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【Roman】06.緋色の風車 【考察】
30:大黒 2006/11/27(月) 00:28 はじめまして 私も少女の台詞がはっきりと聞き取れませんでした。というか単に息を呑む音に聞こえるんですが ナレーションのガラス細工・宝石はいずれも少女の比喩だと思います この歌に関しては殺戮の女王は関係ないのではないでしょうか 個人的に気になるのは曲中の『不意に君の肢体が宙に浮かんだ→』ですね 素直に考えれば槍や剣で串刺しにされたと考えるのが妥当でしょうけどその前に強く抱き合っていたとあるのでこの説を採るとなぜ少年だけ助かったのかの説明に窮してしまいます それと少年=ローランサン説ですけど、もしそんな復讐の念に駆られるような性格なら最後に 『もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう…』 『ごめんね…次は逃げずに 君の傍で共に散ろう』 などと殊勝というのはおかしいですがセンチメンタルな事をいうのかと疑問です 確かに大切な宝物を守れなかった無念はあるでしょうけど、少年はそのまま静かに過ごしたと思います
31:霧 2006/11/27(月) 03:18 >>30 大黒さん はっきりとではないですが少女の台詞は「待って…まっ……」と聞こえますね。 (でもスピーカで聴くとどことなく「待って…ローラン(サン?)…」or「逃げて…」にも聞こえる不思議) "不意に君の肢体が〜"のところは、馬が駆けてくる音の後に何かを(布生地を…)掴み上げるような音が入っていますし、 少年と少女は完全に隠れているつもりでも少女だけ僅かでも見えていたという可能性もあると思います(明るい生地の服を着ていたなら尚更)。 なぜすぐ殺さなかったのかは色々思うところがありますが…。 少年=Laurencin説 "もし生まれ変わったら〜" "ごめんね…次は〜"の部分ですが、少なくともまだ生きている「現在」はそれを果たせないから、 この生は復讐を糧に生きていくことを決めた、とも考えられないでしょうか…正気を保つ術として。
32:yuo 2006/11/27(月) 21:42 >>30 だからそのあたりは少女が「殺戮の女王」を持っておりそれを奪うのが目的だったから、と考えれば一先ず納得がいくのでは? そもそも、村を襲っただけの盗賊(「何が起こったのかわからなかった」の時点で戦乱も少なくなった時代だと考察。=盗賊)であったのなら、何故逃げ出した少年と少女を追ったのかが合点がいきません。 さらに、終盤で「不意に君の体が宙に浮かんだ」「怯え縋るような目が逃げ出した僕の背中に焼きついた」とありますが少女を殺したにしろ捕まえたにしろ、その時点で少年を追うことをやめています。つまり盗賊(=赤ローラン?)の狙いは最初から少女にあったということではないでしょうか。 そして「殺戮の女王」を手に入れた赤ローランだったが、その魔力のせいで片手片目を失った、と考えれば一応の辻褄はあうと思います。 ただし、冒頭のじまんぐの語り、「天使」での『宝石』は幸せを喩えたものだと思います。「緋色」のほうはそれと殺戮の女王をかけたのかと。 >>少年=Laurencin説 ブックレットで「少年は剣を」の少年が持っている剣とローランサンらしき人物の持っている剣が同じ、というのが結構強い論拠だと思うのですが。 論点となっている「もし生まれ変わったら」「ごめんね」の部分は霧さんと大体同じ意見。 さらに実も蓋も無いもないことを言いますが「緋色」は「少年は剣を」のtrack2であり、その時点では最後のじまんぐの語り、少女の科白は含まれていませんでした。 辻褄を合わせようとした結果、微妙に矛盾を生む歌詞になってしまったのかな、と考えました。ほら、天才にも失敗はあr(ぐしゃっ さらに少年がローランサンだとするならば、「呪われし宝石」の冒頭でイヴェールとローランサンが出ているヒントになるのでは、と思います。 採掘者であるにも関わらず、鉱山管理者に殺され妹に「宝石」を届けられなかったイヴェール。 一番大切だった「宝物」が大切にしていた「宝石」を護りきれずに奪われてしまったローランサン。 その利害の一致からも二人が「宝石」を奪いにいった、と。時の流れにも縛られず。
33:大黒 2006/11/27(月) 22:45 >>31 霧さん 確かに布地を掴んだ音にも聞こえなくはないですね 『怯え縋るような瞳』としてるところからもこの時点ではまだ少女は生きてると考える方が自然かもしれません >少年=Laurencin説 復讐の念で正気を保つ…ですか。聖戦と死神のゲーフェンバウアーみたいなものですね という事は村(?)を襲ったのは赤ローランという事になるんでしょうか 呪われし宝石の冒頭でローランサンの名前が出てきてるという事は少年は年数を経て復讐のためなら手段を選ばなくなったという事でしょうか 狂0105しい《季節》を経て…少年の《時》は流転するというのはそのあたりの時の経過を表してるのかなと思います >>31yuoさん 少女が殺戮の女王を持ってたとすると時系列的には呪われし宝石は緋色の風車の前でないといけませんよね しかし呪われし宝石の冒頭で『ヘマすんじゃねえぞ、ローランサン』とでてますし歌詞の中にも『失敗をすれば刑罰 命を懸けた任務』とあるようにかなり組織だった一味だと思われます 具体的な年齢は出てませんが少年と呼ばれるような年頃の男の子が盗賊行為を働くでしょうか
34:ARAQ 2006/11/27(月) 23:10 >yuo 戦乱の少なくなった時代ではないんじゃないでしょうか? 聖戦が終わるのはAlvarezの死から5年経ってから。 『見えざる腕』にて金髪Laurantが赤髪Laurantに腕を切られる時には まだAlvarezは生きてます。 金髪Laurantが赤髪Laurantに復讐するのに『緋色』の少年が『腕』の Laurencinになれるほどの時間的余裕はないと思います。 「何が起こったのかわからなかった」のはこの村が戦乱の中心から それなりに離れていたとかなんとか・・・まあ、理由は色々想像できますけど、 戦乱の少なくなった時代ではなく、戦乱が広がる直前のほうが あってるんじゃないですかね?
