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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
814:ぺん 2008/01/23(水) 01:28:16 ID:wSWq3WYg 続きです そこで、彼にその連鎖を断ち切らせようと現れたのが双子の人形なのではないかと考えました。 ノエルが人形師の娘であり双子の人形が傍にいた描写があることから、この人形達はノエルの兄を思う 気持ちが宿って動き出したものなのではと。 イヴェールはある生まれ変わりの段階で、生まれてくる前に死ぬという状況に陥ります(母親の流産など?)。 その時に双子の人形が彼の元に現れたとすると、死を司るヴィオレのみでなく、生を司るオルタンシアも 彼の元に来たことになり、それによって彼は死んでもいない生まれてもこない状態になります。 これは人形達は彼をとりあえず一度この連鎖から引き離すことが必要だと考えたためではないでしょうか。 そしてイヴェールが連鎖から逃れるためには、彼が自分の人生を肯定することが必要となる。 それを促すために人形はロマンを集め、彼に示すことによりそれを気づかせようとしたのではないかと思います。 何も知らない彼は初めはそれに気づかず、「何故僕は生まれない?生まれてくるに至る物語はあるのか?」と 双子の集める物語にそれを見出そうとします。しかし彼はいつかそのメッセージに気づき、それを受けとめる。 そして最終的に「歌い続けよう君が迷わぬように」と『Roman』のリスナーに対し「人生の肯定」の大切さを 伝える事こそが自分の「物語」であると、自分を肯定するに至ったのではと考えました。 そしてその過程を綴ったのが「朝と夜の物語」ではないのかと。 また、彼の後悔の発端を「妹のために何もしてやれなかった」こととするなら、そしてノエルが人形に宿した 意思を「ノエルによる兄の人生に対する肯定」と捉えるならば、彼にとってこれほど人生の肯定を促すものは 無かったのではないかと考えました。 宝石ミシェルと檻の花三部作のミシェルとの関連、ノエル・マールブランシェとの関連、屋根裏物語の意味 についての考察や、ローランサンはその後憎しみの連鎖を断ち切れたのか、等については考えるところが多々 あるので、しばらくして纏まったらまたこの場所をお借りしたいと考えています。 長文申し訳ありませんでした。
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