下
【Roman】総 合 考 察 ト ピ
452:大黒 2006/12/24(日) 00:08 >>450むりゃんさん 『少女が白いキャンバスに描いた幻想』というのは確かにひっかかりますね ただ、私はこれはミシェルとは特に関係ないと思います その後、『屋根裏で紡がれたロマン』とあるのでこの少女は屋根裏も含めた第5の地平線を俯瞰している存在ではないかと そして、その第5の地平線で起こった様々なロマンを白いキャンバスに描き留め屋根裏に遺しておくのが少女の役目ではないかと そしてそれを見た殺戮の女王の意思が適当なロマンにHiverを産み落とすのではないかと考えましたがどうでしょう? これなら屋根裏を知らない人でもこのアルバムを聞いて欠ける物語はないと思いますが
453:大黒 2006/12/24(日) 00:21 >>451ARAQさん 連投すみません 「呪いの力」でOKですか。確かにその方が「殺戮の女王」っぽいですね うーん、私はローランの家系が殺戮の女王に関わってたかと聞かれると関わってた時もあったろうし関わらない時もあったと考えます つまり、赤ローランの家系以外にも殺戮の女王に関わった者が多くいるという考えです 「復讐の風車」説はそれなりに説得力のあるいい意見だとは思いますが、ちょっとローラン家系ばかりに目が行き過ぎてるかなという感じも受けました 私は「13人の少年達」が必ずしもローランサンであったとは思いませんし、復讐の念を抱いていたとも思いません もしかしたら何らかの形で理不尽な死を遂げた少年もいるだろうし寿命で死んだ少年達もいると思ってます つまり何が言いたいかというと 「ローランサンばかりが復讐の風車を廻す者ではない」 という事と 「13人の少年は全てが復讐の風車に関わって死んだ者ではない」 という事です うーん…少し苦しいかな あと、個人的な意見ですがレスをする時アンカーにナンバーを打ったほうがいいと思いますよ その方が見てる人がこのレスはどの書き込みへのレスか解りやすいでしょうし 私も楽ですから(笑)
454:jir 2006/12/24(日) 00:29 >>441大黒さん 『繰り返される歴史』を『朝と夜』と置くなら、ピコマジ以外の関連作品語句があるあの場面において Chronicleがでてこないのも妙なお話だと思います。 また、過去作は聞かなくてもガイドブックのほうで過去作品のタイトルが明記されていますので 初めての方も「死と喪失」あたりで、お?と思えると思います。 預言書の存在に関してはなぜ存在しているのか不明ですが 「歴史は改竄を許さない」と言うのは新しいもの、変えようとしている者を認めないということでもあります 私はChronicleとRomanは関係ないと思ってましたが、つながりが見えてきたので転換しています(汗 少年は剣を・・・の裏側でクロニカが登場していた点。 また少年は剣を・・・の時点でRomanの暗号が出ていた点でさもクロニカが暗号を言っているのかと思わせるかのようなものもそうです。 改竄を許さないことに対するミシェルの抵抗としても解放者(と呼ばれている)イヴェールを産もうとしているが イヴェールの存在が歴史になにか影響を与えるのかそれが否定されていく。 ゲーフェンバウアー(?)の登場、赤い宝石関係がクロセカにも出現している点でも関係性がみえます。 どんなみじんな改竄も許さないってことですかね 賢者は産もうか産まないか迷ってる、イヴェールを身ごもっている女性にアドバイスしましたが あの曲調からしてもおそらく産んだのでは?と思いますが、歴史に反抗して産ませるように仕向けたように思いました。 イヴェールがアンチテキストなら、死ぬ要因を消す役割、というか。 >>むりゃんさん 「他の女」に関する考えは、ちょっと自分も思うところがあります その説を有効にすると宝石のせいで人形師の男を失った「娘」が候補にあがりますね 娘は人形師を復活させようとする→女王は逃がさないように閉じ込める といった感じ?詳細はあんまり考えてませんが(ぉ あ、Romanの後にもLostやThanatosのリメイクがでる場合もあるので 現時点でそこのつながりが不可となってしまっても、未来で可能になる場合もあります。
