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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
302:u-hack 2006/12/08(金) 18:09 初めまして、お初にお目にかかります。 今までの皆さんの考察、興味深いものばかりで凄く感心させられるばかりでした。 私も少々考えてみましたので、お目汚しになりますがよければご覧になってください。 Hiverはクロエ(仮)の子供である。 しかし、焔での小さな棺もHiver。彼は死産だった。 生まれる前に死んでいった僕。 Hiverは傍らの双子の人形を使って、自身が生まれてくるに至る物語を探す。 そして時は流れHiverは生まれる。屋根裏で生贄を使い、殺戮の舞台女優によって。 ミシェルの目的は檻の中=ひとつの地平線のループから出ること。 これはミシェル=殺戮の女王の意思であるという前提のもとだが、 Hiverは殺戮の女王を奪い世に解き放つ。 それは殺戮の女王が地平線を飛び越えることに他ならない。
303:u-hack 2006/12/08(金) 18:17 (続きました) 「貴方を産んだのが誰であれ」 この言葉はそのままミシェルによってHiverが生まれたことを指す。 ピコまりシリーズは他の地平への予告や回想だったことを考えると、 Arkや零音のように檻の中の花も次の地平の話になるのかもしれない。 時を騙るのは宝石。唯一時代が新しいのは檻の中の花のあとだから。 ただ、信じ続けていれば・・・ Hiverが嘘に気づき、物語の本質に気づければ また繋がり、朝が訪れる。 檻が開かれることはない。 と、ちょっと次の地平まで飛んだ妄想をしてみました。 かなり穴もあると思います。どうぞ突っ込んでくださいな。
304:大黒 2006/12/08(金) 21:19 >>300白さん アル中にしてヤク中の赤ローランを尻に敷く女性…物凄い肝っ玉母さんでないと無理そうですね(笑) やっぱりローランサンも金ローランと同じように人生を見つめ直しますか その結論がどこへ向かうか解りませんけどいい方向へ決着がつく事を祈ります >>301Kさん タワーレコードもツタヤも買ってないのですが 屋根裏の最後はオリジナルの『朝と夜の物語』の最初とも繋がってるかと 鳶色の瞳の少年が見てたのはローランサンではなく金ローラン説ですか うーん、どうなんでしょうね。ローランサンが走り去った後に鳶色の瞳の少年が出てくるのでそう思えるのかもしれませんが さすがに父を殺した相手を見間違える事はないと思いますよ ローランサンが彼は復讐の対象とされずとも既に犠牲者≒被害者と仰ってますが 戦場で片腕を切り落とされ破滅的な生活へ落ちぶれた金ローランも既に犠牲者≒被害者だと思いますがどうでしょう >>302-303u-hackさん はじめまして 突っ込んでくださいと言われたので遠慮なく突っ込ませていただきます(笑) 最初の部分Hiverがクロエの子供であり、また焔で死産した子供でもあるという部分は概ね同意です 私は焔で死産したのは呪われし宝石のノエルではないかと思ってます。根拠というか鍵は双児の人形。ノエルの部屋の窓辺に佇んでいたのを手向けに棺に供えたのだと思います 屋根裏での生贄というのは13人の少年たちの事でしょうか? 私は檻の中の花でいうミシェルが抜け出そうとした檻は以前どこかのスレでも書きましたが社会のルールや常識といった物だったと思います だからこそ最後にクリストフはミシェルの死後1世紀を経てなお「我々もまた彼女と同じ檻の中にいる」といったのではないでしょうか? 死をもって人生の終焉とするならミシェルは死んだ事で地平線のループからは自由になれたと思います ミシェル=殺戮の女王の意思というのは多少飛躍しすぎかなと思いますがミシェルもしくは彼女の血族が何らかの形で殺戮の女王に関わったのは間違いないでしょう 「貴方を産んだのが誰であれ」というのはその後の「アナタが望まれて産まれて来たこと」にかかる母親から産まれて来る子への純粋なメッセージだと思います ちなみに私はここでいう母親とはクロエの事でクロエは出産後死んだと考えてます。 だからこそ「愚かな母の最期の願い」を子に託したのではないでしょうか 私はHiverは殺戮の女王の使徒説を採ってるのでHiverが嘘に気づいても気づかなくても夜の次には朝が訪れると思います 違うのはそこに殺戮の女王が存在するかしないかだけ などと愚考してみましたがどうでしょう?
