下
【Roman】総 合 考 察 ト ピ
710:大黒 2007/02/01(木) 18:03 >>705ヒカルさん 11文字の母親は2人ですか うーん…私はちょっと賛成しにくいですね その理由としてはやはりナレーションの深見さんは別として『11文字の伝言』が1人で歌われてる事でしょうか 2人の母親がいるのならやはり2人でデュエット形式で歌っていくと思います 「ありふれた人生」と「ついてない人生」については、「大して面白い事もなくただ時を重ねていっただけのつまらない平凡な人生だったなぁ」という風に回想してるのだと考えました >>707ルオンさん 確かに歌詞カードを丸めて見ると赤ん坊の裏にHiver(殺戮の女王?)が映りますね 『焔』は死産した子供を弔う歌と考えると菫の方に近くなりますからね しかしお互いに考察を出し合ってるうちに段々賢者が悪役になって来ましたね。このままでは『黄昏』でも賢者は何らかの打算を持ってクロエに近づいた事になってしまいそうですが 私の中では賢者は最初は単なる好奇心でクロエに近づき、その悩みを聞くうちにクロエに共感し様々な教訓を与えクロエに出産を決意させたと考えてるのでこれ以上賢者を悪役にしたくない思惑もあったり^^; 鳶色の目の少年は出番あれだけですからね 普通に考えればやはり復讐の連鎖の暗示だと思います 『緋色の風車』ですが曲よりも詞にそういう意味を感じました ただ緋色の風車と血色の風車を分けて考えた事はなかったのでこれはもう1度考え直した方がいいかもしれませんね クリストフ=ミシェルというのは記憶の許す限り初見ですね。後でスレを1から見直して見ます ただ、クリストフは声を聞く限り男性でミシェルというのは女性の名前のような気がします そう考えると2人はやはり別人ではないでしょうか 『殺戮の女王』の名前が広まった裏には『殺戮の舞台女優』であるミシェルの存在というかその2つ名が大きく関わっていた事は想像に難くないですが ミシェルの事を研究してたらしいクリストフがその一生になぞらえて宝石を『殺戮の女王』と名づけたというのはあるかもしれませんね
711:ルオン 2007/02/01(木) 21:43 >>710 大黒さん 賢者が悪役…;確かにそんな感じになってきてしまいました。 『黄昏』では結構いい人な感じもするんですが…でも、惑わされると『屋根裏』に連れて行かれちゃいますし。ううむ… ただ、なんにもなくて賢者が行動するはず無い。きっと、何かの目的があって彼は動いているんだろう、という風に私はどうも思ってしまっているので、理由を考えていくと、悪役にしかならない;ううう。 クリストフがミシェル、というのは>>506のレスを見たため、そう言わせていただきました。考えてみれば、確かに、別にクリストフがミシェルでなくても、ミシェルを調べている人物であったなら『殺戮の女王』と名づけてもおかしくないかもしれません。 >>709 Arnearthianさん Arnearthianさんのジャケ絵考察に触発されて考えて見ました。 まず、各曲から時間を表しそうな部分を抜き出してみました。 『朝と夜』⇒生まれてくる朝と死んで往く夜の物語。 『焔』⇒朝と夜は繰り返す。白い朝と黒い夜。夜が長くとも朝は訪れる。 『腕』⇒眠れぬ宵。斜陽の影。 『宝石』⇒ 『星屑』⇒家族となった朝。星空に抱かれて夢を見た。祈りの星が降り注ぐ夜。悼みの雨が降り注ぐ朝。 『風車』⇒その夜の蛮行。星屑を辿るように。 『天使』⇒「嗚呼光を…」 『美しき』⇒君が生まれた朝。蒼を繋いで。蝉の時雨。夜の窓辺に微笑む月。大空へと響け。美しい光。 『葡萄酒』⇒長いようで短い焔。 『賢者』⇒ある春の日の黄昏。君が来た朝。君が行く夜。 『11文字』⇒冬の朝。そして幾度目かの朝が訪れる。 ジャケットの絵を元に各曲を並べてみました。 若干、個人の意見が入ってます。 位置が見づらいですが、ジャケットに準ずるつもりで。 F E D C B A @ 『星屑』←『風車』←『腕』← ←『賢者』←『美しき』←『葡萄酒』←『天使』 G 『朝と夜』 『宝石』 『焔』 『11文字』 番号を元に、次のレスに続きます。番号は対応するようにしました。
