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【Roman】01.朝と夜の物語 【考察】
207:やまいぬ 2010/01/31(日) 14:31:46 ID:Uo/BPw3k [arisuroman2@yahoo.co.jp ] 割り込みすみません。 これはたんな割る推測ですが、朝と夜のイヴェール=『美しきもの』のロランって事はないでしょうか?まずこの推測は、『美しきもの』と『輪廻の砂時計』と『珊瑚の城』が繋がっているという前提です。 『朝と夜』の「笑いながら僕達は行く 遙か地平線の向こうへ 」という歌詞、これはたぶん笑いながら死んでいき地平線の向こうへ行くという意味だと思います。 でも、死ぬとき笑うことができる人はなかなかいないと思います。それは、人は死ぬのを普通は怖がるからです。でも、Romanの曲の中で笑いながら死んだ人が二人います。 私はこれが、さっきの歌詞の「僕達」の部分だと思います。そしてこの二人は、一人目が朝と夜のイヴェール=ロランと二人目が、Anotherロマンのイヴェールだと考えています。今回は、イヴェール=ロランと考えた理由だけ書いときます。 まず第一の理由は、ロランは笑いながら死んでいるということです。これは、『輪廻の砂時計』の「微笑んだままで逝く…「私は生きてた」」という歌詞が理由です。 第二の理由はロランが輪廻を信じているということです。これは、『輪廻の砂時計』の歌詞でも言ってます。そして、『珊瑚の城』では、「扉を護る番人は 石のように動かない」とあります。この番人が、私はラフレンツェではないかと考えています。ラフレンツェの曲では、冥府の扉が開いてしまいました。 そう考えると、ロランが輪廻転生できるようになった理由が分かります。 そしてこれを前提で考えると、なんとなく全てが繋がる気がします。 まず、『朝と夜』の曲では、イヴェール=ロランが双子の人形にRomanを探させる話です。この曲でよく君が出てきます。この君は、ロランのお母さんを指しているのではないかと思います。「廻り逢う君の唇に嗚呼…僕の詩を灯そう…(la vie) 僕達が繋がる《物語》(Roman)―― 」 これは、(母さんのところにまた輪廻転生して生まれてこよう、また僕達が繋がるRoman)という意味だと思います。「生まれて来る前に 死んで行く僕(女:Laurant)の物語(Roman)…(Laurant) 」の意味は、イヴェールは、まだ生まれていない存在、いわば、輪廻転生する前だから生まれていない、 でも輪廻転生して生まれ変わったら今のイヴェールの自我?みたいなのやこのときの記憶はなくなるから、この時のイヴェールは死ぬということだと思います。「嗚呼…僕達はもう逢えなくても 現在(いま)を生きて往く《憧憬》(Roman) 」の意味は、『朝と夜』のイヴェールとAnotherのイヴェールが 両方とも生まれていくから、もう逢えないかもしれないけど、それぞれ現在=その生まれたところで生きてゆこうって意味ではないでしょうか? 次に、『焔』の曲は、ロランの葬式だと思います。 そして、「独りで寂しくないように 《双児の人形(ふたごのla poupée)》を傍らに 小さな棺の揺り籠で 目覚めぬ君を送ろう… 」の歌 詞で棺に入れた双子の人形が『朝と夜』で出てきた双子の人形だと思います。そして、「懐かしき調べ 其れは誰の唇か―― 嗚呼… 《物語》(Roman)を詩うのは…… 」この歌詞は、 『美しきもの』で出てきたロランが好きだった、歌を歌っている人物を指してるんだと思います。だから歌詞の中に懐かしいと入っているんだと思います。そしてこれを歌っているのは、たぶんお母さんだと思います。ロランが好きなメロディーをモニカ以外にお母さんが知っていてもおかしくないからです。 次に、『美しきもの』の曲は、モニカから見たロランの曲だと思います。「「心配ないよ」…笑って言った」という歌詞でこれは、ロランが(自分はまた輪廻転生してまたここに戻ってこれるから心配いらないよ)って意味だと思います。「…笑って逝った」という歌詞からは、ロランが死ぬとき笑っていたことを 示しているんだと思います。 次に、『黄昏の賢者』の曲は、この曲で出てきた女の人がロランのお母さんだと思います。理由は、お母さんは、ロランが病気で苦しんで死んでいった姿を見ているので次産んだ子もそうなってしまったらと考え産むか産まないか悩んでいるという事も考えられるというのが理由です。