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【Roman】06.緋色の風車 【考察】
65:yanagi 2006/12/04(月) 09:30 私的考察だと、これはバラッドとルーナの物語ではないかなと思ってもみたり。 友人と考察していて気がつかされたのですが、 詩人バラッドの悲劇では「今は亡き彼女と過ごした日々」とあり、 彼がルーナの恋人であるなら少々妙な文章です。 もしここでバラッドとルーナが離れ離れになった物語であるなら……。 少年が取った「剣」とは、戦乱の弾圧に負けない精神なのかもしれません。 ……ロマンです(´¬`) ロマン満々です。自己完結失礼しました。
66:あや 2006/12/04(月) 18:31 こんばんわです。 勝手に私的妄想を綴らせて頂きます。 私は緋色の少年は剣をとったと思います。 だけど中垣内さんの意見にも半分賛成です(何 緋色の少年=腕のローランサンであってもなくてもどっちでもいい考えです(ぇ〜 《宝物》(少女と仮定)を奪われた少年はやはり剣を取り復讐に及んだと思います。 そして「もし生まれ変わったら〜」あたりのくだり、こんな事思う少年が復讐に及ぶだろうか? と言う疑問に関してなんですが。 狂0105しい《季節》を経て…少年の《時》は流転する… じまんぐさんの追加された語りが気になったんですが。 少年は憎悪と後悔の念に苛まれ、復讐に及んだ。 そして時は流転し、少年は復讐される立場になったと。 〜灼けつく《刻》を送って 〜凍える《瞬間》を迎えて… で灼けつくような復讐の輪廻の刻を刻み、 やがて少年は凍える=死の瞬間を迎える その今際の時の想いが「もし生まれ変わったら〜」なのではないでしょうか? 灼けつくような想いに身を焦がして生きていても やっぱり死ぬ間際には愛しい者への懺悔と言うか自責の念というかの方が強かったんじゃないかなぁと。 まぁここでこの少年の仇を討とうとするものがいないと風車が止まっちゃうんですが・・・ 時代背景が似た感じ(?)なので少年=腕のローランサンでも いい気がするんですが。 今回のアルバムの一つのテーマになっている(?)二つの風車を 復讐と憎悪の応酬・生と死の輪廻と仮定すると 腕のローランサンと関係なくとも、やっぱり少年は復讐に及び 復讐されたんだと思います。。。
67:むりゃん 2006/12/04(月) 20:03 流れを切ってしまって申し訳ありません。 ここで、ちょっと一つ疑問なのですが、少女は少年をどう思っているのでしょうか。 もし、自分を見捨てた愛しい男を恨んでいるならば、彼の復讐が自己満足に見えます。もし、自分を殺した奴を憎んでいるならば、来世で共に生きる幸せも受け取ってくれると思います。が、どうでしょう? 殺されるかもしれない。いや、自分は女だから陵辱の後に殺されるかもしれない。そんな状況を助けて欲しかったのに、見捨てた男を少女はどう思うか。 復讐をとげても、とげなくても、ここを考えると話の見方が変わると思います。 『腕』のローランサンが、少年と私の中で結びつかないのは、少女は少年を恨んでいるのでは、と考えてしまうからです。そういう考えの元で、『腕』のローランサンの去り際の笑い声と、『風車』の「共に散ろう」等の台詞を関連付けると、自己満足に見えてしまうのです。 少女は、彼をどう思っているのでしょうか?
68:大黒 2006/12/05(火) 00:41 >>65yanagiさん 確かにありますね。じゃあルーナってどういう存在なんだろう 私はてっきりルーナがバラッドの恋人だと思ってましたが…あれ? まあこの話はスレ違いになるのでこの辺で >>66あやさん 狂0105しい《季節》を経て…少年の《時》は流転する… 私はこの狂0105しいというところに少年が復讐の念をつのらせ赤ローランへの憎悪を蓄えていた時間を感じます そして赤ローランへの復讐を果たした後少年はどうなったのか これは歌詞で書かれてない以上推測より想像になってしまいますが おそらく少女の墓に敵討ちの報告をした後自ら命を絶ったのではないでしょうか 『嗚呼…もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう…』 『ごめんね…次は逃げずに 君の傍で共に散ろう……』 生まれ変わった来世でこそ幸せの小さな花を咲かせ、お互いいとしい人に看取られて散っていけるように などと愚考してみましたがどうでしょう >>67むりゃんさん うーん、どうなんでしょうねぇ 私は両思いとはいかないまでも憎からずお互いを思いあってたと解釈してますが その方が腕や最後の共に散ろうとの繋がりが(私の中で)いいので
69: 2006/12/05(火) 04:28 何故06.緋色の風車だけアレンジなんでしょうか…
70:むりゃん 2006/12/05(火) 23:05 >>68大黒さん 思いあっていただけに、少年の裏切りを憎む事にもなり、少年に自分を裏切らせた奴を恨む事にもなり……。見捨てられる前は、お互いに大切な想いがあった、とわたしも思います。見捨てて逃げ出した少年を見た後、彼女は少年をどう思ったのでしょうか……。私にとってはそこが問題です。可愛さあまって憎さ百倍か……、それとも……。 本当に、彼女の思いは少年の解釈を色々にしそうです。 >>69 『風車』だけアレンジなのか。私は『少年は剣を…』の関連の削除したいのでは?というを唱えてみたいと思います。あれは、二つの別世界の物語の中に挟まれています。そのまま全部を関連して持って来ると、純粋なサンホラの世界と齟齬が生じるのでは……。だから、別物として聞いてもらえるようにアレンジを……。 と考えたのですが……。
