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Sacrifice統合質問スレッド【ネタバレ注意】
1:ぐっこ@管理人 ★ 2007/11/12(月) 00:03:37 ID:3Q/XQWjF - (2005年04月13日 23時08分35秒) サンホラでも一、二位を競う鬱ソング、サクリファイスの考察スレです…(´・ω・`)
2:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:04:44 ID:3Q/XQWjF 生贄の姉妹 - 大黒 (2005年04月13日 23時29分02秒) 村人から優しくされた母親の生きていた時 男の恋慕と引き換えに女性から爪弾きにされた2人の生活 そして、妹の妊娠… 私見ですが、妹が身篭った相手は仕立て屋の旦那なのではないでしょうか。根拠らしい根拠は若女将の激情くらいしか今のところ見つけられてないのであまり偉そうにはいえませんが(笑) そして姉が若女将に掴みかかった後にあったのは 恐らく、姉妹に対する魔女狩り的なリンチであったと思います 妹が身篭った相手を探すのではなく、姉妹を魔女のように仕立て上げる事で一連の騒ぎに関する罪や災難を押し付けて村の平穏を図ったのではないでしょうか リンチ後、姉はかろうじて一命をとりとめてるように見えますが妹の方はどうなのでしょう そのまま集団の暴力によって殺されたか、災いの象徴として処刑されたか… 私はどちらかというと処刑の可能性が高いと思ってます 最後に裸足の娘(姉)が揺らめく焔を見つめていたのはその焔の中で妹が(身勝手な理屈で)裁かれていたからだと思います 大雑把な考察ですが解釈の手助けになるでしょうか? はじめまして - suiko (2005年04月14日 00時08分44秒) 初めまして、しばらく前からこちらのサイトは拝見させて頂いていたのですが 書き込みは始めてになりますsuikoと言います、宜しくお願いしますm(_ _)m 今までは「各々の感じたコトが公式」で良いじゃないか、と小生意気な考えで考察に加わる気を持てなかったのですが エリ組はこれまでの作品よりも人によって捉え方が違ってきそうだと感じたので、 談義する方が楽しそうだと思いカキコさせて貰うことにしました。 前置きが長くなりました; えーと、Sacrificeについての僕の考察ですけれど、概ね大黒さんと同じです。 姉が若女将に掴みかかったあとに後ろで交わされてる・・多分神父と村人の会話・・・? あれの中に「火炙り」という単語が出て来てるので、大黒さん同様、多分妹は処刑されたんだと思ってます。 特典の「楽園チャートへようこそ」に「家が容赦なく燃えたことがある?」という質問があるので、 もしかしたら家ごと焼かれたのかも知れません。(特典については書いて良かったのかな・・・) 最後の所だけ違うコトを思ったんですが、姉が見ている炎は妹の処刑の場面では無くて、 妹が処刑された後、生き残った姉が復讐のため村に火を放ったんだと思います。 歌詞カードの裏面で数人の人影が火に呑まれていたりする所や、 最後の辺りに姉が叫ぶ言葉などからの考えですが・・・。 無題 - 気狂いピエロ (2005年04月14日 00時29分22秒) やはり謎は曲の中間から後、妹が妊娠したあたりからですね。 自分も考察(妄想)途中ですが、自分が考えている疑問を挙げたいと思います。 ・裸足の娘(以下、娘)は若女将を殺した? 妹を張り倒した若女将。 その後の「赤く染まった視界」「苦い〜錆びの味」などから娘が血を浴びていることがわかります。これは、娘自身の血?それとも若女将からの返り血でしょうか。 娘は激情に任せて掴みかかったらしいのでおそらく素手。娘が大人相手に殴りかかって返り血浴びるほどの出血をさせることはありえるのでしょうか? ・神父様の怒声 「純潔」「悪魔の血(?)」「〜〜〜(自分にはガブリエル、と聞こえました。空耳臭いですが、しかし、ガブリエルは受胎天使としての名をもっているのでその点、筋は通って・・いる?)」 そんな罵声が聞こえますが、何故妹はそんなまでに責められているのでしょうか。妹が「天使」だから?それとも妊娠の相手が誰か特別な相手だったのでしょうか・・・。 ・何故『犠牲』なのか 一体、妹は何の犠牲になったのでしょう。 妊娠した相手の?理不尽な不穏の?それとも宗教上の? 何のためのサクリファイスなのでしょう。また、パレードで「妹を犠牲にされた」とあります。となると妹は何らかの理由でスケープゴートとなったのでしょうか。 以上の三点が気になるところです。 他にも神の「残酷な仕打ち」とは具体的になんなのか、などと疑問はありますが。 この疑問に答えてくれる人、いませんか。 無題 - ぐっこ (2005年04月14日 00時34分34秒) お二人とも、早速壮大なネタバレありがとうございます( ゚Д゚)! そうですねえ、私も大筋では大黒様と同じ感を受けました。 さて、断片的な解釈ですが… 多く語られている事ですが、妹に対する「他人と違うから」「一人では何も出来ない 可愛い天使」等の表現は、きっと先天的に、精神面の未熟な部分がある事を暗喩しているものでしょう。 そういう、なにも解らない・絶対に抵抗しない・口外しない妹に、村の男たちは次々と欲望をはき出す…。何となくそれを察して、苦々しく思う村の女達… そしてその凄惨な事実を知らないのは、貧乏だけどそれなりに幸せ、という、一生懸命に生きている姉ただひとり。 そしてとうとう、ある日、妹が誰の子とも知れない子を妊娠してしまい、物語は一気に悲劇へと繋がる…というところでしょうか。 村の男達が顔を見合わせて口を噤んでいるのは、みな「身に覚えがある」から? ジャケットの裏側、ABYSSサイドの背景には、多くの人が生きながら焼かれているっぽい光景が描かれています。suiko様の仰るように、姉が報復として村中に火を放った、という印象を受けますね。 ああ修羅場 - 紫煙 (2005年04月14日 00時44分48秒) 神父が登場したと言うことは、妹が殺されたのは宗教的な理由で、魔女狩りみたいな目に遭ったからかと。 たぶん、村中のひとは知ってたんですよ、妹が(何も解らずに)男達の慰み者になっていたことを。 誰も言い出せなかったところに、妊娠騒動があったので、とうとう堰を切ったような狂乱になったんじゃないかと・・・ それも、全て妹が悪い、神の教えに背く罰当たり、ということで全責任を負わされて、殺されたのでしょう。 姉の方は、多少殴る蹴るの暴行受けたくらいかなあ。苦い土と錆の味、ってあたりで感じただけですけど。それに、結局喧嘩は村の男と女の間まで広がっているようですし。それを抑える為に、神父が最悪の審判を下した、というところでしょうか なんか、考えるだけで村に火を放ちたくなる歌ですよね テーマの一つとして、閉鎖された社会の狂気、という所かなあと思います。 妹が殺された原因 - ouki (2005年04月14日 01時41分49秒) 自分の解釈を書いてみます。 精神的な障害のあった妹は、姉が働いている間に村の男たちに強姦され、その末に妊娠してしまった。 姉は妹がそんなことされていたと信じたくなくて、「神の御子なのではないのでしょうか?」と願う(つまり処女懐胎ではないのか? と言う願いですね)。 しかし、村の男たちがしていたのは事実で、おそらく姉妹の世話をしていた若女将が妹を張り倒す。姉は若女将に掴みかかるが若女将+周囲の人間に殴り倒されてしまう。 その間に神父含む村人たちが妹の処遇について話し合う。誰が父親か、村人の中に父親がいないのなら悪魔と通じていたのではないのか、マリア様と同じ処女懐胎なのでは、しかし誰もガブリエルを見ていない、ならばやはり悪魔と通じていた、ならば火炙りにしてしまえ! そして姉はその復讐のために「悪魔とはお前たちのことだ!」と火を放つ……。 と、こんな感じではないかと思います。 マリア様とかガブリエルの辺りは、そう聞き取れたのでこんな風に解釈してみました。 理不尽な罪。 - eri. (2005年04月14日 01時52分15秒) ハジメマシテ、いつも拝見させております。 神父がいる村、という事はキリスト教系の宗教の村、なんだと思います。歌詞の節々から姉妹も敬謙な信者。 そして姦通は罪。「互いに顔を見合わせ〜」より村の男達はおそらく結構な人数が罪に問われる行為を妹にしていたのかと。若女将は旦那の浮気(?)を突きとめていたとか。 街の女達が冷たかったのは噂になっていたり他の家でも追及した嫁がおったのでしょう。 そういう噂を耳にしていたため、妹が一方的に誘惑していた、と都合よく解釈していたのかと。男達にもその方が都合が良かった。 場面的には妊娠が発覚し、罪を問う為、姉妹の家に大挙して押寄せてきたのではないかと。先頭に立つのは若女将。 妹を張り飛ばした若女将に姉が掴みかかったところ、村人に逆襲され、怪我を負い、自らの血で視界は赤く染まり、口の中が切れたかなんかで錆の味。