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Interview with Noel 考察とか感想とか諸々スレッド
44:投稿 ★2014/10/07(火) 03:05:21 ID:uRCqlCCU0
始まりは「黄昏の賢者」(漫画版の作者の解釈ではないとする)
クロエとサバンが出会う
クロエは双子を妊娠しているが、なんらかの理由で一人しか生まれない・
片方が流れる可能性があって出産について悩んでいる
本来双子で、生まれたのがミシェル。流れたのがイヴェール
そして、イヴェールが流れてミシェルと暮らしている中、
なんらかの原因で、母がつい漏らした言葉、
母(クロエ)「ごめんね…母さん…赦してね…こんな子…産まなければ…良かった…」
「失われし詩」の『始まりはたった一つの嘘』が↑ではないでしょうか?
屋根裏の少女ミシェルの母がついた嘘。これをミシェルは聞いてしまった。
『良くも悪くも感情は育ってゆく花
渇いた大地には疑心暗鬼の雨が降り
信じあう心…それは「忘レてはいけないモノ』
からも、まだまだ子供で感情が成熟してないミシェルは母の「産まなければよかった」の言葉に疑心暗鬼に陥る。
誰しもが親に「アンタなんか産まなければ良かったわ!!」と怒られた経験があるとは思いますが、
一時の心の揺れで、本心ではないんですよね。つまり「嘘」かなぁと。
この後、『屋根裏の少女』→『檻の中の遊戯・檻の中の花』→『Roman』『ヴァニスタ』
にミシェルの物語が続く時系列かな?
『檻の中の花』で、ミシェルは死ぬが、檻(ミシェル絡みの一連の物語)から抜け『著者・ノエル』とあるように『ノエル』に転生している。
その後のノエルの作品が、『Roman』の物語群。
自分を投影したキャラとして、人形師の娘を『ノエル』とし、ミシェルの時に自分が生まれた時、同時に「生まれなかった」見ぬ兄をイヴェールとした物語を書く。
『よだかの星』のノエルはノエルの現代視点のアナザー?
『mother』から読み取れるように、ノエル(ミシェル)は母に執着したままいまだ彷徨っている。
深読みすると、7の地平線『メルヘン』もノエル作という可能性もあるかも。
母という存在にテーマを重く置くことが共通する。ノエルの作品は母親への執着から?
『メルヘン』の曲間のペンが奔る音と本を閉じる音があるけど、現実の各童話の作者じゃなくてノエルが書いてるのかも?
ミシェル関連はだいたいこんな繋がりと解釈してる。
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