【Roman】06.緋色の風車 【考察】
78:Inari2006/12/09(土) 00:14
>>大黒さん
レスありがとうございます。
少女の気持ちについては、記述がないので想像で書くしかなかった…んですが
(ちなみに私は、彼女の最後の台詞は考察の参考に入れておりません。
人により違って聞こえるようですし、どうやってもはっきりとは聞き取れない仕様みたいなので。)

その説でいくと、少女は少年を恨んでおらず、まず逃げ切ってくれることを願っていたけれど、
少年のほうは多少なり恨まれたと思っている(自責の念を抱いている)ことになるのでしょうか。
(「僕の背中にやき付いた」は彼の、少女に対するうしろめたい感情の表現ということ?)
それはそれで通じそうですね。自分の意見とは別に、概ね同意できます。


>>むりゃんさん
レスありがとうございます。
あっ…自己満足なのは復讐そのものではなくて、「生まれ変わったら」のほうでしたか。
それへの反論は今の所見つからないなぁ。(自分でも「図々しいかなぁ」と書いてしまった通りで。)
復讐に及んだことに関しては>>74で書いた通り、独り善がりと判っていてそうした、と思うんですが。

それに、「盾か、それとも剣か」。この問いに対する答えとして、
「共に散ろう=剣も盾も棄て、せめて君と共に逝こう」 があるのだとしたら、
確かに少年はローランサンではありえなくなりますね…。(あの人はずばり「剣」を引っ提げて出てくるわけなので)
・・・正直、それでも合点がいってしまうような気もしてきました。
「連結なし」という考え方はある意味一番スマートなやりかたに思えます

ただ、自分の中でどうしても引っかかるのは、
そうすると『見えざる腕』の中でのローランサンの位置づけが微妙な感じになることです。
「金髪のローラン」と同じく「赤髪のローラン」を恨んでいた「誰か」ぐらいの扱いで、
「金髪のローラン」を復讐劇の舞台から引き摺り下ろす役割を負っていたに過ぎないのでしょうか。
にも関わらずわざわざ名前がついていたりするのが奇妙で引っかかるんですよ。
やっぱり彼にもそれなりの背景が用意されていたほうが自然な気がするので、
個人的には『腕』のローランサンの正体は風車の少年、と思いたいです。
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