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【Roman】総 合 考 察 ト ピ
723:ヒカル 2007/02/03(土) 00:18 >>718 ルオンさん 毎回言葉が足りず、混乱させてしまい、申し訳ないです; えと、まず前提から話すのを忘れてたのですが、11文字の母親はイヴェールの創始的(?)な人物を生んだと考えていまして そのイヴェールが死に、次のイヴェールが生まれようとしたが何らかの理由によって別の名で生まれてきた=各曲の主人公達 なので、イヴェールの(本当の意味での)母となるのはこの伝言の母だけかな、と 二人の母親は我が子に自分と同じ過ち(最初のレスに書いた内容の事です)を繰り返して欲しくないから伝言を残したのかなぁと・・・ あと、全員がイヴェールという存在だというのは少し語弊がありまして 生まれてくる前(妊娠時には決まってたのかも)は確かにイヴェールという存在として生まれてくるはずだったんですが、生まれるまでに何らかの理由で親の立場が変わり、別の名で生まれてしまう。 イヴェールとして生まれる筈だった赤子が別の名(姓も変わったかもしれません)を授かった時点で、もうその子供はイヴェールとしては認識されないので、別の「存在」となってしまう。 全員本質はイヴェール(伝言の「アナタを産んだのが誰であれ〜」のくだりから)ですが、別の存在として生活しているので、殆ど別人の様な物で、イヴェールであってイヴェールでないみたいな・・・なんと表現すればいいのかわかりませんが、そんな感じなのです^^;(この辺は一番最初に書いたレスの方がわかりやすいかもしれません; なので、モニカやロレーヌが人形の過去の姿でも問題ないと思うのですがどうでしょう? 例え本質はイヴェールでも、別の存在として生きていたのですから。
724:ルオン 2007/02/03(土) 20:51 >>723 ヒカルさん こちらこそ、読解力が足りず申し訳ないです。 『11文字』の母親=イヴェールの原点となるイヴェール(原点イヴェールって呼んで見ます)の母親 っていうことですよね? で、原点イヴェールの後の時代に、各曲の「イヴェールとしての役割を持った」主人公が生まれた…っていう解釈でいいのでしょうか? そうなれば、確かに「イヴェールの本当の意味での母となるのは伝言の母だけ」ではありますよね。その点は理解出来ます。 けれど、そう考えるとなおの事「原点イヴェールの母親になれるのは一人」なんじゃないかなぁと思うのですが。 「一人の原点イヴェール」に「二人の母親」がいるって言うのは…ちょっと矛盾していると思うのです。 ヒカルさんのレスから、ヒカルさんは、「イヴェール⇒何らかの役目を与えられた者の肩書き」みたいに考えてらっしゃるのかなぁと感じたのですが。原点イヴェールはイヴェールという名であり、さらに「イヴェールという役目」も背負っている。それ以外の曲ではイヴェールという名ではないものの「イヴェールとしての役目」を背負っている。だから、全ての曲の人々は「イヴェールとしての役目を背負わされた者」である。というところでしょうか? どんな名を持っていようと、どんな人生を送っていようと、「背負う役目はイヴェールとしてのもの」。 そういう解釈でしたら、モニカやロレーネのことも消化は出来るかもしれませんね。 ……って、これであっているのかしら…? イヴェールに関しての定義は分かるような気がしますが、「二人の母親説」は上記の通り矛盾を感じます。 あと、原点イヴェールが一体どんな存在であり、各曲の「イヴェールとは呼ばれていないイヴェール達」がイヴェールである理由とかとか、個人的には疑問が残っております。
725:ヒカル 2007/02/03(土) 22:38 >>724ルオンさん いえいえ、俺も自分で読み返して、わかりにくいなぁ・・・と思いましたので、ルオンさんの読解力が足りない訳ではないですよ; そうですね、11文字の母=原点イヴェール(俺もこの呼び方を使わせてもらいますw)の母でOKです。 ただ、原点イヴェールについて誤解が発生していたので、これも違う意味で取られてたと思うのですが、 >>705で書いた、「朝側の母親が生んだイヴェール、夜側の母親が生んだイヴェール」っていうのは、朝側の原点イヴェール、夜側の原点イヴェールが生まれた、という意味で書いたので、俺の中では原点イヴェールは二人いるのです。 そして、朝側の原点イヴェールが生まれ変わったのが朝側に属する曲の主人公達、夜側のイヴェールが生まれ変わったのが夜側に属する曲の主人公達になった、と なので、原点イヴェールの母親は二人いる、という事になります。 何らかの役目=母親の残した伝言に従い、幸せになる。 と俺は考えています。(ここで言う母の残した伝言に従った行動というのは、>>705の10行目から簡単に書いてます。) 原点イヴェールは母親の残した伝言に従って幸せになろうとしたが、幸せになれなかった、と考えているので、彼の生まれ変わりにあたる主人公達も、同じような行動を取るのではないかと。 