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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
782:黒鴉 2007/06/17(日) 23:07:08 ID:vcbaR9Jx はじめまして。ごく最近サンホラーになった者です。 いろいろな考察を読ませて頂いた上で「黄昏の賢者」の台詞を繰り返し聞いて考えていたら、妄想染みた発想が 出てきたのでこちらでご意見を仰げたらと思い、勇気を出して書き込んでみます。 『黄昏の賢者』に出てくる台詞(『風車』が廻り続ける度に〜『地平線』は第五の物語を識る)の部分なのですが、 ここから「もう一つの伝言」が判明しますよね。yaneuraからAnotherに続く「時を騙る《幻想》の物語」への警告が この台詞に含まれるならば、何かあるんじゃないかと取り留めなく考えていたら、こんな感じになりました。 『映写機?(復讐劇?)』が廻り続ける度に 『美しき』幻想(「やみ」の物語)が静かに紡がれ 『焔(の物語)』(=しあわせに〜=繰り返すHiverの物語)の揺らめきの外に 『腕』を伸ばす愚かな者達(聞き手である私たち)は 『殺戮の女王』(=ミシェル関連=おりあわせ〜の情報)をより多く掴もうと 『生と死』の狭間を彷徨い続ける(=輪廻) 『輪廻』の砂の煌めき(=輪廻の間)にも 『血?』は仄甘い陶酔を魅せ(=復讐劇など) 『Christophe(=天才犯罪心理学者?)』が忌避する檻の中から 『11文字の伝言』(しあわせに〜orおりあわせ〜)の真意を彼等(=聞き手)に問うだろう 『天使(=Hiver母=Chloe?)』が別れを告げし時(=「産む」と「産まない」のどちらを選ぶか) 『地平線』は第五の物語を識る(=「《焔》の物語」「《幻想》の物語」の分岐) 「《焔》の物語」の外に手を伸ばす…正しい輪廻の輪から外れて、屋根裏に続く別の伝言を手に入れようとする愚か者には、 その愚かしい行為に相応する「《幻想》の物語」という輪廻打ち止めの刑が待ち受けていますよ、という警告なのでは? だからこそ、聞いている私たち(=君)が迷わないようにHiverは詠い続けてるのではないでしょうか。 《焔》の物語と《幻想》の物語…どちらへ導くかは、聞き手である私たちの選択で変わるのだから。 …とか、勝手に妄想しています。拙い考察な上に駄文長文ですみません。
783:CES 2007/07/12(木) 01:44:29 ID:TP0VTq6r ログ250くらいまで読んだ。 全部読んでないので既出ごめん。 朝と夜の物語の中に 「廻り行く何の地平にも 詩を灯すで0302(し)ょう」 というのがあります。 双子の人形は、Hiverが生まれるに至るRomanを探して、「地平」を廻っている…と言えましょう。 地平とは何か。 これまでの SH からするに、地平(線)=CDです。 また、黄昏の賢者にも、 「繰り返え0301(さ)れる『歴史』は…『死』と『喪失』…『楽園』と『奈落』を廻り… 『少年』が去った後…其処にどんな『物語』(Roman)を描けのだろうか?」 と、これまでのCDのタイトルが一覧されています。 ここから、双子の人形は、Hiverが生まれるに至るRomanを探して、これまでに発売された 各CDの中を廻っている…とは考えられないでしょうか。 具体的に言うと、Romanに収録されている各曲が、過去のCDに対応しているのではないかということです。 では、その対応は何か? 散々既出でしょうが、 焔→Chronicle(書が歴史を創るのか) 見えざる腕→Chronicle(アルヴァレス将軍に続けー!) 緋色の風車→少年は剣を 歓びと哀しみの葡萄酒→Elysion(残念だったねぇ) などの対応が見えます。 また、自信はありませんが、 呪われし宝石→Lost かな? と思います。「失うまでは逃がさない」というフレーズが被ったので。 「檻の外へは逃がさない」というフレーズは「檻の中の遊戯」と何か絡むでしょうか? 他の曲がどの地平に繋がるのかはわかりません。 また、「楽園」と「奈落」とありますが、これはこの2つで1つのCDを表すものであり、 「奈落」に繋がる曲はないのではないかと考えています。 どこかの考察で読んだのですが、「Ark」が明らかに近未来的であり、Elysionのその他の曲からは 一線を画した世界観となっていることから、ElysionのABYSSサイドの曲は、いずれの地平にも属さないのではないかと考えられるからです。 