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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
296:白 2006/12/07(木) 23:51 >>ARAQさん 焔については実はほとんど考察してない状態なんですよね・・・もっといろいろじっくり考える時間がほしい。 「時の墓所」はまだ良くわかりませんが、「見えざる腕」の中で「時」というと「時は黙したまま世界を移ろう」とある部分が目に付きました。 「時は黙した」=「時を支配する王は墓の下で眠っているために沈黙している」と取れます。 が、それが何を意味しているかまではさっぱり。 ロランについては確かにローランを髣髴とさせる名前なので何か意味はありそうです。 ただ、それすらも領主様の罠の様な気がして・・・すでに疑心暗鬼に陥っています(笑) >>たまさん 11文字の伝言のページの右下(ブックレット見開き中央)を良く見てみると・・・
297:大黒 2006/12/07(木) 23:54 >>293白さん なるほど確かに右側最後から左側最初を金ローランの夢と現実と見る事も出来ますね 見えざる腕が金ローランの歌と仮定して戦争後の生活を考えてみると 赤ローラン:町で小さな酒場を営む。妻(生死不明)と息子を設けて幸せな生活を送る 金ローラン:幻肢痛に悩まされ恋人に暴力を振るい出て行かれる。その事が発端となって赤ローランへの恨みから復讐へと走る といったところでしょうか >>294ARAQさん 鳶色の瞳の少年はローランサンに復讐してると思いますよ それが成功してるかどうかはさておき目の前で父親を殺されたわけですから相手を恨むなという方が無茶というものでしょう 死産については生まれてきた子供は何人かいる「イヴェール」の候補(?)の1人だったと思います 殺戮の女王と妹との関連は薄いと思いますが…女王の呪いが女王を手にした本人だけでなく血族にも及ぶと考えると納得できるかな そう考えると『歓びと悲しみの葡萄酒』で継母が殺戮の女王をつけてるため伯爵家が急激に傾いたという理由にもなるだろうし 『焔』の前半では子供は産まれてないと思いますよ 最初の『葬列に参列する者』とは死産した子供の葬儀の事だと思いますし 『我等が歩んだ比の日々を 生まれる者に繋ごう…』 『我等が愛したこの世界を 愛しい者に遺そう……』 という風に今後産まれてくる命への希望は込められてますが子供が産まれたという描写はありません よって子供は産まれてないかまだ妊娠中の状態だと思います
298:白 2006/12/08(金) 00:19 >>大黒さん んー、赤ローランは赤ローランで「隻眼にして隻眼、泥酔状態にして陶酔状態」と思われますので金ローランと似た人生を歩んだのではないでしょうか。 ただ、こちらは恋人に逃げられる事はなく(逃がさなかった?)息子をもうけた、と。 その「かつての蛮勇 見る影も無」さっぷりにさすがの金ローランも戸惑ったところをローランサンに先を越されてしまったのだと思います。 赤ローランに直接的に奪われたものが、金ローランは腕のみである事に対し(そのほかはそれに付随してきただけ)ローランサンは育った故郷や愛しい彼女、とまさに「何もかも喪った」わけですから復讐に対する重みが違ったのかもしれませんね。
299:大黒 2006/12/08(金) 00:25 おっと、その部分を忘れてました。それだとまともに商売はできませんね しかしそんな赤ローランから逃げる事無く子供まで設けた女性の存在にはなんというか頭が下がります よっぽど赤ローランを心配してくれてたんでしょうね 金ローランはそんな赤ローランを見て何を思ったでしょう…時の無常さ?人の変わりよう?破滅へと進む自分の投影? そんな数瞬の隙をローランサンにつかれたのでしょう もし金ローランが赤ローランを殺していたらローランサンはどうしたでしょう 仇の仇として金ローランを殺したでしょうか?それとも復讐は終わったとして静かにその場を去ったでしょうか?
