下
【Roman】総 合 考 察 ト ピ
293:白 2006/12/07(木) 23:17 >>大黒さん 左下最後の段落は直前の「眠りの森の静寂を〜」より金ローランの見る悪夢と言うことがわかります。 そして右上は「夢から覚めた現実は〜」となっており、左下の段落から繋がっていることが伺えます。 故に右上の段落も金ローランの事を唄った物だと考えられます。 この流れで行けば「死神を捜し葬ろう」と馬にまたがったのも金ローランだと思います。 右上2段落目の「誰が加害者で…誰が被害者だ…」は確かに戦争はどちらかであることは決め難いと言うことを唄った物だと思います。 が、金ローランにとっては赤ローランこそが戦争における死神の象徴ではないでしょうか?
294:ARAQ 2006/12/07(木) 23:31 >大黒さん 赤髪Laurant&金髪Laurantについては白さんが書き込んでるので置いといて、と。 とりあえず『腕』のLaurencinが鳶色の瞳の少年に復讐されなければ「風車」が回ってくれないので・・・「復讐の風車説」は盗賊のほうのLaurencinについても説明できるので個人的には捨てがたいですね。 あ、「元々のHiver」は兄のことです、はい。 それと「死産」ですがこれに「殺戮の女王」を絡めないとここで死んだ子が「殺戮の女王を開放し続けるHiver」となる理由が薄い気がするのです。 他にもっと理由が見つかればいいのですが・・・ >大黒さん&白さん 「Laurencin&Hiverともに緋色の少年説」ですがあくまで思いつきですんで、はい。 でもこれの場合自分の気になっていたところが繋がってくれたりするんですよね。 『焔』なんですがこれ前半は子供生まれてますよね?で、後半は死産っぽいと。 後半の子をHiverとするなら前半も誰か個人のことと「解釈することが可能」なほうがバランスがいいなー、と思ってたんですよ。 それも『Roman』のアルバムの中でHiverと同格といってもいい誰かであるのが望ましい、と。 で「Laurencin&Hiverともに緋色の少年説」ならLaurencin=緋色の少年が同格・・・というかそのものってことになるんで生まれた子を緋色の少年にすることでバランスがとれるんです。 あ、そういえばこの場合クロエはLaurencinの母としたほうがしっくりくるのか。 あと自分は『少年は剣を・・・』に『緋色の風車』を入れた理由も気になってたんです。 『少年は剣を・・・』を聞いてブックレットの最後のページを見たら「次のアルバムはこの少年が軸なのかな?」と思う人がいて当然、でも実際の「緋色の少年」はLaurencinとなり赤髪Laurantに復讐するくらいしか出番がない・・・個人的にこの「作り方」に違和感を持ってたんですが上の説なら「緋色の少年」が「軸」といっていい位置に来てくれるんです。 そして『黄昏の賢者』の「時の王が眠る墓所」が「参」というのも過去へと転生するLaurencinを「時の王」とすれば鳶色の瞳の少年に殺されることを決定付けられた(仮)『見えざる腕』のことをさしてるとすることができるかな、と。 「賢者」のいう「時の王が眠る墓所」がどうしてもわからなかったのでそれに対して答えらしきものを示せるこの説は思いつきながらなかなか気に入ってます。 >白さん ロランをLaurantとするのはあくまで「仮定」で自分の説というわけではないです、ただし同じCDの中でこれだけ似た名を使うのにはなにか意味があると思いますが。 じまんぐ分・・・「賢者様」の代わりは他のCDでは・・・あ、『魔法使いサラバント』の胡散臭さならなんとか・・・?
295:たま 2006/12/07(木) 23:33 歌詞カードで気になったのでひとつ。歌詞カード下の人生の影?のラスト、11文字の伝言で途切れてませんか?既出スマソm(_ _)m意見ください
296:白 2006/12/07(木) 23:51 >>ARAQさん 焔については実はほとんど考察してない状態なんですよね・・・もっといろいろじっくり考える時間がほしい。 「時の墓所」はまだ良くわかりませんが、「見えざる腕」の中で「時」というと「時は黙したまま世界を移ろう」とある部分が目に付きました。 「時は黙した」=「時を支配する王は墓の下で眠っているために沈黙している」と取れます。 が、それが何を意味しているかまではさっぱり。 ロランについては確かにローランを髣髴とさせる名前なので何か意味はありそうです。 ただ、それすらも領主様の罠の様な気がして・・・すでに疑心暗鬼に陥っています(笑) >>たまさん 11文字の伝言のページの右下(ブックレット見開き中央)を良く見てみると・・・
297:大黒 2006/12/07(木) 23:54 >>293白さん なるほど確かに右側最後から左側最初を金ローランの夢と現実と見る事も出来ますね 見えざる腕が金ローランの歌と仮定して戦争後の生活を考えてみると 赤ローラン:町で小さな酒場を営む。妻(生死不明)と息子を設けて幸せな生活を送る 金ローラン:幻肢痛に悩まされ恋人に暴力を振るい出て行かれる。その事が発端となって赤ローランへの恨みから復讐へと走る といったところでしょうか >>294ARAQさん 鳶色の瞳の少年はローランサンに復讐してると思いますよ それが成功してるかどうかはさておき目の前で父親を殺されたわけですから相手を恨むなという方が無茶というものでしょう 死産については生まれてきた子供は何人かいる「イヴェール」の候補(?)の1人だったと思います 殺戮の女王と妹との関連は薄いと思いますが…女王の呪いが女王を手にした本人だけでなく血族にも及ぶと考えると納得できるかな そう考えると『歓びと悲しみの葡萄酒』で継母が殺戮の女王をつけてるため伯爵家が急激に傾いたという理由にもなるだろうし 『焔』の前半では子供は産まれてないと思いますよ 最初の『葬列に参列する者』とは死産した子供の葬儀の事だと思いますし 『我等が歩んだ比の日々を 生まれる者に繋ごう…』 『我等が愛したこの世界を 愛しい者に遺そう……』 という風に今後産まれてくる命への希望は込められてますが子供が産まれたという描写はありません よって子供は産まれてないかまだ妊娠中の状態だと思います
