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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
310:Pinot 2006/12/09(土) 04:07 はじめまして、ひとつ妄想していることがあるのですが、 皆さんの意見をいただきたく書かせていただきます。 >赤毛のローランに寄り添った女性 鳶色の目の少年が赤毛のローランの息子であるなら、母親がいるはずです。 私の妄想とは、この母親がロレーヌ・ド・サンローランというものです。 自分でもとても無茶なこじつけと思いますが・・・。 気になっていた『葡萄酒』の歌詞にあった「生涯誰も愛さない」彼女が 「それでも誰かの渇きを・・・進んで捧げましょう」と言うくだりのために出た考えです。 家を捨て使用人と暮らそうとし、なにかの理由により叶わぬ恋になり、 世捨て人となった彼女は、半ば廃人となった赤毛のローランの情婦になっていたのでは、 という・・・。
311:こりす 2006/12/09(土) 11:08 みなさんの考察を見てるとなるほどと思わされることもありますが、 なんとなく全曲を無理にでもつなげようとしてる人もいるように見えます。 私は朝と夜の物語→焔の流れがアルバムのプロローグおよびオープニング、 黄昏の賢者→11文字の伝言がアルバムのエピローグおよびエンディングのように感じます。 間にある曲は「おはなし その1」といった感じ。 双児が探しに出て見てきたRomanの各エピソードにあたる部分じゃないかと思ってますが。 その中で過去作品にリンクがあったりするのは領民へのプレゼントみたいなもんじゃないでしょうか。
312:ちぃ 2006/12/09(土) 20:03 全くスレ違いなのですが、携帯からの為どうしても他のところが見つかりませんでした;ι 質問させてください。 歌詞カードの『→』ってどういう意味なんでしょうか??
313:大黒 2006/12/09(土) 22:42 >>308-309jirさん はじめまして 檻は生と死のサイクルですか。確かにこれでも我々は同じ檻の中にいるという解釈が成り立ちますね 私はボーナストラックで笑っているのはミシェルではなく殺戮の女王だと思ってます 『檻の中の花』では13人の少年が発見された頃、ミシェルはすでに干からびた老婆となり死んでしまってます という事はこの高笑いはミシェル以外の人物ないし意思と考えるのが適切ではないでしょうか 地平線の捉え方は興味深いと思います ただ、クロニクルに関しては歴史ではなく運命の地平線だと思います 歴史の地平線とするには書の意思の総体の存在があまりにも大きいのでちょっと難しいなというのが私見です >>310Pinotさん 私は鳶色の瞳の少年、赤ローランとロレーヌは関係ないと思います 『歓びと哀しみの葡萄酒』で歌詞中に『大切な0501モノを取り戻すための…逃走と闘争の日々…』とあります この逃走というのが何を意味してるのかは解りませんが闘争というのは恐らく女権獲得のための行動だったと思います。もしかしたら貴族主義の撤廃も入ってるかもしれません そんなロレーヌが女性の権利を自らかなぐり捨てるように誰かの情婦になるとは思えないのですがどうでしょう >>311こりすさん まあ、1枚のアルバムで1つの物語と考えると全曲が繋がる事が前提ですからね そう考える人が出てくるのも無理はないと思います。それが正しいかどうかは別にして 朝と夜の物語→焔の流れがアルバムのプロローグおよびオープニングというのは賛成です。ただ、焔に関してはまだまだ再考の余地はありそうですが エピローグおよびエンディングに関しては黄昏の賢者→11文字の伝言の後に朝と夜の物語を入れてもいいと思います 『11文字の伝言』の最後の切れた部分が『朝と夜の物語』に入ってるように『朝と夜の物語』はRomanにおいて出発点であり終着点だと思います
