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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
441:大黒 2006/12/22(金) 23:09 >>436-437 >>439jirさん うーん、アルカナというかタロットには詳しくないんですがたしか22枚あるんでしたっけ? 13の「死」までを少年達にいわば『代行』させてその次のステップへ進もうとしたという考えは面白いと思います 『クロセカ』の『書の魔獣』での逆再生はそういう解釈もありますね ただ、その考えだと黒の預言書の存在が少し軽くなっちゃうような気がするんですよ なので私はあの逆再生はノアが新世界への扉(のようなもの)を開いた事で旧世界の出来事が破棄されていく音だと解釈してます 順再生ではなく逆再生だったのは近い時から消されていったからかなと 確かに『黄昏の賢者』の後半にSHの過去を彷彿とさせる台詞がありますね ただ、それが過去作である事を理解できるのは当時からSHを知っていたかもしくは何らかの機会に過去作を聞く事が出来た人間に限られると思います また、Romanには生と死と彷彿とさせる『朝と夜』という言葉が出てきます この事から『繰り返される歴史』というのは『朝と夜』つまり人間の生と死の積み重ねであると考えますがいかがでしょう? 世界的な繋がりはRomanの世界が1つの世界で完結してるとすると『見えざる腕』の「アルヴァレス将軍に続けー!」に象徴されるように否定は出来ないと思います >>438むりゃんさん うーむ…確かにミシェルと繋げすぎると『檻の中の花』を知らない人には不親切な回答になってしまいますね 屋根裏がミシェルの殺害動機に大きく影響する事はないと思いますよ。屋根裏ではミシェルはすでに死んでると思われますから ただやっぱり『檻の中の花』を知らない人が『屋根裏』を特に『さあ、産まれておいでなさいHiver』をどう聞いたのかは一度アンケートでもとってみたいですね >>440ARAQさん あら、久しぶりにずれたか なるほど、Hiverの転生を暗示するために「折り合わせ死んでいった13人の少年達」を使ったのですね そうなると「殺戮の女王」がどうやって13人の少年達を殺してるのか気になりますが描写が全くないので想像の域を出ませんね ギリギリ推測できるかもしれないのは『焔』のように死産させる事ですがまさか死産した子供を少年とはいわないだろうし 宝石の名付け親はやはりクリストフなんですかねぇ。問題は彼がどうやってその2つ名を広めていったかですが やっぱりあちこちで宝石と関わってるのかな
442:GDO 2006/12/23(土) 02:40 『焔』 Hiverの両手ではなく Hiverの真後ろの夜側 燃えているように 見えなくも無い。 黄昏の空を覆いしは火葬の煙・・・
443:大黒 2006/12/23(土) 03:20 >>442GDOさん 確かにHiverの肩の辺りにほんのり赤い部分がありますね ただ、私はジャケット中間部分は生と死の境、黄昏時をイメージしてと思ってます これから向かうのは死んで行く夜なのか、それとも生まれ行く朝なのか… そんな風に捉えましたがどうでしょう?
