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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
480:chiffon 2006/12/27(水) 13:19 思い返してみると、彷徨える焔(命)=イヴェール 時を騙る《幻想》=生まれられない嘘 これであてはまりますね。ここは問題じゃなかった・・・。 ということで、朝夜でイヴェールは過去の追憶に自分が生まれることが出来る物語を 双子の人形に探しに出させる。そして、詩を灯すことでもう一度繋げなおそうとしている。 そして、今回の注目は呪われし宝石。 「知られざる《物語》」という言葉が宝石、彫像、葡萄酒にのみついてるんですが、 実はこれが幻想なのではないかという提案。 ”灯された詩の中で踊るように侵食された歯車斯くて狂ったように廻り…” この時点で、灯された詩=「しあわせにおなりなさい」が「おりあわせしになさいな」の、 祝いが呪いに変わっているというのを表していて、突然現れる霧。現れる宝石。 つまりここでミシェルの干渉が大きくあったということであり、元々の灯されていく詩が、 狂ってしまったのを示していそうです。 歯車というのが、映写機の歯車で嘘を見せているのか、運命の歯車という意味かは不明ですが。 見えざる腕では”さようなら”という詩=しになさいとなっている。 そして結局生まれることが出来ない状態となる。 葡萄酒のSaint-Laurentは檻の中の花のクリストフと同じ苗字みたいですが、 この人ローランはローランでもLaurantと違いますよね? Saint-Laurentで括り?フランス詳しい方教えてください・・・w 葡萄酒で密かに家を没落させようと登場し、彫像で「宝石を離すな」と忠告し、 宝石と結び付けていき、侵食された歯車・・・結果、伝言はあやふやになり、 朝夜のイヴェールの元に詩は届かなかった。というのはどうでしょうか。 なので嘘をついているのはミシェルかな。また、直接イヴェールに会うのも呪われし宝石。 「生まれておいでなさい...」はここでの出来事に繋がるのではないでしょうか。 廃屋の屋根裏で彼女がその屋根裏(檻の中)から逃れるために他の世界(幻想)を思い描いてキャンパスに描く。 そこで紡がれたロマンは宝石となり様々な時代に出現する。 檻の中の花であなたが愛してるのは『私』じゃないと言っているので、 監禁されている相手(たぶんLaurant)が自分を愛していないのに気づいたので、 愛をなくしたこの世界にオルヴォワール(ローランサンと同じようなこと。)と送る。 それが主にローランへの宝石を通しての呪い(檻の中)と変わり、復讐しているとか。 そもそも”その短い生涯に於いて”って最後に見つかったのは老婆の姿ですよね。 全然短くないという・・。 見えざる腕のローランサンの描写と檻の中の花にかなり共通したとこがあるのが かなりひっかかるのですけど、さっぱりだ。 今回はあまりにも抽象的すぎですね。何かの参考になれば。
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