712:ルオン 2007/02/01(木) 21:44 図の解説です。 @夜明けの物語『天使』 歌詞の中には時間を表すような言葉は無いのですが。ラストのシーンは「夜明け」に通じるイメージがありました。ジャケットの位置を含めて考えるとこう呼んでもいいのじゃないかと。「嗚呼光を」と彼が言うのは、夜から抜け出したいが為。その思いが最後に叶う、そんな曲なのではないかと思いました。 A早朝の物語『葡萄酒』 「彼女は今日も畑に立つ 長いようで短い焔」という部分から、彼女は早朝から畑仕事を始めると予想されます。あとは、ジャケ位置もありますが。早朝は若干暗さを引きずっている部分があります。けれど、光のある昼へと向かう。ロレーネが過去を思いながら生き続けることを選んだ姿に似合うのではないかと思いました。 B昼間の物語『美しき』 単語を拾えば、ほとんどの時間を包含しています。が、モニカがハーモニカを空に向かって吹いているのは、なんとなく昼のイメージです。これもまた、ジャケ位置の感覚もあっていえることですが。 C黄昏の物語『賢者』 「彼と出逢ったのはある春の日の黄昏」。タイトルからもこの位置にすえるのが順当かと。右から左に時間が進むと考えれば、右端を朝とすれば、「君が来た朝を―」そして「君が行く夜を―」という歌にもちょうどいい位置ともいえます。 D夜の物語『腕』 「眠れぬ宵」という部分から。さらに、酒場でローランたちが出くわすということから。酒場には、ローランサンに斬られた人もいるようなので、客がいた。ということは、酒場がそこそこにぎわう時間。といったら、夕方を過ぎて深夜にかけて。だから、夜としておきました。過去の悪夢は夜に見る夢とも捉えられるので、戦争が昼間でも気にしない。 E深夜の物語『風車』 「その夜の蛮行」「星屑を辿るように」というところから、まぁ夜でしょうと。ジャケ位置からすれば『腕』よりも真夜中を過ぎている感じかもしれませんので、深夜と銘打っております。殺戮の蛮行を目的とするなら、やはり夜でしょう、ということで。 F明け方の物語『星屑』 見つけられるのは、朝、夜、の単語が幾つか。『天使』とあまり変わらない時間帯かな?と。夜明けと明け方…どっちも似たような感じですが。プルーをメインのような位置に据えると、死んで往った夜と仔犬が生まれた朝が印象的です。エトワールを考えると、彼女の名前こそが「星」で夜のイメージ。星は結構朝方でも見えたりしますから。特に冬(Hiver?/笑)とか。 G朝と夜の繰り返される物語『朝と夜』『焔』『宝石』『11文字』 ジャケットの中心、もしくは左右どちらにもあるものを拾ってみました。『朝と夜』はHiverと姫たち。『焔』はHiverの後ろの焔もしくは、人形と繋いでいる手にある青白い焔。『宝石』はHiverの胸に輝く宝石。『11文字』は下の人生のループ。 『朝と夜』『焔』は「朝と夜」の単語があります。『11文字』はどっちかって言うと、朝の物語っぽいですが、子供にとっては朝、母親にとっては夜といったところでしょうか。『宝石』も時系列に関しては歌詞からはよく分かりません。 が。これらの物語で共通する事。それは「繰り返し」。時間が進むごとに、「朝と夜は繰り返され」ます。『朝と夜』『焔』は歌詞から、繰り返しの意味は取れますし、『宝石』は誕生から再び世に解き放たれるまでに幾つもの朝と夜を越えています。『11文字』は人間の生と死の間には幾つもの朝と夜があるはず。そういうわけで、この4曲は繰り返される物語ということにしておきました。 こんな風に考えれば、ジャケットも個人的に結構納得できる解釈に…なったような気がします。
713:大黒 2007/02/01(木) 22:11 >>711-712ルオンさん 『屋根裏』での賢者は人を惑わせてそこへ連れ込むというより 『残念ながらここは行き止まりだよ。来た道を戻る前にまあ私の話でも聞いていきなさい』といった感じで『屋根裏』の曲に繋がっていってるのかなと思ってます これなら賢者もそんなに悪役にならずに済むような気がするんですがどうでしょう? 時間の考察は面白いですね 『天使』の「嗚呼光を」というのは夜から抜け出したいというより納得のいく作品(彫像)ができず試行錯誤の闇に陥っていたオーギュストが救いを求めたというか天に祈るような気持ちを表してると思います 『光を』の直後に『即ち想像』、『即ち贖罪』とありまた『憂いの光を』、『救いの光を』ともあるようにこれは直接的な日光ではなく一種のインスピレーションというか光明を求めてるシーンだと思います 後は大体同意できると思います 『11文字』は歌詞の中に『それは冬の朝』とあるところから葡萄酒とほぼ同じかそれより少し遅い時間ではないでしょうか 産まれる子供にとっては産まれた瞬間に朝が始まるのは当然の事ですが産んだ母親も『女』としての夜を迎え、そしてこの瞬間から『母親』としての朝が始まるという解釈は出来ないでしょうか?