300:白 2006/12/08(金) 00:31 赤ローランと寄り添った女性は、よほど母性にあふれているか、赤ローランすら尻に敷くような豪快な女性のどちらかでしょうね(笑) もし金ローランが復讐を果たしていたら・・・その場合のローランサンは金ローランのラストと同じ感じになるのではないでしょうか。 「復讐劇の舞台を(他人に)おろされ」ることで残された人生について考える。 もちろん、奪われたものも残されたものも違うわけですから考えた末の結論は違うでしょうけど。
301:K 2006/12/08(金) 03:32 度々お邪魔致します。 当方タワーレコードにてCDを購入したのですが、何処かで「ツタヤ特典のブックレットがタワーレコード特典のCDに対応した歌詞カードらしい」という話を拝見し、コレクター精神でついツタヤでも取り寄せて購入してしまいました。 表紙に書かれている「Anecdote of 5th Story Another Roman」という文章の「Anecdote」という単語に見覚えがなかったもので、調べてみたところ アネクドート [anecdote<ギ anekdota(未発表のもの)] [1] 逸話,奇談.〈明〉 [2] 世に知られていない真実,隠された歴史.〈昭〉 (Infoseekマルチ辞書より) 1であれば額面通りアナザーで済むのですが、2が妙にRoman(やそこに強く関わってきていると思われるChronicleなど)の世界観にマッチした意味合いだったので、いささか気になります。 屋根裏物語の最後が特典CDのリミックス曲冒頭に繋がっているように、物語の裏を考察する上では特典CDとブックレットは無視できない要素のようですね…… 毎度現在の流れの話題や以前の自分の発言と関連性のない書き込みで申し訳ありません。 ぱっと見た範囲では出ていないようでしたので書き込み致しましたが、既出でしたらご容赦下さい。 そして私は鳶色の瞳の少年(赤髪のローランの息子)が見ていたのは、倒れた赤髪のローランの傍で呆然と立ち尽くしていた金髪のローランであると思っています。 金髪のローランを父を殺した相手と勘違いし、いずれ彼を新たな犠牲者に加えるのではないかと……(犠牲者ばかりが増えていく : ローランサン=緋色の風車の少年ならば、彼は復讐の対象とされずとも既に犠牲者≒被害者ですし…)
302:u-hack 2006/12/08(金) 18:09 初めまして、お初にお目にかかります。 今までの皆さんの考察、興味深いものばかりで凄く感心させられるばかりでした。 私も少々考えてみましたので、お目汚しになりますがよければご覧になってください。 Hiverはクロエ(仮)の子供である。 しかし、焔での小さな棺もHiver。彼は死産だった。 生まれる前に死んでいった僕。 Hiverは傍らの双子の人形を使って、自身が生まれてくるに至る物語を探す。 そして時は流れHiverは生まれる。屋根裏で生贄を使い、殺戮の舞台女優によって。 ミシェルの目的は檻の中=ひとつの地平線のループから出ること。 これはミシェル=殺戮の女王の意思であるという前提のもとだが、 Hiverは殺戮の女王を奪い世に解き放つ。 それは殺戮の女王が地平線を飛び越えることに他ならない。
303:u-hack 2006/12/08(金) 18:17 (続きました) 「貴方を産んだのが誰であれ」 この言葉はそのままミシェルによってHiverが生まれたことを指す。 ピコまりシリーズは他の地平への予告や回想だったことを考えると、 Arkや零音のように檻の中の花も次の地平の話になるのかもしれない。 時を騙るのは宝石。唯一時代が新しいのは檻の中の花のあとだから。 ただ、信じ続けていれば・・・ Hiverが嘘に気づき、物語の本質に気づければ また繋がり、朝が訪れる。 檻が開かれることはない。 と、ちょっと次の地平まで飛んだ妄想をしてみました。 かなり穴もあると思います。どうぞ突っ込んでくださいな。
