下
【Roman】04.呪われし宝石 【考察】
167:胡雪2007/02/04(日) 16:50
初めまして。皆様の考察、大変楽しませていただいております。
話を戻してしまうようで悪いのですが、
>>157loveart様
私としては黒銀の毛並を持つ仔犬が澪音の荒野に到るまでに地平線を飛び越えてしまう以上、"新たなる地平線"="第5の地平線"は違うと思います。
賢者の台詞「君の地平線を目指して」から、地平線が縛るのは"存在の輪廻"であり"世界"ではないと仮定すると、
『新たなる地平線=何処かの地平線から独立した地平線』(時間軸は無視)
宝石では「"堅牢に見える輪廻の壁にも時には不意に穴が開く"」と聞こえる事から、宝石が地平線を越えて殺戮を行うと解釈したのですが如何でしょうか?
ついでに、もし檻花のミシェルが宝石を持って居たのだとしたら、
干からびた老婆ミシェルの死体に折り重なった13人の少年は宝石を取り合おうとした結果。
「狭い檻から抜け出す」とは、宝石を奪おうとする者を奪われる前に殺害し、宝石を隠し通したまま死ぬ事によって宝石の創る地平線(檻)を壊そうとした事。
ただし、13人の少年が示唆するように結局誰かに盗られてしまうという「宝石を廻るエピソード(=宝石の地平線)の一部」…と、考えることができます。
宝石が地平線を越えるなら、どの地平線に出没しても不思議は無いし、「誰もが檻の中に居る」という条件も満たせると思います。
13人の少年の名前を確認できないため、あくまでも「もしも」の話で推論の域を出ないのですが、
私の「宝石が檻花に関係する場合」の考察は以上の通りです。
それでは。長文失礼致しました。
上前次1-新書写板AA設索