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【Roman】06.緋色の風車 【考察】
91:ルオン 2006/12/22(金) 13:47 こちらでははじめまして。 曲を聴いていてふと思いついたとこがありましたので、書き込んでみようと思います。 それは《緋色の風車》=少年、《血色の風車》=襲った人物 というものです。 さらに、少年=『腕』のローランサン、襲った人物=『腕』の赤ローラン としますと、最後の部分は灼けつく剣=黒き剣により、『腕』で赤ローランを殺した少年と、それによって凍える瞬間=死を迎えた赤ローランとも思えました。 他の部分はまったく考慮しない思いつきなのですけど; 皆様の参考になれば幸いです。 >>90 コダマさん 私もはじめて聴いたとき「この少年はアルヴァレスか!?」と思ったので、なかなか素敵な考察だと、興味深く読ませていただきました。『腕』でアルヴァレスも出てきていることですし・・・馬のいななきなどもあるので、時代としても間違いではなさそうですし。 上記の意見を述べておきながらなんですが、私個人としてはコダマさんの考察が気に入りましたw聖戦と死神が好きだからというのもありますけれど… 朱石=「殺戮の女王」と考えれば、悲劇の関連も理解できる気がしますし、『約束の丘』で「誓った」くらいですから「一番大切なもの=シャルロッテ本人であり、または宝石を証とした絆」なのかも知れないですし…… シャルロッテが連れ去られたとき、アルヴァレスが逃げた、というのは確かに救いの無い展開ですけど、そのほうが逆に現実としてはありえる展開のように感じました。そして、だからこそ、復讐に奔ったり、シャルロッテに固執するのでしょう。 悲劇の現実味、Romanのほかの曲にいくらかクロセカっぽい雰囲気があること、『殺戮の女王』に当たるものの存在、アルヴァレスから赤ローランなどへの悲劇の連鎖を考えると、かなりありえそうな考察に思えました。 ひとつ気になるのは、どうやってシャルロッテの手に朱石が渡ったのか、ということなんですが、もし彼女がRomanの中でよく出てくるローランの苗字を持っていたりするならなんだか納得できそうな気がします(ローランの家系と殺戮の女王は呪いで結びついていると、私は考えているので…)。
92:大黒 2006/12/22(金) 22:09 >>90コダマさん 初めまして 緋色の少年=アルヴァレス説、興味深く読ませていただきました 私は『約束の丘』と『アーベルジュの戦い』は少年時代の歌ではないと思ってます まず、『約束の丘』では 「何があろうと僕は必ず 君の元へ帰って来るよ」 と歌ってるところからこれは戦場へ赴く前の歌であると推測出来ます。恐らくですがここから『聖戦と死神』に繋がっていくのではないでしょうか そして『アーベルジュの戦い』では 『幼き日の思い出よ』 とあるように少年時代の歌というよりも英雄アーベルジュの少年時代〜英雄と呼ばれるまでの回想の歌ではないでしょうか 『緋色の風車』の『其の宝石』というのはその前で歌われてるのが硝子細工であるところから繊細な、とても壊れやすい何かを象徴していると思います 例えば少年と少女の幸せな時間のような… それに朱石の首飾りが殺戮の女王であるとの考えですが 『呪われし宝石』の歌詞中に 『特典は予約済みの鬼籍』とあるように手にした者は例外なく殺されていると推測されます コダマさんは朱石の首飾りを持っていたシャルロッテは殺されたと考えてるようですが それを奪った赤ローランは逆に殺戮の女王に守られて片手だけで済んだと考えてるように見受けられます それでは『予約済みの鬼籍』に入る事にはならず矛盾が生じてくると思います そう考えるとこの曲はアーベルジュではなく無力な少年が大事な人を奪われ己の無力さを痛感し『狂0105しい《季節》を経て』復讐心を募らせていく歌だと思います なんだか救いも何もない解釈ですが殺戮の女王が絡んでるとしたらこのくらいでちょうどいい気がします >>91ルオンさん 《緋色の風車》=少年、《血色の風車》=襲った人物という見方は面白いですね そうなると後半の 『灼けつく《刻》』と『凍える《瞬間》』はどう解釈しましょう? 『聖戦と死神』と『緋色の風車』、『見えざる腕』がほぼ同じ時系列にあるというのは同意です。そうでないと『見えざる腕』の「アルヴァレス将軍に続けー!」の説明がつきませんから 『約束の丘』の解釈は前述の通りなのでここでは置きます ただ仮に『緋色の風車』がアーベルジュの曲だったとして復讐に奔るなら何も帝国の騎士団に入らず自分1人で赤ローランを探したほうが効率もいいし束縛も少ないと思うのですがどうでしょう 私は世界観的には繋がってても主要な登場人物の過去を歌った歌はないという考えです お2方の意見に色々と反論しましたが参考の一助になれば幸いです