444:GDO 2006/12/23(土) 15:10 私も概ね、黄昏の表現の内・・・だとは思てはいるんですが、 Hiverの真後ろの部分が、黄昏と言うには妙に黒ずんで見えまして。 そう思いながら眺めると、後ろに隠れた風車が燃えている煙なのか・・・とも。 他の風車が軒並み霞んでいる中、 あれだけが妙にくっきりと、赤く描かれているのも、 気になるところです。 また、焔の赤子 = Hiverとするならば、多少意味が見え隠れしませんか?(笑 そして突然飛びますが、 賢者がめくっている本はRomanのブックレットなんじゃないかとも思ったり(笑 あんなぺらぺらな音しませんけどね(´・ω・`)
445:chiffon 2006/12/23(土) 17:19 >>大黒さん 遅くなりましたが、 ”Hiverが人形に宝石の追憶のロマンを探させてる” というのは人形の謳う「我等は彷徨える 追憶に揺れる《風車》」 からとったものです。なので風車は「廻る」という意味で捉えると、 追憶を廻っていくのが役目、という感じではないかと考えました。 そして今までの自分の説ひっくり返し。朝と夜と焔の繋がりがこの物語のはじまり。 幾つかの愛の詩を作った一番最初のイヴェール(僕の詩としてるので)が、 その詩を子供に伝えて死ぬ。 その伝えられるという比喩が”廻り合う君の唇に僕の詩を灯そう”。 度々でる少年が口ずさむ詩というのは、ローランという家系で伝わる詩。 そして、その詩こそが僕達が繋がるロマン。バトンのような感じでしょうか。 ここまでが序章。 太陽と月とは双子として、彷徨える焔のロマンということは、 やはりそこで見失ってしまったことがあるということで、 詩が途切れてしまっているということでしょうか。 それが時を騙る闇のロマンですね。 なので、この「其処にロマン(口ずさむ詩)はあるのだろうか?」 というのを双子の人形に問いかけているというのも考えられますね。 詩が途切れて生まれてこれない僕の代わりに、 何処でその詩が途切れているのか。僕に繋がるロマンは其処で歌われているのか。 それを探ってきておくれ。という感じでお使いにだす。 で、双子の人形の役目は探すことじゃなくて、もっと大事なこと。 過去に遡って詩を灯す=繋げ直すこと。なので、 双子の人形は歴史に介入してイヴェールが詠いつづけるロマンを繋ぐ 役目を背負いながら、彷徨っていく。 そして、僕達はもう逢えなくてもというのは、 それで繋がって僕が生まれて”傍らに人形が置かれることがなくなっても” ということではないでしょうか。 というのが朝と夜の全容かな?自分の言ってることが大分変わってますが、 これが一番筋としてはというか歌詞から取るならば自分の中で満足感がありますね。 君という問題も片付いた気がします。。 なので、ロマンには物語りともう一つ詩という意味もあるのかなあと。 しかし、独りで寂しくないように双子の人形を傍らにおいたのに、 寂しさや刹那さを感じてるのはなんともあれですね・・・。
446:chiffon 2006/12/23(土) 17:52 訂正を・・・ 幾つかの愛の詩を作った一番最初のイヴェール(僕の詩としてるので) これは後々自分の詩を灯させるから、最初のローランが、が正しいかもですね。 詩はあるのになぜか繋がらないロマン。(時を騙るものが入ってるため) 僕達の寂しさと悲しさは繋がることになったら生まれられるけど、 双子との接点がなくなるからどちらも同じその感情が生まれるというのが 思いつきましたが、ここは結構人によってかわりますね。 どちらにしろイヴェールは生まれることになりそうですが、 宝石の解放者の運命が待ちわびているといった感じでしょうか。