35:Yuo 2006/11/28(火) 23:02 >>ARAQさん ああ成る程。戦前というのは考えていませんでした。 この板の上のほうに「天使」→「緋色」→「腕」と繋がるのではないか、という考察があったので考えが及びませんでした。 「何が起こったかわからなかった」も戦乱が終わった後よりは始まる前、というニュアンスがありますし。私の完全な失念ですOTZ >>大黒さん えーと、それはどうでしょう。 「緋色」で(殺されたor奪われた)少女の持っていた宝石を奪われた→「宝石」でそれを奪い返しにいった。 これでも時系列的に成立するのでは? 「腕」でのローランサンの声は比較的若いので「腕」と「宝石」のどちらが先なのかは定かではありませんが。 ただ「宝石」での考察にもあるようにどうもこの二つのRomanは時代がかけ離れているようです。私個人としては同一人物としてのローランサン、のほうがRomanがあるよなぁとか思うのですがw なお「宝石」でローランサンは捕まってるっぽいのでその後に少女と追いかけられるのも赤ローランに復讐するのも不可能かと思われます。 「失敗すれば刑罰 命を懸けた任務」→これはニュアンス的には組織を感じさせますが別にローランサン&イヴェールの共同犯でも成立する文章だと思います。 そういえば「少年は剣を」の裏表紙にはクロニカ様がいますよね。 これは「ごめんね 次は逃げずに 君の傍で共に散ろう」を暗に否定しているのではないでしょうか。 歴史は改竄を赦さない、ですから・・・。
36:綾太郎 2006/11/29(水) 00:10 こんばんわ、初書き込みです。 暗黙の了解だったら申し訳ありませんが、少年の村が襲われた時代は 聖戦と死神の第二楽章・帝国暦元年では、と愚考しました。 歌詞でも「邪教の使徒は根絶やしにしろ」といってますし、奇襲ということもあるので 何が起こったのか分からないのも無理がないかと… あと少年だけが逃げ延びられたのは、ちょうどその時Alvarez将軍が裏切りその伝令が伝わって 動揺した隙を突いて逃げたのかも…? 何しろ一村人を殺すより、逃げた裏切り者を追うほうが重要ですし…とか思ったり…? こう考えると急な目標変更で見逃されて、捕まった少女が生きてることを願うばかりです(笑 そして、この年代から聖戦が終わるまで9年位あるので、少年が青年になるのには十分な時間かと…? 以上、説得力に欠けますが乱文失礼しました。
37:ARAQ 2006/11/29(水) 00:29 >yuoさん 二人のLaurencinが同一人物でなくてもある種の「Roman」は語れますよ。 総合考察のほうに自分の「Roman」を載せてみたんで見てみてください。 『緋色』で宝石奪われ説でやってみましたんで。
38:大黒 2006/11/29(水) 00:56 >>35yuoさん うーん、その説も考えてないわけではないんですけどどういう経路で孤児(?)の少女が殺戮の女王のような高価な宝石を手に入れる事が出来たのかなという疑問にぶつかってしまうんですよ それなら時系列も整理できるし楽なんですけどね yuoさんの案を取ると時系列は 緋色の風車 ↓ 見えざる腕 ↓ 呪われし宝石 となりますね。このどこでイヴェールと知り合ったのかが興味深いです それに見えざる腕のPVを見てるとローランサンはいきなり柱の陰から出てきて赤ローランを刺し殺してます もし宝石を奪われたのならまずどこへやったのかまだ自分で持ってるのか尋問するのではないでしょうか?
39:白 2006/11/29(水) 15:42 思いつきだけで失礼。 「緋色」「花」「少女」などの単語から「Lost」の「緋色の花」を思い浮かべたのですが・・・ 「不意に君の肢体が宙に浮かんだ」=斬りつけられたか、槍で突かれたか弓で射られたか、とにかく攻撃された。 最終的に致命傷とはならずなんとか生き長らえたこの歌の少女が「緋色の花」の少女に繋がる・・・というのは無根拠過ぎか。
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