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【Roman】05.星屑の革紐 【考察】
213:名も無きローラン 2010/05/01(土) 07:17:45 ID:WovqOl8K はじめまして。 エトが死んでしまう説を初めて見ました。 急0502吹いた〜の転調フレーズの内容なんですが私は 「ただ突風が吹き紐を放してしまったけれど、今のプルーには100%信頼を寄せる事が出来るから怖くない」 という感じで軽く解釈しています。 「弱い姉だ〜」の個所ですがこちらも妹がいなければ何もできなかった自分に対して言っている個所ではないかと こちらも軽く解釈しています。 その上でこの曲と澪音との関連性ですが、一番最後のフレーズ「やがて懐かしくも美しきあの荒野」という言葉にポイントがある気がします。 澪音のバイオリンフレーズがバックで流れている点で「あの荒野」が澪音がいた「荒れ果てた荒野」である事は間違いないでしょう。 しかし、「懐かしくも美しき」とはどういう意味でしょう。 澪音の「荒れ果てた荒野」は他の詞を見てもとても美しいとは思えません。 私はここを中心に仮説を立ててみました。 この「荒野」とは「盲目の暗闇」なのだと思います。 澪音とエトの共通点は「盲目」「荒野」「黒銀の毛並みを持つ(子)犬」です。 それを踏まえてエトは澪音の生まれ変わり、「黒銀の子犬」は「黒銀の犬」の生まれ変わりだと考えます。 まず「澪音の世界」の物語があり、その後澪音が生まれ変わってエトになり「星屑の革紐」の物語へ続きます。 そしてラストでプルーが生んだ「黒銀の子犬」は「黒銀の犬」の生まれ変わりです。 この状態で「懐かしくも美しきあの荒野」を考えてみると 「懐かしい」というのは「黒銀の子犬」を見た時にエトが感覚的に感じた感情だと思えます。 しかし、エトは生まれ変わりであって、澪音の歩いてきた道を知っているわけではありません。 そう考えると「荒野=盲目の暗闇」とはエトにとって、たった今息を引き取ったプルーと星屑の革紐で歩いた 「美しき荒野」であると言えないでしょうか。 そして、その前のフレーズにある「物語の翼」とはエトに感覚的に残っていた澪音の記憶の事であるとも考えられます。 ここからは完全に妄想ですが、ここでさらに定説のエトの母=プルーという設定を+すると 最後に「黒銀の犬」が生まれ変わり、澪音の生まれ変わりであるエトに出会えたのは母の優しさだったのかもしれません。 乱文の上、長文ですが自分的に一番物語が綺麗に終わるように解釈してみました。
214:ぷぅにゃん 2011/12/04(日) 01:59:24 ID:2xCAIw8S [sage@yahoo.co.jp] 騎乗位だけで月100万d(´∀`*)グッ♂ ktjg.net/index.html
215:名無し@投稿 ★ 2012/02/20(月) 12:40:33 ID:yutS7AIh 色々と解釈ができるこの曲ですが、私はプルー=母の考えです。 その上でいうなれば、「何のために遣って来たのか」の件は、「黒銀の毛並みを持つ子犬としてもう一度エトワールを産み落とすため」ではないかと考えます。 「急に吹いた〜」の件でプルーが悲しげに吠えているのが聞こえますから、死んだのはエトワールでしょうね。サビの部分で旋律が静かになるのはその暗喩ではないかと。 そしてプルーとして傍に在った母は、もう一度エトワールをこの世に産み落とすために遣ってきたのだと悟り、曲の最後で子犬を産み落として落命します。 この子犬=澪音の世界の犬だと考えるのは容易ですが、共にある澪音は正体不明。エトワールとは全く違う性格であろうことはわかります。 前後が繋がらないようですが、これは「呪われし宝石」にヒントがあります。 「『祝い』が『呪い』に変わる運命の皮肉」という件です。 母の独白の部分のあと、二人で歌っているパートがあります。これは多分二人が出会った場面だと思うのですが、似たようなことを言っているようで決定的に違います。 エトワールが言うに、「君(=プルー)と歩いた暗闇に煌めく世界」「生は星屑の輝きの中に在る」ことを忘れない。 母が言うに、「母と歩いた苦しみに揺らめく世界」「愛は星屑の瞬きの中にある」ことを忘れないでほしい、と言っています。 ここを見ると、母が「忘れないでほしい」と願ったものとエトワールが「忘れない」と言ったものが食い違っています。それに、母は「娘の歩く道が輝くように」願って「エトワール」と名付けたのですが、本人は星さえ見えない両目と、その見えないものの名である自分の名前が嫌いです。 これこそまさに「『祝い』が『呪い』に変わる運命の皮肉」ではないでしょうか。幸せになってほしくて名付け、産み落としたのに、当人にはそれが苦痛でしかなかったのですから、まさに。 聞いた限りではエトワールが死を拒んでいるような様子はないですし、むしろ受け入れているように聞こえます。にも拘わらずプルー=母は子犬としてエトワールをこの世にまた産み落としました。 「星屑の革紐」で、彼女は自分の名前を好きになったとは一言も語っていません。多分嫌いなまま死んだのでしょう。それに彼女は、曲の中でプルーへの感謝と愛を詠っていますが、自身の生に関してはノータッチです。名前という自身を規定するものを嫌っていた以上、生きることを肯定していたとは考えにくいです。 だとすれば彼女は死して楽になったと思ったのに、また生きることを強いられているのですから、こんな苦痛はありません。