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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
761:maris 2007/03/07(水) 05:07:41 ID:55iSVc4g0 >>760 nacoさんの説についてちょっと考えてみました 「生」に縛り付けられていたMichelはそこから逃れる →直接的には「死」を望んでいた、という事でしょうか? しかし某自称天才犯罪心理学者さんは檻花の後半で 「 生涯その願望は叶うことは なかった 」 と言っています。 >『生』から脱したかった場合 「 干からびたような…」や「 死後一世紀を経過した今でも…」 の科白を取ると生から脱することはできたのではないかと。 念願叶いました。 >生ではなく『不死』という性質自体から逃れたかった場合 「 …今でも 彼女はその檻の中にいる」 これではまだMichelが未だ『不死』から開放されず生き続けていることになります。 生から開放されていません。 自分はMichel=狂人 程度にしか思ってませんでしたが なるほど吸血鬼で不死というのはしっくり来ますね。 ところで自称天才さん最後のほう「 我々もまた同じ檻の中にいる」と言ってました。 もしMichelが不死者であれ凡人であれ、我々と彼女を一くくりにするものは不死ではなく『生』でしょう。 常人なら簡単に自殺すればいいのですが変質的なまでに死を望んでも(望まないと)逃れることができない、 その為に13人の少年を犠牲にした儀式(?)を行いその性質を取り払おうと試みた。 この点ではMichel=不死者 という考えは信憑性を帯びてきます。 何が不死者説を邪魔してるかって「死後一世紀」 このワードです。 干からびた老婆… 一見医学的には当然死んでますがこの状態で生き続けているってのはどうでしょか? この老婆に血をぶっかけると生き返りますよ…みたいな。某吸血鬼漫画でありましたよ(殴 これなら13人の少年の儀式の点では不死を解き放てなくてもこれから先生きていく間に その糸口を掴み本当に解き放つ可能性だって十分あるわけです。不死ですし。 …何か檻花の話になってきた上につっこみ入れるつもりが180度変わって 証明しようと躍起になってますねΣ(´・ω・;) んでやっぱり長いorz 連投ごめんなさい
762:maris 2007/03/07(水) 05:09:06 ID:55iSVc4g0 さて肝心の解き放たれた不死性と殺人性ですが死んで行った赤子に不死性… 自分の脳内では死んで行った赤子=イヴェール=骸の男なのでちっと想像できてないです; ですが屋根裏のMichelの(?)科白からすると普通ではない存在が生まれ出でる感じが確かにします。 もう一方の殺人性が金剛石に宿った これは十分有り得ると個人的に思います。 この宝石が彼女の殺人性と共に世に放たれたとすれば、それに関わった人物が血に染まっていく、 というのも納得いきます。 色々と書きましたがnacoさんの説も立派な一つのromanだと思います。 ↑この一行だけ書けばよかった 自分の文章まとめる力の無さに愕然orz そしてあまりの長さに驚愕or2 修行が足らんです…以上です。 長文失礼しました。
763:naco 2007/03/07(水) 21:03:51 ID:jaCHoTmQ0 >762 皆さんの緻密な考察の中、こんな穴だらけな考察「ふざけるな!!」の一言でぶった切られると 思ってたので、優しくしていただいて嬉しいです(笑) 思うのですが、「不死性」というものはイコールで「永遠の若さ」に繋がるわけではないのでは ないと思うのです。 どなたかがHiverが「生ける屍」である、といったような考察をされていたように思うのですが、 体が朽ち果て、骸となっても「死ぬことはない」という事を「不死性」と位置づけるのであれば どうでしょう? ついさっき閃いた妄想で非常に申し訳ないのですが…、Hiverは「誰か」がどうこうなって 彼に至ったのではなく、「色々な人」の「様々な魂」が寄り集まってできた存在だ、というのはどうでしょう? (分かりにくくてすみません!!) 死んでいった赤子、空っぽであるその存在に「寄り集まった魂」が入り込むことでHiverと成る…。 様々な人の様々な魂が入り込んで作られたHiverは、正確には誰の子供でもありません。 だからこそ彼は双子の人形を使って、「生まれてくるに至る物語」→「自分を形作る者たちの物語」を 集めさせたのではないでしょうか? あああ……何か考えれば考える程に泥沼にはまっていく気が…! 真剣に、領主様改め国王様の頭の中を覗いてみたい今日この頃です。(笑)
764:maris 2007/03/08(木) 01:04:12 ID:Jpyq7fXA0 不死性について書いてたら余計長くなりそうなので簡単に。 >>760の線で行くなら 「不死性」を「永遠性」とでも言いますか、この言葉に置き換えてみるのはどうでしょか。 結構幅広く使えそうです。 んでちょっとこの話は置いといて生まれ変わりの話へ。 >>763 の考えだと「色々な人」(自分の中では特に悲運の死を遂げた者と考えます)の転生が 彼らが死ぬ→その魂は一旦死んだ赤子の中に入り、 その魂達の集合体・それらが形を成した物はHiverと呼ばれる →親となる可能性のある人物の物語を双子の人形が集めてくる →その中から実際に転生する先の物語が選出され、実際に生まれる →普通の人生を送る もしくは前世と同じような人生を繰り返し再び赤子の中へ魂が入り込み転生する このような仕組みになるんでしょうか…? うーん、わざわざ赤子の中に入る必要性があるのか不明ですねぇ… 死んだ赤子の体が来世でも使えるとは思えませんし。 