そして、この曲では 断定は出来ませんが雰囲気的に子供を産むことにしたと思います。ここで生まれる子ががたぶん『朝と夜』のイヴェール=ロランだと思います。 次に、『11文字』の曲は、物語の流れでは一番初めの話ではないかと思います。この曲はロランが死ぬ寸前の曲だと思います。理由は、『輪廻の砂時計』でも(あなたの腕の中で死ぬ)みたいな内容の歌詞があったからです。この「あなた」は、たぶんお母さんを指してると思います。初めの歌詞でお母さんは、 ロランが生まれたときの話をしています。次の歌詞では「嗚呼…どんな苦難が訪れても…諦めず勇敢に立ち向か0102[い]なさ0102[い]… 愚かな母の最期の願0102[い]です…アナタは―― 『0302・0101・1001・0304・0502・0105・0501・0902・0501・0301・0102』 [し・あ・わ・せ・に・お・な・り・な・さ・い] 」 と言っています。この歌詞の意味は、(死んで遥か地平線の向こうに行ってどんな苦難があっても勇敢に立ち向かいなさい。愚かな母の最期の願いです、あなたは、死んで楽になりなさい。)という意味で、「嗚呼…傍で歩みを見守れな0102[い]のが…無念ですが…どうか…凛と往きなさ0102[い] 愚かな母の唯一の願 0102[い]です…アナタは―― 「0302・0101・1001・0304・0502・0105・0501・0902・0501・0301・0102」 [し・あ・わ・せ・に・お・な・り・な・さ・い] 」は(ロランが先に死んでしまいそばで歩みを見守れないのは無念ですが、凛として死んだ後も遥か地平線の向こうへ行きなさい。愚かな母の唯一の願いです。 あなたは、死んで楽になりなさい。)という意味ないでしょうか?お母さんはロランが病気で苦しんでいる姿をずっと見てきました。そして死にそうになっているロランの姿を見て見るに耐えなくなったお母さんが、(もういいから、死んで楽になりなさい)と言ってもおかしくないのではないでしょうか? だから、お母さんは、子供の死を望んでいるということで自分のことを「愚かな母」と言っているのではないでしょうか? そうすると、曲の台詞の「ごめんなさい、さようなら、ありがとう」と言っている理由も分かります。こう考えると、『11文字』の曲の「しあわせにおなりなさい」には、「おりあわせしになさいな」の意味がありこの二つの言葉がイコールと言うことになります。 この曲の最後の「地平線を統べる銀色の光」は、たぶんロランが死んだことを示しているんだと思います。 そして、嘘をついているのは、私はヴァイオレットだと思います。理由は、双子の人形はイヴェールに「嗚呼…僕の代わりに廻っておくれ…此の世界には―― 僕が生まれてくるに至る物語(Roman)はあるのだろうか? 」と頼まれました。言い換えると、(僕が生まれることの出来るRomanを僕の代わりに探してきておくれ)と頼んでいます。ですが、この11文字の伝言を聞いたらイヴェールは生まれてくることが出来なくなってしまうんじゃないでしょうか? 理由は、ロランが死に輪廻転生しないことお母さんが望んだからです。これは、『焔』の曲の「歓びに揺れたのは《紫色の花》(violet) 哀しみに濡れたのは《水色の花》(hortensia) 誰かが綴った此の詩を 生まれぬ君に贈ろう……」という歌詞からも分かります。 この歌詞の意味は、(死ぬことは辛いことなど全てから開放され喜びで、生きていることは辛くて悲しいこと、この歌をもう輪廻転生しない=生まれない君に贈ろう)だと思います。普通、子供が死んだとき、こういう内容の歌を贈りますか?これも私がお母さんがロランが死ぬことを望んだんだと考えた理由の一つです。もしこの11文字の伝言をそのままイヴェールに伝えたら、イヴェールは生まれられない、でもヴァイオレットがイヴェールに頼まれたのは、生まれてくることの出来るRoman。 だからヴァイオレットはこの11文字を隠したんじゃないでしょうか?この曲でその伝言の部分がハミングになっているのは、それのせいだと思います。だから、しあわせにおなりなさいを歌っている方の『11文字』のボーナストラック真実の伝言があるのは、それが理由だと思います。 長々と私の考えを書きましたが、つじつまが合わないところもいっぱいあってたぶん間違ってると思うんですが、ちょっとでも皆さんの役に立ったら光栄です。 皆さんの意見是非聞かせてください。
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