【Roman】01.朝と夜の物語 【考察】
93:Y2006/12/13(水) 01:20
>>90 祐健さん
こんばんは。

その部分、私は
C'est mademoiselle violette,qui est dans le bras droit
et
C'est mademoiselle hortense,qui est dans le bras gauche
だと思ったのですが、聞き返してみると
一回目は「キレダンルブラ」二回目は「キルラダンルブラ」と聞こえるんですよね…

ただ、「qu'il est dans le bras」だと「彼は腕の中にいる」という意味になり、腕の中にいる人物がilとなってしまいます。
又、人形を指す語は歌の中でla poupeeと出ているので、これを受けるならやはりelleとなってしまいます。
(ところで何で「双児の人形」なのに『焔』では単数で歌われているのでしょう?)

そこで、苦しまぎれの案を考えてみました。


C'est mademoiselle violette, qui l'est dans le bras droit
et
C'est mademoiselle hortense, qui l'est la, dans le bras gauche

と、l'=中性代名詞leでmademoiselleがmademoiselle○○であるという事実を受けると仮定します。
(因みに二回目にプラスしたlaはアクサンがつく副詞で、la=dans le bras gaucheと解釈しました)
敢えて日本語にすると、

それは菫のお嬢さん、彼女は右腕にいるから菫のお嬢さんなのだ
そして
紫陽花のお嬢さん、彼女はそこ、左腕にいるから紫陽花のお嬢さんなのだ

というかんじでしょうか。
…一応文法的に不可能ではないと思うのですが…
こんなまどろっこしい言い回しをするとはやはり考えにくいですよね(--;)



そこでもう一案。

C'est mademoiselle violette, qu'il l'a dans le bras droit
et
C'est mademoiselle hortense, qu'il l'a dans le bras gauche

この場合はl'=la=mademoiselleで、

それは菫のお嬢さん、彼はそれ(mademoiselle)を右腕/左腕の中に持っている

と、文法上も意味上もすっきりします。
一回目は何度聞いても「キレダンルブラ」に聞こえるのですが、
『天使』の「贖罪:expiation」も[エスピッスィオン]と母音部分がラ行っぽく聞こえるので、
ラ行は聞かなかったことに…というのではダメでしょうか(^^;)

…結論、正確にはわからないです。
誰か正解を見つけた方、教えて下さい。
1-AA