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【Roman】06.緋色の風車 【考察】
77:あむ 2006/12/08(金) 23:21 この曲と関連がどれほどあるか知らないが3rdのlostにも「緋色の花」って曲があって そこでは「花」になったらしい少女が「森」に来る兵士を殺していくという話が展開されている 紅玉の笑い=赤い宝石の笑いのような表現もあるから関連性があるようにも取れる
78:Inari 2006/12/09(土) 00:14 >>大黒さん レスありがとうございます。 少女の気持ちについては、記述がないので想像で書くしかなかった…んですが (ちなみに私は、彼女の最後の台詞は考察の参考に入れておりません。 人により違って聞こえるようですし、どうやってもはっきりとは聞き取れない仕様みたいなので。) その説でいくと、少女は少年を恨んでおらず、まず逃げ切ってくれることを願っていたけれど、 少年のほうは多少なり恨まれたと思っている(自責の念を抱いている)ことになるのでしょうか。 (「僕の背中にやき付いた」は彼の、少女に対するうしろめたい感情の表現ということ?) それはそれで通じそうですね。自分の意見とは別に、概ね同意できます。 >>むりゃんさん レスありがとうございます。 あっ…自己満足なのは復讐そのものではなくて、「生まれ変わったら」のほうでしたか。 それへの反論は今の所見つからないなぁ。(自分でも「図々しいかなぁ」と書いてしまった通りで。) 復讐に及んだことに関しては>>74で書いた通り、独り善がりと判っていてそうした、と思うんですが。 それに、「盾か、それとも剣か」。この問いに対する答えとして、 「共に散ろう=剣も盾も棄て、せめて君と共に逝こう」 があるのだとしたら、 確かに少年はローランサンではありえなくなりますね…。(あの人はずばり「剣」を引っ提げて出てくるわけなので) ・・・正直、それでも合点がいってしまうような気もしてきました。 「連結なし」という考え方はある意味一番スマートなやりかたに思えます ただ、自分の中でどうしても引っかかるのは、 そうすると『見えざる腕』の中でのローランサンの位置づけが微妙な感じになることです。 「金髪のローラン」と同じく「赤髪のローラン」を恨んでいた「誰か」ぐらいの扱いで、 「金髪のローラン」を復讐劇の舞台から引き摺り下ろす役割を負っていたに過ぎないのでしょうか。 にも関わらずわざわざ名前がついていたりするのが奇妙で引っかかるんですよ。 やっぱり彼にもそれなりの背景が用意されていたほうが自然な気がするので、 個人的には『腕』のローランサンの正体は風車の少年、と思いたいです。
79:AK 2006/12/09(土) 00:33 「待って」なのか「逃げて」なのか凄い気になるw 少年は一人逃げる時少なからず罪悪感があったから少女の最期を 『怯え縋るような瞳』で「待って…!」と言ってるように聞こえ 少女は少年に生きて欲しかったから最期に ある種の決意を込めた瞳で「逃げて…!」と言った。 私個人は少女は恨みまでは行かなくてもとても悲しい思いを訴えたんだろうと思うのですが…。
80:大黒 2006/12/09(土) 01:12 >>76むりゃんさん 少年は一種の恐慌状態に陥ってたと考えられますからね 罪悪感と自責の念にさいなまれ加害妄想的なきもちでいてもおかしくないと思います その結果が少女の視線をゆがめてしまった事に集約されるのではないでしょうか >>78Inariさん 私も少女の気持ちについては想像を働かせて書いてます というか一切の記述がないのだから全ては想像の域を出ないんでよね。これいっちゃおしまいですが(笑) 私の少女から少年に対する思いはInariさんので概ね合ってます 少なくとも《宝物》といわれるくらいですからお互いにそれなりの仲だったんでしょうし 「盾か、それとも剣か」の問いかけでは私緋色の少年=見えざる腕のローランサンという立場をとってるので剣を取ったと思います マキシの時になかった『狂0105しい《季節》を経て…少年の《時》は流転する…』という歌詞。これが鍵を握ってると思います 『狂0105しい』という事は少年は普通の精神状態ではいられなかったと推測されます。恐らく自責の念とともに少女を奪ったものへの憎しみを募らせていったのではないでしょうか そして見えざる腕で異国の酒場でついに仇である赤ローランを見つけ復讐を果たしたと 『灼けつく《刻》』というのは少年が成長していく中で彼の心を支配する負の感情を現してるのではないでしょうか そして、『凍える《瞬間》』というのは全てが終わった時、つまり復讐の完了を意味してると思います その後、見えざる腕に出てくる鳶色の瞳の少年によって殺されるのか自らで命を絶つのか天寿を全うするのかは解りませんが 『嗚呼…もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう…』 『ごめんね…次は逃げずに 君の傍で共に散ろう』 というのは来世でこそ幸せな暮らしを手に入れようという少年の願望の現われだと思います
