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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
485:chiffon 2006/12/28(木) 02:10 >>481大黒さん 物語の根底が、詩が灯されていく過程で(生命がが廻り繋がっていく)、 イヴェールは騙られた詩(オルヴォワール)によって生まれることが出来ず、 どこでそうなってしまったのかを人形に調べさせ、生まれることが出来るように、 その詩を間違うことの無いように正しい詩(しあわせにおなりなさいの詩)を歌い続ける。 そのままの状態では死の詩になってしまうので生まれて来る前に死んで行く、と考えました。 灯された詩は、 朝夜ではイヴェールが「君の唇に詩を灯そう(=口ずさんでくれるようにする)」 双子の人形が「何の地平にも詩を灯すでしょう」 焔では「幾つかの愛の詩を灯そう」 見えざる腕では「灯された詩の名──『さようなら』」 葡萄酒での「地平線が語らざる詩」は裏を返せば全ての曲に詩があるということではないでしょうか。 知られざる《物語》に関してはそれは勿論のこと、ここまで知られざる物語があると、 何かがありそうだと感じます。この辺も想像なのでさっぱりですがw なるほど、Saintは問題ないようですね。あとはLaurentとLaurantの関係が知りたいところです... もしもその石が比喩でなかったとするならば、持っているのはオーギュストではなく、 その子供にあたるので、オーギュストは寿命が縮まった。その後少年に災いが...とも考えられます。 ただ、”掴んでいるであろう”なので比喩の線が妥当ですね。 短絡的ですか。詳細な背景がないので詳しく分かるわけがないですが、 何かしらのromanと繋がる意味があるのではないかと思ったのですよ。 ここからは完全に想像の域なので、少女のミシェルが描いたキャンパス説はさっぱりです。 はい、”監禁されている相手が監禁されている自分(ミシェル)を愛していないのに気づいたので、” と考えたわけです。 見えざる腕のローランサンの描写と檻の中の花の描写については、 描写というか内容ですね。血を液体と称したり、灯された詩の名オルヴォワールなど。などっていうかこれだけですがw 檻の中の、愛を失くしたこの世界に捧ぐオルヴォワール。 これが「おりあわせしになさいな」という詩篇を持つ詩ではないかと感じたわけです。 どちらかというとどちらの詩も似た雰囲気を持っているといえばいいのでしょうか。 ところで、美しきのローランはLaurantなんでしょうか。 姉となった少女が自分の弟に向かって苗字で呼ぶのかなあと。 この詩だけは綺麗すぎて手がつけられないんですよね…w >>483ARAQさん そうです。読みは同じだけどイヴェールとは関係の無い別の人物だとしたら、 何故そんな人のromanが生まれてこれないイヴェールまで繋がるromanの中に入っているのか。 それはやはり騙られた物語だから、ではないかなあと思ったのですが、さっぱりですね。
486:大黒 2006/12/28(木) 02:45 >>485chiffonさん 物語の根底が生命がが廻り繋がっていくですか その中でHiverは騙られた詩によって産まれる事が出来ないと… うーん、自分の採ってる『解放者Hiver』説とはちょっと違った角度からのアプローチですね もちろん騙られた詩によって『解放者Hiver』としての生命(ロマン)を持って産まれてきたという考え方も出来ますが 灯された詩については まず『朝と夜の物語』については 「君の唇に詩を灯そう」→「僕が産まれてこなくても君が僕のロマンを少しでも感じてくれるように」 「何の地平にも詩を灯すでしょう」→「Hiverが産まれてくるロマン(この時点では騙られた詩かどうかは不明)をここに用意しよう」 『焔』では 「幾つかの愛の詩を灯そう」→「世界は憎しみだけで出来ているわけではない。愛に満ちた世界だって作れるはずだ」 『見えざる腕』では 「灯された詩の名──『さようなら』」→「これでようやく彼女の仇が討てた。もう2度と貴様に会うことはないだろう」(緋色の少年=ローランサン説を採ってます) 『歓びと悲しみの葡萄酒』では 「地平線が語らざる詩」→地平線(世界)の表舞台に出る事はないがそこには激しい戦いの日々があった というような詩というか意味があったと解釈してますがどうでしょう 知られざる《物語》は…どうなんでしょうねぇ。