さて、敢えて書かなかった 星屑の革紐→澪音の世界 ですが、澪音の世界が初収録されたCDはPico Magic Reloaded。 賢者が語る地平に含まれないCDなんですよね。それが引っかかる。 黄昏の賢者自体も、クリストフ繋がりだとすると檻の中の花→Reloadedで、これも既存の地平に含まれない曲です。 Pico Magic Reloadedの第一トラック「Reloaded」によれば、この2曲は「新たなる地平線に描かれる物語」とされています。 また、この時点で既に「Ark/第四の地平線」に言及しているのは、Reloaded発売時には既にElysionが企画されていたことを表します。 すると、「新たなる地平線」とは、この時点で企画されていない、第六以降の地平線のことを表すのかもしれません。 「窮地に瀕して読み込まれる魔法」を「ネタが尽きたらこの曲を使え」と解釈するのはやりすぎでしょうかw ここからはまとまりのない、散発的な話題。 「終端の王と異世界の騎士」にも「仄甘い《陶酔》(ゆめ)を魅せ」というフレーズがありますね。特徴的です。 賢者。 「其処に私(Moi)が現れた」の「私(Moi)」と「時の王(Roi)が眠る墓所」の「王(Roi)」 「そして君(Toi)が現れた」の「君(Toi)」と「煌めく永遠(とわ)の星屑」の「永遠(とわ)」 これは明らかに韻を踏んでいますね。 それだけです。「私=王」「君=永遠」という、何らかの繋がりがあるんでしょうか? 無いんでしょうか?
784:makari 2007/07/16(月) 22:00:21 ID:r+UmC3wv [uzukushii@163.com] あたしはtruemassageの歌词Lyricsがほしいんです〜 uzukushii@163.com
785:大黒 2007/07/18(水) 01:26:04 ID:qZxSH+2w >CESさん 初めまして、大黒(だいこく)と申します 以前は積極的に参加してたんですが諸事情により参加できない時を過ごしてました 久しぶりの人がいたら嬉しいな さて、今回は1つ思ったところがあるので私の考えを言ってみようと思います それは星屑の革紐→澪音の世界ですが SHのメジャーデビューアルバムのタイトルが 『ELYSION〜楽園への前奏曲〜』 なんですよね そしてココに澪音の世界とクリストフが出てくる檻の中の花が収録されてます そして賢者は『繰り返される歴史は死と喪失、楽園と奈落を巡り、少年が去った後、そこにどんな物語(ロマン)を描くのだろうか』 と語ってます なので星屑の革紐や檻の中の花も『楽園』という地平に属すると考える事は出来ないでしょうか
786:ヴィオル 2007/07/18(水) 14:41:11 ID:Bf+swBXO はじめまして。 ちょっとだけ思ったことを散発的に。 『11文字の伝言』より、二つの風車のひとつは『復讐』の風車? というのは前に出ていましたが、 もう一つは?と考えたときに、『輪廻』では?と思いました。 『復讐』=『死』の連鎖、『輪廻』=『生』の連鎖、と考えると、 『朝と夜』の「我等は彷徨える追憶に揺れる《風車》」ともちょうど対応しますし。 …ちょっとこじつけくさいでしょうか(^^;)
787:CES 2007/07/18(水) 16:09:55 ID:zk5bN2+m 大黒さん> レスありがとうございます。 前奏曲も考えましたが否定しました。 前奏曲は地平線に含まないと思うのです。 前奏曲の帯(?)には「未だ訪れぬ第四の地平線」と書かれていますし、何と言うか収録曲に「軸」が無い。 これは純粋に、メジャーデビューにあたって「SHの雰囲気を知ってもらうためのCD」ではないかと思います。 あるいは、「SHの歴史はメジャーデビュー前から連綿と続いている」ことを、新規ファンに対して明確にするためのもの、とか。 また、これらが楽園に含まれるのなら、他の曲――雷神、サラバント、etc――も楽園に含まれることになってしまいますが、それもどうかなぁと。 楽園の本番である組曲にも出てきませんし。 何より、既に書いたとおり、Reloaded で既に第四の地平線に言及しているにもかかわらず、澪音と檻花は「新たなる地平線」と言われているというのが最大の理由でしょうか。