455:jir 2006/12/24(日) 00:43 「他の女」説について考えてみると 人形師の娘は父(?)を殺した悪質な宝石をもう世の中に出すべきではない!と考えれば檻にもなるでしょうし 檻の外へ出たい宝石は「生まれておいでなさい」といわれているイヴェールを逃がす気はさらさら無いご様子。 13人は同じような経緯で死んでいった人たちのことかな?(ないな・・・) 私は「呪い」に関しては実質的な(儀式や、魔術的な)効果を持ちかけるものではないと思ってます。 存在そのものがもたらす周囲の人々の変異が、結果的に呪われてる、といわれているのだと思います。
456:大黒 2006/12/24(日) 00:58 >>454jirさん 確かにブックレットに過去作の一覧がありますね ただ、これはあくまで作品が紹介されてるだけなのでここで「おっ」と思える人はよほど勘のいい人だと思います それに過去作を知らずに聞いてブックレットを参考にすると数が合わないところで混乱する人も出てくるのではないでしょうか 少年は剣を・・・の裏側でクロニカが登場していた点は正直懐疑的です。あれは本当にクロニカなんでしょうか? よく似てるという状況証拠以外クロニカとあの女性を結びつける論拠が今の私にはありません そういったわけで私はあれはクロニカではない別の何かだと思ってます ゲーフェンバウアーの登場というのは『呪われし宝石』の最初の台詞のところでしょうか? あれは聞く人によって聞こえ方が違うので論拠としては弱い気がします 実際、あれはHiver説がどちらかというと有力ですし 赤い宝石関係というと『約束の丘』の朱石の首飾りでしょうか? 確かにあれが「殺戮の女王」ではないという根拠はないですが 『若い二人は甘い永遠を丘に誓った』 『離れても二人を 結びつける朱石の首飾りを架け誓った』 という歌詞から推測するに2人は朱石の首飾りにプロポーズ的な意味を持たせているように思えます だとすると「殺戮の女王」などという物騒な2つ名を持つ宝石をいくら綺麗だからとはいえ恋人に渡すような事はしないと思うのですがどうでしょう? よって以上2つから『クロセカ』へ飛ぶのはちょっと難しいかなというのが私の結論です 『黄昏の賢者』でクロエが産もうとしてるのがHiverかどうかは想像の域を出ませんがその直後の『11文字の伝言』の母がクロエだとすると確かに産んでますね Hiverはアンチテキストではなく純粋に「殺戮の女王」の解放者だと考えてます 死ぬ要因を消す役割という考えですが、現にHiver(『呪われし宝石の兄』)が「殺戮の女王」を世に出した事で死神の回転盤が回り出し殺戮の惨劇が起こってるのでアンチテキストなら黒の預言書はむしろここでは誰も死なないと定めてた事にならないでしょうか?
457:chiffon 2006/12/24(日) 02:37 >>448ルオンさん もう分け分からないぐらい多くの解釈ができるとは思いますが、 「僕の詩を灯そう」という解釈の仕方が左右していて、 「僕の(最初に作った幾つかの愛の詩の)詩を灯そう」なのか、 「僕の(この今詠っている)詩を灯そう」なのか、 よくよく考えてみれば後者が正しいきがします・・。 太陽の風車の部分から〜場面が変わっていると考えているので、 もしかするとその前半は追憶に当たり、また違った解釈になるのではと感じたのです。 11文字は明らかに綴ったのは女性ですし、イヴェールではないですからね・・・。 何かの手助けになれば幸いです。 >>449大黒さん 我等は彷徨える〜の部分、その解釈も当てはまりますね。 「揺れる+風車」として考えると太陽の風車、月の揺り篭で当てはまるかも・・・? それなら揺り篭と風車になるかなあ。 イヴェールが多く存在しているというのも納得できますし、 やはり「彷徨える焔と時を騙る幻想」「幾つかの愛の詩」2つがキーポイントのような気がします。 毎回興味深く参考になります。 イヴェールがそれぞれに生まれている。というのは11文字の伝言が深く絡んでいるのでしょうかね。 朝夜と焔と11文字をあわせて考える必要があるようですね。 ここまでくると肥大化しすぎて泥沼化してくるのでここで終了しときます... といいつつ最後に、追憶を遡っていくのが人形の使命であるとしましたが、 それだと呪われし宝石で誕生したはずの宝石が葡萄酒で現れている矛盾が・・・。 何故か時代が色々と交錯している呪われし宝石は難しすぎます・・・。 ついでに言うと黄昏の悩みは、11文字の後(11文字よりも新しい記憶)になってしまい、 なんだか狂いまくりです。追憶を彷徨ってるはずなのに、この矛盾はなんなんだろう。 彷徨う=うろうろしてる?必ずしも古くは無いのでしょうか。 歌詞の部分では徐々に古くなってるのでそれはないはずなのですが・・・。