そしてその生を終えた彼女ですが、今度は「澪音の世界」の舞台に存在しています。当人の視点からすれば3回も存在することを強いられたわけですから、ここまで来ると「星屑の革紐」の時の自分は保てません。 だから彼女は自分を規定するのに、嫌っていた「エトワール」ではなく、「黒銀の毛並みを持つ仔犬」として生まれてきた時の「雨=澪音」を名乗ったのではないか、と思います。澪音が普段瞳を閉ざしているのは、エトワールであった時に見えなかったことの名残かと思います。 私の考えで行けば「Tanatos」の内容は死を恐れる少女の幻想(というか空想)であり、サンホラ世界の死生観の説明ですから、「輪廻の砂時計」と関係させるのは早計です。「砂時計」は「寿命」「生きている時間」の表現として使われている、という意味の曲ですから。 「仔犬=エトワール」の根拠ですが、プルー=母という容易に予想できる公式と、Roman全体のキーになる「生の前には死がある、死の後に生がある」という単純な式です。プルー=母の「零れた砂が〜」「何のために〜」と最後の「黒銀の〜」、この単純な式を当てはめれば、「一度死んだエトワールをもう一度産み落とすために遣って来た」と母が結論付けるのは当然の成り行きでしょう。 この説でいくと、肝心なのはどうやってエトワールの魂を引き戻したのかという問題ですが、多分デュエット部分で出会い、終わったところで引き戻したのでしょう。これであれば、死によって次の生に向かおうとしていたのにまた引き戻されたエトワールがやがて澪音になるのも何となくわかります。 著しく救いのない話ですが、陛下の作ったサンホラは往々にしてそういう世界です。異彩を放つ「11文字の伝言」「truemassage」だけは偽りなき愛の詩ですが、これが「星屑の革紐」の前日談であるならばやっぱり救いがなくなります。「幸せになれなかった」という結末が既にあるわけですから。 どうも見苦しいですが、これが私の結論です。
216:通りすがりの新米国民@投稿 ★ 2012/08/01(水) 09:44:18 ID:HEtu86Ob こんにちは。 えっと…215さんの考察を色々と参考にさせてもらいました。 で、私的には「急に吹いた〜」は、エトが視力をなくした事の、表現といいますか…ともかくそんな感じで解釈してます。 で、自分の名前が嫌いなエトは、澪音になってプルーから生まれた子犬と荒れ果てた荒野を歩いたのでは?。 私はこのように解釈をしているのですがどうでしょう? 少し変かもしれませんけど、以上私の考察でした。
217:投稿 ★ 2012/11/30(金) 23:33:12 ID:UAZ+Uqy6 エトワールは赤ん坊のころ父が母を殺すところを目撃してしまった。(荒野にある旧自宅) エトワールは無意識のうちに自分の目をほとんど見えなくし(本当は見える)父親の顔が分からないようにした(そうすれば父親は自分を殺さない) 自分は母親を殺した人物を知ってる気がするけどそんなわけないよね。だって自分は目がほとんど見えないんだものという言い訳も自分に対してできる。 父親は必死に娘を観察する。ひょっとしたらあいつ目がしっかり見えてんじゃないか?そんなそぶりしてないか? 父親は、出来るならいつまでも我が家も娘もいる明るい未来を見ていたい。しかも権力者で金もがっぽがっぽだもん、手放すわけにはいかない。エゴの塊です。 しかし、娘が自分の事を殺人犯だと知っているのなら早いうちに殺さないと世間にばれるリスクが上がる。ばれたら\(^o^)/オワル プルーを飼う(母の生まれ変わり) 恐らく、生まれ変わりなこともあってか、目が似てたんでしょうな。そこに父親は惹かれてしまったのでしょう。 いろいろあって少女は犬ととっても仲良くなる。 ある日、プルーが少女の紐を振り払って例の旧自宅へダッシュ。ついていくには相当のスピードで走らねばならん。 でも、少女は今までさんざん練習したからついて行けたぜっ。 娘が犬追っかけてるのを父親は見てしまった。 プルー、旧自宅のある荒野に到着、父も慌てて追いかけていたため到着。 少女、殺してやるとか言ってる父親とか、プルーがめっちゃ吠えてるとかでパニックに。 父親、エトワールを殺そうとするが、プルーが抵抗。結果同士討ち。 父親、かろうじて生き残る。この間、死とは精神に先行して〜 父親、何も残ってない空虚な廃墟(旧自宅)に転がり血をドクドク流しながら冷たい雨に震える。 しばらく無音(雨の音だけ)荒療治ってやつで本来見える眼だったので少女開眼。 少女、死んだ犬と死にそうな父親を見て決意、母親と愛犬を殺しやがった父親を殺害。 その後、プルーのお腹から出てきた子犬を新自宅へ連れ帰りいつものように過ごす。 ある程度大きくなった黒犬を連れて父親、母親、プルー(母親)の墓参りに言ってる途中が澪音の冒頭。 なんか数年ぶりに聞いて思わず考察したくなりました。 自分の中では澪音の世界と星屑の革紐は同じ世界でこんな物語になってます。 でも、澪音と星屑の革紐では少女の名前が違いますね…嘘をついているのは誰だ? あと言い忘れましたが、母親は最初から父親を殺すつもりで転生したのかもしれませんねぇ。
218:にゃんこ@投稿 ★ 2013/09/02(月) 06:12:02 ID:RafqB6gh [sage ] あーまじかぁ!! 「星屑の革紐」と「見えざる腕」は結びつかなかった!! すごいなぁ…
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