非力な姉妹には抵抗する力はなく一方的な暴力の前にリンチにの前に土を舐める事に。そして妹は連れて行かれたのかと。 神父も妹に村人同様の行為をしたとか勝手に思っております。 証拠隠滅の為、妹は姦通の罪で火あぶりに。 そうでないとしても村の男を誘惑するという大罪を犯した、と審判を下し処刑した。 姉は信じていた宗教に理不尽に裏切られ、それの犠牲となった妹の復讐を誓い、村を焼いたのだと思います。 まとまりきってないですが。 考察ですが - B・L・I (2005年04月14日 08時06分40秒) 歌詞に載っていない台詞に 純潔、悪魔の血に、災いの名に、マリア様、誰もガブリエルに、火炙りだとあります。妹は悪魔の子を孕んだとして火炙りの刑にされたのでは? 村人にとって神父の声は絶対だということです。(神父も妹を慰み者にしていた?) ガブリエルとは悪魔を撃つ天使のことです。それとキリスト教はイエス以外の処女受胎は認めていないとききます。 生贄の姉妹2 - 大黒 (2005年04月14日 12時48分43秒) 皆様のレスをみさせてもらいました やはり自分1人だけで考えるよりもずっと解釈というか見方が広まりますね 特に姉が村に火を放ったというのは恥ずかしながらここで皆様が指摘されるまで全く頭に浮かびませんでした 確かに最後のほうで 『罪深き者は全て等しく灰に還るがいい』 といってるところから考えるとその流れにストンと落ち着きますね 後、あれから何度か聞いて思い至ったのですが 母を亡くした後朝から晩まで働く姉に村の男たちが優しくしてたのは善意からではなく妹にしていた行為(慰み物)を隠して疑いをそらす目的もあったのかなと思います 閉鎖的な村社会の悲劇 - eri. (2005年04月14日 15時11分30秒) 男達は後ろめたさもあってやさしくしていたのでしょうね。 ばれた途端、「違うんだ、あの娘が誘惑してきたんだ」とか言って罪を逃れようとしたのではないかとも思います。 女達も心の片隅に違うと思いつつも嫉妬にかられそう決めつけ、「泥棒猫」などと罵詈雑言を浴びせたのかと。 自分の罪を正当化させる為、女将に掴みかかった姉の行為につい暴力的に場を掌握してしまったのではないでしょうか。 だれもが罪に怯え、悪魔の子をはらんだ、と現実から逃れようとした。 すべては村人達がその後も以前と変わらぬ生活を送りたいが為、自らを正当化するため。 その為には妹が罪の象徴である「悪魔」として断罪される必要があったのでしょう。 一人で考えるより皆さんと意見を出し合って考える方が楽しいですね( ´艸`) (*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪ - 古城なえどこ (2005年04月14日 17時20分51秒) ここでははじめましてv 私もほとんどoukiさんと同じような考えですね。 それにしても、奈落サイドの女の人たちは皆愛する人を自分で殺した人だと思いましたけど、この話は違いますね〜。 ちなみに殺した数も桁違い(おそらく村人全員)(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル 神の御子について - 空狐 (2005年04月14日 18時34分15秒) 初めまして。いつも楽しく拝見させてもらっています。 神の御子という言葉から処女懐胎などの話が出ていますが、 私は、神が授けたものだから「子供=神の御子」という意味だと思いました。 普通、子供というものは幸福をもたらすものであるのでその象徴としての意味もあるはずです。 そして、そんな子供が発端で悲劇が… あえて幸福の象徴を否定することで悲劇を示唆したのだと思いました。 あと、妹の幸せを願っていた姉の気持ちもここで表現されているのかと… やっぱり大人数で意見を交換するのは楽しいですねぇ 素人のうだ語り。 - ま (2005年04月14日 20時08分33秒) 書き込みは2回目になります、こんばんは(n'∀') 皆様のお話と、大体同じような解釈なのですが・・・。 とりあえず、昨日某掲示板に書いた考察がありますので、 失礼ながら、それをコピー貼りさせて頂きます。 1 Sacrifice考察 母・姉・妹(障害持ち)の三人家族で、父は早死にのために貧しいぽい。 住んでいる村は、割と小規模。娘一人の妊娠で一同が集まってるらしいので。 姉が一人で村を焼き打ちにできたことからも小規模と予想。 大まかな流れは、妹が障害持ちだが優しい子。 同情もあってか、みんなは姉より妹の方の世話を焼く。それで姉が妹に嫉妬。 「あの子なんて死んじゃえばいいのに」 が、妹が高熱を出し寝込み、姉は懺悔し、祈りが通じたか妹が回復。 しかし今度は、看病疲れか慢性疲労か、病に倒れて急逝。 「あの子は人とは違うから」 2 肉親が姉妹二人だけになり、当然姉が働くことに。 朝な夕な働くくらいなので、優しくしてくれた人に妹の面倒を多少なり頼んでいたはず。 多分、村の男たちはそれを利用して妹に性行為をする、姉は気付いていない。 神の御子ではなかったのですか!? 何を言ってるんだろう、この女は?の二カ所から推測。 それに、不自由な妹を犯されて「幸せだった」とは言わないはず、姉も懺悔するくらい優しい子。 女達が冷たくなったのは、自分の恋人または知人の男が妹を犯していることを知ったから。 3 それから、村の男達にちやほやされるのも気に食わなかったかな。 妹が子供を身篭っていることが発覚、夜に村人を集めて集会を開く。 場所は姉妹の家、障害のある妊婦を動かすのは難しいので。 村の男達は互いに口をつぐんだ(行為に及んでいたのはかなりの人数) 女将が爆発、妹にビンタ→姉が掴みかかるが、殴られるかで地面に倒れる。 女将に触発された村人達が、一斉に「殺せ」ムード。 懺悔やら何やら、神父がいることからも信仰の厚い人々だろうから 「災いの種(子)」を宿した「悪魔」を殺せば「誰もがガブリエル(悪を討つ天使)」 4 多分皆様の言う通り、神父様も犯していた一人。 信仰の厚い村だけに、神父の発言力は大きい。 神父の一言で会議のシーンが終わっているようなので、それが決定打。悪魔は火あぶりだ! 「悪魔とはお前達のことだ!」 妹は、最期にずっと世話をしてくれた姉に「ありがとう」と言った。 (これは私見だけど、火あぶりにされてる時も、妹はずっと微笑んでいた) どうしてあの子がこんな目に・・・! 優しい娘だったのに、お前達こそが悪魔だ! ラストに姉が村中に火を放ち焼き打ち、妹が殺された時の気持ちを味わえ、みたいな。
3:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:07:21 ID:3Q/XQWjF 誰もがガブリエル - T.ヤマダ (2005年04月14日 23時13分51秒) 「聖母であるはずの妹が,愚かな村人たちに殺された」と, 「性のはけ口にされていた妹が,村人の罪のスケープゴートとされた」。 この二つの,重ね合わせなんでしょうね。 最初は前者の見解のが強く感じてたのだけど,両者を等しく考えた方が面白そうです。 (実情としては,既に述べられてるとおり,やはり後者の状況証拠が多いですね。姉にしては前者が絶対の真実なのでしょうが) あと「誰もガブリエル」(わたしにはこう聞こえます)。 ガブリエルとマリアとくれば,これは確実に処女懐胎です。 意図的な選択です(悪を討つ天使はミカエルとかラファエルですね) 「妹はマリア」という認識に対し, 「誰もガブリエル」である(その子供を受精させたものである=村人の男全員が妹を犯した)。 こんな諧謔味のある表現ではないでしょうか? 結局,村の男たちが罪を犯し,村の女たちが見てみぬふりをし, ただ姉のみが何も知らず, 村人の罪のすべてを負わされて, 「悪魔の子」として(多分神父もやったんでしょう)火やぶりにされた妹。 姉にしてみれば,村人の行為が「悪魔」だったんでしょうが, 実情をふまえても,誰もが「悪魔の子」の父とその家族である(=悪魔)。 歪んだトートロジー。誤りながら真実を吐き,彼らを断罪した姉。 ああ,こういう台詞の選び方,好きです。 仕立屋の女将が妹の頬を張り飛ばした理由。 - ゆき (2005年04月14日 23時38分51秒) はじめまして、いつも考察を読ませて頂いている者です。 どうも私は国語力が足りていないので、日本語がおかしい部分が多々あると思われますがご容赦下さい。 ・妹は白痴。 ・姉が働いている間に、村の男達により妹が慰み者にされていた。 ・妹の妊娠によりそのことが明らかになる。 ・妹は悪魔とされ、火あぶりに。(断片的に聞き取れた神父の言葉などより) ・妹は最期に「ありがとう」と告げ、死亡。 ・姉は村を焼き払う。(妹の苦しみを味わわせるような感じか) あとは、信仰が厚い、小さな村である…とこんな感じで、私の考えは大体皆様と一緒のようなので省きます。 さて、この曲で今一番引っ掛かってる点なのですが… タイトルの通り、仕立屋の女将が妹の頬を張り飛ばした理由です。 