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【Roman】10.黄昏の賢者 【考察】
82:エイミ 2006/12/03(日) 21:32 [sage] 今晩和。 自殺説を見て思うことがあったので、初めて投稿します。 賢者との出会いに、「骸になるか、巡り続けるか」の分岐があると思います。 「幸せにおなりなさい」の言葉に縛られて、時間軸を右往左往しながら「物語」を人形に探させる水子Hiver。 |>人形が賢者とクロエのやり取りを聞かない。→true 幸せになるべく永遠にRoman世界を巡り続けるHiver。 |>人形が賢者とクロエのやり取りを聞く。→屋根裏 この世界に「物語」はなく、そんな不毛な世界に子供を生んで良いのかクロエは迷っていた。 Hiverは巡る必要がないことを理解し骸となる。 ボーナストラックをDLすると 幸せ〜→「ありがとう――アナタの旅が幸運でありますように…」=ループ 織り〜→「さようなら――今度の旅は幸運でありますように…」=行き止まり(でも次の旅がある) 二人称が「アナタ」というようにカタカナなのは11文字の伝言のみ、曲中の中で「ありがとう」「さようなら」を言っているのはクロエ。 よってこのDL後のメッセージと11文字はクロエが綴ったものだと思われます。 もしクロエが自殺したならこの世界に「物語」がない事に失望したクロエが「せめてアナタは見つけてほしい」とHiverに自分の願いを託したのかも。 クロエは「幸せ〜」では自分の伝言を信じてくれたことに感謝し、いつか「物語」を見つけ幸せになってほしいと願い、 「織り〜」で「物語」がない事にHiverが気付いてしまった時には、生まれ変わって幸せを見つけてほしいと願う。 なんてのはどうでしょう。 そういえば水子は成長するって聞いた事があるんですが、何歳まで成長するんでしょう? 9歳とか、13歳とか聞きますが…。それにしてはHiverは青年すぎますね。
83:nanashi 2006/12/04(月) 11:30 >>82の説を見て、その裏づけのひとつになるのではないかと思い。 2曲目『焔』の歌詞より、 喜びに揺れたのは<<紫色の花(Violette)>> 悲しみに濡れたのは<<水色の花(Hortense)>> この曲を辿ったのは、最後の声から察するにHortenseであり、また『11文字の伝言』はVioletteである。 それぞれのメッセージを真に受けた結果、片や幸せに、片や屋根裏に。 無事にHiverが生まれたことを喜んだのはViolette、生まれないことを悲しんだのはHortense。 ボーナストラックはそれを意味しているのではないだろうか。 水子かどうかは別にして、自分なりにこれが今一番納得いく考え方だと思って書いてみました。 さらに、ボーナストラックを聞いていて思ったことは、Hiverの物語とは別のもう一つの物語があるのだということ。 だから、例えばこのアルバムの全ての曲がリンクするとは限らないし、全ての曲がHiverと関係あるわけでもないと。
84:a 2006/12/05(火) 01:20 クリストフは仮面の男ではなかろうか。パッケージにも、仮面らしきものをかぶっているし、天才犯罪学者は犯罪を実際に起こしているからだと思う
85:すなどけー 2006/12/05(火) 12:47 はじめまして。 しがない、一、サンホラファンです よろしくお願いします。 しばらくずっと、黄昏の賢者を聞いてるうちに、 思いついた事を言いたいと思います。 まず、このクロエと呼ばれる女性は、もしかすると 妊娠はしていないのではないでしょうか。 最初は僕もそう考えていたのですが、 彼女の最初に歩いた337m、意外に長いです。 身篭っている女性が、歩くにはちょっと大変かな?と。 そして、「産むべきか、産まざるべきか」 という歌詞、それを、「君が来た朝を後悔するなら、 新たな痛みを産むべきではない」 と照らし合わせてみると、この部分は 「進むべきか、進まないべきか」 と、彼女が悩んでるようにも思えます。 「君」つまりは、彼女ですが、彼女は別の地平よりの 旅人で、彼女が来ることによって、痛み(哀しみ) が産まれた。だから、次の地平に行くのをためらっている、 とは考えられないでしょうか? 彼女が別の地平へ行く事によって、そこで、 新たな痛み(哀しみ・死)を産むかもしれない という恐怖が、彼女の中にあるから。 『案ずるより産むが易し』 悩むより実行した方が遥かに容易い。 そんな言葉が日本にある事ですし。 「産む」という言葉はこれにかけている様にも、 僕は思います。 けれど、こうすると、このストーリーの他の曲や、 イラストとの繋がりを全く無視してしまう形に なってしまいますので、この曲が完全に独立していない限り この解釈はなさそうですけど…。
