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【Roman】10.黄昏の賢者 【考察】
117:stroman 2007/07/18(水) 22:16:06 ID:gQut3gxh お初に成ります。今晩和、stromanと申します。 私の考察を描きます。 まず、賢者が冒頭に述べるセリフに注目し、それと歌詞について何らかの関係が在るのでは無いかと 考えて檻ます。 マドモワゼルが噴水の周りを廻った回数は、11 歩数は704、距離は337と在ります。 歌詞には、「まずは誰もいない→零だ」から始まり、その後、弐という数字まで語られます。 つまり、 0→1→2これは0+1+1=2というのを現わしているとすると、 11=1+1=2、7+0+4=11、3+3+7=13 と成ります。 2はボーナストラックの数、11は収録曲、13はボーナストラックを含めアナザーロマンのように繋がる曲の数 のように想えます。(ちなみに、総べて素数) 次が難しいのですが、 「朝と夜との地平線 → 其れは弐だ…」 「時の王が眠る墓所 → 其れは参だ…」 「煌めく永遠の星屑 → 其れは伍だ…」 と在ります。この前のセリフは1週間の単位を異にして、時間、分、秒で現わして居る事から 言い方を替える事にすると、 「朝と夜との地平線 → 其れは弐だ…」生と死のSHの作品→タナトス 「時の王が眠る墓所 → 其れは参だ…」過去、現在、未来を統べるモノは、クロニカ様? 「煌めく永遠の星屑 → 其れは伍だ…」星屑=stardust→ABYSSの最後の曲、5曲目 なの哉と憾がえました。 墓所というモノに合致するモノがないので自信はありません。 ただ、賢者だけはSH作品のレヴューを謳っていたり、檻花や屋根裏物語(yaneuraroman)に出てきたりするので 特別な存在である可能性は高いと思います。 そして、「生まれておいでなさい Hiver」という伝言を忌避している等 なにかSH作品の登場人物の中では、一番、我々に近い存在なのかもしれません。 失礼。 長くなったので、此処まで 然様なら
118:D 2007/07/21(土) 01:33:53 ID:Pl3YK5rk 単純に、 朝と夜との地平線⇒点と点を結ぶ _(地平線) 時の王が眠る墓所⇒三つの点を結ぶ △(ピラミッド=墓) 煌く永遠の星屑⇒五つの点を結ぶ ☆(星屑) と考えるのはどうでしょうか。 おぼろげにしか覚えていないのですが、時の王と呼ばれたエジプトの王が 居たはず……。はず。(…)歴史に強くないのでいまいち不明瞭ですが。 「賢者の忌避する檻の中から」という歌詞から、 賢者が忌避しているのは『檻』、これはどこまで逃げても絡め取られる、 『黒の予言書』に捕らわれた世界自体の事を指すのだと思います。 また、輪廻を繰り返す『檻』を忌避しているとなると、 賢者は既に死人なのではないかなあ、と実は思っていたりします。
119:clos 2007/09/02(日) 08:49:40 ID:KkAzcbS/ 通りすがり同然なのですがふと思ったことを。 この「黄昏の賢者」に出てくる女性クロエって「見えざる腕」で出てきた女性ではないでしょうか? 「見えざる腕」でも女性が身篭った子供を守る為(?)に出て行くところがありますし。 「大抵の場合・・・貴方はうなされ殴るから・・・ 私は…此の儘じゃ何れ死んでしまう1001・・・ さようなら・・・貴方を誰より愛してる・・・ それでも・・・お腹の子の良い父親にはなれない1001・・・」 こうしてくっきりかかれてますし。 女性は愛しつつも我が身とお腹の子のために出て行ってしまっただけで 男性が追い出したわけではないので追いかける可能性はないかな、と思いまして。 最後に出てくるセリフ「探したぞ・・・クリストフ」のところでも気づいている方が多いと思いますが ガシャ、と鎧らしき音が聞こえてきます。 「roman」の中だけで、そういった音を出すのは「見えざる腕」だけだと思うので 「黄昏の賢者」の歌詞に出てくる「寂れた郊外の公園だった・・・」というところも なんとなく、家出した人というか家から離れて当ても無い人の雰囲気を感じました。 あくまでも思っていることのみを言ってみたので矛盾が多いかもしれません。 同じ事を発言している方が居たら失礼(苦笑)
120:リーシャ 2007/10/03(水) 23:40:27 ID:PUf2HlNw はじめまして。Roman初心者ですがよろしくお願いします。 >>112 Arnearthianさん 私も「11回」は大分気になっていました。 伝言の最後と朝夜の最初のメロディーが繋がっていることも関係してるかもしれませんね。 それから、ふと気になったことなのでただの偶然かもしれませんが、 全曲の総時間が73分52秒、つまり約74分なんですね。 そのあたりは「704歩」と関係あるのかなー、と。考え過ぎでしょうか。
121:kirika 2007/10/05(金) 13:50:37 ID:81QEYhWS 皆様、初めまして。kirikaと申します。 実はブックレットを見ながら『黄昏の賢者』を聴いていて、ちょっと思ったことがあります。 『風車』から始まる賢者の“助言”(だと個人的には思っています)の通りに「しあわせに〜」の“伝言”を並べ替えると、 “屋根裏”へ行く“伝言”になのは既に皆さんがご存知の通りです。 実はこの二つの伝言、地平線の旅人(=ブックレットを持っている私たち)でなければ解けないんです。 『朝と夜の物語』から『11文字の伝言』までの11曲に一文字ずつ“伝言”が隠れているわけですが、 “文章として”視覚的にわかる形(0301とか)で存在しています。 しかし、イヴェールが双子が見つけてきた物語(ロマン)を宝石を通して映像として見ている(見えざる腕のPVのように)ならば、 この散りばめられた“伝言”に気づくことは出来ません。