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【Roman】11.11文字の伝言 【考察】
43:むりゃん 2006/12/20(水) 21:04 はじめまして。根拠がないのですが、気になる事があってきたのですが……。 「Chronicle」に収録されている、『樹氷の君〜凍てついた魔女〜』はこの『11文字』と関係ないのでしょうか……。持っていないので、分らないのですが、『樹氷の君〜凍てついた魔女〜』の荒筋を目にする機会があり、それがなんだか『11文字』に近い気がしてきになるのです。 スレ違いでしたらすみません……。
44:M/ 2006/12/22(金) 22:05 すごく気になっているんですが、6分10秒あたりで 「二つの風車は廻り続けるだろう」って言ってますよね? 風車って二つあったんですか? 一つは緋色だとしてもう一つは? それとも具体的な風車じゃなくて生と死に例えてるのかな? みなさんどう思いますか?
45:大黒 2006/12/22(金) 22:32 >>33tatsuさん 面白い解釈だと思いますよ 私の中のHiver論では同じ時代に何人かのHiverがいてその中から「殺戮の女王」に近づくロマンを持ったHiverにHiverの総体のようなものが魂を送り込み「殺戮の女王」を解放させるというものなので思いっきりピッタリきます そんなわけでこの意見には賛成したいと思います >>34音さん はじめまして Hiver=骸の男ですか クロエが自分の産む子供が普通でないと知ってたかどうかは想像の世界を出ませんが 『11文字』の歌詞の中に 『アナタを産めたことは『私の誇り』でした』 『アナタと出逢えたことは『最高の幸運』でした』 とあるので死産などではないと思います 『本質は変わらない』という部分も母親からしてみれば子供を産むという事が1つの誇りであり何にも変えがたい幸運だという意味のメッセージだと解釈してますがどうでしょう 『朝と夜』の『生まれてくる前に死んで行く』というのは結論としては産まれてない状態だと思います >>39youさん 詳しくは前述のtatsuさんへのレスを参照してもらうとして私は彼が総体Hiverだと思ってます そして双児の人形と手を繋いでるのは生と死の2つの世界からロマンを探し自らの魂を宿らせる「解放者Hiver」を探させてるのではないかと >>42アカヤイさん 『廻り往く何の地平にも 詩を灯すでしょう……』というのはHiverのロマンがどの地平にも存在しうる物だという事を暗示してると捉えました なのでアカヤイさんの解釈でほぼ間違ってないと思います 詩を灯した後Hiverが産まれそしてそのHiverが殺戮の女王へ近づくようなら総体Hiverが魂を送り込み「解放者Hiver」としてのロマンを紡ぐ そんな風に解釈しましたがどうでしょう >>43むりゃんさん うーん…難しいですねぇ 『 樹氷の君 〜凍てついた魔女〜 』は最後は母親の生きていて欲しいという過剰な愛情が呪いとなって子供が樹氷の王になる話ですから 『11文字』の場合はまだ産まれぬ子供に愛を語りかけてるように聞こえるので自分の中では一致しないというのが結論です >>44M/さん 私はそこの風車は愛するもの同士の事だとシンプルに捉えました 例えば『焔』の母親と死産した子供、『呪われし』宝石のHiverとノエル、『緋色の風車』の少年と少女、『星屑の革紐』の姉と妹 とこのRomanの中には愛し合っていながら様々な理由で引き裂かれた2人が出てきます そういった2人が再び出会う時までRomanの風車は回り続けるだろうといっているのではないでしょうか
46:むりゃん 2006/12/22(金) 23:53 >>45大黒さん “『11文字』は、皮肉っぽいとり方をすると、母が子供を“自身の人生”と言う檻の中に捉えているような印象を私は受けます。 子供は、母の「存在証明」「幸福」を託されます。意図せずとも、とらえ方によってこれは「呪」になると私は思います。 子は成長の過程で、母の望みどおりに、幸せになろうと決意する。 または、自分は自分の幸せを生きているのか、自分は“母の幸せ”を創るために生きているのかを疑問に思う。 上手くいえないのですが、自分の幸福の為に生きているのか、母の幸福の為に生きているのか。後者を子供が思うなら、「祝福」は「呪」と変わるかもしれません。” と、『宝石』で書いたので、気になったのです。 私には生んだように聴こえるので、近い気がしたのです(「産めた事は〜〜でした」と言っているので、産んでいると思うのですが……)。有難うございました!
