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【Roman】02.焔 【考察】
51:たこルック 2006/12/24(日) 11:51 「焔」は意図して全体の印象を曖昧、抽象的にしている曲だと思います。 それは曲の表現せんとするものの括りが大変広く、今までの作品含めた「世界」全体をうたう曲として つくられたからでは無いでしょうか。 最初の「葬列に参列する者」達というのは「世界」での生を終え、この世を去ろうとしている者達で、 この「世界」(この世)とあの世の間にある、雨の降り続く空間のようなものを進みつづけあの世に向かい、 次に生まれ変わるのを待つ(輪廻)他ない、という事を表現しているのかなと思いました。 映像で例えると、 最初にその「葬列」の様子を描写(死のイメージ) ↓ この「世界」でのいろいろな場面、史実、いろいろな時代、それぞれの「世界」(生、この世のイメージ) がカットイン ↓ 葬列への参加=死の具体的な描写、「とある死」の描写としての「小さな棺」の描写(死のイメージ) ↓ またいろいろな場面のカットイン ↓ まとめのナレーションでしめくくり という流れになっているのではないかと思いました。 つまり、数多の気になるキーワードは今までの作品の様々な物語をふっと想起させる ためにちりばめてあるに過ぎず、(中には至極具体的に作品名・曲名が上がりそうなものもありますが) もっと抽象的に、大きなくくりで「世界」の生と死を主題に据えた曲… それが「焔」なのではないかと。
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