【Roman】08.美しきもの 【考察】
57:ねこぎつね2006/12/21(木) 08:14AAS
はじめまして。
私もこのアルバムの中では「美しきもの」が一番好きなので、私なりの見解を言いたいと思います。

私は風景画は窓からロランが見た風景そのものだと思います。
ロランが寝たきりだったとするなら、部屋の中と窓からの景色だけが世界の全てだったと思うからです。
またモニカはロランの枕元で歌っていたのではないか、とも思いました。

そして『美しきもの』ですが、私は特定のものではなくて、ロランが美しいと感じた“何か”でいいんじゃないかと思いました。
それは時には淡い花弁であり、流れる雲であり、微笑む月、微睡む雪なのではないか、と。
「『美しきもの』…集める為に」とはそれらを見たり感じたりすること――生きることではないかと感じました。
病床で寝たきりのロランにとってはそれが唯一の生きる意味、もしくは生きている(た)証明だったのではないでしょうか。

個人的見解を長々と申し訳ありませんでした。
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