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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
791:名も無きローラン 2007/07/30(月) 01:20:54 ID:kIcE8VQe ちょっと話の流れ切っちゃいますが、自分的Roman考察。 この考察は気分を害する方もいるかもしれません。考察っていうより…裏考察? 物語に関する考察ではありませんので… 「Roman」 陛下はこのアルバムを「ある意味集大成」と仰っていました。 その通り、このアルバムは過去の楽曲群とあまりにもリンクする点が多いのです。 アルバムで一つのストーリーと言うより、まるでオムニバスアルバムのように…過去の楽曲とリンクする旋律、歌詞、登場人物が随所に見られるのです。 私はこのアルバムにおいて、Hiverを陛下ご自身が演られた事に大きな意味があると思っています。 「少年は剣を…」において、陛下は新体勢となったなったSound Horizonに一抹の不安を抱いているようでした。 あらまり嬢の脱退という哀しみから何とか抜けだそうと必死にもがいている… 【仮初の空に浮かべた追憶の《追走曲》(カノン) 《地平線を渡る旋律》(物語)を口吟むのは誰の唇?】 などの歌詞から、私はどうしてもそんな風に考えてしまいました。 【願ったこと全てが叶う世界ではない → だからこそ → 少年は大きく翔たくだろう… 嗚呼…希望も絶望も両手で抱きしめて → それでこそ → 少年は大きく翔たくだろう…】 【「嗚呼…どんなに強い向かい風であれ決意という翼を折ることは出来ない!」 「どんなに強い風でも其の翼を折ることは出来ない!」】 【今…ハジマリの空に浮かべた追悼の《追走曲》(カノン) 《第五の地平線の旋律》(物語)を口吟むのは《少年》(かれ)の唇……】 この歌詞は、陛下が必死に前を向こうとした証だと思います。 現に、陛下は後に自サイトでも、心の闇について書いていらっしゃいました。 だからこそ、私は思いました。「Roman」というアルバムは、陛下ご自身が新たなるステップへと渡るために、今までの活動を回想するために創られたアルバムなのではないかと。 新たに産まれてくる命…第六の地平線を、陛下ご自身がHiverの名を借りて探していたのではないかと。 そして、長いツアーなどの活動の中で、確実にファンとの距離を縮め、陛下は心の闇を抜け出せたのではないでしょうか。 だからこそ、Hiverは去っていってしまった。 Hiverは「生まれてくる事を望まれていたのか確証の持てない」Revo氏という一個人の心の弱さや痛みを体現した存在だったように思います。 冬の天秤…彼は言いました「もう冬は終わったんだよ」と。 Hiverは最後に「ホントウの伝言」を見つけたのだと思います。 「自分が望まれて生まれてきた事」=「Sound Horizonがこの世界に望まれているのだ」という事。 それを見つけたのではないでしょうか。 私は、サンホラはこれ以上のメンバーチェンジはないだろうと思っています。 声優陣は変動があっても、じまんぐ、歌姫、陛下という主力メンバーはもう変わらないでしょう。 それでも、ああして言うのは、いつか、いつの日にかあらまり嬢が戻ってくる事を信じているのでしょう。 【気付けば道程は 常に苦難と共にあった耐えられぬ痛みなど 何一つ訪れないものさ...】 【嗚呼...... 朝と夜は繰り返す 契った指が離れても】 【離れた者が再び繋がる日は 訪れるのだろうか?】 【誰が加害者で 誰が被害者だ 犠牲者ばかりが増えてゆく 廻るよ廻る 憎しみの風車が 躍るよ躍る 焔のように】 【嗚呼... もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう.... ごめんね....次は逃げずに 君の傍で共に散ろう....】 どうしても邪推してしまうのです。物語と言っても人が描く物。。。 その時の精神状況に影響されずに完全なるフィクションを描ける人間などいないと思います。 賢者の言葉を誰より必要としていたのは陛下だったのではないでしょうか…。 そう考えると、超聖誕祭で歌われた曲目の意味も、なんとなく見えてくる気がします。
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