93:ルオン 2006/12/23(土) 19:58 >>92大黒さん >>90コダマさん 少年=アルヴァレス説ですが。 個人的には指示したい気分いっぱいなんですけど、考え直したら、どうも生まれる私の中の矛盾が在りました。 それは「朱石に誓ったアルヴァレスは少年じゃない」ということです。 『約束の丘』の中で「帰ってくる」という表現があることから、彼はどこかに行くようです。それは恐らく騎士隊に所属するためとかそういうことで、そのまま彼は帰ってこられない、もしくは帰ってきたとしても目の前でシャルロッテが殺される、などなどが待ち受けているんでしょう。つまり、『風車』の少年と、アルヴァレスが朱石に誓ったことを考えると時間がいまいち整合しないんですよね……残念ながら……。 硝子細工とかに関しては、大黒さんとほぼ同じ考えに至るかなぁと思います。 『緋色=少年』『血色=襲撃者』だとして。 『灼けつく《刻》』に関しては『刻』というのは「刻む」ともよめ、切刻むことを指すと考えれば、少年=ローランサンなら、彼は『腕』で襲撃者=赤ローランだとすれば、彼を刺しています。刻むとは違いますが;もしくは、《刻》は「刻一刻と変化する」というような言葉に使われる時間を表す言葉ですから、赤ローランに出会い、灼けつくほどに復讐したい衝動に駆られる瞬間(変化する刻)を迎えたローランサンというなら、ぴったりな言葉だとも思えます。 『凍える《瞬間》』に関しては、時間が凍える、止まる、つまり死を表していると思いました。なら、まさしく、ローランサンに刺されて赤ローランは時間が凍える瞬間を迎えているように思うのです。 もし、アーベルジュが少年だったとして困る解釈が此処にもあるんですが、『腕』が聖戦の後のローランたちの歌だとするならば、この頃、アーベルジュは死んでいるかすでにブリタニアにいて、ローザの元で「復讐を繰り返さない」って教えられて過ごしている気がするというのもあるんですよね。 『刻』『瞬間』に関してはこんな解釈でいかがでしょう?
94:匿名 2006/12/23(土) 22:12 ものすごく関係ない話なのですが… 『DANCE MASTER 〜踊るムーランルージュ笑店街〜』 というタイトルの映画があるそうです。 踊るムーランルージュって…… 関係あるのか!? あったらイヤだな。
95:大黒 2006/12/23(土) 22:20 >>93ルオンさん 私も「朱石に誓ったアルヴァレスは少年じゃない」という考えですよ そう書いたつもりだったけど言葉が足りなかったかな? 『灼けつく《刻》』と『凍える《瞬間》』の解釈はいいですね。私も同意したいと思います あと、>>90のコダマさんへの追加レス 腕を切り落とされた後、赤ローランは確かにローランサンに殺されてるのでこれをもって『予約済みの鬼籍』に入ったと考える事が出来るかもしれません しかし、具体的な時間は解りませんが赤ローランが殺戮の女王を奪ってから結構な時間が経ってると思われるのでやはり殺戮の女王の呪いによって殺されたと考えるには苦しいのではないでしょうか
96:ルオン 2006/12/23(土) 23:59 >>95 大黒さん いえ〜大黒さんの表現で解りましたよ。ただ、私としても考えを一度書きまとめておきたかっただけですので〜。 《刻》《瞬間》の解釈、同意していただけた様で何よりです。