ただ、一度存在を殺されているイヴェールに、生まれ変わりといえども既に別の存在となった人間に役目を背負わさせる程の強制力は無かったとは思いますが・・・。 原点イヴェールがどんな存在であるかは、俺もわかりません; というか、俺の想像上の人物ですからね・・・ でも、このアルバムを聴いた限り、イヴェールからは輪廻を想像させるので、かならず原点はいると思うのですが・・・ううむ。 もし曲中にいるとしたら、「宝石」の兄イヴェールや、(殺戮の女王に関係した所為で輪廻が狂う程の呪いを受けたとか・・・根拠はないですが^^; 腕の金ローランor赤ローランが可能性高い気もします・・・(こちらは一番時代背景が古そうなので) まぁ、この説でいくと自分の説は破綻するんですがw なので、散々存在を強調してきた原点イヴェールについては全くもって不明なのです・・・申し訳ないorz
726:ルオン 2007/02/04(日) 00:39 >>725 ヒカルさん 「二人の原点イヴェール」に「それぞれの母がいるから二人の母」ということでしたか。それなら母子関係の矛盾はなくなりますね。 イヴェールの役目=母の伝言に従って幸せになること、ですか。確かに、つまらない、またはありふれた人生を送った母親の望みは>>705を読んだときに理解できました。 けれど、それはある意味「母の遺志を継ぐ」ようなものであって、「イヴェール自身の生きる目的」みたいなのは無視されているような印象が…… 原点イヴェールの目的が、「母の遺志を継ぐこと」であったとして、それを後々の「イヴェールたるもの」に背負わせるには……やはり強制力の点でかけているように感じます。 私自身は、「イヴェールは宝石の解放者」という意見を持っているから、そう感じているのかもしれませんが; 原点イヴェールがいるとするなら……。と自分で問いかけておきながら、解がよく分かりませんが。 イヴェールの存在が何であるか。彼の物語を何処に見出すか。其処にイヴェールの物語は在るのか。 それを見つけ出さないと、Romanを読み解くのは難しいのかもしれません。 私のほうでも、まだ物語が完全に繋がっていないので、原点はよくわかんないです。ある程度繋がれば始まりが見えてきそうですけども;
727:ヒカル 2007/02/04(日) 03:19 >>726 ルオンさん そうですね、俺も強制力は殆ど無いと思ってます。 ですのでとりあえずは、背負わせるのではなく、深層意識に刷り込んだ、と解釈しております。 原点イヴェールの目的は確かに母の伝言に従って幸せになる事ですが、各曲のイヴェール達の生きる目的は、各曲で見出しているので、そっちだろうと。 なので、各曲のイヴェール達は無意識に原点イヴェールの目的に流されていってるのかなぁ・・・等と妄想を膨らませております(何 >原点イヴェールがいるとするなら……。と自分で問いかけておきながら、解がよく分かりませんが。 俺は原点イヴェールから各曲のイヴェールに派生したと考えているので、曲中にはいないと思っています。 でももし、曲中にいるのなら、上に挙げた二曲が有力かなぁと・・・。 でも、それを肯定してしまうと自分の説が破綻するので、自分の説では現時点で説明不可能、全くの不明。 という事なのですが・・・ご理解頂けたでしょうか?; 始まりすら見つからないのに、全体の考察スレに書き込んだのが甘かったかな・・・と今更ながらに後悔してますorz
728:ルオン 2007/02/04(日) 12:59 >>727 ヒカルさん 深層意識に刷り込む……それが、原点イヴェールが出てくる説としては分かりやすい解釈かもしれないですね。各曲のイヴェール達が、原点イヴェールの目的ではないにしろ、何かの流れに乗せられている、という気は私もしています。「何か」は不明ですけど。 原点イヴェールはアルバム中にはいない。そうなると、ちょっとロマンが寂しい気もしますが(個人的に感じているだけですけど;) ヒカルさんの言葉を聴きますと、「Roman」は、原点イヴェールから始まる系譜というか、人生の流れというかそういうものの、ある部分を切り取って編集したものを私たちに見せてくれている、というところなのかなぁ?なんて思ってみたりしました。 私も、あまり明確になっていなくても書き込んじゃうことが多いので…;でも、皆様と意見を交わすうちに見えてくるものもありますので、あまり後悔なさらずに^^;新しい見解には楽しませていただいてますから。
729:shrychnine 2007/02/04(日) 18:14 はじめまして。サンホラ自体新参者の ストリキニーネと申します。 スレを簡単にさらってみて出ていないようなので書かせていただきます。 少し考えもアタマも足りない状態ですが ジャケのイヴェをよく見ると、口元に人形を喋らせるためのパクパクする部分の線のようなものが見えるんです。 それに『傾かざる冬の天秤』確かこのスレのどっかにありましたが、イヴェの名前は『冬』の意味ですよね。 『僕の代わりに廻っておくれ』もあり 私はイヴェールが未完成か何かのお人形なんじゃないかと思います。 そう考えると、色々ツッコミどころを考える必要が増えるとは思いますが これも一つの考え、ということで^^; 参考になれば幸いです。
