Yield統合質問スレッド【ネタバレ注意】
48:地平線って中々見られないよね@投稿 ★2014/08/06(水) 19:42:25 ID:7aZ1uC0W
yield全体についての考察
まず最初に、「3-1+1-2」の式に対する自分なりの解答は「3(yield子、男、恋人)-1(男)+1(仮面の男)-2(yield子、仮面の男)=1(恋人)
という一般的な解で行きます。というか、他の解釈はどうしてもある程度不自然になりがちなんですよね。男が残った説とか、面白そうではあるんですが。

まず、この歌詞全体を見た時、他のABYSSの娘さんと違って、yield子さん、かなり暢気です。
例えば、バロック子さん。彼女は告白を受け入れられないと知るや、必死に追いかけてった挙句殺します(過失の可能性もありますが)
ソロルさん。彼が振り向いてくれないからって、ナイフを渡されたくらいで殺しに行ってます。
サク子さんだって、歌詞から類推するに妹が処刑された後はずっと殺意を持っていたでしょうし、スターダス子さんに至っては不倫の現場を見た次の瞬間に銃撃です。
つまり、他の娘さん達は、愛が報われない→殺すというパターンを持っています。

しかし、yield子さんは違います。不毛な恋だと指摘されても、それで取り乱しなんてしません。淡々と種を撒いています。
寧ろ、「根雪の下で春を待つの」など、余裕すら感じられます。この間にも、二人は愛し合っているというのに。
何故そこまで暢気なのでしょう?類推できる答えは二つ。一つはyield子さんが身を引いた、或いは男を手に入れる方法があるから。
しかし、yield全体に身を引く様な描写が見えない以上、恐らくは後者でしょう。

では、その方法はなにか。ここは、『一夜限りの情事でも構わない』の情事が、実際に合った物とします。
より具体的に言うと、『せっせと種を撒く』というのを男へのアプローチと考え、その結果として『一夜限りの情事』が行われたと考えます。
この解釈なら、『不毛な行為と』笑ったのは、男の本来の彼女さんという考え方もできますね。
「もうアタシの男なのに、未だに粉かけてんのあんた」「そう思うんなら幸せなんだろうね」という女の情念の衝突……怖い。

まあ、そうして見事、男の子種をゲッツしたyield子。後は妊娠するのを待つだけです。(ちなみに、此処で子供を入れなかったのは、彼女の腹の中に居るため、人数に入れるには少々違和感があるからです。この子はあくまで物語のためのガジェットにすぎないとしています)
謂わば『できちゃった婚』ですね。ヤっちまえば幾ら恋人が居ようが、結婚できる。つまり『永遠にできる』。
人手不足が深刻な、中世の農業従事者なら尚更。不毛な行為と知りながらもアプローチをかけたのも、自分に情を移せば見捨てにくくなるという計算の内。
かくして、yield娘は無事、男を手に入れる事ができました、めでたしめでたし……

とは当然、ならなかったのです。

所で、ここで少し思い返してみてください。
「もぎ取れないのなら刈り取ればいい」「ああ……でも、それは首じゃないか」
ここでの『ああ』は、感嘆詞です。感嘆詞は一般的に、驚いた時に使われる言葉。
つまり、「もぎ取れないのなら刈り取ればいい」と言っておきながら、『首を刈り取った』事に関しては、彼女は驚いたのです。
そして、楽園パレードの『収穫を誤った女』。

彼女=殺人犯説において、一番解釈が難しいのがここでしょう。
彼女が仮に男を殺したのであれば、男が常にマスクでも被っていない限りは誤る事無く殺せますし、
逆に恋人を殺したとすれば、今度は仮面の男についていくのが不自然です。まさか、次の恋人探しに行ったわけではあるまいし。
とすると、残るの組み合わせは二つ。『男が恋人を殺す』か『恋人が男を殺す』かです。
そして、楽園パレードに彼女が参加しているのを見ると、答えはもう一つしかありません。

つまり、『恋人は男を殺して』しまったのです。
まあ、不倫男の良くある末路といえば末路でしょう。
そして、その後の展開は他のABYSS曲と一緒。
仮面さんが口説いてついてって終わり。残ったのは恋人。


しかし、この解釈だと、yield子さんは身重の身体引きずってパレードに参加してるんですよね、yield子と仮面の男パネエ。後者は主に鬼畜的な意味で。
後、「お父さん、お母さん」と言う下りは、単純に頭のなかで許しを乞うてるだけで、実際に言っている訳ではないと解釈しています。
そして、「もぎ取れないのなら刈り取ればいい」というのは、『普通には取れないのなら、いっそ鋏(子供)を使って無理にでも』と解釈しています。
で、その結果として、『でも……それは首じゃないか(結果として人が死んだ)』みたいな。そんな感じで。
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