私が考えついたのは以下の4つ。 1.妹が身篭ったのが、女将の旦那との子供だから激昂した。 2.妹が身篭ったのが、村の誰かの夫の子供だから激昂した。 3.妹の身篭っている子供を殺そうとした。 4.「悪魔」、災いをもたらした、憎い…妹を殺そうとした。 しかし、どうも全てしっくりこないんですね。 1は、女将が言った「泥棒猫」という台詞から思いついたのだけれど、 【男達は互いに顔を見合わせ口を噤んだ=大勢に心当たりがある】と考えられるので辻褄があわないですね。 2も同じく「泥棒猫」からなのですが、親が必ずしも【誰かの夫=既婚者】であるとは限らない。 よってこれも少しおかしいのではないでしょうか。 3では「泥棒猫」の単語がどこにも繋がらない、他にそれを現す事などの裏づけがない。 4は信仰深い村だからいける気もしますが、こちらも「泥棒猫」の単語が引っ掛かってしまう。 自分で出した案を自分で全部潰せてしまいました ○| ̄|_ というわけで、是非皆様の意見を伺いたいです。どうぞ宜しくお願いします。 無題 - suiko (2005年04月15日 00時01分31秒) >ゆきさん 確かに、どれもぴったり当てはまりそうには無いですね・・・ 「男衆は皆後ろめたい所がある」わけですが、言い方によっては 「相手が仕立屋の女将の夫だとは言い切れないが、夫で無いとも言い切れない」 とも言えるワケです。そこで、普段より妹を快く思って居なかった仕立屋の若女将は、 今が好機とばかりに、さも夫を誑かされた被害者のような面をして妹を罵倒した。のだと思います。 もしくは「妹が身籠もった」「誰の子だ」「誰が責任を取るんだ」といった切迫した状況の中で、 若女将が機転を利かせて、如何にも「妹が加害者」で、全ての責任は妹にあるかのように振る舞った。 これにより村人の罪を全て妹に押しつけて、事態の収拾を図った。とも言えるかもしれません。 僕の意見はこんな感じです。 紫煙さんの言葉を借りるなら、正に「考えただけで村に火を放ちたくなる」話ですね・・・ 妹はマリア様? - ouki (2005年04月15日 00時08分33秒) >T.ヤマダさん 「誰もガブリエル」は、村人が誰も妹に手を出していない(と言うことになっている)前提があって、誰もガブリエル(受胎告知)を見て・聞いていない→妹は聖母ではない→ならば親が村に存在しない以上、悪魔の子を身籠もっている……ということだと思います。 村人全員が妹の子の父親である、と言う結論がいったん出てしまっていると、妹一人に罪をかぶせて火炙りにするのがしっくり来ないんですよね。 >ゆきさん 「泥棒猫」「可哀想な子だと」「世話を焼いて」「恩知らず」が全部若女将の台詞ならば、若女将は今まで妹の世話をしていたと推測できます。 世話をしていたのに、夫がお腹の子の父親じゃないとしてもそのようなことをされて激昂してしまったんじゃないか、と思います。 まあ、妹を襲った村人たちの「暴力」のひとつに過ぎないと思いますので、あんまり深く考えることもないんじゃないかなあ、とも思ったりします(笑)。 なるほどっ - ゆき (2005年04月15日 01時24分15秒) >suikoさん、oukiさん 分かりやすいお返事を有難う御座います。嬉しいですー。 なるほど女将の言葉を皮切りに、妹を「悪魔」として事態が一気に纏まっているようですね。 お二人の言葉をお借りしてみると、女将が妹の頬を叩いた理由は、 あの状況の中で、若女将が機転を利かせて(「夫を誑かされた被害者」ということにして) 全ての責任を妹に押し付けた。それも村人たちの「暴力」のひとつである。 私の中ではこんな感じでまとまったのですがどうでしょうか。 「この人は何を喚いているの」という姉の台詞、あれは妹の妊娠に関する状況 (神の御子ではないのか、何故にめでたいことなのに祝福とは正反対の雰囲気なのか等) と、妹に全て押し付ける、事実ではない、おかしい、何を言っているの。 そんなことを感じていたのかもしれませんね。 お二人のおかげで、すごくすっきりと納得がいきました。 どうも有難う御座いました! 無題 - LR (2005年04月15日 19時46分29秒) 誰もガブリエルと解釈していらっしゃる方が多いみたいでしょうが 私には「誰もがありえる」と聞こえます。 村の男女みんなが妹の世話を交代をしていたとしたら村の男たち全員が後ろめたい感じを出したのだと思います。 それなら働いてばかりの姉は知らずに男たちはよくしてくれて 女たちは冷たくなるというのは納得いく気がします 以上、駄文でした 考察というより妄想 - OLFA (2005年04月17日 00時24分03秒) 姉は自分が「死んじゃえば良いのに」と考えたために妹が高熱を出したと考えたようだけど 妹はこの直前に村の男性達から性的暴力を受けたことによるショックで熱を出したのではないか。 と、いう妄想をしてみたりして。 無題 - 名無しさん (2005年04月17日 00時31分40秒) そのころには母親が生きていたから、さすがに村の男も手が出せなかったのでは…と無粋なツッコミを。 妹の名前? - 三坂 (2005年04月17日 02時21分40秒) 「私は許さないからね」と妹に呼びかけているお姉ちゃんですが、この台詞の前に「エル」と言っている気がします。 もしかしてこの妹も「エル」なんでしょうか? 妹火炙りの件ですが、私は村人達が皆、本当のことを知っていたのだと思います。 女達も知っていることには知っていたのですが、信じたくないという思いからか、「妹がたぶらかした」という嘘を信じたいと思ったのではないでしょうか。 どこかで「浮気がばれた時に、男は自分の彼女を憎む。女は浮気相手の女を憎む」というようなことを読んだことがあります。 この事件はまさにそうだったのではないかと。 三坂さんの意見に賛成+α(妄想) - ちたん (2005年04月17日 03時39分29秒) 初めまして、考察には初参加のちたんと申す者です。 >三坂さん 確かに、「エル」と言っているようにも聞こえますね。 ・・・そこで私が考えたくなるのが、妹は仮面の男が求める「エリス」と同一の外見ではないのだろうか?と言うことです。 曲の最初に仮面の男(だと思われる人物)が「彼女こそ、私のエリスだろうか・・・」と言っていますが、エリスは 05:エルの肖像 にあるように"病的に白い"。となると妹も同様に、"病的に白い"と考える事が出来ます。 母の「妹は他人とは違うから〜」発言も精神的なものだけでなく外見的なもののことも言っているようにも聞こえます。 ・・かなーりこじつけな部分がありますが、そのあたりは私の妄想です。笑って許して下さい(苦笑 無題 - ま (2005年04月17日 09時31分32秒) >ちたん 様 や、あながち妄想とも言い切れないかもしれません。 「白痴」を辞書で引いて頂けれは、すぐに解ると思いますが、 「白痴美」と言って、「感情や表情の変化が希薄な美しさ」と言った趣旨の意味の言葉があります。 エルの感情表現が、微笑む以外の表記が見られないことから、希薄なのは確かです。 更に言えば、妹は「一人では何もできなかった」ことから、基本的に外出はしなかったでしょう。 太陽の光を浴びず、室内での生活が続けば、「病的な白さ」にもなると思われます。 無題 - ちたん (2005年04月17日 15時27分57秒) >ま さん 実は、私が言いたかったのは・・・ 妹=エル=エリスに似ている=ジャケット真ん中の少女みたいにアルビノ ではないかということです 言葉が足りず申し訳ありませんでした。 はじめまして - イオ (2005年04月17日 20時41分43秒) いつも楽しく、時に感動しながら読ませていただいています。 今回は少し気になることがあったので、些細なことですが書き込みを…。 この歌の概要は、母の死後妹を慰み者にされた上処刑された姉が村に火を放って復讐するというものだと思うのですが、 それでは母が死ぬまでの経過というのは、何の意味があるのでしょうか? 「死んじゃえば良いのに...」と思うだけで実際人を死の淵まで追い込み、「嘘なんです」と懺悔すればその状態を解除することのできる姉には、信仰心のほかに何か特別な力があったのではないかと思わずにいられないのです。 物語の上では、姉が最初は妹を妬んでいたという設定もあまり意味を為さないような気がします。やはり何かその部分の詩にも意味があるのではないでしょうか? それが結局何に繋がるのかといわれると、私もすぐには浮かばないのですが… こちらでは妹が妊娠してからの話がメインになっているようなので、少し気になって問題提起させて頂きました。
4:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:08:09 ID:3Q/XQWjF 久々にカキコ - セキモリ (2005年04月21日 10時01分37秒) 養護学校へ研修なり仕事なりで行ったことのあるひとにはわかると思うのですが、先天性の精神障害者は、性欲を抑制することが健常者よりも難しいです。 妹がどの程度の障害をもっていたのかはわかりませんが、年頃になった妹が、食事や衣服などの世話のために自室を訪れた村人へどういった行動に出たのかは知る由もありませんが、妹の方から誘惑したとしても不思議はありません。 まぁ、真相は焼失してしまってるわけですが。 「死んじゃえば良いのに...」の件ですが、母が病死するまでの流れは、ひとえに偶然だと思っています。しかし、その偶然の積み重ねが、姉の信仰心をよりいっそう強固なものにしたと考えられます。 それゆえ、妹を犠牲にされたときのショックはすさまじく、村じゅうに火を放つに至ったのだと考察します。 ごぶさたです! - A&J (2005年04月21日 12時09分24秒) 「妹は障害者」この考え、全く浮かびませんでした。 なんかもう自分で自分に溜め息です・・・(ハァ しかしながら拙い言い訳をさせていただきますと 私は妹は眼が見えないのだと思っていたのです。 理由は[→side:A→]の「多大な犠牲を盲目のうちに 払い続け」のくだり。 この部分を聴き、私は妹は盲目でいろいろされてる、 姉はそれに気付かず盲目的に働いている。 なんて可哀想な姉妹!!・・・と解釈していました。 冷静に考えると流石にそれは・・・と思いますね。 すみませんでした、そいでわ〜 この世は楽園の代用品でしかないから。 - T.ヤマダ (2005年04月22日 22時28分04秒) 完全にキリスト教ノリですよね,この作品。と。 > oukiさん 「誰もガブリエル」を見てない,というのはどうでしょう。 そもそも聖書での事例(マリアのほかにもう一件あります)でも, ガブリエルは身篭った本人以外の前には姿を見せてないのですよ。 キリスト教徒であるなら, ガブリエルの未見を処女懐胎でない理由にはしないと思います。 「お前がマリアさまなら,誰もがガブリエルじゃねぇか」 そういうことでいいんじゃないかな,と。 聖母を騙るから魔女なのか。男達を誘った魔女なのか。 もう,そんなことはどうでもよくて,ただ魔女だから火やぶりか。 とっくに誰もが狂気の中にいたのでしょう。 魔女狩りなんて,そんなもんです。 あと, >イオさん 妹が熱で倒れたすぐあとに母が倒れる。 まぁ,看病疲れとかで説明がつかないでもないですが, 「Sacrifice」って題名がなんともねぇ。。。 ということで,姉が特別な能力を持っていた,という観点は面白いかも。 本当は姉が異能をもつ「魔女」で, 母も,妹も,彼女の代わりに死んだ“Sacrifice”, そんな救いのない話はどうでしょう? 「誰もガブリエル……」? - ouki (2005年04月23日 00時57分00秒) >T.ヤマダさん >そもそも聖書での事例(マリアのほかにもう一件あります)でも, >ガブリエルは身篭った本人以外の前には姿を見せてないのですよ。 それを言い出すとガブリエルが身籠もらせたわけでもありませんし……。ヨセフのところに使いがやってきて報せたと言う話もありますし、それは根拠としては薄いんじゃないかなあと思います。 まあ、一番の根拠は、自分にはどうしても「誰も『が』ガブリエル」には聞こえない、と言うことなのですが。 無題 - イオ (2005年04月23日 01時14分25秒) >T.ヤマダさん 本当は姉が魔女で、母も妹も皆が犠牲…。 なるほど、考え付きもしませんでした。 確かにSacrificeというタイトルの意味は大変つかみにくいですし、それなら筋が通りますね! 「神に愛された」妹を、神様が死に追いやろうとするとは考えにくいですし、 実は本当に「神に愛され」ていたのは姉だったのかも…。 無題 - ま (2005年04月23日 10時30分11秒) >ouki さん この場合、発音ではなく意味取りの問題だと思われます。 「誰もガブリエル」が、「誰しもガブリエル」という意味かもしれませんし、 「誰もガブリエル(を見ていない)」と言う意味かもしれません。 表現の形自体は、さほど問題ではないでしょう。 >T.ヤマダ さん 「姉が魔女だった」、これはすごく面白い意見だと思います。 ラストでは、姉は「裸足で」村を焼いたと言う描写がされていますが、 この、「裸足」と言うのは、中世の魔女伝承によく見られる特徴です。 特別な意味合いはないかもしれませんが、こじつけるとすれば、 「裸足」であること、その場で妹と一緒に殺されなかったことから、 姉が何らかの加護を受けている(神に愛されている)か、 姉こそが魔女、だと言う設定も考えられないことはないと思います。 単なる強運かもしれませんが(笑) 「誰がガブリエル?」 - T.ヤマダ (2005年04月23日 19時02分23秒) >oukiさん 既に過去の投稿で言っているとおり,わたしにも 「誰もガブリエル」と聞こえます。 その上で「誰もガブリエル(である)」と読んでるわけです。 文法的には可能なので(「誰もが」の方が意味は絞れますけどね)。 件名にあげたとおり, 「誰がガブリエル?」「誰もガブリエル」というニュアンス。 まぁ,まさんの言うとおり,どっちでもいいのかもしれませんね。 個人的には皮肉のニュアンスが面白かった,という以上の根拠はありません。 >まさん ああ,そういえば裸足は「異端」の特徴でした。 見落としてました。鋭いですね。 がぶりえる。 - まりおねっと (2005年04月25日 02時07分22秒) はじめまして。ひたすらElysion聞きまくってるまりおねっとと申します。 ガブリエル、と聞こえる箇所についてですが、私はずっとその部分が聞き取れなくて、皆さんの意見を聞いて聞きなおしたところ確かに「誰もガブリエル」と聞こえますね。 ここの意味の解釈二通りあるようですが、私はoukiさんの意見に賛同いたします。 ガブリエルがマリアを身ごもらせたわけでなく、単にそれを伝えた使者であったにすぎないのですから、身篭らせた男=ガブリエルは成立しない。 故に「誰もがガブリエルじゃないか」ということにはならないんじゃないかなぁと。 それだと身篭らせた男=神のほうが合ってる気がします。 ただまぁそれでも誰もガブリエルを見てないんだから処女懐胎意じゃないってのも短絡的にすぎるとも思いますが; 聖書には確かガブリエルの目撃情報が多数あったとは書いてなかったですし・・・。 まぁ何か根拠を得て悪魔と通じた娘に仕立て上げたかったのかもしれません。 内心もったいねぇ、とか思ってる男もいたかもですねw 裸足が異端というのは初めて知りました。 皆さんよく調べておられて感嘆します・・・。 長々と失礼いたしました。 イントネーション - Clowry (2005年04月26日 22時25分42秒) 始めまして。お初に御目にかかります、Clowryと申します。皆さん、凄いですね。「魔女狩り」なんて全然思いつきませんでした・・・。 「神父様の怒声」の後の箇所、「純潔(血?)を」「悪魔の血に」「災いの種」「マリア様」「誰もガブリエル」「火炙り」と言っているようですが、この「ガブリエル」の箇所が私にはイントネーション的に「誰もがガブリエル」の意ではないと思うのですが・・・。 それから「私は絶対許さないからね」の箇所、自分には「でも、私は絶対許さないからね」に聞こえるのですが、「エル」と言っているのでしょうか? ・・・自分がアブノーマルなだけなのでしょうか? 無題 - 永久 (2005年05月09日 21時09分09秒) ふと、なんとなく思いついた発想の転換。 男たちが妹を慰み者にしていた、という話なのですが 姉妹(姉だけ?)に男たちが優しくしているのに嫉妬していた女たちが、男たちをけしかけた……とは考えられないでしょうか。 次第に冷たくなっていった女たち、男たちにちやほやされている姉妹が気にくわない。 どちらかというと、姉が優しくされてるっぽいので、姉自身に何かをするよりも、妹に手を出すことで余計にダメージを与えようとしたのかも。 女たち(全員とは限らない)が口裏を合わせて、妹を犯すように男たちをけしかけ、結果的に女たちも男たちも真実を知っていた。 妊娠したのが発覚して、けしかけていた女の一人、若女将が妹が一方的に悪い、というように誘導した、みたいな。 男たちが口をつぐんだというのも、個人的なイメージでは気まずそうに目を逸らし合っているような気がします。 神父様は知らなかったような気がしますが、雰囲気的に村の平穏を脅かすと思ったのではないでしょうか。 あ〜……いや、自然に考えれば皆さんの考察が正しいと思いますけど、なんとなく浮かんだので(汗) 姉の職業は? - 藍 (2005年05月12日 17時03分49秒) ところで、姉は母親がなくなった後どんな仕事をしていたのでしょうか。 この辺、明らかにされてないですよね。 姉の職業を娼婦だと思っていた人も多かったようです。(男達が優しくなり 女達が冷たくなっていったから。) 確かに身寄りをなくした若い娘が妹を養って生きていかないといけないとなると 身売りの考えられますが、男達が妹を性欲の捌け口にしていたことを考えると この村には娼館のようなものはなかったんじゃないかと思います。宗教色の強い村なので そういう商売は禁止されていた可能性が高いです。 仕立て屋の若女将が「可哀相な子だと世話を焼いて 恩知らず」と妹に言っているので 姉は仕立て屋で働いてて、女将の世話になっていたのでしょうか。うーん、どうなんでしょう・・・。
5:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:08:53 ID:3Q/XQWjF 無題 - 永久 (2005年05月12日 22時00分47秒) まともな職業についていたのは間違いないと思います。 生活がキツイので、負担を少しでも軽減するために朝な夕な必死になって働いていたのでしょうから。 まぁ、朝な夕なそういう仕事をしていたのなら、話は別ですけど……。 母が亡くなっても住んでいた家はあると思いますから、では一体どういう世話を焼いていたのかが疑問です。 姉が仕立て屋で働いていたのなら、世話を焼いていたのは姉の方になりますし。 姉に給料を払っている=妹もそれで生きているから世話を焼いてやってる、なんて考えは思い上がりもいいところですしねぇ。 姉が仕事にいっている時間、妹が家に一人でいるときに男たちは妹を犯していたのだと思いますし 男たちが姉に優しくしていたのだって、妹の世話を見てやる、とか何とか言っていたのかもしれません。 はじめまして - totera (2005年05月13日 10時11分04秒) はじめまして。いつもとてもとても楽しく読ませていただいてます。 皆様の考察を見ていて、触発されまして私もこの曲の自分の解釈を書かせていただきたいと思います。元々、この曲を聴いたとき、最初に考えた考察は大体、皆さんと同じだったのですが、何回も聴くうちにちょっと違う考えを思いついたのです。(セキモリさんの考察とかぶるのですが) それは、私も妹は男たちとする事に抵抗していなかったのではないか、むしろ誘って事に至っていたのではないか?という解釈です。つまり、一方的に村の男たちの慰み者になっていた訳ではない、と。 娘は幼少の頃から美しかったが一人では何も出来ない程精神的に障害をもっていた。そのせいか、かなりの非常識に育ってしまい、村に神父様がいるほど信仰深いキリスト教の村にあって善行悪行の区別がつかない程だった。結果、姉が働きに出ていない間に村の男たちに教えられて、あるいは自らの性欲に忠実に従って男を誘い、男たちもそれを受け入れ事に至ったのではないか、と。恐らくいけない事だとは思っていなかったのではないでしょうか? そして、身篭り姉が張り飛ばされるのを見て、そこで初めていけない事だったという事を悟り、最後にそんな事をした自分をかばってくれる姉に「ありがとう」を言ったのではないか、と。 そして、村の妹が身篭ったことで生じた様々な問題のもっとも手っ取り早い解決策として、妹は村の治安のための犠牲として処刑されてしまった、と。 それに怒った姉が村に火を放って村人達に復讐したのでは、みたいな感じです。 この考察を考えているとき気づいたのですが、この歌はラスト付近まで姉の主観です。この考察で考えると、姉は妹がすすんで事に及んでいたいたと言う事実はしらない訳です。と言うか最初から頭に無い、と言ってもいいもしれません。歌詞の中での彼女の妹像は神聖視とまではいかないまでもかなり偏っていると思います。つまり、この偏りがエルの楽園[→side:A→]のSacrificeの部分の歌詞に出てくる「盲目」の部分に該当するのではないのでしょうか?また「多大な犠牲」とは姉に復讐された村人たちではないでしょうか?(この村人たちもある意味、上に書いた解釈をするならば、この姉妹に巻き込まれたのではないかと考えてもいいと思います。) かなーり、妄想が入ってて恐縮なのですが、やはりこう言う語らいの場は楽しいので思い切って書いてみました。まぁ、こう言うひねくれ物もいるってことで勘弁してやってください。 文章の下手さも勘弁してやってください、すみません。 罪深き者はすべて等しく灰に還るがよい - Xavier (2005年05月14日 18時30分08秒) 奈落に行くためには人を殺めることが条件だと思いますので 最後は姉が村を焼いたに1票です。 悪魔の血に? - mu- (2005年06月13日 15時01分05秒) 私には「悪魔と契り」と聞こえたんですがどうでしょう?? 付け加え。 - mu- (2005年06月13日 15時12分34秒) 「災いの種」ではなく「災いをもたらし」かと思いました。 断片的な記憶なので文の途中っぽいのかな?と。。 「悪魔と契り・・・」 と神父が言った後 「悪魔とはお前たちのことだ!」 だと村の男たち=悪魔になるかなーと。。 傲慢かましてすみません・・・ はじめてなのにーすみませぬ〜 無題 - 無名 (2005年08月22日 16時22分49秒) ちょっと疑問というか。 主人公(姉)は「悪魔とはお前たちの事だ」「罪深きものは全て等しく灰に帰るが良い」、ってセリフから村人全員を殺したいと思ってるはずです。 ただ、女一人の手で火を放って、村全域を焼き尽くせるほどの大火事をおこせるとは考えにくいんですよね。 ただ、物語の流れ的には例えば「火点けてるところを抑えられてボヤ」とか「燃えたけど人手が足りなくて一軒だけ」とかある意味現実的な結末はありえないと思うんで、村を焼き尽くせる要素が何か必要だと思いました。 それで、母親の言葉の「あの子は他人とは違うから」 これを「精神面での未熟さ」と受け取ってる方が多いようで、自分もそれはあると思いますが、それと同時に妹は本当に「魔女」だったのではないでしょうか? 妹=魔女説ですが、とりあえず狭義で「炎の魔法」を使える存在とすると 妹は火あぶりにされる時、姉の復讐心を悟ってしまう。 あるいは、「火」に触れた事で眠っていた魔女の力が目覚めたのかもしれない。 自分を想ってくれたことに対して「ありがとう」。しかし姉一人ではどうしようもないスケールの「復讐」なので、自分のチカラを、最後の言葉とともに姉に託した。 そして「この世は所詮 楽園の代用品でしかないのなら 罪深きものは全て 等しく灰に帰るが良い」、ここに繋がるわけです。 「それでも全てを 優しい娘だから 全てを赦すのでしょうね」 …この歌詞は、姉自身は妹のチカラを受け継い事を自覚していなかったための台詞だと強引に解釈するとして。 強引解釈 - Xavier (2005年09月07日 15時07分05秒) 火あぶりにされたのは姉の方で それを見た妹が炎の魔女として覚醒 村をすべて灰に帰す〜 曲の解釈としては間違っていそうですが もっと間違うならば おなかの中の子供が魔法少女エリスでも… ごめんなさい、少女じゃないですね 空耳臭いけど… - 陽炎 (2005年10月30日 01時44分48秒) 初めまして。つい先日このサイトの存在を知った者です。 少し気になることがあったので、書かせていただきます。 「誰もガブリエル」のところなんですが、私は最初に聞いたとき「誰もガブリエルなど」って聞こえた気がしました。 それで、ガブリエルっていうのは妹の名前なんだと思い込んでました。 村の女が「誰もガブリエル(=妹)なんて愛しちゃいないのよ」って意味で言ってるんだとばかり・・・ 歌の前半で、姉が妹のことを誰からも愛されてると言ってるのがここで否定されてるんだと思ってました。 この近くに妹のことを天使と言うところもありますが、ガブリエルという天使の名前が付いているからそういう風に呼んだ、と。 天使の名前が付いた子だから、神に愛されている。 神に愛されているから、神に祈れば妹の病気は治る。 神に愛されているから、身篭った子は神の御子でしょ?って感じで姉は信じきっていたのでは・・・? 天使の名前だから神に愛されてるってのはちょっと無理がありますが・・・(汗) でも改めて意識して聴いてみると、「など」なんて聴こえない・・・? やはり空耳っぽいですかね(苦笑) なんで私は最初そういう風に聞こえたんだろう・・・ 「神に愛された」について - chariot (2005年11月28日 23時38分40秒) 初めての書き込みを失礼します。 まだまだファン歴は浅いので、的外れな発言がありましたら遠慮なく指摘をお願いします。 私のSacrificeについての考察等は大体皆様と同じ感じなんですが、 「神に愛されたから 生まれつき幸福だった」という表現については、少し思うところがあります。 というのは、一部の宗教(それにキリスト教が含まれるかどうかは未確認)において、 不具の者、要は生まれつきの障害がある人間は「神に愛された」者である、との考えがあるようです。 普通の人と違う、その「障害」が神に愛された証拠だとして、特別な計らいがあったりもするとか。 だとすると、「神に愛されたから 生まれつき幸福だった」の個所は 「生まれつきの障害があったので、宗教的な意味で幸せな立場だった」 というような意味にも考えられます。 