうロマンの見方もありですね。私はどうもロマンというとハッピーな物を反射的に思い浮かべてしまいます >>253白さん なるほど、確かに騙るはだますという意味がありますね ジャケットで闇側に描かれているのは ・見えざる腕 ・星屑の革紐 ・緋色の風車 の3つでしょうか?(抜けがあったら補完お願いします) そして左手には紫陽花の姫君。これを中心に考えると紫陽花の姫君が関わってる曲に嘘がある? 紫陽花の姫君はジャケットでは左側に描かれてるので最後の『そこにロマンはあるのかしら』が左耳から聞こえる曲に関わってるとすると 面白い事に奇数曲全てに当てはまります とすると偶数曲になる緋色の風車は除外できそうなのでここで除外 残るのは見えざる腕と星屑の革紐になります 見えざる腕は戦乱後の混乱期を描いた曲でしょう。そして星屑の革紐は平和な曲です 対極といっていい曲が残ったのは興味深いですがここから先へ進むには何かのピースが欠けてる気がします そのうえで私見を述べるなら星屑の革紐を選びますね この曲はこのアルバムを越えて澪音の世界へとリンクします つまり殺戮の女王・Hiver・双児の人形の3者とも干渉できない世界へいってしまうのです この事から考えると嘘は星屑の革紐になると思いますがどうでしょう? おかしいなぁ…つい昨日まで『美しきもの』が嘘だ嘘だといってた自分が星屑の革紐に宗旨替えとはw
256:白 2006/12/04(月) 02:31 >>chiffonさん なるほど、「終端の王」ですか。 そちらまでは考えが及んでいませんでした。 もっと視点を広げる必要がありそうですね。 AnotherRomanに関しては持っていないのでなんとも・・・発表直後にアマゾンで速攻で予約してしまったので・・・ ただ「走り去った男の名はローランサン」と明記されてしまったのでローランサンは崩れ落ちていないのではないかと思われます。 >>大黒さん 紫陽花の姫君は水色の方の様な? 夜に属する紫色の姫君は菫の姫君かと。 紫陽花は名前に「紫」があるのでややこしいですが、実際の色としては薄い水色から赤まで色々ありますね。 逆に菫は紫色が主流だと思います。 また、「右腕」「左腕」は我々から見た視点ではなくジャケットの男から見た左右かと。 「朝と夜の物語」でも「右手に死を左手に生を」とも言っていますし。 ただ、そのフレーズで「右手に〜」は左から「左手に〜」は右から聞こえるので声の位置は我々から見た左右で良さそうです。 「見えざる腕」と「星屑の革紐」に絞り、更に他のアルバムにリンクすると言う点を考えるとどちらにも言えることですね。 ただ、前者は「死神と聖戦」から繋がる物語、後者は「澪音の世界」へと続いていく物語と性質が真逆となります。 そう考えるとこの2曲、「朝と夜の物語」の「泣きながら僕たちは来る 同じ苦しみを抱きしめて」「笑いながら僕たちは行く 遙か地平線の向こうへ」とにている気がしませんか? 「泣きながら僕たちは(聖戦と死に神という物語から)来る (隻腕という)同じ苦しみを抱きしめて」 「笑いながら僕たちは行く 遙か地平線の向こう(別のアルバム)へ」 で、これがどういう事かというと・・・ごめんなさいここでギブアップです。 相変わらず思いつきを羅列しただけで終わってしまいました。 この思いつきの羅列が何かの足がかりになれば幸いです・・・
257:大黒 2006/12/04(月) 02:50 あれ?紫陽花水色でしたっけ?うがー、フランス語ややこしいぞー(ぉ) まあ左右さえ合ってれば些細な事なのでいいでしょう(ぇ) 確かに朝と夜の物語の歌詞ともリンクしますね 泣きながら来る僕たちというのはローランやローランサンの事だと推測できますし、笑いながら行くのは黒銀の子犬と姉でしょう 「泣きながら僕たちは(聖戦と死に神という物語から)来る (隻腕という)同じ苦しみを抱きしめて」というところはやや無理矢理ですがクロセカとひっつけて黒の預言書にローランとローランサンが殺戮の女王によって破滅的なロマンを描くと記されたと考える事は出来ないでしょうか 「笑いながら僕たちは行く 遙か地平線の向こう(別のアルバム)へ」は前述の通り殺戮の女王・Hiver・双児の人形の3者とも干渉できない世界へいってしまい、全く新しい生を織り成すという風に解釈しました
258:K 2006/12/04(月) 04:56 以前長文投稿させて頂きました者です、再びお邪魔します。 本当に閃きのレベルで恐縮なのですが、、賢者の「『美しき』幻想が…」の「幻想」とは、「美しきもの」が嘘であるという示唆にも受け取れはしないでしょうか。 yaneuraで「現実、幻想」と現実と並び称されているところから、幻想は現実の対になる意味=虚実、嘘であると解釈できるように思います(「幻想」の元々の意味からして「現実」の対極ではあるのですが)。 朝と夜の物語に於いても「時を騙る《幻想》の…」という、ネガティブな受け止め方の出来る使われ方をしていますし、そのような使い方を他所でしている「幻想」という単語を、無闇に「美しき」という言葉に連ねるものだろうか……と思いました。 朝と夜の物語の出だしで「『幻想』物語」と言っている点については明確な説明はできませんが……
259:hujimiya 2006/12/04(月) 15:58 話に割って入ります。ごめんなさい。 それから、既にこの話が出ていたら申し訳ないのですが… 私はRomanと少年は剣を…は何らかの繋がりがあると考えておりまして。 終端の王と異世界の騎士の最後の行に「《第五の地平線の旋律》を口吟むのは少年の唇……」とありますし、緋色の風車はRomanにも収録されてますし。 しかし、その『何らか』の部分が解らないのです。 《5th ROMAN『少年』が口吟むは『洋琴』の詩…》と書かれたページの内容と11文字の伝言の『』内の内容が同じことから、伝言のアナタ(生まれた子供)が少年かな?と思ったのですが、そこで止まってしまう。 終いには、Hiver=少年?とかとんでもないほうにいってしまい、いくら何でも其れは…とやはり行き詰まってしまいました。 Romanと少年は剣を…は結びつけない方が良いのでしょうか?
260:P 2006/12/04(月) 17:44 少し気になったので書き込ませてもらいます 「泣きながら僕達は来る 同じ哀0302みを抱き0302めて」は、全ての赤ん坊は泣きながら産まれてくる という事だと思っていました。でもこれでは「僕達」というのが広義すぎますが…;
261:あれ 2006/12/04(月) 19:29 >「泣きながら僕達は来る 同じ哀0302みを抱き0302めて」は、全ての赤ん坊は泣きながら産まれてくる 其れも一理あるね アナロマでは実際にその歌詞のところで赤ん坊の泣き声が入ってるから
262:chiffon 2006/12/04(月) 19:46 >>白さん AnotherRomanは壊れた人形と骸の男となってしまう、 誰かの嘘が在る限り、そのままだと成り得る未来として その「嘘」をついているのが見えざる腕だと仮定すると、 偽りが詩全体で吐かれていると考えました。 その曲の物語自体に「嘘」が含まれているとして、 実際はローランサンは走り去ってなどいないと推測しました。 影から見ていた少年は鳶色の目。 イヴェールの生の方の目の色も鳶色ではないかなあ。 生まれるべき父親が死んでしまい、霊の(?)驚くイヴェールがそこに・・・とか。 かなりこじ付けな感じですが…w 時の王の眠る墓所の説明が付きにくいのが難点ですね。 それと宝石との関連もさっぱり。
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