314:ARAQ 2006/12/10(日) 00:17 >大黒さん ありゃ?「復讐を果たした後は少女の墓前にその報告をして自ら命を絶った」と考えているのならどちらかといえば「復讐は失敗した」という考えに傾いてるのかと思ったのですが・・・違いましたか・・・ で、「使徒説」ですが大黒さんの説だと「殺戮の女王」との関わり具合は関係無く「候補者」が生まれその中で「殺戮の女王」に近づいてしまった者が「解放者Hiver」になる・・・というかんじでしょうか? その場合「解放者Hiver」は「個」とはいえなくなりますけどイラストの「ロマ男(なんだか懐かしい呼び方に感じる)」こと『朝と夜の物語』の「Hiver Laurant」は「個」としては扱わないのでしょうか? それともそもそも「ロマ男」は「解放者Hiver」とはまた別の存在とするのでしょうか?個人的に「ロマ男」は一応は「個」だと思うのですが・・・ そして『焔』、「人間というのは生と死を繰り返して歴史を作っていく物だというように歌ってると解釈」したからこそ「生と死のバランス」が気になったんです。 ・・・なったんですが自分の「解放者Hiver」の「輪廻の風車説」の「輪廻」のことも含まれるのなら「Hiver」の「生まれて来る前に死んで行く」時のことを歌っているとするだけで「バランス」をとる必要がなくなることに気付いた今日この頃。 自分で自分にカウンターしてしまいました、しかも「輪廻の風車説」を強化するほうが自分には大事だったり。 ・・・よし、「妊娠してから死産するまで説」でいこう、うん、それがいい・・・・・・秘技、手の平返し。 >jirさん 自分は「地平線」というのは一種の「輪」だと思ってます、というか今回のアルバムでそう解釈しました。 家族という「輪」学校という「輪」会社という「輪」国という「輪」・・・みたいなかんじで一つ一つの「輪」にそれぞれに「ルール」のようなものはあるけれど別の「輪」と「輪」が交差することは十分ある、みたいな。 >こりすさん(大黒さんあたりも読んでいただけると互いの考察をぶつけ合ううえでよいかもしれません) はい、繋げようとする者です。 といっても一つの話として繋げようとしてるわけじゃないですよ?「StoryCD」として一つのアルバムに収録されている「意味」が繋がればいいんです。 >私は朝と夜の物語→焔の流れがアルバムのプロローグおよびオープニング、 黄昏の賢者→11文字の伝言がアルバムのエピローグおよびエンディングのように感じます。 間にある曲は「おはなし その1」 という「作り」は好きですし。 ただその場合「おはなし その1(仮)」と「おはなし その5(仮)」にアルバム内での扱いの差があるのはどうかと思うのです。 例えば『見えざる腕』と『呪われし宝石』には全く同じ名同じ声の「Laurencin」が出てたり『朝と夜の物語』の歌い手と『呪われし宝石』の「兄」がともに「Hiver」(盗賊はゲーフェンに聞こえる人もいるので今は置いときます)だったり『呪われし宝石』の「殺戮の女王」が『歓びと哀しみの葡萄酒』に登場していたりするわけですがこれに意味が無いというのは「物語」の作りとして逆におかしいと思うのですよ。 『呪われし宝石』に「Laurencin」と「Hiver」が出てることにより『見えざる腕』と『朝と夜の物語』も近いものとなり『歓びと哀しみの葡萄酒』も「殺戮の女王」の存在によって前述の「物語」に近いモノとしたほうが「作り」として自然。 今では『天使の彫像』から『緋色の風車』そして『見えざる腕 』へ・・・という説も固まってきているように思えますし。(『朝と夜の物語』『焔』『黄昏の賢者』『11文字の伝言』の繋がりも) そんな中で『星屑の革紐』と『美しきもの』の二曲がいまいち繋がらないというのはやはり曲の扱いに「差」があるということになると思うのです。 もう一度いいますが「物語」として繋がる必要はこれっぽっちもなく『Roman』という一つの「StoryCD」に収録されている「意味」が繋がればそれでいいんです。 ・・・これでちゃんと伝わらなかったらすいません、自分「説明好きな説明下手」だと自認してるんで。
315:大黒 2006/12/10(日) 01:36 >>314ARAQさん 私は前から復讐成功説ですよー だからこそ少女の墓前に報告できたのだし来世で幸せになるために自らの命を絶ったのだと考えてます もし失敗したらまた『狂0105しい《季節》を経て』復讐の機会をうかがうと思います 「使徒説」ですが概ねその通りでいいです。解説有り難うございます 本当は1つの時代に1人のHiverが理想なんでしょうけど『焔』のように死産や解放者となる前に死なれると女王にとっても都合が悪いかなという考えが働いて候補者の中から1人が選ばれるという考えに至ったわけです ジャケットのロマ男と「Hiver Laurant」についてですが ロマ男は両手に双児の人形を従えてるところから解放者の1人だと思います 「Hiver Laurant」はおそらく解放者の器でしたが誰かが先に「殺戮の女王」を解放したためにそのまま普通の人生を歩んでいるのだと考えてます 『焔』ですがやはり妊娠してから死産ですかね。