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【Roman】04.呪われし宝石 【考察】
102:Arnearthian 2006/12/03(日) 12:47 はじめまして、になります。 サンホラ初心者でこの掲示板も見るだけでしたが、自分なりの考察を述べさせていただきます。 ちなみにまだ伝言のサイトへは行ってないので、考えに穴があるかもしれません。 アルバム『Roman』中における『宝石=殺戮の女王』という視点から考察しました。 『Roman』中で殺戮の女王らしい赤い宝石が出てくるのは、呪われし宝石、緋色の風車、天使の彫像、歓びと哀しみの葡萄酒、の四曲。そして、ジャケットのロマ男(=Hiver?)の首。……それらの曲のほとんどが、宝石がもたらしたと思われる悲劇に彩られています。(彫像では何故かおとなしいですね^^;) そして、アルバム『Roman』のテーマと思われるのが、「今生きていること」、あるいは母からの11文字の伝言そのものなのでしょう。それがこの宝石によってことごとく阻まれています。 これらのことから、『殺戮の女王』は、この『Roman』における主人公ともいえるローラン一族にとっての敵役、ないし「越えるべき強大な宿命」なのだと思います。ジャケットのHiverの首にあるのは、「生まれる前に死んで行く」というHiverの不幸な宿命を象徴(Hiverの誕生前の死そのものが、宝石がもたらしている?=Hiverの首を刈ることの暗喩??)しているのではないでしょうか? 宝石の呪いに打ち勝てるだけのRomanを、Hiver達は探しているんじゃないかなー、と。 もし『呪われし宝石』→『焔』に繋がっているのだとしたら、宝石に兄を殺された妹ノエルが、我が子を埋葬する時に双子の人形を傍らに置いたというのにも運命的なものを感じます。その後人形達はRomanを探す(=宝石に抗う)為に世界を巡るのですから。(これにマールブランシェの話までが絡むともう頭がパンクしそうです) 鉱夫の男はHiverなのか? 現代において宝石を盗む盗賊はHiverなのか? この推論から行くと、どちらも肯でありそうで、しかも場面が現代に移ってもなお、Hiverと宝石の縁は切れていないようですが(笑 >78:hotaさんの宝石を世に解放する人物=Hiverという構図は、とても興味深いですね。あるいは、「殺戮の女王」自体、Hiverがローラン一族に課した試練なのかも、とか思ってしまいました。何しろ、『Roman』の中では身を呈して我が子を産んで死んでいった母親が多い中、Hiverだけが母親より先に死んでますし。……完全に邪推ですが(笑) でも個人的な希望を述べさせて貰うと、盗賊はHiverであってほしくないです。ようやく生まれてきたのに何やってんだ、アンタは……『焔』を聞いて懺悔なさい、ってな感じです。 主観入りまくりの駄文で失礼いたしました。
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