447:ルオン 2006/12/23(土) 21:49 一日書かなかっただけで、凄い進んでる(汗) とりあえず>>425 大黒さん、「真の呪いの宝石、殺戮の女王」の説への賛同、ありがとうございます。 「ミシェル」「檻花」に関してはいまいち考察できないので、観察していたのですが。 参考意見になるかわかりませんが、『屋根裏』を発見して聞いてみたときの第一印象は「生まれて〜」を言っているのは『殺戮の女王』のように思えました。『屋根裏の少女』も『檻花』も聞いた聞いたのですが、『屋根裏の少女』は歌詞を知りませんし、『檻花』は内容が得意でなくてしばらく聞いていなかったので、イメージがぴったり来るのは『Roman』の中の『殺戮の女王』でした。『屋根裏物語』の彼女の笑い声は、『宝石』や『葡萄酒』で聞こえてくるものと酷似しているように感じましたし(むしろ同一?)・・・・・・やはり、Romanのストーリーは他のアルバムとの関わりはあるとは思いますが、核となる部分はRomanだけで見つけることが出来るのでは?というのが、私の今の考えです。聞き手のことを考えたら、やはり・・・そうしないと不親切だと思うので。もちろん、他の曲とのつながりを楽しめるようにしておられるのであろう領主様の心遣いは、昔からのサンホラファンなら嬉しいことでしょうが。 とりあえずいったん切ります。
448:ルオン 2006/12/23(土) 21:51 『朝と夜』に関してもいくらかレスを見受けたので自分なりの意見を。 『朝と夜』に関しては、最近少し引っかかる単語がありまして。それは、《風車》です。Romanの中では結構重要な意味を持っているであろう、この単語。其の割には、意外と考察されていないような気がしまして。風車というのは風を受けて回るもの。このことを別の解釈をしてみれば、「何かの影響を受けて動くもの」と言えるのかなと思いました。動かす動機は曲によって色々在るでしょう。『朝と夜』の人形の歌う「我らは〜追憶によれる《風車》」は彼女達自身を指しているように思いますし、『腕』とかなら憎しみとかに動かされた赤ローランをさす、などなど。根拠は無いのですが『伝言』の最後の語りに出てくる「二つの風車」は「双児の人形」を指してたりもするかもしれません。人形達はHiver(私はそう思っているので;)の「さあ、行っておいで」という言葉により動いているともとることが出来ますから。たぶん。 >>445 chiffonさんのレスを見て。 色々と納得できることも多かったです。「僕の詩を灯そう」という歌詞に関して「灯す」という語には、火を何かに近づけ、もう一つのものを燃やす、おっしゃられているようなバトンのイメージも浮かべることが出来る気がしました。「僕達はもう逢えなくても」のフレーズの解釈も受け入れやすかったです。 途切れた詩に関しては、各曲の最後を繋ぐとあるフレーズになるそうですし、順に廻っていくのなら確かに詩を復活させることに繋がるといえるのかもしれません。もしくは、『伝言』から『朝と夜』を続けて聞くと音楽が繋がって聞こえるというのもそれに当たるのかも知れませんし・・・・・・うっかりすると『屋根裏』に接続されちゃいますが; 少し気になったのが、>>446でchiffonさんは『朝と夜』のHiverは「最初のローラン」だとおっしゃっていますが、これは、詩を作り、後々のローランに伝え始めることにした最初のローランという解釈なのでしょうか? 皆様のレスを見ていると、いろんな想像が膨らみすぎる(苦笑)
449:大黒 2006/12/23(土) 22:14 >>444GDOさん 確かに朝側はともかく夜側は急激に暗くなってますね これについてはHiverという単語(名前)に冬という意味があり、また『朝と夜の物語』の最後にも 『傾かざる冬の天秤』 というくだりがあるので、このジャケットの季節は冬で日が短いから急に暗くなっていってるのかなと考えました 後、この赤い部分ですが『焔』というには少し小さすぎるような気も… 『焔』の赤子がHiverだったかは解りませんが私はその可能性は高いと思ってます ただそうなると余計にこの小さな赤い点が気になるわけで…うーむ、どうしたものでしょう >>445-446chiffonさん 『我等は彷徨える 追憶に揺れる《風車》』 というのは私はその後の 『廻り往く何の地平にも詩を灯すで0302ょう』 にかけて、 「私達は今まで様々な過去を見てきた。そしてこれから先どんな未来が待っていても詩(Roman)を灯すだろう」 という風に考えました。