305:AK 2006/12/08(金) 22:38 >大黒さん Kさんへのレスで突っ込みw >うーん、どうなんでしょうね。ローランサンが走り去った後に鳶色の瞳の少年が出てくるのでそう思えるのかもしれませんが >さすがに父を殺した相手を見間違える事はないと思いますよ 少なくともPVを見る限りでは、酒場に金ローランが来た時は見えなかった鳶色の目の少年が 赤ローランを呆然と見下ろしてるシーンに変わった瞬間背後に現れるんですよ。 なので、金ローランが乗り込んできてローランサンが去った所まで鳶色の目の少年は見ていない可能性がでます。 鳶色の目の少年が見たのは剣を持ち血まみれの父(赤ローラン)を見下ろす金ローランの姿だけという、 いわば状況証拠のみw勘違い要素はたっぷりです。 金ローランが最初に来た時鳶色の目の少年がどこにいたのかは分かりませんが、 (多分父用の酒を奥に取りにいってたとか、金ローランの形相が余りにも怖かったので柱の影に隠れて出るに出れなかったとかかな?) ローランサンの手際のよさ、去り方の手馴れてる感からみて 鳶色の目の少年はローランサンを見ていないかもしれないです。
306:ARAQ 2006/12/09(土) 00:22 >白さん 「罠」というのは仕掛ける「意味」があるからそこにあるのです。 ということで「罠」であると仮定したうえで考察してなにかが見えてくればそれも一つの「Roman」になりうるでしょう。 >大黒さん んー・・・復讐に成功しないと「風車」が続いてくれないので「盗賊Laurencin」まで繋がってくれないのです。 「殺戮の女王」の呪い(らしきもの)ですが自分は『歓びと悲しみの葡萄酒』で所有者の周囲にも及ぶモノだと先に仮定していたので妹の死産を呪いと繋げるのにはあまり違和感を感じませんでした。 というか「解放者(勝手に命名)Hiver」と「兄Hiver」を別ものにするこの説だとここぐらいしか「解放者Hiver」と「殺戮の女王」を関連付けられるところが見当たらないのです・・・ そういえば大黒さんの「殺戮の女王の使徒説」では「解放者Hiver」は元々が女王の生み出した存在なのでしょうか?それとも別の存在が「解放者Hiver」になるのでしょうか? 最後に『焔』なんですが自分は「朝と夜は繰り返す」のところが妙に気になるんです、どうも「生まれるRoman」と「生まれぬRoman」を歌っているように思えてならないんです。 生まれる前に死んでしまう子の対となるなにかがないと「朝と夜は繰り返す」というフレーズはどうなのかな、と思うんです。 「いやいや、朝きそこねてるやんっ!」みたいなかんじで「繰り返す」に違和感が。 まあ、例の如く生と死の「バランス」が微妙な気がするってことです。 ちなみに前の説(いや、捨てたわけじゃないですよ?)では「兄Hiver」が「生まれる子」だったのです、はい。 兎にも角にもこの説は「緋色の少年はもっと目立っていいはずだー!」的なとこが一番強いです、はい。 >白さん&大黒さん 鳶色の瞳の少年は赤髪Laurantが隻腕になった頃には既に生まれてたんじゃないかなぁと思ってました。 赤髪Laurantが隻腕になった時期も金髪Laurantが異国も酒場に辿り着いた時期もよくわからないですしありかなぁ、と。 あと鳶色の瞳の少年の母も少年を産んですぐ亡くなってるほうが「Laurencin達による復讐の風車」としてはおもしろいとも思ってたり。 >AKさん まあ、そのPVではそもそも鳶色の目の少年は柱の陰に居るわけじゃないのですが。 PVをどこまで考察に絡めるべきなのか・・・金髪の部屋にあった「双子の人形」も気になりますし、はてさて?
