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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
291:むりゃん2006/12/07(木) 22:52
>>288大黒さん
望まれている事に代わりは無いですね。私も、黄昏の女性はクロエ(仮)だと思います。でも、誰が生んでも、「望まれた」誕生であることには変わりが無いのです。その人間が人間であることには。私の注目点はそこです。
解放者であろうと、なんであろうとも。母が何を望んでいても。彼は、望まれて生まれてくる。そういう説なのです。言葉足らずですみません。
でも、一曲一曲には意味があると思います。クロエにはクロエの人生があります。
あと、私はあの笑い声はミシェルだと思っていました。理由はミシェルには、まだ語られていない物語があるという考えからです。
ミシェルと言う「殺戮の舞台女優」がいた。ノエルは彼女をモチーフに戯曲を書いた。宝石には彼女の名が冠された。“本物”のミシェルに関しては、まだ語られていない。『yaneura』を聞くと、「屋根裏の少女」や「檻の中の遊戯」「檻の中の花」の解釈が変わっていきそうですが、それだと、「読者探偵に、名探偵と同じだけのヒントを与えていない」状況になる気がします。推理小説だと、読者にも、名探偵と一緒に推理できるだけの証拠が与えられなければ、その小説は失敗です。名探偵だけにしか分らないことがあってはいけないのです。今までの三部作では、一つ一つで考察できたはずです。ここに来て、もう一つの証拠が出てきたら、三部全ての考察を覆すような証拠が出てきたら……。おかしいですよね。
ので、ミシェルだと思ってました。
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