788:大黒 2007/07/18(水) 20:49:24 ID:ONxWTyY8 >CESさん 確かに仰る事はもっともですし私も大筋では同意なんですが (メジャーデビューにあたって「SHの雰囲気を知ってもらうためのCD」ではないかと思います) (他の曲――雷神、サラバント、etc――も楽園に含まれる等) ただ、帯のその後に 『楽園へ堕ちてしまった彼らに捧ぐ過ぎし日の幻想曲と双つの前奏曲』ともあります つまり、楽園はこの時点で存在していて様々な地平線からそこへ堕ちた者たちへとかつて現世(?)で出会った様々な事を思い出させるためにささげられた曲(同人時代の曲)と これからまだ見ぬ者を楽園へと誘う事になるであろう曲(Ark、Yield)に大別できると思います 楽園幻想物語組曲の方でも第四の地平線はELYSIONであると語られているので前奏曲も一緒に考えてもいいのではないでしょうか 澪音と檻花に関してはこの時点では第四の地平線で描くつもりが急にメジャーデビューが決まって時間がなく半分仕方なしに前奏曲に入れたのではないかと思います そして『楽園〜』との共通点を持たせるためにELYSIONというタイトルをつけたのではないでしょうか
789:CES 2007/07/19(木) 15:23:02 ID:5I7vOBvc > 楽園へ堕ちてしまった彼ら 案外、「SHにハマってしまった君ら」という意味かもしれませんよw > 過ぎし日の幻想曲と双つの前奏曲 これは気になります。 「双つの前奏曲」はArcとYieldですから、澪音も檻花も「過ぎし日の幻想曲」となります。 これらが「第六以降の地平に収録される予定の、まだ本番を迎えていない曲」であるならば、過ぎ去ってはいないだろうとは思います。 また、確かに前奏曲のタイトルが「ELYSION」なのも引っかかるところです。 しかし、やはり、ArcとYield以外が「楽園へ堕ちてしまった彼らに捧ぐ曲」であるというならば、そこにストーリーを持たせて解釈する以上、雷神もサラバントも「楽園」と何らかの係わりがあると考えざるを得ず、そしてそれは苦しいところです。 > 澪音と檻花に関してはこの時点では第四の地平線で描くつもり それは無かったと思います。理由はすでに述べている通り。 Reloaded の時点で第四に言及しているのに、これらは第四ではないと明言されているから。 デビューに間に合わなくて云々は考えました。けれど、そんなことがあるでしょうか? 音楽業界の内情などは知りませんから無いとは断言できませんし、俺がSHを知ったのは組曲以降なので、デビュー前後にそういったゴタゴタがあったかどうかも知りません。 ただ、作品ができていなければ、デビューは遅らせるのではないかと思います。 Arkは既にできています(前奏曲と組曲ではアレンジが違うので、ギリギリまで調整していたことはうかがえますが)し、魔女とラフレンツェはReloadedより前のPico Magicで既に存在しています。 領主様の頭の中にどれだけの物語が広がり、どれだけのネタのストックがあるのか、我々領民にはとてもうかがい知れません。 もちろん、前奏曲が発売された時点で、組曲がすべて完成していたとは思っていません。 しかし、前奏曲は間に合わせというのは、いくらなんでもないだろうと、あれはあれで狙った形なのだろうと思うのです。 まぁ、間に合わせだとすると、Reloadedの「窮地に瀕して読み込まれる魔法」=「ネタが尽きたときに使われる曲」説が肯定されうるのですがw 楽園は既に存在していたというのは賛同します。 領主様の構想として存在したという意味では、Pico Magicの時点で既にあったのでしょうし、Reloadedの時点では確実に存在しています。 ストーリーを考えても、ABYSSサイドの曲の舞台となる時代がまちまちであるならば、楽園は時間を超越した存在ですから、「いつからあったか」を問うことは無意味でしょう。
790:大黒 2007/07/19(木) 23:22:45 ID:KQc6ykzs >CESさん >雷神もサラバントも「楽園」と何らかの係わりがあると考えざるを得ず そういう意味も含めて『様々な地平線』という言い方をしたんですが苦しいですかね 私は『楽園』は理想郷、あるいは天国に近いものだと捉えています なのでサラバントでいえば魔法使いの恋人、雷神の系譜でいえば名も無き雷神の民あるいは雷神の左腕に出てきた隻腕の英雄 などがそこから物語(魔法使いサラバント、雷神の系譜)を見下ろしているというか立ち会ってるイメージです 澪音と檻花についても澪音ならRomanのプルー、檻花ならミシェル自身がその役割を果たします デビュー云々は私もよくは解りません。ただ同人時代で既に4thStoryCDのタイトルは決まってました そしてそれはELYSIONではありませんでした そういった部分からもしかしたらELYSIONとは違う澪音や檻花の入った第4の地平線があるのかなと思ってそういう書き方をしました ただ、客観的に考えると以前CESさんの仰った『メジャーデビューにあたって「SHの雰囲気を知ってもらうためのCD」』というのが正解に近いのかもしれません まあ、これ以上はELYSIONの考察になってしまってRomanの考察とは合わなくなってくるような気がするのでこのあたりで私の論は終わりたいと思います 最後にCESさんのご意見を拝見してもしかしたらまた書くかもしれませんが(笑)