714:ルオン 2007/02/01(木) 23:15 >>713 大黒さん 『屋根裏』賢者は確かにそんな感じかもしれませんね。 人生を、全くの間違いなく歩いていける人なんていないのですから、だれだって屋根裏にたどり着いてしまう可能性ってあるなぁとふと思いました。 そう考えると賢者はいい人そうなんだけども、なぜ『屋根裏』に通じる言葉を残すのか。わざわざ優しい言葉をかけるためとは思えないし…「間違えた道を歩むのも経験の一つさ」っていうなら分かる気がしますけど…でも、場合によっては屋根裏に行ってしまわない場合もありますし…あの賢者の伝言は、なにか試されているような雰囲気に感じてしまう。何のためかはわかりませんけれど。 賢者のやりたいことの意図が未だに見えてこないです。 『天使』の解釈は、ほぼ大黒さんと同じですよ。 試行錯誤の闇の中から、解答というか光明を見出す様子は、夜明けに例えられるのではないかと思ったまでです。 『11文字』に関しては、大黒さんのレスを読んで、『葡萄酒』のちょうど下辺りが、ループのスタートと考えれば、「葡萄酒とほぼ同じ時間かそれより遅い時間」というのもジャケットからの可能な解釈なのかもしれません。 「女」としての夜、「母親」としての朝、というのはなんだかいいですね^^妙に納得できる感じです。 『11文字』は「繰り返す朝と夜の物語」と分類してみましたが、「母と子の連鎖」も「朝と夜の繰り返し」と似たようなものともいえるかなぁと思ってみたりしました。
715:ヒカル 2007/02/01(木) 23:42 >>708ルオンさん 伝言母二人説はやはり厳しいですか・・・; まぁ、思いつきなので、最初から賛同を得られるとも思ってませんが えと、どれを朝側、夜側と考えているのか、との事ですが、俺は11文字の伝言の母親はこの曲以外には登場していないと考えています。 俺の中では、各曲の主人公達は皆イヴェールだと思っているので、イヴェールの母たる伝言母は、他の曲に出てはいけないのです。 これを踏まえた上で、朝側の母は平凡な、夜側の母は不幸な人生を送ってきたと勝手に解釈し、先の内容となったのです。 >>710大黒さん 伝言母二人説はやはり厳しいですか・・・; 昔のSHでは歌姫(名前出していいのかわからないのでとりあえず、これで;)が殆どのパートを歌っておられたので、 二人の人物の歌ならデュエット形式、という考え自体が出てきませんでした^^; 確かに、歌い手を固定しない今のスタイルなら、一人二役などはやる可能性は低いですね。
716:大黒 2007/02/01(木) 23:46 >>714ルオンさん うーん、賢者が何のために屋根裏への伝言を残してるか 屋根裏にもやはり何らかの意味はあるんでしょうね。そしてクロエなどRomanの人々がそれに気づけるかどうか試してる 気づけた人間は屋根裏で賢者の特別講義というか教訓を得る事が出来て自分のロマンを見つける手助けになる でも気づけなくてもロマンを自力で探す事は出来る…うーん、こんな感じかなと思いましたが少し弱い気もします 『天使』の解釈は同じでしたか 確かに試行錯誤の中から光明を見出すのは夜明けに例えられますね 『11文字』ですが『葡萄酒』の斜め下に半分に分けられた赤ん坊の上半身が描かれてます これをもう一方の端に描かれた下半身とくっつける事で人生のループが完成するわけですが つまり赤ん坊の状態がループのスタートだと考えられないでしょうか? 後、『女』としての夜・『母親』としての朝は自分で書いた後『女』として夜を迎えよりは『女』としての夜を終えの方が『母親』を強調できるかなと思い直しました
717:大黒 2007/02/01(木) 23:55 連投すみません >>715ヒカルさん あらまりさんの事ですね ただ、確かにあらまりさんが殆どのパートを担当されてましたけど 例えば『Chronicle2nd』の『沈んだ歌姫』のように他に歌ってる人が全くいなかったわけではないですよ なのでもし2人いるなら以前のSHでも2人の歌姫を充てた可能性が高いと思います
