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【Roman】09.歓びと哀しみの葡萄酒 【考察】
18:大黒 2006/11/26(日) 00:29 皆さんエルシリーズなどと関連付けて考えてるみたいですね 歌詞の中の『逃走と闘争の日々』というところをみると ロレーヌは結婚した後、それほど立たない間に夫のもとから逃げたか離婚したと思います そして女性の権利を叫ぶ活動に身を投じたのではないでしょうか もちろん活動しながら自らのライフワークである葡萄酒作りは欠かさなかったと思います もう誰も愛さない、愛する資格もないというのは虚飾の婚礼とはいえ夫となった男性を捨てたところから来てると思います
19:とわ 2006/11/26(日) 11:01 再度失礼します。 やはり、この曲の3分30秒あたりに微かに聞こえる 「残念だったね…」というエルパパの例の特別的な台詞と 「虚飾の婚礼」というエルの天秤に出た同じ単語、 そしてエルの天秤と重なる特徴的なメロディ部の為に やはり天秤と重ねてしまいますね、どうしても。 他にも今までのストーリー曲と重なる部分を持つ他曲が たくさん今回は有るから、余計にそう思うのでしょうか。 メロディ部分だけならまだしも、歌詞的にも今までの曲を 彷彿とさせるものを持ってきていますので、ただの被り とは思えません。 エルの天秤とも、ロマンの流れとも、いろいろと想像できる 物語を綴れるところが、やはりSHの素晴らしいところだと 思います。アルバム1つとしても、SHのシリーズとしても 両方楽しめる…皆を惹き込ませる領主様独特の世界ですね。
20:noonon 2006/11/26(日) 22:29 私はこのトラックのローランと 『エルの天秤』の女性 は違うと思いました。 とはいうもののアビスさんが絡んでいるのは ほぼ確定のようなので以下のように考えました。 アビスさんはとにかく金が欲しかったので 見返りが期待できる貴族の方々のダーティな 仕事を何度か請けました。 そしてその中には似たような仕事があったのだと思います。 彼がローランの使用人をバラしたかはわかりません。 加えてこのトラックにはアビスを殺った描写がありません。 「逃走と闘争の日々」についても、ただ彼女が今の身分を捨て、 どん底から自力で独自銘柄の葡萄酒をつくるに至った 物語を示すに過ぎないのではないでしょうか。 しかしこの考えだと継母の「赤色金剛石=殺戮の女王」は ただ出てきただけで死者を出さなかったという間抜けな 展開になるのですが……。
21:大黒 2006/11/26(日) 22:59 >>20nonnonさん 継母の「赤色金剛石=殺戮の女王」ですが何も具体的に誰かが殺されたと考える必要はないと思います 歌詞の中に『名門と謂えど…派手に傾けば没落するのも早く…』とありますよね? つまり、「殺戮の女王」は継母から名門としての地位を奪い社会的に抹殺したと考えられないでしょうか?
22:まゆき 2006/11/26(日) 23:40 天秤とyieldとが混ざっているような感覚を覚えますね。天秤にyieldの要素を混ぜた感じ? 中心にあるのは天秤に見えます。 「葡萄酒」……つまりワインですよね。 ワイン=神の血を意図している部分はないでしょうか。 「誰かの渇きを潤せる0501ら この身0501ど進んで捧げましょう」 も血を流すことを想定しているように思えるのですが。 でも実際に血を流してはいないから、『葡萄酒』が自分の血肉のようなもの、という感覚なんでしょうか。 「優しい祖父の使用人 愛した彼との『葡萄畑』」 葡萄畑が彼とローランの「血の繋がりのある者」の暗示(?)なのかな、と……。 実際に子どもがいたかどうかはともかく、葡萄畑のものを彼との子どものように愛しているのは曲からも読み取れますし。 「地平線が語らざる時... 大切0501モノを取り戻す為の... 逃走と闘争の日々...」 「私はもう誰も生涯愛さ0501いでしょう 恐らく愛する資格も0501い」 から、「大切0501モノ」は 愛した人ではない=愛した人はもう取り戻せない のかなと思いました。 愛した人である祖父の使用人は既に殺されている、と。 誰かを「愛する資格もない」のはなぜでしょう。 恋人を失っただけでは愛する資格がないという言葉は出てこないように思います。 ローラン自身の手が血に濡れているから(暗示的には葡萄を摘んでいるというか葡萄酒に濡れているというか)と考えるのが自然に思います。他に理由が思い浮かびませんでした。 ですからやはり、アビスを殺った描写などはありませんが天秤にかかわりがあるように思います。 人形のように嫁いでいった先にある無味な生活ではなく、「『歓び』と『哀しみ』が織り成す調和」こそが彼女の「大切0501モノ」かなと。