97:コダマ 2006/12/26(火) 03:34 [sage] まず最初に。 >>94 匿名さん ムーランルージュというのはフランス語で「赤色の風車」という意味だそうです。ルージュが多分赤色、ひいては緋色なのかな? 近年では映画の題名にもなりましたし。まぁ直接的な関係は無いので安心してください(笑) >>91 >>93 ルオンさん >>92 >>95 大黒さん 一時でも共感して頂いて光栄です(笑) もちろん、仰られている通り矛盾が生じるところも多々ある訳です。 果たしてシャルロッテと誓いを交わしたアルヴァレスは少年ではないのか? これに関しては、歌詞における表現のとらえ方の違いになります。…ここからはまたしてもクロセカメインになってしまいます。ご注意をば(一応告知) どうしてもこの説を立てるとクロセカが必要なのです…。く…『Chronicle2nd』まだ発売してましたよ!(実はロマ以後に買いました) 歌詞カードをお持ち下さい(何だこれ) まず、『アーベルジュの戦い』にある"最初の惨劇"…自分はこれをアルヴァレスの祖国の崩壊でなく彼の故郷の崩壊と考えています。 確かにこの歌は英雄アーベルジュの少年時代〜英雄と呼ばれるまでの回想の歌なんですけど、この"最初の惨劇"というフレーズ以降でアーベルジュの過去へ展開すると考えました。 「若者よ臆するな〜」の言葉通りアルヴァレスはこの時はまだ将軍ではないと受け取れます。ただ、青年なのか少年なのかわからない訳です。 大辞林というか辞書的には、日本の少年法で行けば満20歳未満の者であり一般には15,6歳までが当てはまるようです。辞書をカサに取れば昔は15,6の年頃の男子も戦場に送り出さねばならない時代もあったのですからギリギリ無理はないハズです。 ゆえに、最初の惨劇=アルヴァレスの初陣と考えても大丈夫だと思います。 歌詞表現のとらえ方の何処に違いが出るかというと、"幼き日の思い出よ〜戦場へ"の所でしょうか。この台詞をアーベルジュが戦場に向かっていく場面と考えるか、また新兵であるアルヴァレスが戦場へ向かう姿と考えるか、もしくは別の何かと考えるかで矛盾の生まれ具合が違うと思います。 自分は『少年は戦場へ向かった』と考えたわけです。『少年は(成長し騎士となって)戦場へ向かった』ではありません。 "最初の惨劇"・"若者よ臆するな〜食い止めろ"からの途方もない類推(妄想ともいう)ですが、アルヴァレスは騎士としての将来がありつつも15,6歳の頃に"故郷"がプロイツェン軍の侵攻を受け、それを守るための戦いに止む無く駆り出されたのではないかと考えたのです。 故郷、ひいては祖国を守るためその故郷で集められるだけの兵をかき集めての戦いに。で、戦いの前である夕刻にアルヴァレスはシャルロッテに戦いからの帰還を夕陽の下に誓います。アルヴァレスが持つ朱石の首飾りをシャルロッテに架けて。 泣き虫だった少年は約束を交わし恋人と故郷を守るという戦士としての誇り 信念を胸に故郷を守るための戦い…迫り来る5千の敵軍をWelkenraedtの森で迎え撃つ戦いに向うわけです。 結果は、先述の通りです。 ※参考に各所の位置イメージを…。 プロイツェン軍→Welkenraedtの森←ベルガ軍(アルヴァレス含)⇔アルヴァレスの故郷(シャルロッテ含) 以降は変更点と細かいフレーズの解釈。 変更点で言えば、『緋色の風車』における"加害者"ですが、自分は誰でもよかったんです。ただ、書き込みの段階では赤ローランだと思ったわけで。そうですね、違いますかね。 …赤ローランの父かもしれない(離れろ)ゲーフェンバウアーの父かもしれない…そうか!(オイー…) 騒乱以後存在が不明になる朱石ですが、プロイツェン軍の戦利品として各地を転々としたのかもしれません。まぁただ朱石≠呪われし宝石かもしれませんし宙に浮きますね、この話。 "其の宝石"=一番大切な<<宝物>>だと思います。弱者である少年の小さな掌には連れ出した繊細な少女の手が乗せられていたのだと思います。 …というコトで少年=アルヴァレス説やってきたんですけど確証もないし矛盾も無い訳ではない(助けて…の台詞次第によっては水泡に帰す,宝石が殺戮の女王だと結構アルバム全体の筋は通るんだけどこの説が浮く)ので、一旦皆さんの心の中に留めておかれまして少年=ローランサン?説の方も考えていきたいと思います。 それぞれ『Roman』の解答篇が発売されない限り確証はなく可能性の域を出ないので色んな想像をしていきたいと思います。