307:大黒 2006/12/09(土) 00:58 >>305AKさん ふむふむ… とはいえ、自分の(?)酒場で騒ぎが起これば何が起こったのかと見に行くのが当然の心理だと思います そこで少年がみたのは血まみれの剣を持って走り去るローランサンとただ呆然と立ち尽くす金ローラン 少年は父親の仇としてローランサンを知るという説ではどうでしょう? >>306ARAQさん あれ?私ローランサンが復讐に失敗してるか復讐そのものをしてないとか書いてましたっけ? 一番最近のレスでは復讐してると思うと書いてたと思うんですが…(確認中)…うん、やっぱり復讐してると書いてますね もし間違えて復讐してないと書いてたのなら撤回します。ややこしくてすみません 私の「使徒説」では殺戮の女王の意思というか呪いの様なものによって「解放者Hiver」が産まれると解釈してます なので女王が生み出した存在の中から1人が最終的に「解放者Hiver」としての宿命を背負う事になると思ってます ちなみに「兄Hiver」が鉱夫としての仕事を選んだ時が最初の「解放者Hiver」が生まれた瞬間だと考えてます 『朝と夜は繰り返す』のところですが人間というのは生と死を繰り返して歴史を作っていく物だというように歌ってると解釈は出来ないでしょうか 『朝と夜 を繰り返し 《生命》は廻り続ける』ともありますし、『焔』の最後にも『歴史が書を創るのか 書が歴史を創るのか』とあります もちろんこれが「生のRoman」と「死のRoman」を歌ってるという解釈も成り立ちますが 鳶色の瞳の少年が赤ローランが隻腕になった頃には既に産まれてるというのは賛成です PVをどこまで参考にしていいか解りませんが結構いい年にみえましたしもし隻腕になった後に生まれたのだとすると金ローランの復讐までかなりの時間がたつ事になります ただ、ローランサンが緋色の少年だとするとこっちの方が都合いいかもしれないんですよね はてさてどっちの視点で見るほうがいいんでしょうか
308:jir 2006/12/09(土) 02:53 はじめまして。 ちょっと思いついた事があるので軽率ですが書かせてもらいます。 屋根裏ロマンを聞いていて、「折り合わさって死んだ13人の少年たち」とありますが 13という数字は、タロット占いなどで関係する『アルカナ』で「死」の意味を持っています。 13人から考えて1(0?)→生まれてから13→死ぬまで(2〜12は生きている間に起こる事象) として考えると、檻の中で笑う「彼女」の目的は、「生と死の輪廻からの解放」と思います。 生も死も超える、といいますか・・・。 1−13を「産まれ、生き、死ぬ」ことの経過とすると、 檻の中の〜(忘れ;;)で「我々も彼女と同じ檻の中にいる」のような発言にかぶります。 檻は「産まれ、生き、死ぬ」ことではないでしょうか? また、嘘に関してですが、他の方の考察にもあるように 「第五の地平線の物語」として存在するROMANの物語に 他の地平線の物語(見えざる腕や星屑の革紐など)があること自体が嘘といえませんか? 「第五の地平線の物語ではない物語」がちりばめられているというか。そう思いました。
309:jir 2006/12/09(土) 03:01 書いたあとに考え直したら別の考え方が(汗) クロニクルを「歴史」の地平線、ロストは「喪失」タナトスは「死」、エリシオンは「楽園」の地平線として位置づければ ロマンは「物語」の幻想と考えられるかも・・・? とすれば、ロマンの中に過去曲と同じ世界の曲があっても、「物語」の地平線として考えたら嘘ではなくなるのかな・・・?と思いました もうちょっと考え直してみます><
310:Pinot 2006/12/09(土) 04:07 はじめまして、ひとつ妄想していることがあるのですが、 皆さんの意見をいただきたく書かせていただきます。 >赤毛のローランに寄り添った女性 鳶色の目の少年が赤毛のローランの息子であるなら、母親がいるはずです。 私の妄想とは、この母親がロレーヌ・ド・サンローランというものです。 自分でもとても無茶なこじつけと思いますが・・・。 気になっていた『葡萄酒』の歌詞にあった「生涯誰も愛さない」彼女が 「それでも誰かの渇きを・・・進んで捧げましょう」と言うくだりのために出た考えです。 家を捨て使用人と暮らそうとし、なにかの理由により叶わぬ恋になり、 世捨て人となった彼女は、半ば廃人となった赤毛のローランの情婦になっていたのでは、 という・・・。
311:こりす 2006/12/09(土) 11:08 みなさんの考察を見てるとなるほどと思わされることもありますが、 なんとなく全曲を無理にでもつなげようとしてる人もいるように見えます。 私は朝と夜の物語→焔の流れがアルバムのプロローグおよびオープニング、 黄昏の賢者→11文字の伝言がアルバムのエピローグおよびエンディングのように感じます。 間にある曲は「おはなし その1」といった感じ。 双児が探しに出て見てきたRomanの各エピソードにあたる部分じゃないかと思ってますが。 その中で過去作品にリンクがあったりするのは領民へのプレゼントみたいなもんじゃないでしょうか。
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