ただ、この説だと『揺れる』の説明が上手くつかないのでそこが悩みの種ですが 私は『朝と夜の物語』がRomanの出発点であり終着点であると考えてるので幾つかの愛の詩はHiverが生きてきた中で見てきた様々なRomanの事だと思います この場合、Hiverは1人だけではなく様々な時代、様々な場所にいたと考えられます。 出発点としての幾つかの愛の詩というのはこれから産まれてくる《君》の人生が少しでも幸せであるようにという願いを込めて歌を送ろうとしているのではないでしょうか 彷徨える焔のロマンと時を騙る闇のロマンはそれぞれ菫と紫陽花を象徴してるのだと思います 『彷徨える焔』というのは生を司る菫。生きているからこそ1つのところに留まる事無く延々とさまよい続ける人生を 『時を騙る闇』というのは死を司る紫陽花。死んでいるからこそ正確な時を刻む事が出来ず結果自らと共にあるHiverの魂に正確な時代を伝える事が出来ない 双児の人形の役目はHiverと共にあり、殺戮の女王の解放へとHiverを導く事だと思ってるのでここではあまり重要視してなかったりします 「其処にロマン(口ずさむ詩)はあるのだろうか?」という問いかけが双児の人形への問いかけというのは同意です ただ、自分の場合はHiverの総体のようなものが双子の人形に 『このHiverは殺戮の女王に近づくRomanを持っているのだろうか』 という風に問いかけてると考えてますけど 愚考を垂れ流してみましたが参考になれば幸いです
450:むりゃん 2006/12/23(土) 23:36 ずっと、気になっていたのですが、『屋根裏』の声が『殺戮の女王の意思』ならば、「少女が白いキャンパスに〜〜」の部分が私には謎になります。ミシェルを匂わせるこの文は一体何か、と。これは、「生まれておいでなさい」の台詞が『殺戮の女王の意思』ではなく、だれか“他の女”だという事を表しているのではないか、と考えました。 『殺戮の女王』を騙り、イヴェールを“幻想(嘘の世界)”に閉じ込めようとしている女の声……。幻想から出さないように、輪から抜け出さないように囁く嘘。 (『檻シリーズ』を知っている人間には、“幻想”に閉じ込める、より“檻”に閉じ込める、と聴こえるかもしれません。「檻から出る事が敵わないミシェルが、“檻”から出ようとするものを閉じ込める……つまりは、道連れ」) そう考えた上での考え。 『朝と夜』では生と死の境に属し、イヴェールは「生きながらにして死んでいる」。それは、『宝石』で“宝石”の地の底での安らかな眠りを妨げたイヴェールへの呪い。 「お前のせいで私は『呪われし宝石』という汚名がついた。安らかには眠らせはしない。そして、もう二度と私を起こさないよう、起こしもしない」 そんな呪いを受けた。イヴェールは探す。生まれる為の物語にして死ぬ為の物語を。 けれど、どの『物語』にも、その『物語』の“詩”がある。自分の入るスペースは無い。『宝石』にしても、そこではもう既に生き、死んでいこうとしている自分がいる。新しい自分の入る隙間は無い。 行き着いた『屋根裏』での台詞。彼女を『殺戮の女王』と認識し、それを真に受けたとき、イヴェールは自分を『殺戮の女王の解放者』と思い込み、生まれてくる。そして、その“運命”に捕らわれ同じ運命の“輪”の中を巡り続ける。 けれど、彼女の台詞を真に受けなかったとき、彼は様々な地平を目指し、歩み続ける。もう、生まれてこなくとも。 と、考えました。穴をいうなれば、『屋根裏』も、聴けない人には聴けないことなのです。 インターネットの環境が無い人には、この『屋根裏』にたどり着くことが出来ないのです……。そこが、一番の問題な考えです……。 妄想が膨らむといえば、クリストフが『宝石』の二つ名を広めるまで。ミシェルの『伝記的戯曲・檻の中の花』が大人気。ミシェル自身にもスポットが当てられて番組・雑誌で特集がしょっちゅう組まれるように。そこで、作者が戯曲を書くに当たって、ミシェルの殺害動機を考察してくれた男・クリストフが引っ張り出され、インタビュー。そこで……。 とか、よくわからないことを妄想しました……。 長文すみませんでした。
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