私も1人の人間の一生を歌ったにしてはちょっとミクロ過ぎるかなと思ってましたが 例えば、 『我等が歩んだ比の日々を 生まれる者に繋ごう』 『我等が愛した比の世界を 愛しい者に遺そう』 『小さな棺の揺り篭』 『生まれぬ君に贈ろう』 と生命が生まれる前の状態を暗示する言葉が散りばめられてましたし 「StoryCD」としての「Roman」は私はまだ未完成ですね。というか私は永遠に1つの意味に辿り着く事はないと思います 今はこう考えてても曲を聴くうち、誰かの解釈を見るうちに考えが変わる事だって十分にありますし 「作り」に関しては私もそういうギミックは好きな方なので聞いてて楽しいです ただ、ARAQさんの説明を見てると最初の『扱いの差があるのはどうかと思うのです』と最後の『やはり曲の扱いに「差」があるということになると思うのです』というのはちょっと矛盾するかなと思いますがどうでしょう
316:ARAQ 2006/12/10(日) 03:24 >大黒さん ありゃりゃ?また微妙に噛み合わなかった・・・やはり自分は説明下手のようです。 「成功、失敗」というのはLaurencinの赤Laurantへの復讐ではなく鳶色の瞳の少年のLaurencinへの復讐のことです。 Laurencinが復讐を果たした後に自決してしまうなら鳶色の瞳の少年のLaurencinへの復讐はうまくいかなかったことになりますよね?という意味です。 「Laurencin達による復讐の風車説」で考察してる自分としてはここでLaurencinが赤Laurantの子である鳶色の瞳の少年にちゃんと(?)復讐されないと「風車」止まっちゃうんで問題が出てくるってことです。 あ、「Laurencinという名=いずれかのLaurantの子」という最初の頃に書き込んだ説をお忘れなく、これによって『呪われし宝石』の盗賊Laurencinがいつの時代の人物でもよくなるんで。 あと、これを補強するために赤Laurantが「殺戮の女王」を持っていたという説を使ってみたんです、「Laurencin」という人物がどの時代にいてもいいからといって「殺戮の女王」を盗む理由にはなんないんで。 ・・・そういえば前に書き込んだ説では「Laurencin達」による「殺戮の女王」の奪い合いのような構図にして盗む理由としてましたがもっと単純に『呪われし宝石』の盗賊Laurencinが鳶色の瞳の少年そのもの、もしくはその血筋とするだけでも盗む理由にはなりますね、もともと自分の親または先祖が持っていたわけですから。 そしてこっちも説明下手だった「曲の扱い」についてです。 「扱いの差があるのはどうかと思うのです」は <私は朝と夜の物語→焔の流れがアルバムのプロローグおよびオープニング、 黄昏の賢者→11文字の伝言がアルバムのエピローグおよびエンディングのように感じます。 間にある曲は「おはなし その1」・・・> というこりすさんの説でいくなら曲ごとの扱いに差が出ないほうが望ましい、という意味で 「やはり曲の扱いに「差」があるということになると思うのです」というのは実際に考察してみると「明らかに繋がる重要そうな曲」と「なかなか繋がりの見出せない曲」との両方が存在しそれらを「同じ扱い」にするのは難しいので「物語」としてでも「意味」としてでもいいからなんらかの形で「繋げた」ほうが「StoryCD」としていい形に近づくのでは?という意味です。 またうまく伝わらないかもしれませんがその時はまた指摘してください。 「Hiver Laurant」は「双子の人形」に「さあ、行っておいで・・・」と言ってるので「ロマ男」と同一の存在だと思うのですが・・・?「双子の人形」とともにあるので死産した「Hiver」かと。 とりあえず「解放者Hiver」達は別々の存在ってことですかね。 ・・・ん?この場合「ロマ男」の目的はなんでしょう?「殺戮の女王」の「解放者」が特定の「個人」でない場合「殺戮の女王」が「ロマ男」にこだわる必要はなく「ロマ男」も次の生で「殺戮の女王」と関わるとも限らないわけですよね? つまり幸、不幸は「ロマ男」本人の手に委ねられるようなものだし「ナニ」を求めて「双子の人形」とともにこの「地平線」を廻っているのでしょう?単純に気にいる「Roman」をまだ歩めていないのかそれとも他人の「Roman」を見ること自体が「ロマ男」の「Roman」?それとももっと特殊な「何か」でしょうか? ・・・・・・三時過ぎてるーーーー!!?どうりで眠いわけですね、ではここらへんdzzzzzzzZZZ・・・・・・