23:レン 2006/11/28(火) 11:03 素直に天秤の話だと思いました。 使用人との赦されぬ恋愛 政略結婚による、虚飾の婚礼 逃走の日々 のあたりからですが。 結構、皆さまが捻られているので、素直に解釈すれば。 彼の残したもの→葡萄畑 葡萄畑に成るもの→葡萄←私たちの子供と比喩 恋人を失った女性が、政略結婚されそうになったが、そこから逃げ、 彼の残した葡萄畑でワインを作ってる、と。 あまりに素直な解釈です。
24:朔夜 2006/11/28(火) 22:10 >22まゆきさん 「葡萄酒」=ワイン=神の血という考え方はありえると思います。 キリスト教だと葡萄酒は神の血として扱われていますから・・・ この場合の血は、神聖なものを自分の体内にいれることで神の力の 恩恵を自分にももたらすという考えがあると聞きました。 間違っているかもしれませんけど、葡萄酒=神の血というのもあるかもしれません。
25:白 2006/11/28(火) 23:23 流れをぶった切る発言、失礼します。 僕は少々うがった見方をしてLoraineは葡萄酒作りと同時に娼婦のようなことをしていた、もしくは農園の男達の慰み者になっていたのではないかと考えます。 元貴族の女性が女手一つでワインを作れるとはどうしても思えないので。 そう考える理由はいくつか在るのですが 「その後の彼女の人生はなりふり構わぬ物であった」ことから身体を売ってでも生き延びた。 「愛した人が遺した大地の恵み」とあるが、使用人風情が大地の恵み=ワインが作れるほどの農園?を遺せるのか。 と言ったところからです。 それ故に 「大地の恵み」を性の営みに置き換えると 愛する資格もない=いろんな男を受け入れた それでも誰かの(性の)渇きをいやせるならこの身など進んで捧げましょう。 樫の樽のなかで眠っている可愛い私の子供達=ひっそりと堕胎し、樽の中に隠した眠っている(永眠している)子供達 「歓び」と「悲しみ」が織りなす調和=男女の関係、そしてそれを葡萄酒にたとえて味わう そうすると「愛した彼との『葡萄畑』」もこっそり逢い引きしたせいでできた子供を堕胎して捨てた場所とか。 まぁ、優しい祖父が可愛い孫のために用意した葡萄畑を愛した使用人と一緒に育んでいたのかもですが・・・ SHって色々「生々しい」のでこう言うのもありかなぁ、と。
26:e 2006/11/29(水) 04:11 歌詞の各部分の繰り抜いて、自分なりに曲を考えてみました。 「」内は歌詞が入っています。 「娘の婚礼」の部分で、羊の鳴き声が聞こえます。 羊と聞いて、生贄の羊を思い浮かべました。(犠牲者/スケープゴートorサクリファイス) 継母の派手な浪費により、家が没落(倒産/破産)の危機になり、権威主義な父は実の娘・ロレーヌを (自分より)高位な家に嫁がせて、自らの家の没落を防ごうとしたのではないか。 「一粒一粒充分0501愛情を それが親の愛情……」 これは、家の為に実の娘を(好きでもない人の家へ)政略結婚させようとしてた父親を皮肉っているのではないか。 ロレーヌの好きな彼は、優しい祖父の使用人。けれど、結果的にその彼とは結ばれなかったみたい。 「そん0501『世界』捨てよう」 の部分で、家を捨て、身分を捨て、その家の子としての縁などを捨てたのではないだろうか。 (でも姓名を捨てていないから、子としての縁を切っていないのかも。それか、“彼”の姓を名乗っているのかもしれない。 けれど他に理由があるのかもしれない。無いのかもしれない。) 娘が逃走。→すなわち、とうぜん家は没落。もしかしたら一家は滅んだ(死んだ)かもしれない。 愛した人=愛した彼では、無い、のではないだろうか。 はたして使用人の身分である「彼」が、例えばとても小さな葡萄畑だとしても、土地を残せるのかな。 「『歓び』と『悲しみ』が織り成す調和 その味わいこそが私の『葡萄酒』」 優しい祖父や愛する彼と過ごした歓びの過去、虚飾の婚礼をさせられそうになり、逃げ続けた悲しい過去。 もしくは愛する彼と結ばれなかった悲しい過去。 葡萄を作り、人々の乾き(この場合は喉の渇きとする)を潤せる、歓びの過去。 それら全てが、私(ロベーヌ)が生きてきた軌跡。歩んできた日々。過ごした道のり。 即ち… 「――そして...それこそが≪人生≫」 歌詞の一部分のみの抜き出しなので、うまく纏まってませんが。何かの足しになればと思います。
27:e 2006/11/29(水) 04:14 すみません。 「一粒一粒充分0501愛情を それが親の役割」 でした。 そして上の投稿、長くなってすみません。以後、本気で気をつけます。 二度投稿失礼しました。
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