何かあってもいいような気がするんですが何かあるならあるでもうちょっと知られざる《物語》があってもいいような気がするんですよね このRomanというアルバムはどちらかというと私達が解釈しやすいようにオープンに作られてる気がします となるとサンプルが3曲だけの言葉にこれ以上の深い意味を持たせるとは考えにくく…うーむ LaurentとLaurantですが『葡萄酒』のロベーヌだけがLaurentである事を考えると恐らく女性名詞と男性名詞ではないでしょうか どちらも同じ意味でLaurentというスペルが女性名詞、Laurantというスペルが男性名詞だと思います オーギュストというか『天使の彫像』は『緋色の風車』と一時期繋がってるのではと議論になりましたね ただ、有力な説のないまま流れていってしまいましたが 先述しましたが私は『監禁されてる相手』は存在しないと考えてます。また、ミシェル自身も自らを狭い檻の中に閉じ込められてると自己暗示に陥ってる節があります 血を液体と称する共通点は確かに見受けられますが(『檻の中の花』では血とは明言してませんが)灯された詩の名オルヴォワールというのはどこに共通してるんでしょう? 『檻の中の花』に似てるのは…個人的には『葡萄酒』か『屋根裏』だと思います 『葡萄酒』は貴族主義に翻弄された女の半生を描き、屋根裏では私達に解釈のヒント(?)のようなものを散りばめた謎の多い歌になってます 『美しきもの』はLaurantではないと思いますよ。後半、モニカの台詞で 『その花を胸に抱いてロランの分も生き続けよう』とあるので 苗字はまた別にあるんではないでしょうか
487:むりゃん 2006/12/28(木) 19:54 >>484大黒さん ……感性とすれ違いのりょうほうですかね……(表現力不足ですみません)。 そういう輪ではなく、『車輪』みたいな“輪”なのですよ。力を加えれば廻って、どこかに転がる……。 山手線みたいな輪は、同じところをぐるぐる廻る手前、『風車』に分類されます。すなわち、電車は『捕らわれた車輪』。その運命でしか廻れないものです。“転がせば進むもの”を私は『輪』と表現したのです。分りにくければ、『ボール』でご想像ください。 『輪になった路線』を運命に例えるならば、『電車(魂、人間)』を、私は『線路(運命)』から『進路変更(解放)』させたいわけなのです。アルバレス将軍のように、『別の運命』のもとで廻る道はないかと考えているのです。 言葉足らずでアレですが、人間は誰しも何かの『運命』の元に転がっている『玉』です。まずは、基本的に今生きている人間は、『生まれる運命』『死ぬ運命』にいつもとらわれていますよね。これは、どの位置からでも見ることが出来る『風車(運命)』です。 『見えざる腕』で言うならば、赤髪のローランによって『復讐の風車』の廻る場所に『転がされた』金髪のローランは、ローランサンの“力”によって『復讐の風車』の外に『転げ出た』のです。そして、ローランサンは鳶色の眼をした少年を、『復讐の風車』の見える位置に『転がした』のです。 このままでもいいのです。ですが、少年がローランサンに復讐を果たさない。つまり、『復讐の風車』が見えない位置に『転がす』力があってもいいと思うのです。その可能性は『腕』で語ったので置いておきます。 『愛するもの〜〜』が矛盾をはらむのは、最初に書きましたとおり、『めぐり合わない』からですよ。進まないものがどうやって逢うのでしょうか。風車が崩壊して、羽(輪)だけが転がっていかない限りは……。 セルバンテスは『ドン・キホーテ』の作者さんです。風車に挑んだ騎士(?)様です。寺山修司は、廻っていてもその場から動きはしない風車に、ドン・キホーテは何を見て、挑んだのか、と書いておりまして、とりあえず私は、『運命』に挑んでみたのです。 >>483ARAQさん ああ!『その説とは、違うと思いますが』と打ったつもりが消している!!(ショック) どうでもいいですが、むりゃんさんは、ここ一年のファンですが『屋根裏の少女』と言う曲は、ミシェルが屋根裏に監禁されていたときの物語の曲だとは読んだ事はある人間です(実際の物語は読んでない)。ので『屋根裏ロマン』をミシェルとつなげてしまうのです。
488:大黒 2006/12/28(木) 20:27 >>487むりゃんさん ああ、そっちの「輪」でしたか しかしアルヴァレスはクロニカ曰く 『彼がその運命から逃れることは 別の運命によって定められていました』 『結局はその枠を何処まで広げようと いづれは簡単に絡めとられてしまうのです』 『結局彼は運命の手から逃れられませんでした』 との事なので例えとしてはあまり適切ではないような…いや、言いたい事は解りましたが むりゃんさんの世界を視覚的に説明するなら 『何本もの風車とその下に転がるいくつもの球』といったところでしょうか そしてその球はその時その時で己の属する風車(運命)を変えていくという感じなのかな? おや、何だか私が言いたかった事と近づいてきてる気がする 私の場合は球のプロセスを省略して直接風車に魂が宿ってその生を果たすという考え方だったのですよ あと、私の知る限りサンホラの作品で『屋根裏の少女』というのはなかったと記憶してます 今度詳しい知り合いにもう1度聞いてみるかな?