双子がその物語(ロマン)を語り聞かせている場合も同様でしょう。 それこそ、はっきり「しあわせに〜」と口に出されていない限りは。 つまり、この二つの伝言はイヴェールにというよりも、私たちに向けられて託されているようなのです。 私たち“旅人”から、イヴェールに伝えるようにと。 そのため私はこう考えています。 嘘吐きは賢者一人ではなく、その伝言をイヴェールに伝える私たち自身であると。 あくまで賢者はクロエに“助言”したに過ぎないのですから。 “屋根裏”への伝言の隠し方がかなり巧妙で、普通に聴いている限りでは気がつきませんよね。 まず目を引くのは『11文字〜』の方ですしょう。 それこそ、賢者の言った順で“意図的に”並べ替えようなどと思わなければ。 そう考えると“伝言”のページの「ありがとう」と「さようなら」というメッセージ、 “屋根裏”でのイヴェールの台詞がすんなり通るような気がします。 ブックレットが何か別の形でイヴェールの手元にあれば彼にも伝言が伝わりますが、 そうなると“屋根裏”などでの「嘘を吐いたのは誰だ?」の台詞に矛盾が出てきそうな…… (“伝言”を書き残したものに向けて、という解釈もありだと思います) 色々と纏まってないような気がしますが、長文失礼しました。
122:名も無きローラン 2007/10/09(火) 01:22:19 ID:Y+vX3MKu >>Arnearthianさん 賢者の服、確かに普通にその格好で歩いてると目立ちそうですよね。 でもライブやPVは陛下ではなく別の演出家が演出してるので必ずしも関係あるとはいえなさそうです。もちろん陛下は助言しているでしょうが。 ちなみに陛下の服は『漂流してきた』(という設定な)のでボロボロだそうです。 ラジオ番組でそう仰っていたように聞きました。 でもこの設定は賢者にはあわなさそうですね
123:小唄 2007/10/09(火) 17:58:09 ID:Fz9NXS++ サヴァンがノエルの書いた戯曲の登場人物であり 虚構の人物だとするならば、真に嘘をついているのは ノエルと言うことになりませんかね……? まぁ、でもそれはノエルが『宝石』のノエルだったらですけどね……
124:あき 2007/10/25(木) 01:48:54 ID:BNnNsGDB ちろっと思ったのですが… 賢者が「朝を後悔するなら・・、夜を肯定するなら・・」と歌っていますが、 Romanの世界において朝は「生」の象徴で夜「死」だと思います。 それで、君が来た朝=クロエが子を朝につれてきた事(子供を産んだ事)を後悔するなら、 子供は産むべきではない。 君の行く夜=子供を夜に帰す事(子供をおろす事)を肯定するなら。 その子供も人生、つまり11文字をクロエだとするなら私が生きた物語の証(Roman)を愛するだろう。 とはとれませんかね? でもこの場合クロエは子供をおろす覚悟をして可能性が高くなってしまう… しかし11文字のなかで「アナタを産んだのが誰であれ、本質は変わらない〜」とありますが 私はすごくこのフレーズが気になってます。 もしかしたらクロエは子供をおろしたことを肯定しきれずに、 11文字では、自分で産んだ子供の話をしているわけではなく 他人の産んだ子供をおろした子供の生まれ変わりだと信じて母親になったつもりで歌っているだけなのかと… もしそうなら降ろされた子供こそがイヴェールで、焔は産まずして死んでいった彼の葬式。 11文字の伝言をイヴェールは信じつづけて、ひたすらRomanの世界で自分の生まれる物語を探す。 でもこのメッセージはイヴェールに向かって贈られたではない「嘘の伝言」(つまりクロエがうそを付いている) それを信じ続けたままだと永遠に自分の生まれる物語の存在しないRomanの世界を回るだけ。 でもクロエと賢者のやりとりにある、伝言の真意に気づけば、自分は骸でありRomanに生まれる存在ではないと気づける。 そうすれば>>82さんのおっしゃった事にも繋がるところが多いと思うのですが… 皆さんのも読みながら考えた即席の物です。 ツッコミ大歓迎!いかがでしょうか?
125:名も無きローラン 2007/11/02(金) 04:24:10 ID:YT59A98L 賢者のラスト、「探したぞ〜」の当たりで聞こえる金属音は、 直前にブーツ状態の靴音が聞えるので、 ブーツについた拍車じゃないでしょうか? 見えざる腕でも騎士が出てくるし、 馬もまだ一般的な時代じゃないかとおもうのですが。 あといたるところで風車が風を受けて回る音のようなのが聞こえます。 ドボンも、風車が風を孕むときの音じゃないかとおもうのですが… Romanなさすぎですかね?
126:名も無きローラン 2007/11/06(火) 15:43:50 ID:aFcZwgYP 11文字の伝言と合わせて考えると、クロエって身体の弱い女性だったんじゃないかなぁ、と思いました。 君が来た朝=生きてきた今までの歴史を後悔するのなら、子供にもその痛みを味あわせる事もないだろう? 君の行く夜=産んでもし死んでしまうとしても、今までの人生を君が肯定できるならば、生まれてくる子も きっと生を愛してくれるだろう。 これってすごく優しいメッサージュなんじゃないかなぁ‥と思いました。 そしてこんな風に言うことのできる賢者がRomanにおいての「嘘吐き」だとはどうしても思えないのですよね。 むしろ彼は、「屋根裏」に導く…つまり、行ってはいけない地平がある事を暗に教えている、と捉えてます。 つまり、「嘘を吐いている」側からすれば裏切り行為とも近い行動を起こしている。 だから、彼は最後に何者かに見つかってしまうのではないか…と考えています。
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