791:名も無きローラン 2007/07/30(月) 01:20:54 ID:kIcE8VQe ちょっと話の流れ切っちゃいますが、自分的Roman考察。 この考察は気分を害する方もいるかもしれません。考察っていうより…裏考察? 物語に関する考察ではありませんので… 「Roman」 陛下はこのアルバムを「ある意味集大成」と仰っていました。 その通り、このアルバムは過去の楽曲群とあまりにもリンクする点が多いのです。 アルバムで一つのストーリーと言うより、まるでオムニバスアルバムのように…過去の楽曲とリンクする旋律、歌詞、登場人物が随所に見られるのです。 私はこのアルバムにおいて、Hiverを陛下ご自身が演られた事に大きな意味があると思っています。 「少年は剣を…」において、陛下は新体勢となったなったSound Horizonに一抹の不安を抱いているようでした。 あらまり嬢の脱退という哀しみから何とか抜けだそうと必死にもがいている… 【仮初の空に浮かべた追憶の《追走曲》(カノン) 《地平線を渡る旋律》(物語)を口吟むのは誰の唇?】 などの歌詞から、私はどうしてもそんな風に考えてしまいました。 【願ったこと全てが叶う世界ではない → だからこそ → 少年は大きく翔たくだろう… 嗚呼…希望も絶望も両手で抱きしめて → それでこそ → 少年は大きく翔たくだろう…】 【「嗚呼…どんなに強い向かい風であれ決意という翼を折ることは出来ない!」 「どんなに強い風でも其の翼を折ることは出来ない!」】 【今…ハジマリの空に浮かべた追悼の《追走曲》(カノン) 《第五の地平線の旋律》(物語)を口吟むのは《少年》(かれ)の唇……】 この歌詞は、陛下が必死に前を向こうとした証だと思います。 現に、陛下は後に自サイトでも、心の闇について書いていらっしゃいました。 だからこそ、私は思いました。「Roman」というアルバムは、陛下ご自身が新たなるステップへと渡るために、今までの活動を回想するために創られたアルバムなのではないかと。 新たに産まれてくる命…第六の地平線を、陛下ご自身がHiverの名を借りて探していたのではないかと。 そして、長いツアーなどの活動の中で、確実にファンとの距離を縮め、陛下は心の闇を抜け出せたのではないでしょうか。 だからこそ、Hiverは去っていってしまった。 Hiverは「生まれてくる事を望まれていたのか確証の持てない」Revo氏という一個人の心の弱さや痛みを体現した存在だったように思います。 冬の天秤…彼は言いました「もう冬は終わったんだよ」と。 Hiverは最後に「ホントウの伝言」を見つけたのだと思います。 「自分が望まれて生まれてきた事」=「Sound Horizonがこの世界に望まれているのだ」という事。 それを見つけたのではないでしょうか。 私は、サンホラはこれ以上のメンバーチェンジはないだろうと思っています。 声優陣は変動があっても、じまんぐ、歌姫、陛下という主力メンバーはもう変わらないでしょう。 それでも、ああして言うのは、いつか、いつの日にかあらまり嬢が戻ってくる事を信じているのでしょう。 【気付けば道程は 常に苦難と共にあった耐えられぬ痛みなど 何一つ訪れないものさ...】 【嗚呼...... 朝と夜は繰り返す 契った指が離れても】 【離れた者が再び繋がる日は 訪れるのだろうか?】 【誰が加害者で 誰が被害者だ 犠牲者ばかりが増えてゆく 廻るよ廻る 憎しみの風車が 躍るよ躍る 焔のように】 【嗚呼... もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう.... ごめんね....次は逃げずに 君の傍で共に散ろう....】 どうしても邪推してしまうのです。物語と言っても人が描く物。。。 その時の精神状況に影響されずに完全なるフィクションを描ける人間などいないと思います。 賢者の言葉を誰より必要としていたのは陛下だったのではないでしょうか…。 そう考えると、超聖誕祭で歌われた曲目の意味も、なんとなく見えてくる気がします。
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