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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
447:ルオン 2006/12/23(土) 21:49 一日書かなかっただけで、凄い進んでる(汗) とりあえず>>425 大黒さん、「真の呪いの宝石、殺戮の女王」の説への賛同、ありがとうございます。 「ミシェル」「檻花」に関してはいまいち考察できないので、観察していたのですが。 参考意見になるかわかりませんが、『屋根裏』を発見して聞いてみたときの第一印象は「生まれて〜」を言っているのは『殺戮の女王』のように思えました。『屋根裏の少女』も『檻花』も聞いた聞いたのですが、『屋根裏の少女』は歌詞を知りませんし、『檻花』は内容が得意でなくてしばらく聞いていなかったので、イメージがぴったり来るのは『Roman』の中の『殺戮の女王』でした。『屋根裏物語』の彼女の笑い声は、『宝石』や『葡萄酒』で聞こえてくるものと酷似しているように感じましたし(むしろ同一?)・・・・・・やはり、Romanのストーリーは他のアルバムとの関わりはあるとは思いますが、核となる部分はRomanだけで見つけることが出来るのでは?というのが、私の今の考えです。聞き手のことを考えたら、やはり・・・そうしないと不親切だと思うので。もちろん、他の曲とのつながりを楽しめるようにしておられるのであろう領主様の心遣いは、昔からのサンホラファンなら嬉しいことでしょうが。 とりあえずいったん切ります。
448:ルオン 2006/12/23(土) 21:51 『朝と夜』に関してもいくらかレスを見受けたので自分なりの意見を。 『朝と夜』に関しては、最近少し引っかかる単語がありまして。それは、《風車》です。Romanの中では結構重要な意味を持っているであろう、この単語。其の割には、意外と考察されていないような気がしまして。風車というのは風を受けて回るもの。このことを別の解釈をしてみれば、「何かの影響を受けて動くもの」と言えるのかなと思いました。動かす動機は曲によって色々在るでしょう。『朝と夜』の人形の歌う「我らは〜追憶によれる《風車》」は彼女達自身を指しているように思いますし、『腕』とかなら憎しみとかに動かされた赤ローランをさす、などなど。根拠は無いのですが『伝言』の最後の語りに出てくる「二つの風車」は「双児の人形」を指してたりもするかもしれません。人形達はHiver(私はそう思っているので;)の「さあ、行っておいで」という言葉により動いているともとることが出来ますから。たぶん。 >>445 chiffonさんのレスを見て。 色々と納得できることも多かったです。「僕の詩を灯そう」という歌詞に関して「灯す」という語には、火を何かに近づけ、もう一つのものを燃やす、おっしゃられているようなバトンのイメージも浮かべることが出来る気がしました。「僕達はもう逢えなくても」のフレーズの解釈も受け入れやすかったです。 途切れた詩に関しては、各曲の最後を繋ぐとあるフレーズになるそうですし、順に廻っていくのなら確かに詩を復活させることに繋がるといえるのかもしれません。もしくは、『伝言』から『朝と夜』を続けて聞くと音楽が繋がって聞こえるというのもそれに当たるのかも知れませんし・・・・・・うっかりすると『屋根裏』に接続されちゃいますが; 少し気になったのが、>>446でchiffonさんは『朝と夜』のHiverは「最初のローラン」だとおっしゃっていますが、これは、詩を作り、後々のローランに伝え始めることにした最初のローランという解釈なのでしょうか? 皆様のレスを見ていると、いろんな想像が膨らみすぎる(苦笑)
449:大黒 2006/12/23(土) 22:14 >>444GDOさん 確かに朝側はともかく夜側は急激に暗くなってますね これについてはHiverという単語(名前)に冬という意味があり、また『朝と夜の物語』の最後にも 『傾かざる冬の天秤』 というくだりがあるので、このジャケットの季節は冬で日が短いから急に暗くなっていってるのかなと考えました 後、この赤い部分ですが『焔』というには少し小さすぎるような気も… 『焔』の赤子がHiverだったかは解りませんが私はその可能性は高いと思ってます ただそうなると余計にこの小さな赤い点が気になるわけで…うーむ、どうしたものでしょう >>445-446chiffonさん 『我等は彷徨える 追憶に揺れる《風車》』 というのは私はその後の 『廻り往く何の地平にも詩を灯すで0302ょう』 にかけて、 「私達は今まで様々な過去を見てきた。