86:大黒 2006/12/06(水) 00:58 >>84aさん 確かにパっと見ABYSSに似た男が写ってますね 位置取り的にもこれがクリストフで間違いなさそうです ただABYSS=クリストフ説はちょっと苦しいかなと思います ABYSSは最後は死んでしまうので時系列的にエリ組が最後にこないといけないわけですが エリ組が第4の地平線、Romanが第5の地平線と書かれてるところを見るとやはりRomanの方が時系列的に後なのかなと思います あと、クリストフが檻の中の花のクリストフと同一人物と仮定しますが天才犯罪学者ではなく自称...天才犯罪心理学者ですよ それからクリストフが実際に犯罪を起こしてるとすると最後の『探したぞ…クリストフ』は彼を捕まえに来た人物の台詞という事になるんでしょうか? >>85すなどけーさん はじめまして なるほど…クロエは実際には妊娠してない説ですか 別の地平から来たという解釈も面白いですが私はサンホラ作品において地平とは1つの『世界』を現してると思います つまり、別の地平から来たという事は異世界から来たという事で…ちょっと苦しいかなというのが私見ですね 「君が来た朝を後悔するなら、新たな痛みを産むべきではない」 という部分ですがRomanにおいて朝は生や希望の時間として扱われています つまり今まで自分が体験してきた希望や光に後悔があるのなら子供を産んだところでその子供を幸せに育てる事はできないよという賢者からの教訓ではないでしょうか
87:むりゃん 2006/12/07(木) 00:00 考察の流れを切る事になりますが、ちょっと、質問です。 賢者を探している男の足音がする前、「ウィーン」という妙な音が聞こえるのですが、私だけでしょうか?
88:大黒 2006/12/07(木) 00:19 >>87むりゃんさん うーん、3回ほど聞き直しましたけど特に変な音は聞こえませんでしたね 足音のところでガチャガチャいってるのは多分男が帯刀しててその刀は鳴ってる音でしょうし まあ、私も安いイヤホン使ってるので断定は危険かもしれませんが
89:glare 2006/12/07(木) 00:32 >むりゃんさん 聴こえます、ずっと気になってたんです(汗 最初は何かの効果音かなと思いましたが、楽器の音(ギター?)なのかもしれないと思い始め 効果音にしても何の音か未だにわからないです…。 考えようによっては近代っぽいくも感じられます…。
90:すなどけー 2006/12/07(木) 04:54 >大黒様 貴重なご意見ありがとうございます。 そうですか…地平ひとつひとつで別々な世界なのですね。 今まで聴いていて、ずっと、とある分岐点によって分かれた、 ひとつの世界のパラレルワールド的な物なのかな?と考えていましたので…。 「君の来た朝を〜…」の部分は、そう考えてみると、確かに教訓ですね。 生きていくという事は、とても大変な事ですし…。 なるほど、やっぱりサンホラは、奥が深いですね…。 >むりゃん様、glare様 ずっと移動中などに聴いていたのですけど、 僕には、チャリン…コツ…コツ…チャリン… しか聞こえなかったです。 ウィーン…。機械的な音ですよね…。
91:むりゃん 2006/12/07(木) 20:03 >大黒さん、glareさん、すなどけーさん 聴こえる方もいれば、聴こえない方も……。私は百均のイヤホンで普段聴いています。普通に私には聴こえてくるので気になって……(再生はパソか携帯)。なんだか、スキャナが稼動するような音に近い気がします(聴こえるたびにスキャナをみてしまう私)。 私は最初、何処か別次元から騎士が出現した音かと思っていました。 別次元から現れる、甲冑(?)男……。異世界の騎士……。……そういえば、『少年は剣を…』の少年は、三つの世界を飛び越えている気が……。『緋色の風車』を除く二つは純粋にサンホラの世界ではないですよね(それでも三つ繋がっている風なのがすごい)。……少年の成長した姿が、この賢者……? とか、妄想を繰り広げてしまいました……。
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