下
【Roman】01.朝と夜の物語 【考察】
185:あるく2009/01/12(月) 13:54:27 ID:MVKPMLrJAAS
はじめまして
ちょっと話変わってしまうんですが、
『僕』と『君』と『僕達』について思ったことを
『僕』については前のほうに書かれていた
ブックレットに描いてあるイヴェールだと私も思っています。
他についてなんですが、まず『君』が母親、又は兄弟などの
生まれればいずれ共に生きる者じゃないかと。
このCDには母と子の話が主となっているので、私は母親と考えています。
何故こうなったかと言うと、まず『君』は『僕』の詩(=物語の一部?)を唇に灯すことができる。
次に今ではなくてもいつかは物語を繋げることができる存在であるということがあります。
この母親とイヴェールが『僕達』で、イヴェールが死産の子であれば
「いつの日か繋がる《物語》」を二人とも持っている。
共に生きることができなかった「寂しさ」や、出会ったときの「刹那さ」がある。
「僕達はもう逢えなくても」が説明できる気がします。
最後に、イヴェールが詠っている理由が『君』が迷わない為です。
母親は子を生きて生まれさせることができなくて
母親がこれからの道に迷っている。
子は自分のことで迷ってしまわない様に生まれる《物語》を探して詠う。
だから『僕』=イヴェール
『君』=母親
…なーんて勝手に考えてたりします。
もとは『君』が迷わないようにイヴェールが詠っているのに、
その歌で迷いまくってる私達が『君』だろうか、とか考えてた結果でできた結論なんで
変なとこはあるかもしれません。
ただ、自分のなかでは一番しっくりきたのがこの考えです。
上前次1-新書写板AA設索