そしてこれから先どんな未来が待っていても詩(Roman)を灯すだろう」 という風に考えました。ただ、この説だと『揺れる』の説明が上手くつかないのでそこが悩みの種ですが 私は『朝と夜の物語』がRomanの出発点であり終着点であると考えてるので幾つかの愛の詩はHiverが生きてきた中で見てきた様々なRomanの事だと思います この場合、Hiverは1人だけではなく様々な時代、様々な場所にいたと考えられます。 出発点としての幾つかの愛の詩というのはこれから産まれてくる《君》の人生が少しでも幸せであるようにという願いを込めて歌を送ろうとしているのではないでしょうか 彷徨える焔のロマンと時を騙る闇のロマンはそれぞれ菫と紫陽花を象徴してるのだと思います 『彷徨える焔』というのは生を司る菫。生きているからこそ1つのところに留まる事無く延々とさまよい続ける人生を 『時を騙る闇』というのは死を司る紫陽花。死んでいるからこそ正確な時を刻む事が出来ず結果自らと共にあるHiverの魂に正確な時代を伝える事が出来ない 双児の人形の役目はHiverと共にあり、殺戮の女王の解放へとHiverを導く事だと思ってるのでここではあまり重要視してなかったりします 「其処にロマン(口ずさむ詩)はあるのだろうか?」という問いかけが双児の人形への問いかけというのは同意です ただ、自分の場合はHiverの総体のようなものが双子の人形に 『このHiverは殺戮の女王に近づくRomanを持っているのだろうか』 という風に問いかけてると考えてますけど 愚考を垂れ流してみましたが参考になれば幸いです
450:むりゃん 2006/12/23(土) 23:36 ずっと、気になっていたのですが、『屋根裏』の声が『殺戮の女王の意思』ならば、「少女が白いキャンパスに〜〜」の部分が私には謎になります。ミシェルを匂わせるこの文は一体何か、と。これは、「生まれておいでなさい」の台詞が『殺戮の女王の意思』ではなく、だれか“他の女”だという事を表しているのではないか、と考えました。 『殺戮の女王』を騙り、イヴェールを“幻想(嘘の世界)”に閉じ込めようとしている女の声……。幻想から出さないように、輪から抜け出さないように囁く嘘。 (『檻シリーズ』を知っている人間には、“幻想”に閉じ込める、より“檻”に閉じ込める、と聴こえるかもしれません。「檻から出る事が敵わないミシェルが、“檻”から出ようとするものを閉じ込める……つまりは、道連れ」) そう考えた上での考え。 『朝と夜』では生と死の境に属し、イヴェールは「生きながらにして死んでいる」。それは、『宝石』で“宝石”の地の底での安らかな眠りを妨げたイヴェールへの呪い。 「お前のせいで私は『呪われし宝石』という汚名がついた。安らかには眠らせはしない。そして、もう二度と私を起こさないよう、起こしもしない」 そんな呪いを受けた。イヴェールは探す。生まれる為の物語にして死ぬ為の物語を。 けれど、どの『物語』にも、その『物語』の“詩”がある。自分の入るスペースは無い。『宝石』にしても、そこではもう既に生き、死んでいこうとしている自分がいる。新しい自分の入る隙間は無い。 行き着いた『屋根裏』での台詞。彼女を『殺戮の女王』と認識し、それを真に受けたとき、イヴェールは自分を『殺戮の女王の解放者』と思い込み、生まれてくる。そして、その“運命”に捕らわれ同じ運命の“輪”の中を巡り続ける。 けれど、彼女の台詞を真に受けなかったとき、彼は様々な地平を目指し、歩み続ける。もう、生まれてこなくとも。 と、考えました。穴をいうなれば、『屋根裏』も、聴けない人には聴けないことなのです。 インターネットの環境が無い人には、この『屋根裏』にたどり着くことが出来ないのです……。そこが、一番の問題な考えです……。 妄想が膨らむといえば、クリストフが『宝石』の二つ名を広めるまで。ミシェルの『伝記的戯曲・檻の中の花』が大人気。ミシェル自身にもスポットが当てられて番組・雑誌で特集がしょっちゅう組まれるように。そこで、作者が戯曲を書くに当たって、ミシェルの殺害動機を考察してくれた男・クリストフが引っ張り出され、インタビュー。そこで……。 とか、よくわからないことを妄想しました……。 長文すみませんでした。