458:ルオン 2006/12/24(日) 20:31 >>457 chiffonさん お返事ありがとうございます。なるほど、確かに色々な解釈が出来ますね・・・ 特に「詩」に関する解釈が色々と・・・ 場面変換に関しては、何だか分かる気がします。前半と後半で異なる解釈・・・ ご意見聞かせていただき感謝です。また、色々考察できそうです。
459:大黒 2006/12/24(日) 22:29 >>457chiffonさん うーん、確かに「彷徨える焔と時を騙る幻想」はポイントになりそうですね しかも一見生を歌ってるように見える 『彷徨える《焔》の物語』にかかってくる『太陽の風車』と『月の揺り篭』がそれぞれ『廻り来る生のざわめき』と『廻りゆく死の安らぎ』 と生と死を歌ってる辺りにも何か謎が潜んでそうです Hiverがそれぞれに産まれてくるというのは以前にも書いた通り「殺戮の女王」に関わってると思います 後、歌詞というか歌の時系列ですが必ずしも順番通りではないと思いますよ chiffonさんの言葉を借りるなら《彷徨う=うろうろしてる》という感じで様々な時代がクロスしてると思います もしくは徐々に古くなってるのではなく新しくなってるのではないでしょうか ジャケットの表紙に産まれてから死んで骨になるまでの人の一生を書いたような小さなイラストがありますが、これがジャケットの中の歌詞カードの両端と真ん中にも描かれていてちょうど『11文字の伝言』で終わってます もし『朝と夜の物語』が最も新しいのならここから逆再生のように赤ん坊へ還っていくと思うのですがどうでしょう?
460:むりゃん 2006/12/24(日) 23:53 >>451ARAQさん 『屋根裏』『truemessage』『アナロマ』は物語を解釈しやすくする為の、ヒントという認識が心の中に一応あるのですが(これを聴かなければ“本当”に行き着けないというのは問題ありでしょうし……)、どうも重要視してしまいます……。 名前の広まりは、確かにそうですね。クリストフも人が知らない事を心で呟いて笑っていそう(どういうイメージを抱いているのか→悪魔だと勘違いしてました)。 >>452大黒さん はっきりと誰か、とは考えなくてもいいのです。『他の女』という思考に持っていく材料としての『白いキャンパスに〜〜』なのです。 「キャンパスに描きとめる」は、「ああ……」と思えるのですが、「13人の少年」の役目は何になるのでしょうか……。 ミシェルとは直接連結して考え無くてもいいのです。「物語を俯瞰するもの」という解釈でいいと思っています。だから、「物語(嘘の現実)」に閉じ込める事も可能だと考えました。 『殺戮の女王』の意思などはじめから無いのでは、と私は思っています。呪いは、>>455jirさんがおっしゃっていた解釈を参考に……。『宝石』が『呪われている』と周りが騒いでいるだけならば、「殺戮の女王」というものは存在しないのではないか、と考えてしまいます……。
461:大黒 2006/12/25(月) 00:30 >>460むりゃんさん ふむ…他の女説を補強するための『白いキャンパス』ですか ちなみに、「ああ……」というのはどういう意味でしょう? 「13人の少年」の役目は何なんでしょうね 『檻の中の花』と切り離すなら私はロマンを終えたHiver達ではないかと思ってます 「殺戮の女王」に近づけた者も近づけなかった者もロマンを終え、殺戮の女王の意思、そして総体Hiverの元へと還っていく 「少年」というのはあくまで比喩的表現で実体のない魂的な存在ではないかと 「殺戮の女王」についてはここでちょっと日本的な思想が入りますが「殺戮の女王の意思」というのは一種の付喪神のような物だと思います 最初はそんな意思なんて何もなかったのに人々が噂し、長い年月を経た結果本当に宝石が呪いという意思を持つようになったとは考えられないでしょうか?
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