298:白 2006/12/08(金) 00:19 >>大黒さん んー、赤ローランは赤ローランで「隻眼にして隻眼、泥酔状態にして陶酔状態」と思われますので金ローランと似た人生を歩んだのではないでしょうか。 ただ、こちらは恋人に逃げられる事はなく(逃がさなかった?)息子をもうけた、と。 その「かつての蛮勇 見る影も無」さっぷりにさすがの金ローランも戸惑ったところをローランサンに先を越されてしまったのだと思います。 赤ローランに直接的に奪われたものが、金ローランは腕のみである事に対し(そのほかはそれに付随してきただけ)ローランサンは育った故郷や愛しい彼女、とまさに「何もかも喪った」わけですから復讐に対する重みが違ったのかもしれませんね。
299:大黒 2006/12/08(金) 00:25 おっと、その部分を忘れてました。それだとまともに商売はできませんね しかしそんな赤ローランから逃げる事無く子供まで設けた女性の存在にはなんというか頭が下がります よっぽど赤ローランを心配してくれてたんでしょうね 金ローランはそんな赤ローランを見て何を思ったでしょう…時の無常さ?人の変わりよう?破滅へと進む自分の投影? そんな数瞬の隙をローランサンにつかれたのでしょう もし金ローランが赤ローランを殺していたらローランサンはどうしたでしょう 仇の仇として金ローランを殺したでしょうか?それとも復讐は終わったとして静かにその場を去ったでしょうか?
300:白 2006/12/08(金) 00:31 赤ローランと寄り添った女性は、よほど母性にあふれているか、赤ローランすら尻に敷くような豪快な女性のどちらかでしょうね(笑) もし金ローランが復讐を果たしていたら・・・その場合のローランサンは金ローランのラストと同じ感じになるのではないでしょうか。 「復讐劇の舞台を(他人に)おろされ」ることで残された人生について考える。 もちろん、奪われたものも残されたものも違うわけですから考えた末の結論は違うでしょうけど。
301:K 2006/12/08(金) 03:32 度々お邪魔致します。 当方タワーレコードにてCDを購入したのですが、何処かで「ツタヤ特典のブックレットがタワーレコード特典のCDに対応した歌詞カードらしい」という話を拝見し、コレクター精神でついツタヤでも取り寄せて購入してしまいました。 表紙に書かれている「Anecdote of 5th Story Another Roman」という文章の「Anecdote」という単語に見覚えがなかったもので、調べてみたところ アネクドート [anecdote<ギ anekdota(未発表のもの)] [1] 逸話,奇談.〈明〉 [2] 世に知られていない真実,隠された歴史.〈昭〉 (Infoseekマルチ辞書より) 1であれば額面通りアナザーで済むのですが、2が妙にRoman(やそこに強く関わってきていると思われるChronicleなど)の世界観にマッチした意味合いだったので、いささか気になります。 屋根裏物語の最後が特典CDのリミックス曲冒頭に繋がっているように、物語の裏を考察する上では特典CDとブックレットは無視できない要素のようですね…… 毎度現在の流れの話題や以前の自分の発言と関連性のない書き込みで申し訳ありません。 ぱっと見た範囲では出ていないようでしたので書き込み致しましたが、既出でしたらご容赦下さい。 そして私は鳶色の瞳の少年(赤髪のローランの息子)が見ていたのは、倒れた赤髪のローランの傍で呆然と立ち尽くしていた金髪のローランであると思っています。 金髪のローランを父を殺した相手と勘違いし、いずれ彼を新たな犠牲者に加えるのではないかと……(犠牲者ばかりが増えていく : ローランサン=緋色の風車の少年ならば、彼は復讐の対象とされずとも既に犠牲者≒被害者ですし…)
302:u-hack 2006/12/08(金) 18:09 初めまして、お初にお目にかかります。 今までの皆さんの考察、興味深いものばかりで凄く感心させられるばかりでした。 私も少々考えてみましたので、お目汚しになりますがよければご覧になってください。 Hiverはクロエ(仮)の子供である。 しかし、焔での小さな棺もHiver。彼は死産だった。 生まれる前に死んでいった僕。 Hiverは傍らの双子の人形を使って、自身が生まれてくるに至る物語を探す。 そして時は流れHiverは生まれる。屋根裏で生贄を使い、殺戮の舞台女優によって。 ミシェルの目的は檻の中=ひとつの地平線のループから出ること。 これはミシェル=殺戮の女王の意思であるという前提のもとだが、 Hiverは殺戮の女王を奪い世に解き放つ。 それは殺戮の女王が地平線を飛び越えることに他ならない。
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