【Roman】09.歓びと哀しみの葡萄酒 【考察】
26:e2006/11/29(水) 04:11
歌詞の各部分の繰り抜いて、自分なりに曲を考えてみました。
「」内は歌詞が入っています。

「娘の婚礼」の部分で、羊の鳴き声が聞こえます。
羊と聞いて、生贄の羊を思い浮かべました。(犠牲者/スケープゴートorサクリファイス)
継母の派手な浪費により、家が没落(倒産/破産)の危機になり、権威主義な父は実の娘・ロレーヌを
(自分より)高位な家に嫁がせて、自らの家の没落を防ごうとしたのではないか。

「一粒一粒充分0501愛情を それが親の愛情……」
これは、家の為に実の娘を(好きでもない人の家へ)政略結婚させようとしてた父親を皮肉っているのではないか。
ロレーヌの好きな彼は、優しい祖父の使用人。けれど、結果的にその彼とは結ばれなかったみたい。

「そん0501『世界』捨てよう」
の部分で、家を捨て、身分を捨て、その家の子としての縁などを捨てたのではないだろうか。
(でも姓名を捨てていないから、子としての縁を切っていないのかも。それか、“彼”の姓を名乗っているのかもしれない。
 けれど他に理由があるのかもしれない。無いのかもしれない。)
娘が逃走。→すなわち、とうぜん家は没落。もしかしたら一家は滅んだ(死んだ)かもしれない。

愛した人=愛した彼では、無い、のではないだろうか。
はたして使用人の身分である「彼」が、例えばとても小さな葡萄畑だとしても、土地を残せるのかな。

「『歓び』と『悲しみ』が織り成す調和 その味わいこそが私の『葡萄酒』」
優しい祖父や愛する彼と過ごした歓びの過去、虚飾の婚礼をさせられそうになり、逃げ続けた悲しい過去。
もしくは愛する彼と結ばれなかった悲しい過去。
葡萄を作り、人々の乾き(この場合は喉の渇きとする)を潤せる、歓びの過去。
それら全てが、私(ロベーヌ)が生きてきた軌跡。歩んできた日々。過ごした道のり。
即ち… 「――そして...それこそが≪人生≫」

歌詞の一部分のみの抜き出しなので、うまく纏まってませんが。何かの足しになればと思います。
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