でも、この「不具=神から愛」の考えはあまり明確な証拠もありませんので、 単に私の覚え違いから出た考えかもしれません・・・ これ以前には出ていないことなのですが。 - sakura (2005年12月03日 22時13分42秒) 初めて書き込みを致します。 Sound Horizonを知ったのが最近ですので、場違いな発言があるかもしれませんがお許しください。 Sacrificeを聞いていて最初に思ったことなのですが、姉妹は何歳なのでしょうか。 皆さん、姉妹の年はどの程度だと思われますか? 私は姉=15歳程度、妹12歳程度、と考えるのですが。 もしくはもっと幼いような印象を受けるのです。 働けるぎりぎりの年齢、身籠もれるぎりぎりの年齢だったのではないか、と。 歌詞を額面通り受け取ったため、姉は妹の身籠もった子供を神の子だと信じていたのだと解釈していました。 それはつまり、妹はもちろん、姉にしてもいかにして子供が作られるかをちゃんと理解していなかったのではないか、ということです。 どうやら姉妹には父親がいない様子。また母も他界しています。 そういった行為についての予備知識を持っていなかったのではないでしょうか。 だから妹が突然妊娠しても、男との行為を連想せずに処女懐胎に繋げたのではないか、と思えるのです。 であれば、なぜ村の女達が冷たくなり、妹に暴行したのか理解出来なくてもしょうがないのではないでしょうか。 さうがに16、7歳になれば人々の叫ぶ言葉を、納得は出来なくても理解したでしょう。 となると、姉にしても幼いと言えるほどの年齢だったように感じられるのです。 初書きで長々と連ねてしまって申し訳ありません。 ですが、どなたかお返事を頂けると幸いです。 >sakuraさんの意見について、私なりの考え - SHO (2006年04月02日 17時08分30秒) 姉妹の年齢について、興味深いお話でしたので、レスさせて頂きます。 私にはハッキリと何歳だと断言できる判断材料がないので明言は避けますが、いずれも10代であるという説は賛成です。 理由はsakuraさんと同じ、幼さを感じる点にあります。 しかし、いくつかの点に置いては、私の意見はまるで違いますので、参考までに記述致します。 まず、働くということについてですが、中世ヨーロッパの時代の労働の大半は農作業であったと思われます。 現在のようにトラクターがあるわけではないので、全て人力、使える道具は手に持てる程度のものばかりと想像できます。 逆に言えば、単純作業の繰り返しになるわけです。 だとすれば、たとえば収穫の時に重い収穫物を運搬するという作業が必要ではありますが、 それ以外の作業なら『時間さえかければ』子供でも可能な作業であったと思われます。 もしかしたら農作業ばかりではなく、多少行商のようなこともしていたかも知れませんが、 それさえもそれほど年齢は必要ではないことは、童話「マッチ売りの少女」から言えると思います。 このことから、姉の年齢はせいぜい12〜13歳程度であるともいえるわけです。 ちなみに、『村の男達は優しくしてくれた』というのは、このような作業を手伝ってくれたり、 あるいは妹の面倒を見てくれるというようにしていたのではないでしょうか? そして、それがちやほやされているように見えて、『村の女達は次第に冷たくなっていった』というわけです。 古い童話などの考察にもありますが、中世欧州の女性は特に目立つ女性を目の敵にする傾向があったようですし。 続いて、妊娠の話になりますが。 姉は妹の妊娠について、「主が遣わし給うた神の御子ではないのでしょうか」と言っていますが、 これは、姉は何が妹の身に起きたかを理解した上で、その上で信じられなくて言った台詞のように私には思えます。 聖書に聖母マリアの処女懐胎の話が出てきますが、それは『異例の事態である』というニュアンスです。 「聖母だからこそ起こった奇跡」だという印象を受けると思います。 つまり、中世ヨーロッパに生きている(=クリスチャンである)以上、処女懐胎が通常は「ありえない」ことは認識できると思います。 また、中世の厳しいキリスト教の戒律には、そのことに触れたものもありましたので、 10代で身体が妊娠できるほど成長していたなら、そのことに1度や2度は触れているはずです。 ただ、姉は頻繁に外に出て働いていたであろうし、毎週教会にも行っていたであろうから、それが分かっていたと言っておかしくありませんが、 妹は『神に愛された』や『一人では何もできない』という描写から障害児であったと想像できます。 そうすると、そのような知識がなかったと考えた方が自然かも知れません。 だから、世話にかこつけて言い寄った男に、容易に身体を任せてしまったと。 また、「嗚呼…この女は何を喚いているのだろう?気持ち悪い」という姉の言葉は、 上記の理由からも、何を言っているのかその意味が分かりかねているのではなく、 今まで冷たくしてこの姉妹には顔を見向けもしなかったくせに、若女将がこんな時だけ正義面をしていることに対して、 あるいは、自分だって同じようなことをやっているくせにという想いから、 もしくは、妹を護りたいその一心から出た言葉だと想像されます。 この姉は事情を理解し、その上で妹を護るために、ある種のパニックに陥りながら、若女将に掴みかかったと思うのです。 そう考えると、この姉の思考能力はちゃんと成熟されており、年齢は17〜18歳くらいとも想定できます。 なので、姉の年齢から考察しようとすると、下は12、上は18と、かなりの幅が出てしまいます。 20代以降ならともかく、10代やそれ以下では6歳の差は非常に大きな差です。 これを確定する術が私にはありませんので、姉は10代年齢不詳、妹はそれより幾分下としか言いようがありません。 あとは、yokoyan氏のイラストから推察するのが妥当と思われます。 私の意見はここまでです。ご精読感謝いたします。
6:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:09:23 ID:3Q/XQWjF 神に愛された〜 - 白 (2006年04月02日 19時16分11秒) はじめまして。書き込み失礼します。 勘違いその他諸々あると思いますが一説、と言う事で。 『神に愛されたから 生まれつき幸福だった』 これは皆さん仰っているように妹が先天的に障害をもって生まれてきた、ということの示唆だと思います。 『一人では何も 出来ない可愛い天使』、(此処の“天使”は純粋ににこにこしていることの比喩?) 母の今際の時の台詞、『――妹は他人とは違うから』や、 あとに身篭ってしまった事などを考えても、知能の発達が遅れていた。と考えると自然に思えます。 ただ最初のの表現は姉の僻みもあったのでは?と思います。 妹は『神様に愛されている』から、皆に愛されて『幸福だった』。でも私は・・・という嫉妬の言葉なのではないか。と。 神父様の怒声、のところはあまり肥えていない耳ですが 「純潔の」 「悪魔と契った」 「マリア様の」 「災いの種」 「誰もガブリエルなど」 「火炙りだ」 と聞えました。 ガブリエルは聖母マリアにイエス・キリストの受胎を告知した天使なので、そのことを言ってるんだと思いました。 ガブリエルは降臨していない→神の御子では無い。 しかし、誰も孕ませた相手がいない(純潔?)→悪魔によって孕まされた災いの種→火炙りにしてしまえ 『それなのにどうして こんな惨酷な仕打ちを...教えて神様!』 のあたりの歌詞は妹が子供を身篭っていることが発覚した夜、村人に罵られる前か妹が殺されてしまった後の台詞だと考えました。 前の場合、姉は全てを悟り、絶望して、心で神に問うたもの。 『神の御子ではないのでしょうか?』それならば問題は無いのに、と。 そしてその事実を隠そうと思ったが村の女たちに見つかってしまい、次の歌詞へ繋がる。 後の場合、貴方(神様)が愛した子なのに、こんな仕打ちをするのか。 身篭った子供は、貴方が遣わせた『神の御子ではないのでしょうか?』 訊いても答えは返ってこない。 という感じです。 最後に、姉妹の年齢について、ですが・・・ 姉が十七、八。妹が十四、三ぐらい。と思っておりました。 最初の方の歌詞からあまり年の差が無いような印象を受けたので・・三四歳差でしょうか。 姉は“行為”についての知識は持っているが妹がそうだと信じたくなかったのではないかと。 姉妹は双子(=同い年)というのも考えたのですが・・・確証が無いので保留します。 読みにくいところもあると思いますが・・ご容赦ください。 失礼致しました。 「断片的な記憶」について - 吟遊詩人P (2006年05月18日 21時13分41秒) はじめまして皆様。 最近SHを知ったばかりで、SH歴がまだ浅いので、見当違いな発言でしたらごめんなさい。 皆様、とても深く考察なさっているのですね!凄いです!大変興味深くよませていただきました。 