317:Pinot 2006/12/10(日) 03:33 >>313 大黒さん お返事ありがとうございます。 なるほど、女権の獲得等ですか・・・そのスジでお話を読み解くのも面白そうです。 ※私の解釈では逃がすまいとする親たちの根回しとの闘いになっていました。 もとは物語が繋がっていたとしたら?から始まった妄想です。 つまり「こうだったら楽しいかな」と思い描いたネタではあります。 今は、赤毛のローランの妻になったひとについて、このアルバム上では どこにも語られていないというのも、ロレーヌかもしれない、というのも どちらも物語になりうると、思っています。 駄目男の赤毛ローランをもなんのそので子を育てる肝っ玉母ちゃんだったという物語。 情にほだされ駄目だと思いつつも「この人を癒せるなら」と離れられもしない悲運の女性の物語。 まだ私の中の天秤は傾かないですね・・・どちらも面白そうです。 また暖めて育ったら恥ずかしげもなく披露させていただくかもしれません。 また別の考え、妄想とは違うそれですが、もうひとつのネタを。 このアルバムではどこにも同一人物はいないのでは、というものです。 例外が、イヴェールとローランサンの魂、そして宝石としての殺戮の女王。 どの物語も独立していて、登場人物は全員別人。近い時代にあった物語も、 まるで違う時代にあった物語もある。 宝石の呪縛にとらわれた2人がオムニバスたるアルバムの全てに現れるという考えです。 イヴェールは生まれようとし、時に殺され、時には生を全うする。 ローランサンは殺戮の女王を手にいれようとし、時には手にし、時にそのために命を落とす。 それぞれに現れる人物達が相似の人生をもつのは、殺戮の女王とはまた違う、 何かの輪廻のうちにある魂をおなじくする人だというコトなのかな、と。 ※この考えだとロレーヌ≠赤毛ローランの妻になりそうです。 様々な妄想ができる、そんなSHのアルバムは楽しいですよね・・・!
318:アレ 2006/12/10(日) 12:15 ここで流れとは合わないような考察ですが折角思いついたので落としてみようと思う。 何度かこのCDを聞いていて気付いたんだが 朝と夜、星屑、天使の彫像、そして11文字 この4曲の途中に何故か「映写機」が回る音が入っている。しかも本当に一部でだけ。 此れが一体何を意味してるのかを少し考えてみた。 このCDの二曲目、焔の中で「この世界を遺そう」という歌詞が入っている。 勿論生まれる前に死んでしまったイヴェールのためにであると考えられる。 でもよく考えるとおかしな話だ。何故ならイヴェールは生まれてないため遺す「記録」が無いからだ。 じゃあ一体彼らが何を残したのか考えてみる。些か突飛な考えかもしれないが、 それは「ローラン家」の人々の過去の「映像」若しくは「書物」を継ぎはぎして あたかもその死産したイヴェールを生きていたかのように仕立て上げた、捏造された「記録」であって そのパーツに使われた物語がこのCDで歌われている物語では無いだろうか。 その考えに則ると朝と夜の物語で歌われている、「我等は追憶に揺れる<<風車>>」が 映写機の2つの車輪(風車に形が似てるし、映像を送り出す車輪『朝=生』と巻き込む車輪『死=夜』もある) を指しているととれて、「繋がる」物語、若しくは詩を「灯す」という表現は 切り貼りされた書物やフィルム、映し出した映像を意味するように取れる。 他にもブックレットの曲のタイトルの書かれ方が弧状になっているのも、 巻かれたフィルムを暗喩しているととれる
319:Pinot 2006/12/10(日) 14:21 >>318 太陽の風車=映写機(から出たスクリーン上の映像?) 月の揺り籠=フィルム(に収められた記憶、その記録?) ということになりますか。 ブックレットのインデックスは月の揺り籠に似せて 三日月の配置なのかもしれないですね・・・。 ブックレットに開いている穴は下に沿った弧です。 つまり冬の深夜に入る三日月か、夏の未明に出る二十七夜(下限後の三日月)、 はたまた、インデックスのページで重ねて印刷された 傾かざるイヴェール(冬)の天秤になります。 1.朝と夜、5.星屑、7.天使、11.11文字 ちょうど、真ん中の6曲目を挟んで始まりと終わりの曲にだけ この映写機の音がはいっているのも意味がありそうです。 ※そして全部素数ですね。
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