【Roman】06.緋色の風車 【考察】
97:コダマ2006/12/26(火) 03:34 [sage] AAS
まず最初に。
>>94 匿名さん
ムーランルージュというのはフランス語で「赤色の風車」という意味だそうです。ルージュが多分赤色、ひいては緋色なのかな?
近年では映画の題名にもなりましたし。まぁ直接的な関係は無いので安心してください(笑)

>>91 >>93 ルオンさん >>92 >>95 大黒さん
一時でも共感して頂いて光栄です(笑) もちろん、仰られている通り矛盾が生じるところも多々ある訳です。
果たしてシャルロッテと誓いを交わしたアルヴァレスは少年ではないのか?
これに関しては、歌詞における表現のとらえ方の違いになります。…ここからはまたしてもクロセカメインになってしまいます。ご注意をば(一応告知)
 どうしてもこの説を立てるとクロセカが必要なのです…。く…『Chronicle2nd』まだ発売してましたよ!(実はロマ以後に買いました)

歌詞カードをお持ち下さい(何だこれ)
まず、『アーベルジュの戦い』にある"最初の惨劇"…自分はこれをアルヴァレスの祖国の崩壊でなく彼の故郷の崩壊と考えています。
確かにこの歌は英雄アーベルジュの少年時代〜英雄と呼ばれるまでの回想の歌なんですけど、この"最初の惨劇"というフレーズ以降でアーベルジュの過去へ展開すると考えました。
「若者よ臆するな〜」の言葉通りアルヴァレスはこの時はまだ将軍ではないと受け取れます。ただ、青年なのか少年なのかわからない訳です。
大辞林というか辞書的には、日本の少年法で行けば満20歳未満の者であり一般には15,6歳までが当てはまるようです。辞書をカサに取れば昔は15,6の年頃の男子も戦場に送り出さねばならない時代もあったのですからギリギリ無理はないハズです。
ゆえに、最初の惨劇=アルヴァレスの初陣と考えても大丈夫だと思います。

歌詞表現のとらえ方の何処に違いが出るかというと、"幼き日の思い出よ〜戦場へ"の所でしょうか。この台詞をアーベルジュが戦場に向かっていく場面と考えるか、また新兵であるアルヴァレスが戦場へ向かう姿と考えるか、もしくは別の何かと考えるかで矛盾の生まれ具合が違うと思います。
自分は『少年は戦場へ向かった』と考えたわけです。『少年は(成長し騎士となって)戦場へ向かった』ではありません。

"最初の惨劇"・"若者よ臆するな〜食い止めろ"からの途方もない類推(妄想ともいう)ですが、アルヴァレスは騎士としての将来がありつつも15,6歳の頃に"故郷"がプロイツェン軍の侵攻を受け、それを守るための戦いに止む無く駆り出されたのではないかと考えたのです。
故郷、ひいては祖国を守るためその故郷で集められるだけの兵をかき集めての戦いに。で、戦いの前である夕刻にアルヴァレスはシャルロッテに戦いからの帰還を夕陽の下に誓います。アルヴァレスが持つ朱石の首飾りをシャルロッテに架けて。
泣き虫だった少年は約束を交わし恋人と故郷を守るという戦士としての誇り 信念を胸に故郷を守るための戦い…迫り来る5千の敵軍をWelkenraedtの森で迎え撃つ戦いに向うわけです。
結果は、先述の通りです。
※参考に各所の位置イメージを…。 プロイツェン軍→Welkenraedtの森←ベルガ軍(アルヴァレス含)⇔アルヴァレスの故郷(シャルロッテ含)

以降は変更点と細かいフレーズの解釈。

変更点で言えば、『緋色の風車』における"加害者"ですが、自分は誰でもよかったんです。ただ、書き込みの段階では赤ローランだと思ったわけで。そうですね、違いますかね。
…赤ローランの父かもしれない(離れろ)ゲーフェンバウアーの父かもしれない…そうか!(オイー…)
騒乱以後存在が不明になる朱石ですが、プロイツェン軍の戦利品として各地を転々としたのかもしれません。まぁただ朱石≠呪われし宝石かもしれませんし宙に浮きますね、この話。

"其の宝石"=一番大切な<<宝物>>だと思います。弱者である少年の小さな掌には連れ出した繊細な少女の手が乗せられていたのだと思います。

…というコトで少年=アルヴァレス説やってきたんですけど確証もないし矛盾も無い訳ではない(助けて…の台詞次第によっては水泡に帰す,宝石が殺戮の女王だと結構アルバム全体の筋は通るんだけどこの説が浮く)ので、一旦皆さんの心の中に留めておかれまして少年=ローランサン?説の方も考えていきたいと思います。
それぞれ『Roman』の解答篇が発売されない限り確証はなく可能性の域を出ないので色んな想像をしていきたいと思います。
1-AA