Yield統合質問スレッド【ネタバレ注意】
4:転載中 ★2007/11/11(日) 23:56:02 ID:qWfboO+F
うーん。 - T.ヤマダ (2005年04月23日 21時50分19秒)
ああ,錯綜してますね。わたしも錯綜してます(ぁ

「前奏曲」の時点でも近親相姦や「+1」が子供だという説はあったのですが,
当時はそれらは少し深読みに過ぎるように感じ,

キミ:親友の女性
3(主人公・親友の女性・親友の恋人)
-1(親友の恋人を殺す)
+1(仮面の男が現れる)
-2(仮面の男と主人公が去る)

と読んでいました。ただし「組曲」が出てからのYieldの新情報。

・曲中の音,およびジャケ絵(ABYSS)から,どうも首が二つ落ちてる(二人死んでいる)

それから他曲とのからみから,

・「許されぬ愛」が複数見られる(Ark,Baroque。あるいはSacrifice?)
・「妊娠」のモチーフが多い(Ark,ラフレンツェ,Sacrifice)

このあたりを組み入れると,どうも修正が必要であるように感じます。


整合性の点から言うと,

""3-1+1-2

""――最後に現れたのは『仮面の男』
""彼らが消え去った後 荒野に一人取り残されるのは誰―

このあたりの解釈につきますね。
説が錯綜しているようなので,まず成立条件を確認しておきましょう。

""二人の♀ 一人の♂

この点から,最初の3は男性一人・女性二人であることが確かめられます。

また,「荒野に一人取り残されるのは誰」から,
最終的に一人が取り残されることがわかります。

加えて,

""もぎ獲れないのなら 刈り取れば良いと...

""嗚呼...でもそれは首じゃないか・・・・・・

この箇所から,最低一名は首を刈られて殺されたと想定できます。

以上,

・男性一人・女性二人からはじまって,事態が収束した後に一人しか残らない。
・またその過程で『仮面の男』が登場する。
・最低1名は殺される。

確定事項はここまで。なお,

・『仮面の男』は娘を連れ去る。

これについてもここでは確定しておきましょう。
実は,
「仮面の男は現れて,一人で帰っていった」という読み方,あるいは
「最後に取り残されたのは仮面の男」(全員死んだ)なんてのも可能です
(「彼らが消え去った」を,男や女が死んだことを意味すると読む)

ただ,この読みをしている方はいないようですし,
他の曲との関係も見て,現時点ではなしとしておきましょう。

以上から,

1. 最初に男性一人女性二人がいる。
2. 最低1名は殺される。
3.『仮面の男』が現れ,娘(か,もしくは誰か)を連れて去る。
4. 最後に一人しか残らない。

ここまでを確定とします。

次に解釈の可能性。

解釈の上で基盤となるのは,数式と仮面の男出現・消失の関係です。

(A) 仮面の男の出現と消失も数式に含まれる。
(B) 数式には含まれるが,仮面の男についてはカウントしない。
(C) 数式に含まれない(数式の後に仮面の男の出現が語られているため)。

基本的にはこのパターンしかないと考えていいでしょう。

Aの場合。

「+1」は仮面の男の出現,「-2」は彼ともう一人の消失を意味します。
3人のうち1人が殺され(-1),残り1人が荒野に取り残される,という結論になります。

このパターンはわたしの考察ですね。派生のパターンはなし(しいてあげれば近親相姦説)。
問題点はABYSSジャケ絵で殺されているのが2名である,ということでしょうか。


B・Cの場合。

この場合,仮面の男以外の要素が必要になります。ここまで出た説としては以下。

(1) 仮面の男以外の「+1」がいる……「子供が生まれた」
(2) 「-1」と「+1」が同じ人物……「娘が身を引いて,しかし戻ってきた」
(3) AとBの複合型……「娘が身を引いて,子供を産んだ」

また,子供が生まれている場合は母子ともに仮面の男が連れ去る場合もあります。

ここから,組み合わせとしてありえないのは以下のパターン。

B*2 「娘が身を引き,しかし戻り,一人が殺され一人が去る」→誰も残らない。確定要項4により矛盾
B*3 「娘が身を引き,子供が産まれ,二人が去る(or一人が殺され一人が去る)」→二名残る。確定要項4により矛盾
C*1 「一人が殺され,子供が産まれ,二名が殺される→仮面の男が一人を連れ去る」→誰も残らない。確定要項4により矛盾
C*2 「娘が身を引き,しかし戻り,二名が殺される→仮面の男が一人を連れ去る」→誰も残らない。確定要項4により矛盾

(ただし,確定要項4を除外できる場合は可能性あり)


よって,以下の場合のみありうる。

B*1 「一人が殺され,子供が産まれ,二人が去る(or一人が殺され一人が去る)。一人が残る」
C*3 「娘が身を引き,子供が産まれ,二名が殺される→仮面の男が一人を連れ去る。一人が残る」

B*1の場合,
仮面の男が二人連れ去った場合,Aと同様に一人しか殺されていないという問題点があります。
また,「一人が殺され一人が去る」の場合,
二つの独立した事象を同時に数えているのをどう考えるか,という問題があります。
ただ,同時に起きてることは考えられますね。

C*3の場合の問題は,既に身を引いた娘がその後の計算に登場しているところでしょうか。
これもそう考えられないことはないですが,あまりフェアな計算法ではないように感じられます。

以上,B・Cの場合も,計算の成立する状態はありうることを確認しました。


その他,ABCのパターンに含まれないものとして,計算式を人間と対応させない考え方などもありますが,やはり難有り。
いずれにしろ,どうもすっきりとはしないのですよね。


個人的には,以前と同じくAの仮説(一人を殺して,仮面の男が一人を連れて行き,一人が残る)を推します。
しかし,「妊娠」の要素が他曲に頻出してる点を考えると,迷いもあります。
もしかしたら,もっと別の可能性を考えるべきなのでしょうか?

たとえば,計算式上,不安定な数字3が二回発生している(3-1+1=3)ことから,
父娘相姦だが,
母は病死し(-1),娘が産まれ(+1),その娘が両親(祖父=父と母)を殺す(-2)とか。

(まぁこの場合,仮面の男は手ぶらで帰ることになり,あんまりいい解ではないので捨てますが)


1-AA