47:大黒 2006/12/23(土) 00:27 >>46むりゃんさん 確かにそんな事を書かれてましたね 『11文字』は確かに産んでますね。これはこっちのミスでした というわけで「まだ産まれぬ」のところを「産まれた」に修正します よし、これで問題ない(笑)
48:あとら 2006/12/27(水) 14:32 11文字のメッセージがこの曲内での発言だとしたらの話ですが ここで生まれたのがHiverなら詩の内容から11文字のメッセージは「しあわせ〜…」になると推測するのが基本になります。 が もし11文字に入る言葉が実は「おりあわせ〜…」が当てはまってしまうとしたら Hiverの母は語っている事と行っている行動がそぐわない人間なのかもしれません。(つまり嘘つき) そして途中でごめんなさいやらありがとうやら言っている所で水に何か落ちる音が聞こえるというのをどこかで聞きましたが ここで落ちたのが母親ではなく、生まれたHiverの方なのではないかと。 落ちた音が二回(確かある)なのも、おりあわせて何かが落ちたという事ではないかと。おそらくは悩む原因になった物。宝石など。 母親が投げ捨てたのが川もしくは海であれ水平線という地平線をすべる 銀色の光(Hiver)に母親の建前という呪いに縛られた朝が訪れる……と。 妄想の域をでないですが非常にダークになってしまいました。 僕の頭の中ではこの様な解釈になりましたがどうでしょう?
49:huta 2006/12/27(水) 18:15 そういえばLostのゆりかごでは 抱いているその子は『もう骨になってる』 とありますがこれは何か関係があるんでしょうか。
50:大黒 2006/12/27(水) 20:20 >>48あとらさん うーん、どっちなんでしょうね 私はそれまでの歌詞から「しあわせ〜」の方だと思ってますが もし「おりあわせ〜」の方だとしたらむしろ子供(Hiver?)ではなく母親自身に言ってると思います 自らの事を『愚かな母』といいそして子供に『唯一』にして『最期』の願いを託す これが『最後』なら子供に向けていったのかもしれませんが『最期』という事はこの後母親は死んでしまってる事を暗示してるように思えます なのでもし水に落ちる音というのがあるのならそれは母親が入水自殺した音ではないでしょうか? そして地平線をすべる銀色の光(子供?)の人生が母親の願いという枷を受けて始まるという風に解釈してみましたがどうでしょう? >>49hutaさん 『11文字』は産まれて間もない子供へのメッセージの歌で Lostの『ゆりかご』はすでに死んだ子供を認められない母親の狂気を歌った歌なので私の中ではあまり関連性を持たせてませんね
51:あとら 2006/12/27(水) 21:54 >>50大黒さん 僕は正直母親は伝言を残した後は、物語の外だと思いますのでそこで一緒におりあわせても問題ないですね。 行っている行為こそ『愚かな母』ですし、この事件を境に一生会える可能性も無いのでしょうから『唯一』にして『最期』でも問題ありません。 母親の願いという枷は解釈は同じですので問題ないはずです。 ともかく母親に冬の海に棄てられようと結果的に子供は死んでない様子。 邪推ですが母親が出来事を歴史から隠蔽する気なら トラック2の「焔」は同じシーンを視点を変えただけのものという可能性もでてきます。 「焔」では子供は死んだことになってますが ただ眠っているだけとも取れたり 歴史上では生まれていなかったという事として生まれぬ君なのかもしれません。 その場合海に棄てられたのは『小さな棺』となり、双子の人形も一緒です。 ジャケットの朝(黄昏)側に海が描かれているのがいつまで経っても不可解なのでこういうことなのかな……なんて思ったり。 個人的に長くなってしまいましたが僕の考えはこんなところです。どうでしょ?
52:むりゃん 2006/12/27(水) 23:36 イヤホンで聴きますと、『水に落ちた音』は、『雷が落ちる音』に聴こえます、といいますか、ずっと私は嵐の音だと思っておりました……。 『母親の枷』の説を突き詰めて考えると、この母親は、“子供を自分の『幸福の道具』と考えている”という考えが頭を過ぎりました。彼女は、子供を産んだ事を、『幸福』ではなく『幸運』と言っています。そして、彼女の願い……。子供を産んだ事を、自分の幸福を創る者が自分のために生まれてきた、と思っているようにも聴こえます。 教育ママの思想に当てはなるものが少しあると思うのです。『子供の幸福を願う』感情と、『自分の幸せを望む』感情がゴチャゴチャになっている気がするのです。 ただ、「しあわせにおなりなさい」をぼかしている点がこの推測を壊す気がします。 「私にとっての幸福」と「アナタの幸福」は違う事を知っているから、「しあわせにおなりなさい」とはっきり言えないのではないでしょうか……。 『無理に私の“幸せ”になる事は無い。アナタにはアナタの人生があって、辛い人生でもアナタにはそれを“愛する”資格がある……。だから、“私の幸福”におなりなさい、と私はいえない……』 そう、私には聴こえるのです……。が、どうなのでしょうね……。
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