この線で考えるとHiverは多くの魂の中の一つではなかったのではないかと。 集合体がHiverではなく、Hiverは大勢の魂の中の一人、というのはどうでしょか。 朝と夜の物語の「 僕達のこの寂0302さは 良く似た…」という部分がありますが このワードだけ取るなら似通った条件で集まった魂に対してHiverが語りかけている、 という捉え方もできますね。 んで「永遠性」の話ですが一つの魂が永久に死と新生、輪廻転生を繰り返す様を持って 永遠・不死としているのではないかなー?と自分は思いました。 しかしMichelとHiverの関係も曖昧ですし、今更ながら 性質が受け継がれたってのはちょっと飛びすぎかな?とも思えてきました… うぅ、全く国王様深すぎますorz いや、実は答えはシンプルなのに我々が事を難s…ry あぁまた沼を作って…ゴポゴポ…
765:ぺあ 2007/03/08(木) 17:14:49 ID:cO7UQTNA0 すみません。どうでもいいツッコミで…。 >759 marisさん 1トラック目のじまんぐさん語りは「賢者が忌避する伝言の真意」ではなくて 「葡萄酒の陶酔(ゆめ)を賢者は忌避する」と言っているのでは…。 <黄昏の賢者>の語りも賢者が忌避してるのは檻、あるいは檻の中みたいですし…。
766:うさぎ 2007/03/08(木) 20:38:47 ID:emhF5JYQ0 [sage] Romanについて考えていることをまとめていたら詩のようになってしまいました。 こんなことを考えるなんて、私の真珠は歪んでいるんでしょうか -------- Hiver は地平線の彼方から『物語』を探し 焔の中にめぐる朝と夜を見つめ続ける 紫陽花は朝と夜の交わりし時地平線の向こうに《焔》を見出し 菫は焔の中から宝石にとらわれし腕を見出す 紫陽花は見えざる腕に抱かれながら朝と夜の間に《宝石》を見出し 菫は宝石を抱きながら緋色の風車に星屑を見出す 紫陽花は星屑に包まれながら見えざる腕の風車を見つめ 菫は緋色の風車の中で美しきものの天使を見る 紫陽花は天使と共に星屑のもつ美しきものを取り出し 菫は美しきものにかこまれながら賢者のもつ葡萄酒を取り出す 紫陽花は葡萄酒と伴に天使の中に賢者を探し出し 菫は賢者と伴に地平線の向こうに伝言を探し出す 双子は伝言を読み取り、賢者の中に広がる地平線を見る そこはHiverのいる地平線かそれともその進むべき地平線か? しかし伝言に含まれる『物語』を見出すものはいない ああ、そこに『物語』はあるのだろうか
767:maris 2007/03/08(木) 22:58:08 ID:qZkCbAPQ0 >>765 うーん、何回か聞き返して聞き取った部分を… 「 朝と夜の狭間 焔は揺らめき 宝石を掴m… 腕を伸ばし 風車が回れば 星屑は煌… 天使が笑いし(笑う石?)(別れし説も) 美しき幻想の 葡萄酒の夢に(故に) 賢者の忌避する 伝言の真意を 地平線はしy… …… 」 それなりに自信持てたとこだけ書いてみました。 天使の文の最後の文字は「し」多分確定 夢か故のあとのワードの母音は i っぽく聞こえました 「 賢者の忌避する 」は恐らく間違いないかなと。 この歌詞 焔〜地平線はしy… まで一文になっていると思うのですが、 忌避する→伝言の真意にかかってると見たほうが自然かと。 「故に」だった場合ですが、 賢者は伝言を忌避する。何故?→理由は賢者の〜の歌詞以前に。 みたいな感じで。 しかし賢者が忌避する檻の中… 檻の中にいることを忌避するのか 檻の中にいる物を忌避するのか それとも檻の存在そのものを忌避するのか… messageと檻の関係は結構考えられてきましたし、 賢者は同じような意味でこの二つを忌避していた、とは考えられないでしょうか…? おっと妄想の翼が広がってきました この辺で失礼… ぺあさんツッコミありがとうございましたm(_ _)m
768:消しゴム 2007/03/28(水) 13:01:15 ID:E8Qias2i 地平線はしy の部分。「私には地平線は知る」に聞こえました。
769:ぺあ 2007/04/09(月) 21:10:13 ID:s6c8xr02 突如話を切って申し訳ないのですが…。 掲示板のどこかで話されていたら更に申し訳ないのですが……。 ジャケットのイヴェールの眉間に何か書いてあるような気が…。 髪の毛とはまた違うような何か、黒っぽい線が…? 誰かご意見をば頂けると嬉しいのですが…。
770:ここにいます 2007/04/13(金) 21:18:53 ID:/BkikdfV 一つ思いつきました。もう、みなさん知っていることかもしれません。 カセットテープを思い浮かべてください。 二つの風車とは、カセットテープの磁気テープを回している、 歯車の事でもあるのでは無いでしょうか? つまり、”黒い夜に歌を灯す” とは、”黒い磁気テープに歌(伝言?)を録音する” という意味も持っているのではないでしょうか。 時折ステレオで聞こえる「ゴウンゴウン」という音も、もしかするとテープの回る音なのかもしれません。 黒い磁気テープは、いつまでも巡り、回り続けるのです。 もちろん、普通に「夜」と取ったほうが、Romanがあります。 逆に、「磁気テープ」ととると、Romanがありません。 これが、うそのRomanを見つけるヒントにもなるかもしれません。 同様に、このSTORYCDには、多くの”どちらとも取れる”表現があります。 生まれて来る朝・死んで行く夜 も、 「朝や夜」が生まれるのか、「赤ん坊」が生まれるのか、どちらにでも取れるのです。 皆さんの解釈の手助けになれば幸いです
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