71:大黒 2006/12/06(水) 00:27 >>70むりゃんさん 難しいですね。まあそう簡単に答えを出させてくれないからサンホラの考察はこんなに楽しく盛り上がれるんですが 『怯え縋るような瞳が←逃げ出した僕の背中に灼きついた』 という一文から推測すると少女は少年の助けを待っていたというか助けてくれるものと思っていたようにも考えられます この場合少女は逃げ出した少年の事をよくは思わないでしょうね でもそれだと自分の説が崩壊するのでもう1方の視点から 『怯え縋るような瞳が←逃げ出した僕の背中に灼きついた』 のところにかぶせるように「逃げて・・・???」という台詞が入ります そこを聞き取ると少女は少年だけは助けたかったように思えます となると少年が逃げ出せたのを見て少女は一安心(というのも変な言い方ですが)したでしょう この場合は少女も少年を恨んだり憎んだりする事なく死んでいったと思います この2つのうちどちらをとるかは…もう聞いてる人に任せるしかないのかも^^; >>69 エリ組でも前のアルバムに収録されてた『Ark』と『Yield』がアレンジを変えて入ってます 私はCD全体での統一性を図ると同時に前の作品を買ってくれた人も楽しめるようにしようという領主様の遊び心を感じますがどうでしょう
72:むりゃん 2006/12/06(水) 23:57 >>71大黒さん 確かに。「簡単に出ない答え」これがあれから止められません(笑) 私には、「まって、ま……」と聴こえる箇所ですね……。イヤホンを買い換えて、じっくり聴く必要がありますね(『黄昏』の賢者を探す男の足音の前の「ウィーン」は空耳なのかもずっと気になって……(スレ違いすみません))。 けれど、「逃げて」と言われて逃げた後、背中にやきつくほどの視線が来るのですから……。うーん……。 少年に助かって欲しいと思いながらも、本心では助けて欲しかった気もします。複雑な心境かもしれませんね。
73:大黒 2006/12/07(木) 00:25 >>72むりゃんさん 「逃げて」といった後の視線は少年が振り返らずに逃げていけてるかどうかを見届ける視線という事でどうでしょう? ここで足を止めてしまっては少年まで殺されるので自然と強い視線になったという事で 怯え縋るような瞳というのは捕まえられた後で状況がはっきりと掴めずに混乱した少女の気持ちが出てるのだと思います
74:Inari 2006/12/07(木) 20:36 [sage] はじめまして。(この掲示板に書き込むのははじめてです) >>67むりゃんさん すごく興味深い意見だと思いました。 そーいえば、大部分が少年の一人称で書かれているけれど、 少女の側の気持ちについては何も言及されていないんですよね。 わたしは、少女は少年を恨んで死んでいったと思います 彼女は怯えきっていて、縋る様な眼で少年を見た。 それなのに彼は自分を置いて逃げてしまった。 何が起こったのかわからないような混乱の中で、 自分の手を掴んでくれ、精神的支柱となってくれた唯一の人が、 いざとなったらその手を自分から放したのだから。 少年にしたら、命は惜しいでしょうから、 卑怯だと分かっていても、そういう風に体が動いてしまったのかもしれません。 だけど少女からすれば、それが自分への裏切りであることには変わらない。 どんなにふたりが好き合っていても、 そのことに関しては赦さなかったと思いますよ。 ところで、もし少年=ローランサンだったとしたら、 そのことも判っていて、復讐に及んだのではないでしょうか。 (因みに自分は、『腕』のローランサン=『風車』の少年≠『少年は剣を…』の少年 と考えています) 彼女が自分を恨んで死んだことに、変わりないことは判っていた。 赦されることなどもう望めない。それでもそうせずにはいられなくなった。 大切なものを(少女の命も、さらには自分を好いてくれていた彼女の気持ちまでも) 失って、残されたのは後悔と自責と、彼女を殺した男への空虚な憎悪。復讐だけだったから。 復讐を遂げ、走り去るローランサンの高笑いはなんだかみじめな笑いに聞こえます あれは実はとても乾いた笑いで、その後は虚脱状態のまま生涯、 赤毛のローランみたいに飲んだくれてひどい暮らしをしたのかなぁ…とか思ったりもします。 そして死ぬ間際(鳶色の子供に殺される間際?)にも、 まだ彼女を見捨てて逃げたことを悔やんだまま逝く…といいなと思います。 でも心のどこかでは、来世で結ばれることを望みながら。 (“もし生まれ変わったら…”。これだとあんまり図々しいかな;) えー、ローランサン好きが高じてこうなってしまった妄想半分なんですが(… そういう解釈をする人もいるんだー、と思っていただければ幸いです。 貴重な書き込みが読めて嬉しかったです。ありがとうございました。
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