489:むりゃん 2006/12/28(木) 20:54 >>488大黒さん 『運命』には誰もが捕らわれているのです。ローランサンが鳶色の目をした少年に殺される運命にあって、でも金のローランに防がれたとしたらそれもまた、『別の運命に捕らわれた』ですよね。『破終わってみるまで、どんな“運命”に捕らわれていたかは知るすべもないのです。アベ将軍の破滅の運命も、同じ意味での『破滅』ではなかった、と私は思っております……。 そうそうそうそう!それですそれです。大黒さんの考えでは、『風車と玉』は同一なのですね……。似て非なるかんじですね。 「Pico Magic Reloaded」には入っていると……。……檻シリーズ三部作……。
490:大黒 2006/12/28(木) 21:35 >>489むりゃんさん 時間はかかりましたがなんとか見解の一致までこぎつけられてよかったです 『屋根裏の少女』…確かに『ぴこりろ』に入ってました ただインストゥルメンタルの曲なのでこれが檻シリーズに関係するかどうかまでは解りませんでしたが もしかしたら歌詞がついてるのかもしれないけどそこまでは調べ切れませんでした
491:濡れせんべい 2006/12/28(木) 21:41 [loveart@hotmail.co.jp] >>488 >>489 “檻の中の少女”、気になってたので調べてみました。。 やはりむりゃんさんが言ってたとおり、“リローデッド”に入ってる模様です 歌詞無しの曲で。。 カナリ染まってる友人に歌詞の情報を求めたところ、教えてもらえました。。 歌詞を見る限り、“屋根裏物語”とのつながりか硬いと思いました “白いキャンバス”などの言葉の一致がありました。 “アナザー”についてなのですが(書いていいのかな...) 聞き取った限りですが、最初の『生まれて来る朝と〜』のくだりの前にやけに野太い声で『壊れた人形』、 『死んで行く夜の物語(ロマン)(Laurant)』のあたりにこれまた野太い声で『骸の男』と叫んでいるように聞こえました さらに、『泣きながら僕達は来る』のくだりで赤ちゃんの鳴き声がバックに感じられました。。 あとは全体的に声がかすれ気味(?)で、やけに野太い低い声の人がじまんぐサンの変わりにセリフを言っていました。。 ・・・やはりメッセンジャーは邪道ですかね。。。orz
492:大黒 2006/12/28(木) 21:51 >>491濡れせんべいさん えーっと、濡れせんべいさんがいってるのは『屋根裏の少女』と『檻の中の遊戯』のどちらでしょう なんだかごっちゃになってますね^^; 『檻の中の遊戯』には『白いキャンパス』という一文はでてませんから『屋根裏の少女』の方かな? アナザーについては例によってノーコメントで メッセンジャーは…うーん、邪道ではないけど裏技って感じですね そうやって情報を共有するのは悪い事だとは思いませんし まあ某ジャス○ックとか著作権問題を出されるとちと黒いでしょうけど
493:濡れせんべい 2006/12/28(木) 22:13 [loveart@hotmail.co.jp] >>492 大黒さん えっと、『屋根裏の少女』のことです。。 スイマセン、、たしかに書き方がおかしいwworz 『詩人バラッドの悲劇』や『アーベルジュの戦い』のようにInstrumentalで サントラだけどブックレットに歌詞が書いてある曲でした。。 やっぱメッセはアレですね.... 考察に必要であれば聴いてもらいな、、みたいに思ってたんですが。。あぷろだは論外だし あと、カナリ気になってるんですが とらのあな特典のダイジェストCDってのはどんな意味があるのでしょうか。。 7分目くらいまでの曲の順番を書き出して例の文字に当てはめてみたんですが 意味不な感じにorz 素数だけとかやってみてもムリで。。
494:ARAQ 2006/12/28(木) 22:44 >>484 >>486大黒さん うーむ、得る物がない・・・とりあえず「Hiver輪廻説」の自分と「Hiver別人説」の大黒さんでは「核心に近いところの表現」などはなかなか噛み合わないのは確かでしょうか・・・ 「金Laurant」ですが「復讐されるに足る人物」である可能性はあると思いますが、それが「復讐の<風車>」になるかが疑問なのです、上でも書いた通り「金Laurant」復讐した「誰か」に対して復讐しそうな人物がいるのかどうか・・・簡単に表現すると「金Laurant」が築いたものは「復讐の<風車>」ではなく「復讐の<塔>」つまり廻らない、一度崩れたらそれで終り、というものにすぎないんじゃないか、と思ったわけです。 あと「赤Laurant」って「金Laurant」に復讐する理由ありましたっけ?彼の腕や眼が「金Laurant」にやられたものという表現もなかったと思いますし・・・いや、まだCDが旅から帰ってないのでちゃんと確認出来ないですが。 『Chronicle』は素敵すぎて哀しくなるのでスルーします、ええ。 ちなみに「クリストフ」も「Laur<a>nt」ではなく「Laur<e>nt」だということをお忘れなく。 >>487むりゃんさん >ああ!『その説とは、違うと思いますが』と打ったつもりが消している!!(ショック) あ、そういうことですか、微妙に違和感があったのですが納得です。
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