ところで、本題なんですが・・・・ Sacrificeの後半、「断罪的な罵声 断片的な記憶・・・・」の「断片的な記憶」とは、誰の(誰が)、何についての記憶(を思い出している様子)なのでしょうか?? 「断罪的な罵声」は、姉妹を罵る村人若しくは神父様の声であるのは間違いないとして、「断片的な記憶」のほうは、どうも前後の繋がりがなく、唐突のような気がして、とても気になっています。 もし、「姉」の記憶であるとするなら、姉は何の記憶を「断片的」に思い出しているのでしょう・・・? 幸せだった日々? それとも、「妹」が村の男達の慰み者にされていることを、薄々気づいていた・・・・??←これは、姉が妹のために「朝な夕な」働き、若女将に殴りかかるような人物であることから考えて、気づいていたなら何らかの行動をとる筈なので、可能性は低いと思われますが・・・・(「神の御子ではないのでしょうか?」という言葉とも矛盾しますし) では、何を?? 解決済みでしたらごめんなさい。どなたかお考えをお聞かせ願えないでしょうか?? よろしくお願いします。 「断片的な記憶」と、その他にも少し。 - こぶ (2006年05月19日 22時04分38秒) 横からすみません。 自分は「断片的な記憶」は姉の記憶だと思いました。 仕立て屋の若女将が妹を張り飛ばした→何もしていない妹が張り飛ばされた=何故そんな事をするのか解らない→混乱→記憶が断片的にしか残らない と言った感じです。 「何もしていない妹が張り飛ばされた」は「妹が身篭っているのは処女受胎だと信じている」が前提に出てきますが、妹が身篭っている事が発覚した時点で(その事で家に村人が押し寄せて来る事も重なって)混乱しているなら「何もしていない」を外して「妹が張り飛ばされた」ってのでいけると思いました。 「何故そんな事をするのか解らない」はその後の「この女は何を喚いているんだろう?」から来たのですが、これも「混乱」が先に来ていれば問題なく処理できると思います。 因みに、自分的にはこの曲は「村を焼き払っている時」に燃え上がる村を見ながら「そこに至った経緯や、それまでの生活」などを思い出したりしながら立ち尽くす「姉」の曲だと思っています。 故に「断片的な記憶」は姉の記憶ではないかと。 あと、「仮面の男」なのですが、他の曲では『不幸事が(ある意味)終わって絶望の淵にある女性を、楽園パレードへ誘っている』感があるのですが、この曲では「『仮面の男』を見ていた」とあるように『姉』は前から知っていた様に思えるのです。(初見の相手なら『見つけた』とか、ArkやBaroqueのように『立っていた』になると思ったので。) ということは、ラストの部分までに仮面の男は姉とは既に知り合いになっていて、村を焼き払ったのも仮面の男が手伝ったとかではないかとか妄想しております。仮面の男がけしかけたって事も考えられるかなぁと。こじ付けですかね。 吟遊詩人Pさん、とりあえず自分の考えは上記(前半)の通りです。 失礼な物言い&ぶっ飛んだ妄想ばかりで申し訳ありません。 「断片的な記憶」 - 吟遊詩人P (2006年05月22日 01時38分51秒) >こぶさん レスありがとうございます!鋭いご意見、素晴らしいです!こぶさんの仰るとおり、妹が身篭った、或いは、「妹が張り飛ばされた」のを見たショックで混乱状態にある姉の様子の比喩、とすると、前後の繋がりがはっきりしますね!私は、「記憶」=「過去に起こったこと」なので(「記憶」が姉のものだとするなら)姉はもしかして、村の男達が妹の部屋に出入りしているのを何度か目撃していて、そのことを思い出していた・・・?とも考えたのですが、そうすると、姉が「妹が身篭ったのは処女受胎だと信じている」という前提と矛盾してしまい、結論が出なかったので・・・・(因みに姉が「妹は処女受胎」だと信じている説、には私もほぼ賛成です。)。しかし、この歌全体が、姉の「回想」だとするなら、「記憶」という言葉が使われていることにも納得がいきますね。 「仮面の男」ですか・・・確かに「見ていた」という表現は特殊にも思えますね。「姉」と「仮面の男」が既に知り合っていた・・・・うーん、私は考えつきもしませんでした^^;。それも面白いかもですね。そう仮定すると、「仮面の男」は、あらかじめ楽園パレードに連れて行く相手として「姉」に目をつけていたうえでけしかけた、という解釈もできますね(何故目をつけたのか?と突っ込まれると答えに窮してしまいますが・・・・^^;) もし逆に、「姉」と「仮面の男」が知り合っていない、とするなら、「見ていた」という表現は、「(他のことは何もせずに)ただ見ていた」という印象をあたえるので、→見ていることしかできなかった→姉自身も火に包まれていて、動けない若しくは視覚以外の感覚がない。のかな、と。「等しく灰に〜」と言っているので、「妹を守りきれなかった自分」も「罪深き者」として、「等しく」の中に入っている可能性はあるのでは、とは思っています。(もしそうだとしたら、村ごと全滅ですね・・・コワイ><) ただ、そうすると、「仮面の男」は生者と死者、どちらも「楽園パレード」に連れて行くことができるのか?という新たな疑問が生まれてしまうのですが・・・・(これは明らかになっていないですよね?) う〜ん、SH考察、深いですね! まとまりのない文章で、申し訳ないです。ありがとうございました! 姉は魔女 - Suz (2006年06月07日 00時09分54秒) 初めまして、私も少しだけ考えをまとめたいので書き込みをさせて下さい。 私は前に述べられていたように、「姉が魔女」であり、「本人の自覚しない神がかり的な力によって妹が高熱で倒れた」ことを支持します。また母の死因ですが、私は「妹への呪はそのまま、妹の看病に強く心を砕いていた母に転嫁された」と考えています。(陰陽道等でも一度発せられた呪は取り返しがつかない=ヒトガタを用意して身代わりにぶつける、等しか回避方法がない) 妹と、妹と男達との間で行われていた行為についてですが、私は二通り考えています。 一つは、皆様と同じように美しい容姿を持ちながらも白痴である所為で成長と共に村の男達に陵辱されても理解できない妹。 その場合はまず自分の身体に何をされているかを理解出来ない筈なので、姉にそれを漏らす事も当然ありません。ですので姉が知らないのは当然ですよね。 二つ目は、ごく普通の精神状態を持ちながらもアルビノ(銀の髪に紅い瞳の美形、確かアルビノは日光に当たる事の出来ない体質)であるが為に人と同様の生活を営めない妹。 後者の場合は姉が働きに朝夕出かけている間、月が出るまではカーテンを閉め切った部屋から出られない妹は世話に(もしくは男達の間では暗黙の了解として、仕事の合間を縫って日替わりで?)訪れた男達に追い詰められて強姦されていたと考えられます。当然こうなると羞恥心、罪悪感、姉への申し訳なさや面倒を見て貰っているのだから村の人間達に何も言えない、また宗教的な理由からも姉に漏らす事はないと思います。…こうなると可哀想ですね。 最後の火炙りの刑ですが、私はここでは姉と妹、両方が処されていると思っています。 妹と姉が例えば向かい合わせ、隣で十字架に架けられ共に火を放たれますが、「姉は魔女」で「神がかり的な力に守られている」ので死にません。燃え盛る焔の中で妹が微笑んで死に絶え、同時に自分を包む焔(死なないので)その向こうに見える村人達を十字架に架けられたまま見つめていた。 そうして「悪魔とはお前達のことだ」「等しく灰に還るといい」と叫び、自分と妹を包む焔を呪として返した。靴は焔に焼かれて裸足となり、そのまま燃え盛る村と人々を、焔から解放された妹を抱きながら姉は笑って見ていた、という想像をしたのですが…。 如何でしょうか。 友人からDVDをお借りして、Sacrificeの映像を見る限り、姉が十字架にかけられている点を不思議に思っていた結果このような結論に至りました。 魔女? - 柘榴 (2006年06月27日 15時07分17秒) 初めまして、つい最近サンホラの存在を知ったサンホラ初心者です。 早速ですが、私は『姉は魔女説』否定派です。 妹が高熱に倒れ、やがて治ったが母が病で亡くなった事。 これは呪いの転嫁ではなく、単なる偶然だと考えます。私は姉が神を信じきっているのはこの事があったから、だと考えているからです。 自分が死んじゃえばいいと思ったら熱を出し、懺悔によってそれが治る。そんな事が起これば誰でも神という存在に感謝し、妄信するでしょう。 (もし姉が魔女だとしたら、妹への呪いの身代わりにに母を選ぶでしょうか?身内をこれだけ想う姉が母を犠牲にするとは思い難いです) 村中を火に掛けた方法は考察サイト『地平線への鍵』さんの考察の通りの(姉が村人全員が教会に集まった所を火炙りにし、その後村中に火を放ったという)方法が一番現実的であると思います。 裸足については妹が殺された時から村人達への怒りのみで動き、裸足であろうと関係なかった(若しくはその上であえて魔女と掛ける皮肉)かと・・・。 魔女であれば靴だけ焼けて服等は焼けないというのも可笑しな話ですしね・・・。 