718:ルオン 2007/02/02(金) 16:22 >>715 ヒカルさん 『11文字』の母親はこの曲にしか登場していない。『11文字』の母親は二人。どちらもイヴェールの母親である。各曲の主人公は皆イヴェール。とお考えということで。 各曲の主人公が皆イヴェールというなら、最低でも10人くらいイヴェールはいるわけで。(ロレーネなどもイヴェールだとお考えだということですよね?) そうなると、そのイヴェールの数だけ母親もいるのではないかと思うのですが……少なくとも二人ではないはず? 『11文字』の母親は、「各曲の主人公たるイヴェール」の母が朝側と夜側それぞれの人生に分かれた立場を取って歌っている、という風にヒカルさんはお考えなのかなぁと思ったんですが。其処のところいかがでしょう? あと、各曲の主人公は皆イヴェールということですが…私個人は、『焔』では母親、『美しき』ではモニカ、『葡萄酒』ではロレーネなどなどが主人公だと考えていて、彼女ら(他曲では彼ら)が皆イヴェールという存在というのは少し考えにくいです。(自分の『人形の過去説』が狂いますので;) どの人物を各曲の主人公と捕らえるかによっても変わってくると思いますけれど。具体的に何を持って主人公がイヴェールだと思うのかの理由がほしいかな? と思いました。 >>716 大黒さん 賢者の伝言に気付く人間というのは、その伝言に頼らなければ先に進めない人⇒だから屋根裏で教訓を授けてから真実へ向かわせる。 気付かない人間というのは、伝言に頼らずとも自らRomanを切り開いていける人⇒だからまっすぐ真実へ向かわせる。 でも、屋根裏に行ったとしても、その先をちゃんと進みなさいと賢者は教えてくれる。 賢者の伝言に頼ろうが頼らまいが、皆それぞれのRomanを歩いて生きなさい。 っていう賢者からのメッセージなのかな?と大黒さんのレスを読んで少し思いました。 そう考えると賢者はなんかいい人っぽく感じます。 引っかかるのは賢者の胡散臭さだ(苦笑)胡散臭いから悪い人ではないと思いますけどね。 『天使』もほぼ同意していただけたようなので、あとは『11文字』… ちょっと調べてみたのですが、「朝」は「夜明け〜昼前」位を指す言葉のようです。私が>>711-712でも書いたんですが、ジャケットの両端は「夜明け、明け方」としています。夜明け≒明け方であって、これは「朝」と言えます。なので、ジャケットの半分の赤ん坊が半分ずつあの位置にあるのは「朝」を示せると思います。 あと、『11文字』の最後で「そして幾度目かの朝が訪れる」ということで、「朝が訪れる⇒夜明け」ってことなので、やはり赤ん坊の位置は適当と言えます。 そして、大黒さんの言われた、「女としての夜を終え、母親としての朝が訪れる」という、夜と朝の狭間の時間という意味でも明け方及び夜明けと言えます。 以上三点で、『11文字』はジャケット両端の赤ん坊によって示されていて「夜から朝へ」の移行というか変化というかを指す「夜明けの物語」という感じかな? これで、ジャケットは曲の表す時間と一致を見ている…という考察なんですが、いかがでしょうか?
719:大黒 2007/02/02(金) 21:25 >>718ルオンさん 胡散臭いのはじまんぐさんの特徴なのでそこはスルーが吉かと(笑) ジャケットの両端が「夜明け」あるいは「明け方」ですか 確かに「朝」を表す赤ん坊が半分ずつになってるのだからまだ朝になりきってない状態=明け方というのは筋が通ってますね 「そして幾度目かの朝が訪れる」も夜明けを表してるので問題ないと思います とすると時間で現すなら@とほぼ同じ位置にあるか@より少しだけ遅い時間になるんでしょうか もしくはGに残して@〜Fを俯瞰する歌になるのか。私の考察はこんなところですね
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