730:大黒 2007/02/04(日) 22:03 >>729shrychnineさん はじめまして ご指摘の線ですがおそらくジャケットの中心の折れ線がそう見えてるのではないかと思います 『傾かざる冬の天秤』というのは『朝と夜の物語』のモノローグ(?)部分の最後に出てくる言葉ですね。この言葉が何を意味してるのかは…今のところはっきりとした答えは出てません そして確かにイヴェールというのはフランス語で「冬」という意味ですが 先に指摘したとおり線についてはジャケットを折った結果ついたものだというのが私の考えなのでイヴェールが未完成の人形というのはちょっと否定的ですね ただ、自分の目指すべきロマンが見つからず生と氏を繰り返してるイヴェールの姿を未完成という言い方はできない事はないかなと思いました
731:shrychnine 2007/02/05(月) 17:57 >>730大黒さん レスありがとうございます。 私の言う線は、夜の側はよくわからないのですが 朝の側のイヴェールの口の端から垂直に降りている線のことです。 そこに折り目は全くないんですよね…。 でも結構薄いものなので、印刷の何かの可能性もありますね; 生と死を繰り返す事も出来ずに双子の『僕のかわりに〜』 というイメージなのでそこも私の場合しっくりきていました。
732:むりゃん 2007/02/09(金) 21:31 久々に失礼します。今の自分内解釈を長々……。 『朝と夜』→人は意味を探し彷徨いながら生きる。 『焔』→死と生を繰り返し、世界は、歴史は創られる。死んでいったものは世界の土台になる。 『腕』→人生は自分の思い通りにはならない。しかし、自分で“運命の輪”を廻す事も、止める事もできる(または立ち向かえる)。 『宝石』→大きな幸せには、それと同じくらいの不幸がついてくる。『幸せ』ばかり手に入ることは無い。それに『つりあう不幸』もついてくる。 『星屑』→人生は、たくさんの繋がりの中にある。親と子、大切な誰か。その繋がりなくして人間は生まれてこられない(または生きられない)。 『風車』→『絆』を繋ぎとめる為の『力』とはなにか。それは盾では、守るだけの力ではない。絆を断ち切る強大な力の前には無力だから。そして、絆を断ち切る剣でもない。 『彫像』→自ら切り離した『絆』を繋ぐことは、難しい(または、出来ない)。 『美しきもの』→人は、刹那の美しさの中を歩む。そして、その人生もまた“刹那”である。 『葡萄酒』→人生には、酸いも甘いもあるもの。 『賢者』→アナタはアナタ。他人は他人。それを尊重したまま“1つ”になれる。 『11文字』→“アナタ”という存在が、この世界に望まれている。 ジャケット絵の、菫サイド。老人は死に白骨化(時間経過)の後、生まれています。老人は、生まれる前に死んだ訳です。 ので、イヴェールはまだ、『朝と夜』の時点で生きていると解釈します。『僕の詩を灯そう』は、自身を誰かの記憶に残す、交友やそれに類似した行為。『詩』という彼の『人生』の象徴を口に上らせる。生きた証を残し、誰かと繋がる行為。今生きている人間の行動と解釈。 そして、彼は『生と死の物語』の探索を行い、“生と死の意味”を探す。探索の場は『朝と夜』も含めます。 そして、『11文字』で彼の人生は終わります。『生と死の荒野をさすらう人形は、廻り行く夜に、どんな詩を灯したのだろうか』の後で夜が明けるので、そう解釈しました。11の『生と死に関する浪漫』を集めた結果です。それは、『しあわせにおなりなさい』と『おりあわせしになさいな』の二つを含む物語。だから、その二つはアルバムの外にあるのだと思うのです。 『yaneura』と『truemessage』は対。Yaneuraは『望まぬ人生だったら、やり直せ』と一種の逃げを勧め、『truemessage』は『立ち向かえ』と言っています。そこで対になると私は解釈しました。 『yaneura』で、賢者は『君が望む地平に繋がるまで、何度でも廻りなおせば良い』と言っています。けれど、それは不可能だと思うのです。各トラックは『自分の思い通りに運命は廻らない』『幸せだけの人生などない』『たくさんの絆がアナタと言う命を生んだ』と囁きます。 『幸せばかりで思い通りの、繋がりを無視した人生』などこの世にはありえない。それを望み、廻りなおそうと夜を迎えても、ありえない『地平』に辿りつく事はかなわない。 そして、今度は死んだ男が『浪漫』を探す。『望む地平』を。それ以外では、『生まれるに至らない』から。 ……かなり私的な視点の上、分りにくく長い文章、失礼しました。難しい……。
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