304:大黒 2006/12/08(金) 21:19 >>300白さん アル中にしてヤク中の赤ローランを尻に敷く女性…物凄い肝っ玉母さんでないと無理そうですね(笑) やっぱりローランサンも金ローランと同じように人生を見つめ直しますか その結論がどこへ向かうか解りませんけどいい方向へ決着がつく事を祈ります >>301Kさん タワーレコードもツタヤも買ってないのですが 屋根裏の最後はオリジナルの『朝と夜の物語』の最初とも繋がってるかと 鳶色の瞳の少年が見てたのはローランサンではなく金ローラン説ですか うーん、どうなんでしょうね。ローランサンが走り去った後に鳶色の瞳の少年が出てくるのでそう思えるのかもしれませんが さすがに父を殺した相手を見間違える事はないと思いますよ ローランサンが彼は復讐の対象とされずとも既に犠牲者≒被害者と仰ってますが 戦場で片腕を切り落とされ破滅的な生活へ落ちぶれた金ローランも既に犠牲者≒被害者だと思いますがどうでしょう >>302-303u-hackさん はじめまして 突っ込んでくださいと言われたので遠慮なく突っ込ませていただきます(笑) 最初の部分Hiverがクロエの子供であり、また焔で死産した子供でもあるという部分は概ね同意です 私は焔で死産したのは呪われし宝石のノエルではないかと思ってます。根拠というか鍵は双児の人形。ノエルの部屋の窓辺に佇んでいたのを手向けに棺に供えたのだと思います 屋根裏での生贄というのは13人の少年たちの事でしょうか? 私は檻の中の花でいうミシェルが抜け出そうとした檻は以前どこかのスレでも書きましたが社会のルールや常識といった物だったと思います だからこそ最後にクリストフはミシェルの死後1世紀を経てなお「我々もまた彼女と同じ檻の中にいる」といったのではないでしょうか? 死をもって人生の終焉とするならミシェルは死んだ事で地平線のループからは自由になれたと思います ミシェル=殺戮の女王の意思というのは多少飛躍しすぎかなと思いますがミシェルもしくは彼女の血族が何らかの形で殺戮の女王に関わったのは間違いないでしょう 「貴方を産んだのが誰であれ」というのはその後の「アナタが望まれて産まれて来たこと」にかかる母親から産まれて来る子への純粋なメッセージだと思います ちなみに私はここでいう母親とはクロエの事でクロエは出産後死んだと考えてます。 だからこそ「愚かな母の最期の願い」を子に託したのではないでしょうか 私はHiverは殺戮の女王の使徒説を採ってるのでHiverが嘘に気づいても気づかなくても夜の次には朝が訪れると思います 違うのはそこに殺戮の女王が存在するかしないかだけ などと愚考してみましたがどうでしょう?
305:AK 2006/12/08(金) 22:38 >大黒さん Kさんへのレスで突っ込みw >うーん、どうなんでしょうね。ローランサンが走り去った後に鳶色の瞳の少年が出てくるのでそう思えるのかもしれませんが >さすがに父を殺した相手を見間違える事はないと思いますよ 少なくともPVを見る限りでは、酒場に金ローランが来た時は見えなかった鳶色の目の少年が 赤ローランを呆然と見下ろしてるシーンに変わった瞬間背後に現れるんですよ。 なので、金ローランが乗り込んできてローランサンが去った所まで鳶色の目の少年は見ていない可能性がでます。 鳶色の目の少年が見たのは剣を持ち血まみれの父(赤ローラン)を見下ろす金ローランの姿だけという、 いわば状況証拠のみw勘違い要素はたっぷりです。 金ローランが最初に来た時鳶色の目の少年がどこにいたのかは分かりませんが、 (多分父用の酒を奥に取りにいってたとか、金ローランの形相が余りにも怖かったので柱の影に隠れて出るに出れなかったとかかな?) ローランサンの手際のよさ、去り方の手馴れてる感からみて 鳶色の目の少年はローランサンを見ていないかもしれないです。
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