【Roman】06.緋色の風車 【考察】
114:笑無(エム)2007/02/17(土) 21:25
どうも新参者です。よろしくお願いします。

私にはこの曲が『Roman』の中で一番、不思議な曲に思えましたので考察を書きます。
私には単純に、

少年がある夜に何者かに襲われ大切なモノと決別してしまう物語と思えました。

しかしながら、
『Roman』作品に在るべき抽象的な名称や時代背景、過去作品との繋がり等
不明確なモノばかりで『Roman』の中では一番不思議な曲と感じます。
ただ、「見えざる腕」「天使の彫像」の作品に繋がりを感じられるフレーズが在ります。

「見えざる腕」には、「正に風車〜赤い髪を振り乱して…」とあります。
血色の風車が具体的な表現なら、この風車はまさに赤髪のローランの首を狩る姿が妥当です。
そして時代は、アルヴァレスがいたとするフランドルの刻です。

「天使の彫像」には、「君の手が今〜例え何が襲おうとも…」とあります。
此れは冒頭の語りと「緋色の風車」全体の結末と一致します。
しかし「天使の彫像」は「戦乱の最中に失われ平和と共に姿を現したとされる」と
在るので「緋色の風車」とは時代背景に矛盾が生じます。
(「戦乱〜」の部分は「天使の彫像」の製作段階のオーギュストの回想のようなものの為。)

そしてネタバレになるのですが、
「オリアワセシニナサイナ」というメッサージュとHiver?が語った「嘘を吐いているのは誰だ」から

私はこの6番目の曲が嘘ではないかと感じています。
少年にはローランという名もなく身体の特徴も出てこないですし、襲ったのが何者かも分かりません。
血色の風車が襲った者の揶揄なら上記の事が当てはまりますが、
そうでないなら例えば、
風車が人々の血に染まる等の人間以外の力で在れば可能な事であるなら時代背景にフランドルは関係ありません。
であるとするなら、やはりこの「緋色の風車」が嘘で在るような気がします。

SH初心者でこのような事を言うのは非常に失礼だと思いましたが、
どうしても気になりましたので書かせていただきました。
しかし、この答えが皆様の良い考察の一部になれば幸いです。

長文失礼しました。
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