451:ARAQ 2006/12/24(日) 00:07 >大黒さん 13人の少年達を殺す方法はまんま「呪いの力」でいいと思います、で、『Roman』内で「少年」といえば「緋色の風車の少年」と「鳶色の瞳の少年」なのですが自分の「Laurantの子=Laurencin=復讐の風車を廻す者」と「赤Laurantと殺戮の女王に繋がりあり」という説を件の説と組み合わせると「Laurencin(少年)達を復讐の風車で死なせることでHiverを生まれ変わらせる」という解釈も可能だということに気付きました。 まあ「Laurencin達」が死ぬ時は「少年」とは呼べないでしょうが復讐を決意した時、つまり「復讐の風車=殺戮の女王の腕の中」に組み込まれた時は「少年」である、としてもよさそうなので比喩としたは問題ないと思いますし。 「宝石」の名ですが、人々が「あぁ、なるほど」と思える名なら「クリストフ」が広げようとするまでもなく広がると思います・・・というか彼なら皮肉入りの名で呼ぶこと自体を個人で楽しんでそうなので広める必要も無さそうに思えます。 >GDOさん CD旅立ち中につきホームページにて確認・・・・・・赤いですねぇ・・・小さいですが確かに赤いです、明らかに周囲の色とは別ものととしてよさそうな程「赤」です。 「焔」かどうかというと「?」となりますが・・・うーむ、気になります。 >むりゃん はっ!「少女が白いキャンパスに〜〜」のあたりをすっかり忘れていました!・・・はてさて、このアルバムだけでどう扱うべきか・・・・・・あれ?『美しきもの』・・・・・・いや、やっぱり出直してきます、行き当たりばったりは程々にせねば。 ネット環境については自分も気にしたことがありますが・・・どうなんでしょう、『yaneura』は確実に『Roman』から繋がる曲ではあると思いますが・・・うーん、微妙なところですね。 って、ほとんど意見になってない・・・すみません、前言通り出直してきます・・・あ、二つ名について大黒さんへの返信にて触れておりますのでよかったら拝見してみてください。
452:大黒 2006/12/24(日) 00:08 >>450むりゃんさん 『少女が白いキャンバスに描いた幻想』というのは確かにひっかかりますね ただ、私はこれはミシェルとは特に関係ないと思います その後、『屋根裏で紡がれたロマン』とあるのでこの少女は屋根裏も含めた第5の地平線を俯瞰している存在ではないかと そして、その第5の地平線で起こった様々なロマンを白いキャンバスに描き留め屋根裏に遺しておくのが少女の役目ではないかと そしてそれを見た殺戮の女王の意思が適当なロマンにHiverを産み落とすのではないかと考えましたがどうでしょう? これなら屋根裏を知らない人でもこのアルバムを聞いて欠ける物語はないと思いますが
453:大黒 2006/12/24(日) 00:21 >>451ARAQさん 連投すみません 「呪いの力」でOKですか。確かにその方が「殺戮の女王」っぽいですね うーん、私はローランの家系が殺戮の女王に関わってたかと聞かれると関わってた時もあったろうし関わらない時もあったと考えます つまり、赤ローランの家系以外にも殺戮の女王に関わった者が多くいるという考えです 「復讐の風車」説はそれなりに説得力のあるいい意見だとは思いますが、ちょっとローラン家系ばかりに目が行き過ぎてるかなという感じも受けました 私は「13人の少年達」が必ずしもローランサンであったとは思いませんし、復讐の念を抱いていたとも思いません もしかしたら何らかの形で理不尽な死を遂げた少年もいるだろうし寿命で死んだ少年達もいると思ってます つまり何が言いたいかというと 「ローランサンばかりが復讐の風車を廻す者ではない」 という事と 「13人の少年は全てが復讐の風車に関わって死んだ者ではない」 という事です うーん…少し苦しいかな あと、個人的な意見ですがレスをする時アンカーにナンバーを打ったほうがいいと思いますよ その方が見てる人がこのレスはどの書き込みへのレスか解りやすいでしょうし 私も楽ですから(笑)