81:むりゃん 2006/12/09(土) 20:51 >>78Inariさん 復讐を果たすことも、来世での事を語るのも、憎まれているとしたら、憎まれていると思い込んでいたとしたら、結構自己満足なところがあったように聞こえてしまいます……。 確かに、『風車』でのローランサンの役割は大きいですね。名前が出てきますものね。でも、私は彼に伏兵的印象しか持ち合わせておりませんでした……。隠れている分印象が大きい存在……。 私は、『崩れ落ちた〜〜』から後のそれぞれの名前が出るところで、一種のショックを受けました。理由を上手くかけないのですが、名前が似ているじゃないですか、ローランとローランサン。これでローランサンの名前が、イヴェールだったとして、私は「ああ……!!」とは思えなかったと思います。名前の類似は、「同じ立場の人間がまだ多くいる」、みたいな印象を深くするための技術みたいなものだと思っていました。わたしの中では、違和感は無く……。 このアルバムは全体的にあちこち、「ここで繋がらない!?」みたいな気にさせられてムズムズしますね。『迷わぬように……』歌われれば歌われるほど迷うロマン……。 >>79AKさん すごく気になりますよね。これ一つで大きく話が変わりそうな……。どっちにとるかで、二通りの世界展開がなされる。ロマンは二つあって、どっちをとるかでゴールが変わるのですかね……。 私も恨んでいなくとも、きっとすごく悲しかったと思います。 >>80大黒さん 『狂0105しい〜〜』の解釈は、私も後悔や自責やらでまともな精神状態でないままでの人生を現していると思います。『流転』は、私は「生から死へと変わる」だと思っています。 生と死のサイクル。苦しみの生、解放の死。『灼けつく《刻》』は「後悔の人生」。『凍える《瞬間》』は死の瞬間、と私は解釈しています。 『嗚呼…もし生まれ変わったら~~』からの言葉が、来世での幸せを誓う言葉として、ずっと引っかかるのは『逃げずに』なのですが……。彼は復讐を行ったか否か……。
82:大黒 2006/12/09(土) 22:28 >>79AKさん 聞く人それぞれで違いますからねぇ…私も気になるところです でもAKさんの解釈ならどっちにでも対応できますね もしかして両方に聞こえるようにしたのはそういう少女の気持ちを表現するためだったのかも >>81むりゃんさん 流転が生と死のサイクルだったとして、もし少年が復讐を果たせないまま死んでいったのだとしたらそこは解放の死ではなく後悔の死になるのではないでしょうか 復讐を果たせていたとしても解放ではなく得る物が何もない虚無の死になってた可能性もありますが もし死が解放であるなら緋色の少年=ローランサンは復讐をしていたと思います 『逃げずに』というのは今世で逃げてしまった事への謝罪と来世では逃げないという決意の現われだと思います
83:判らない… 2006/12/09(土) 22:33 どうしても、少女の声が聞き取れないどころか、存在すらも よくわからない。 ……もうちょっと、はっきりしてたらなぁ…
84:むりゃん 2006/12/09(土) 23:08 >>82大黒さん 後悔の死でいいと思います。解放は、「生」からです。「後悔」にはかかっていないのです(はっきりしておらずすみません)。 来世で逃げないと誓っていると、私もそう思います。ただ、私はこの言葉に、「やり直したい」みたいな気持ちを取ったのです。
85:大黒 2006/12/10(日) 01:59 >>83判らない…さん 4:13〜4:30あたりで少女の台詞(?)がありますよ >>84むりゃんさん 苦しみの生からの解放でしたか それだと復讐が成功したとしても1つの苦しみからは解放されるかもしれませんね 「やり直し」は復讐が成功したとしても成り立つのではないでしょうか むしろ復讐しないで「やり直し」たとしても何らかの未練が残ると思いますがどうでしょう
86:むりゃん 2006/12/10(日) 13:44 復讐を果たしても、逃げた罪悪感からは逃れられないと思います。 彼の大きな過ちは「彼女を置いて逃げた事」だと私は思っております。わたしは、「逃げた」ことをやり直したいのだと思っています。復讐を果たしても、逃げた限り、逃げたと思い込んでいる限り、なにからも逃れられないと私は思います。これだと、復讐を果たしても、自己満足にもならないかもしれません。だから、「次は逃げない」と言っているのだと思います。 のですが……。
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