98:葉橋 2006/12/27(水) 21:31 [hokuou_az@yahoo.co.jp] はじめまして。私の考察は少し皆さんの物とは違うようでして・・・;; 私は聖戦ではなく黒の囁きや黒の魔獣に目を向けてみました。 クロニカが言っている「彼」と「彼女」はルキアの親のルキウスとイリアだと解釈しています。 「反逆者」「逃亡者」とノアに言われていたものですから、黒の教団を出て行ったのだと思います。 他にも、逃げ出そうと思った仲間が何人かいたのじゃないでしょうか? 逃げ出そうと言い始めたのがルキウスだとし、手を引いた大切な人はイリア。 逃げた途中に『風車』があり、そこで黒の教団に追いつかれて「殺される」or「連れ戻される」。 森に逃げ込んだ二人でしたが、イリアだけが黒の教団に捕獲させれてしまうとします。 ルキウスは逃げてしまうとします。 ちょっとお話が変わってしまいますが・・・ その時、イリアには、もうお腹にルキアを授かっていて動きにくい状態だとしたら掴まりやすいと思います。 教団に戻されルキアを産むとします。(ここで「11文字の伝言」につながったりしそうです。 「物心ついた時 母は既にいなかった」 11文字の伝言につながるとしたら、「愚かな母の最期の願い」といって死んでしまうとしたら、 ルキアが産まれてから死んでしまうという事で当てはまります。 「生まれてくる前に 父も既にいなかった」 ルキウスがルキアが産まれてくる前に逃げてしまったわけですから、いるわけがありません。 そして、ルキアも黒の教団から出て行ってしまおうとします。 ここで、「11文字の伝言」の「どんな苦難が訪れても立ち向かいなさい」。 偶然なのか、ルキアはノア・黒の魔獣に立ち向かいます。 話がずれてしまってスイマセン;;無理やりですが、こんな事も考えられないかなと思っています。 妄想長文失礼しました。
99:コダマ 2006/12/28(木) 17:28 [sage] >>98 葉橋さん 裏切り者の追手に黒の教団が…!!怖い怖い。馬に乗ってくるんですよ!?(KKKみたいだ) 想像すると凄いんですけど。…そうですね、クロセカとしては在り得るとおもいます。 以下、クロセカちょっと入ります。 確認事項…ルキウス:反逆者 イリア:逃亡者 2人はルキアの両親、ですよね? 反逆者として仲間とともに立ち上がったルキウスが失敗し逃亡した果てでの物語でしたら何となく解るような気がします。 黒の教団に連れ戻され失意のうちに亡くなったイリアが産まれてくる子に最後の願いを託したというのも有りだと思います。 クロニカが言っている「彼」と「彼女」が2人の事だとしてもそれは解釈の一つだと思います。 こじつければ"キミが生まれてくる世界"もイリアの記憶なのかもしれませんし。 ただ、『Roman』およびこの曲自体にはちょっと繋がらないと思います。 確かに葉橋さんの想像をかき立てるような場面は挿入されているのですが、この曲の主役となるのはある"少年"です。 もちろん基本道徳の問題を抜きにしてしまえば在り…なのでしょう。(金八先生やら先日までやってたドラマ然り) しかしこの少年がルキウスだとして彼を『運命に翻弄される弱者』と例えるでしょうか。 "翻弄"というよりかは、やはりノアに言われたように"反逆"といった言葉が当てはまると思います。 また曲の半ばで"何が起こったのかよく解らなかった"というフレーズがありますが、想像だに出来ない奇襲か… 理由が不明な奇襲のどちらかの場合に発せられるフレーズです。 前者ならまだ納得はいきますが、後者であれば解らない筈が無いだろうと言う所でしょう…彼は襲撃を受けるに足る反逆を犯したのですから。 その次の"何が襲ったのか〜"という台詞で後者である事が決定づけられますから、これは何を錯乱しているんだってコトになりませんか? 他の繋がらない理由として、少年が『風車』での過去を経て『力』を欲し何処かへ向かうという点です。 彼の人生はここが終着点ではなく、まだこの先へと繋がっていくような描写がされていることから、 やはり反逆者としてその人生を終えたルキウスとこの少年は別人ではないかと思います。 考えうる事項なのですが違うのかなーと思ってしまいました。 でも、クロセカに灯される詩なのだろうという事は同意です!
100:naga 2007/01/03(水) 00:00 [sage] >>98 追っ手が黒の教団員で、少年がルキウス この可能性は正直言ってかなり低いと思います まず少年がルキウスでない理由ですが、"奴ら"の襲撃に対し 「何が起こっているのかよく判らない」といっている点 少年が逃亡者であるなら当然追っ手の事も考慮するはずで、最初にその可能性を考えるはずです 次に追っ手が黒の教団員でない理由 "奴ら"は「欲望があふれるままに追ってくる」点です 預言書のために自らの命も世界も投げ出す教団員だとしたら逆に欲望などは無いはずです
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