454:jir 2006/12/24(日) 00:29 >>441大黒さん 『繰り返される歴史』を『朝と夜』と置くなら、ピコマジ以外の関連作品語句があるあの場面において Chronicleがでてこないのも妙なお話だと思います。 また、過去作は聞かなくてもガイドブックのほうで過去作品のタイトルが明記されていますので 初めての方も「死と喪失」あたりで、お?と思えると思います。 預言書の存在に関してはなぜ存在しているのか不明ですが 「歴史は改竄を許さない」と言うのは新しいもの、変えようとしている者を認めないということでもあります 私はChronicleとRomanは関係ないと思ってましたが、つながりが見えてきたので転換しています(汗 少年は剣を・・・の裏側でクロニカが登場していた点。 また少年は剣を・・・の時点でRomanの暗号が出ていた点でさもクロニカが暗号を言っているのかと思わせるかのようなものもそうです。 改竄を許さないことに対するミシェルの抵抗としても解放者(と呼ばれている)イヴェールを産もうとしているが イヴェールの存在が歴史になにか影響を与えるのかそれが否定されていく。 ゲーフェンバウアー(?)の登場、赤い宝石関係がクロセカにも出現している点でも関係性がみえます。 どんなみじんな改竄も許さないってことですかね 賢者は産もうか産まないか迷ってる、イヴェールを身ごもっている女性にアドバイスしましたが あの曲調からしてもおそらく産んだのでは?と思いますが、歴史に反抗して産ませるように仕向けたように思いました。 イヴェールがアンチテキストなら、死ぬ要因を消す役割、というか。 >>むりゃんさん 「他の女」に関する考えは、ちょっと自分も思うところがあります その説を有効にすると宝石のせいで人形師の男を失った「娘」が候補にあがりますね 娘は人形師を復活させようとする→女王は逃がさないように閉じ込める といった感じ?詳細はあんまり考えてませんが(ぉ あ、Romanの後にもLostやThanatosのリメイクがでる場合もあるので 現時点でそこのつながりが不可となってしまっても、未来で可能になる場合もあります。
455:jir 2006/12/24(日) 00:43 「他の女」説について考えてみると 人形師の娘は父(?)を殺した悪質な宝石をもう世の中に出すべきではない!と考えれば檻にもなるでしょうし 檻の外へ出たい宝石は「生まれておいでなさい」といわれているイヴェールを逃がす気はさらさら無いご様子。 13人は同じような経緯で死んでいった人たちのことかな?(ないな・・・) 私は「呪い」に関しては実質的な(儀式や、魔術的な)効果を持ちかけるものではないと思ってます。 存在そのものがもたらす周囲の人々の変異が、結果的に呪われてる、といわれているのだと思います。
456:大黒 2006/12/24(日) 00:58 >>454jirさん 確かにブックレットに過去作の一覧がありますね ただ、これはあくまで作品が紹介されてるだけなのでここで「おっ」と思える人はよほど勘のいい人だと思います それに過去作を知らずに聞いてブックレットを参考にすると数が合わないところで混乱する人も出てくるのではないでしょうか 少年は剣を・・・の裏側でクロニカが登場していた点は正直懐疑的です。あれは本当にクロニカなんでしょうか? よく似てるという状況証拠以外クロニカとあの女性を結びつける論拠が今の私にはありません そういったわけで私はあれはクロニカではない別の何かだと思ってます ゲーフェンバウアーの登場というのは『呪われし宝石』の最初の台詞のところでしょうか? あれは聞く人によって聞こえ方が違うので論拠としては弱い気がします 実際、あれはHiver説がどちらかというと有力ですし 赤い宝石関係というと『約束の丘』の朱石の首飾りでしょうか? 確かにあれが「殺戮の女王」ではないという根拠はないですが 『若い二人は甘い永遠を丘に誓った』 『離れても二人を 結びつける朱石の首飾りを架け誓った』 という歌詞から推測するに2人は朱石の首飾りにプロポーズ的な意味を持たせているように思えます だとすると「殺戮の女王」などという物騒な2つ名を持つ宝石をいくら綺麗だからとはいえ恋人に渡すような事はしないと思うのですがどうでしょう? よって以上2つから『クロセカ』へ飛ぶのはちょっと難しいかなというのが私の結論です 『黄昏の賢者』でクロエが産もうとしてるのがHiverかどうかは想像の域を出ませんがその直後の『11文字の伝言』の母がクロエだとすると確かに産んでますね Hiverはアンチテキストではなく純粋に「殺戮の女王」の解放者だと考えてます 死ぬ要因を消す役割という考えですが、現にHiver(『呪われし宝石の兄』)が「殺戮の女王」を世に出した事で死神の回転盤が回り出し殺戮の惨劇が起こってるのでアンチテキストなら黒の預言書はむしろここでは誰も死なないと定めてた事にならないでしょうか?
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