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【Roman】10.黄昏の賢者 【考察】
77:misatch 2006/11/29(水) 20:06 ツッコミを求めておいて反応遅くなってすみません……! >siroさん 噛み合いました。今度はちゃんと判りましたのでご心配なく〜。 「クロエ(仮)の妊娠が幸福なものであった場合」という前提ですけども、少なくとも歌詞からは「幸福なもの」だっただろうなと私は思います。 産声の効果音は、「それは〜」の時に対応する箇所で効果音を入れると、その後歌詞の「産声」のところまで泣かせ続けるにしても「ありふれた〜冬の朝」までは泣かせないにしても、構成上不自然になるからでは無いかな、と思っていました。サンホラの楽曲がこういう理由で効果音を鳴らしたり消したりするかは判りませんが…… >大黒さん 「さあ、いっておいで」に関しては>>70橘さん同様、イヴェールから人形達への台詞だと思います。その後に人形達の「ウィ、ムッシュ(はい、ご主人様。といったところ?)」という返答もありますので。 「朝と夜」ではイヴェールは生者と考えても死者と考えても不自然ではないだろうこと(まだ結論が出ていないこと)、あとその台詞のキャストが「宝石」で盗賊イヴェール役の緑川さんであることも根拠となります。 クロエ自殺説を採ったとき、 1:クロエが身ごもったまま自殺 2:クロエが子供を産んでから自殺 の2ケースが考えられますが、2の場合に「伝言」で一番引っかかるのは、前回も書き込んだとおり大黒さんも引用している『嗚呼…傍で歩みを見守れな0102のが無念』のところなんですよ。「傍で見守れないのが無念」=「本当は傍で見守りたい」、なのに「自殺」という道をとるのはなぜか? そもそも「クロエの自殺」という前提が間違っていたのか。 だとすると「ドボン」という音はなんなのか。 このあたりを解消する説を唱えてくれる方がいるといいんですけど…… さらにまだ「思いつき」ですが、「ドボン」が「死産、もしくは生まれてすぐ死んだイヴェールを水葬した音」という考え方もありますが、 これまた「昨日のことのように覚えている」や「○○と生きなさいという母の願い」に矛盾します。 この辺りに関して「伝言」の母と子の関係や母の言動に矛盾があまりにも多く感じたので、どこかに嘘が含まれるのではないか、と考えるに至った訳です。 「ドボン」に目をつぶればすべて解決する問題かもしれませんが、すると今度はこの音はなんなのかということが一番の問題に…… というか、siroさんも仰るとおりにどんどん「伝言」の考察になってきてしまいました(汗) 「賢者」と「伝言」の関連する容疑は濃厚としても、このあたり纏めて「伝言」スレに投下した方がいいでしょうか…… >>72、73、74 「賢者」関連 オーブントースターさんのご指摘の通り、サヴァン症候群ではないにしても「賢者」が数字にこだわってるのは確かですよね。 そして、ここで「賢者」=檻花のクリストフだとすると、「自称天才犯罪心理学者」の彼が「数字」にこだわることには違和感を感じます。犯罪心理学と数字には直接的な関わりはないし…… そこで仮説。檻花での彼の肩書き「自称天才犯罪心理学者」の「自称」は「天才」だけではなく「犯罪心理学者」にも係る形容詞なのではないでしょうか。 「学者」という「身分」は、学会とか大学とかから認められないと名乗れないもので、個人で名乗ってる場合はたとえ能力が伴っていても「自称」となるのではないかな、と。 だとすると……むりゃんさんが仰るようにクリストフが「永遠に生きる男」であった場合、その時代において学会などから認められているのではないから「自称」天才犯罪心理学者、となるでしょう。 さらにこの場合、別に犯罪心理学だけを専門に研究しているのではないので、「黄昏の賢者」で数学的な話をする「賢者」とクリストフが繋がります。 ……まあ、別にサヴァン症候群でもなく数学が専門でもないのに数字にやたらと拘る人、いることはいますけどね。経済とか栄養とかに(ぼそ) この場合は賢者=クリストフとしても檻花の記述から「黄昏の賢者」の時代を限定する必要も無くなりますね。 最後にクリストフを捜す男も、比較的近い過去に於いて彼と関わりを持った誰か、と。 余談。賢者=永遠を生きる男=クリストフという考えが浮かんだとき、「風車」の少年が召し上げられて(=メタ化して)「賢者」になった? とか思ったのですが、思いつきなので根拠に乏しいです。 仮にRomanの登場人物中に「賢者」の前身がいるとしても、候補は他にもたくさんいますから。 (その人物達がイコールで結ばれる可能性もありますが)
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