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【Roman】08.美しきもの 【考察】
17:みつば 2006/11/25(土) 01:06 16の補足ですが「ロラン」が「病の焔に灼かれていた」のであれば「病」が何かは分からないですが伝染しないように隔離されたような環境にあったのではないでしょうか? その「ロラン」のために姉である「モニカ」が旋律をロランの隔離されている部屋から見えるように、窓の外で旋律を奏でていたとするのなら 「窓枠」からみえた「風景画」が綺麗かしら?とたずねかける歌詞も合致すると思うのですが。
18:わらたろう 2006/11/25(土) 02:27 お邪魔しますよ。 モニカが窓の外にいるのではなくて、 隔離された部屋の中に「天使が抱いた窓枠(の形をした額縁?)風景画の画布」を置いて その横でモニカが季節を唄っている(他にも謡ったり詠ったり詩ったりしてる)のでは? 「美しきもの」というのは集められた風景画の事であり、ロランと過ごした思い出の時間の事かな。 でもなんかこう考えるとものすごく切ない曲だな〜窓も無い部屋って… ロランが美しきものだけ見て過ごす事が出来たのは…幸せと見せかけてやっぱ不幸だよね。
19:わらたろう 2006/11/25(土) 02:49 すいません補足します。 「天使が抱いた窓枠(の形をした額縁?)の風景画」の事をモニカは本物の窓だと偽っていたのなら うそつきは誰だ=モニカと言う事に?お姉ちゃんものっすごい嘘ついたな!同じ風景の季節違いの風景画が何枚(最低でも4枚)も! でもそれにロランが気づいていて何もいわなかったのならロランも嘘つきだけど。 これだとちょっといい話。(でも本物の風景を見た事無いならだまされるかな…−ー;)
20:tatsu 2006/11/25(土) 03:06 屋根裏で賢者?が『少女が白いキャンパスに描いた幻想』と言っているのはこの風景画のことなんですかね? そうなるとロランが見てたのはモニカの描いた風景画ってことになりますね。 屋根裏でつむがれるロマン>屋根裏で描いてたからロランは気づかなかった それ以降はこの歌との関係が読めないので微妙な気がしますが…。
21:わらたろう 2006/11/25(土) 08:24 「屋根裏の少女」の曲は本来インスト曲なので歌詞カードのメッセージのみとなるのですが 内容としては、少女が狂人の父に屋根裏に鎖でつながれ幽閉されていて、与えられた3色の絵の具とキャンパスで空想して遊ぶうちに おかしな力(描いた物を実体化したり描いた場所にいける力?)を身に付けて、それに気づいた狂人の父は少女を殺そうとするが 残ったのは赤いキャンバスと空の絵の具…という話なんです。 そしてこの曲はその内容が「檻の中の花」「檻の中の遊戯」と繋がっている部分が多くみられるので 屋根裏の少女=ミシェルなのかなーと推測されます。 「屋根裏の少女」のメッセージには「私 お友達が 欲しいな…」というフレーズがあるので、 ロラン=想像で作り出した弟という可能性もありますが…想像で創った弟が死んじゃうのはおかしい気がするし… でもこの悲劇も込みで空想なんだとしたらすごいなミシェル。 この「ROMAN」全体がイベールが生まれてくるまでの過程であり 最終的にミシェルの元にたどり着いたときに「嘘つきは誰だ」の発言が出るのなら 「美しきもの」でミシェル(モニカ)の良い面が垣間見える ↓ 双子の人形がそれをイベールに報告する ↓ 「この人から生まれたらいいな…」とイベールが思う ↓ で、実際生まれてみたら…「嘘やん!真っ黒やんこの人!誰や嘘ついたん!」 ・・・こんな感じ?(ヲ これでキレたイベールが双子の人形に八つ当たりして「壊れたマリオネット」に続くのかもしれない。
22:ココ 2006/11/25(土) 10:55 ふと思ったのですが、 モニカ(少女)という名前はアルモニカ(口風琴)からきているのでしょうか。
23:misatch 2006/11/25(土) 11:27 手元の人名の本で調べたら、 Monica(女性名) 聖アウグスティヌスの母、聖モニカにちなむ名。 語義、語源ともに明らかではない フランス語ではモニーク という記述がありました。モニークなんだ…… でも曲中では語尾はアに聞こえるので、こっちを意識しつつアルモニカにちなんでモニカ、ではないでしょうか。
24:e 2006/11/26(日) 02:13 「美しきもの」の歌詞の、部分部分を自分なりに考えてみました。 ・「其れは――」で始まる四つの歌詞部分。 四枚の風景画。四季(時間の流れる様)。 ・「針は進んだ」 四季の移り変わり。時間の流れる様。病の進行していく様。時計の針。 風景画が変わる(時間/季節が流れる)と同じくして、ロランの 病も進行していく様を表しているのかもしれない。 ・「君が抱きしめた短い季節」の歌詞部分。 自分で、何かを抱きしめようと腕を狭めていくと、自分を抱きしめる形になる。 ロラン自身の体の季節。彼の体の時間(彼が生きていられる残りの時間)。 →ロランの病。あまり時間は残されていない。 ・「小さくても姉となった」の歌詞部分。 モニカが幼いときにロランが生まれる。 →小さくても(幼くても)姉になった。 ……と、考えてみました。
25:大黒 2006/11/26(日) 21:38 はじめまして 私もeさんとほぼ同じ解釈ですね ただ解らないのは「苦しみに揺蕩う生存の荒野を『美しきもの』探すように駆け抜けた」 という部分です。この美しきものというのは特にこれといって限定してないんでしょうか その後の果てしなき地平というのがあの世を連想させるだけに重要なキーワードの気がしてならないんですが
26:misatch 2006/11/27(月) 19:45 >>16 みつばさんの「モニカとロランの視点の歌詞が交錯している」という意見には非常に納得できるのですが、それだと最後の台詞以外の全てをYUUKIさんが歌っていることが引っかかります。歌姫は複数いるのになぜわざわざ一人で……? そこから考えると、「其れは〜→」の四つの段落は「モニカによるロラン視点の代弁」では無いでしょうか? ロランの病気についての書き込みを読むうちに、ポカフェリ(GUNSLINGER GIRL)のリコを連想しました。彼女は義体になる前は四肢に障害があって病室から出たことがなかったという設定で、これはポカフェリの彼女の曲の歌詞にもあったので領民の皆さんにもご存知の方が多いかと思います。 領主様が以前インタビューで「曲の内容は、日常のいろんなことからインスピレーションを得ている(要約)」と仰ったことを聴いた覚えがあるのですが、ポカフェリの制作過程で「病気のために生まれてから一度も病室から出ていない子ども」というインスピレーションを得て、「美しきもの」に反映させたと考えるのは穿ちすぎでしょうか。 リコは身体の障害だけでしたが、ロランは言語や知能にも障害があり、さらに長生きも出来ない「病」だとしたら? 「小さくても姉に」なったことが「嬉しくて誇らしかった」モニカとしては、何も出来ない弟は余計にかわいらしくて世話を焼くうちにロランの視点での台詞を言うようになった、とか…… また、知的な障害のある人や認知症の進んだ人が「言語的な干渉」には殆ど反応しなくても「音楽」や「絵」には反応するとか、簡単な言葉を返すということも聞くので、ロランのためにモニカが演奏した音楽や描いた風景画が曲のキーワードになっている、とか…… 思いつきを補強しただけの説なのであんまり纏まってません(汗)
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