また、「DVDで姉が十字架に〜」というのは、見た事が無い以上強く言えませんが、おそらく歌い手は一人ですよね?その人が直前まで姉として歌っていて、村人役の人に十字架に掛けられる、という演出ならば、それは妹が十字架に掛けられ火炙りにされた、というのを演じているだけなのではありませんか?(違っていたらすみません;) Suzさんの意見を真っ向から否定する形になり申し訳ないですorz 私の意見は以上です。失礼しましたー;; すごいよ!サクリファイスさん - ベル専 (2006年06月28日 00時47分45秒) 皆さまの支援になるかどうか、 私の耳コピなんですが『神父様の怒声』あとのセリフは、 「ジュンケツノゴウ…アクマトチギッタ…ワザワイノタネ…マリアサマ…ダレモガブリエル…ヒアブリニ」 と聞こえます。良さそうな漢字に変換すると 純潔の業 悪魔と契った 災いの種 マリア様 誰もガブリエル 火炙りに といった所でしょうか。 あと、「妹が身ごもっている事が発覚〜」の時、BGMにスズムシの鳴き声とフクロウらしき鳴き声が聞こえる所から、「村」は森に囲まれている可能性が高そうですね。 そして、出所は怪しい(信用が低い)んですが、「頭が……な人」の事を『天使の人』と呼ぶこともあるみたいです。 …どうも、外堀を埋めるような事だけしかしてなくてすみません。 失礼します。 - 名無しさん (2006年06月28日 10時11分12秒) 失礼します。 ここで話題になっている「姉のほうが火あぶりにされているDVD」とは、中野のライブDVDのことでしょうか? それでしたら、どこかでRevoさんが、「ライブ化するにあたって、(CDとは異なる)ライブ独自の解釈をしている」というような内容の言葉を仰っていたのを聞いた気がします。不確かな記憶で申し訳ないのですが・・・・。 失礼いたしました。 妹は・・・ - 珠樹 (2006年08月04日 12時08分35秒) はじめまして。 サンホラ初心者で、お目汚し失礼しますが、ちょっと私が思ったことを書かせて頂きます。 私は、ここで数名の方が仰っていた、妹はアルビノなのではないのかというものに賛成で、こういった考えになりました。 ”一人では何もできない”というのは、障害ゆえに自分のことすらもできない、という意味で、 ”可愛い天使”というのは、真っ白な容姿でラフレンツェと同じように(背筋が凍るほどにかはわかりませんが)とても美しく、姉の目からみて妹は天使のように思えたのでは、 ”誰からも愛される”というのは、同情で村人達が妹に優しくしていたり、母が妹の看病をしているのをよく見ていたからではないのかと勝手に思っております。 それと、最後の方で姉が「〜、私は絶対に許さないからね」というので、私は最初、「でも、私は〜」なのだと思っていましたが、最近「エル、私は〜」に聞こえてならないのですよ。 そうしたら、妹は「エル」なのではないのかと思います。 どうやらエル=エリスのようなので、冒頭の「彼女こそ私の〜」というのは、妹に言っているのではないでしょうか。 そしたらわざわざ仮面の男が姉の前に出てくる必要はないでしょうけど(汗) 間違っているところばかりでしょうが、これが私の意見です。 では、乱文失礼いたしました。誤字がないことを祈って・・・
7:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:10:11 ID:3Q/XQWjF Re: - 名無しさん (2006年08月04日 19時54分31秒) はじめましておじゃまします。唐突なんですが、姉の方も死んでいるという説は苦しいでしょうか? 村人が姉をリンチした時、ほとんど致命傷だった。次第に意識が遠くなり、死に際に神父様の怒声やら口論やらが響く。結局妹の処刑が決まり、宣告された妹は横たわったままの姉に「ありがとう」を言う。そこで姉は死亡。妹が火あぶりにあう。………このままだと焼き打ちができませんよね…ひょっとしたら焼き打ちにしたのは姉の亡霊だった…なんて。すみません無茶苦茶に。特に根拠は無かったのですが、地平線への鍵さんの考察を見たらAbyssの少女達が死亡してる可能性もありかな、と。 妹障害者説に疑問 - 蜜虫 (2006年08月05日 01時00分50秒) おじゃまします 自分も初めて聞いたときに、この妹は精神障害者だと思ったのですが、最近になってこの説に疑問が出てきました 一人では何も 出来ない可愛い天使 と言われているくらいの障害が重い妹が、器量の悪い姉を憐れむようにみるでしょうか? 横入り失礼しました なるほど - ベル専 (2006年08月05日 03時33分30秒) 私はそこの所は、憐れんでいるのはあくまで村の連中で、可愛いらしい妹との対比が「みじめな思いにさせる」のであって必ずしも妹自身が憐れんでいるのではない、と思っていました。 ので、私的には知的障害説でも問題ありません。 というか、どんな説にせよ、たった一人の姉をそんな目で見てる子であってほしくないな…という願望も入ってますが… 妹障害者説に一票 - TriggerHappyEnd (2006年08月10日 20時27分02秒) 初めまして、初めて書き込みさせて頂きます。 「妹障害者説に疑問」を読んで、自分は障害者説を支持する者としての見解を記しておきます。 私の考えでは「妹」はまず間違いなく障害者でしょう、ソレも身体障害ではなく先天性精神障害又は脳発育不全系の障害で知能指数はかなり低めではないでしょうか。 それに対して周りの人間は勿論優しく、世話を焼いた事でしょう。先人達の考察にあるように小規模の村であろう事を考えれば村人同士の繋がり(助け合い)も深かった事でしょう。その優しく、(見方によっては)チヤホヤされている「妹」を見ている「姉」にとっては、とても”妬ましかった”。短絡的で感情直結の思考を持っていた事を考えれば姉妹の年齢はせいぜい10代初め、かまって欲しい年頃である「姉」は見向きもされず皆「妹」を見ているからこそ”妬ましかった”と私は考えています。 その”妬ましい”対象である「妹」が心優しい”天使”である事は「姉」自身も分かっている、分かっているがその優しい瞳で見つめられる事は自らの負の感情を浮き彫りにするかのようで良い気持ちではなかったのではないでしょうか?例えるならいじめっ子における、いじめられっ子の”眼”「その”眼”がムカツク」という感情に近いのではないのでしょうか?つまり「妹」はまったく”哀れんで”はいなかったが、しかしその「姉」の後ろめたさが「妹の目」に”哀れみ”を見たのではないでしょうか。 諸説あるとは思いますが、曲の前半部分における考察を書いてみました。機会があれば後半部分についても書いてみようと思います。 乱筆乱文誠に失礼!ココまで呼んで頂き、ありがとうございました。 姉と妹は魔女? - セナ (2006年08月19日 23時37分05秒) 初めまして、サンホラ初心者ですが、少し疑問があるので書き込んでみます。 まず妹が障害者であるという考えですが、確かに障害を持っていれば、母が亡くなった後も妹は働けず、結果姉だけが働いていたということになるのでしょう。ですが、もう一つ、妹が働くには幼すぎたのではないのか?という疑問もあります。 物語の舞台である村は、おそらく中世ヨーロッパのかなり小さめの村でしょうから、村の大部分の人は農業で生計を立てていたと思われます。その中で姉(10代半ばと仮定)が仕事をするとしたら、やはり周りの村人達と同じく、農業でしょう。 それで、問題の妹(10代前半と仮定)は、精神面でそれ程の障害を持っているようには思えません。精神年齢が実年齢に伴っていない、とかその程度のものではないでしょうか?“一人では何もできない”というのも、姉に比べてだと思います。きょうだいを比べて優劣を付けるのは別段珍しいことでもありません。 なので実際、妹は姉を哀れんでいたわけではなく、そうではないかという疑心暗鬼的な姉の一方的被害妄想(に近いもの)なのでは? そして、妹の熱が下がったのは、偶然か、あるいは神の助けなのでしょう。 偶然妹の熱が下がり、そしてその後偶然母が病に倒れ亡くなった。これも有り得ないことではありませんが、神の存在を信じるならば、妹に降りかかった厄災が、姉の懺悔によって代わりに母へ移った…とか。 キリスト教に詳しくないのでよくわかりませんが、無償の加護よりも、代償を要する加護の方が現実的な気がします。 そして、姉と妹は魔女なのか?という点についてです。 私の意見を言わせてもらうと、答えは「ノー」です。魔女狩りのように火炙りにされたのは間違いないでしょうが、本当の意味での魔女(特異な能力を持つとか)ではないと思います。 中世ヨーロッパでは一般と違った思想・容姿を持つ人や教会に盾突く人が魔女狩りの対象になったみたいですし、無罪の人でも疑いが掛かれば容赦なく魔女裁判に掛けられたことでしょう。 この姉と妹の場合、妹が何らかの形(姦通の罪とか、そういう)で、魔女だとされたのだと思います。 それで、妹は火炙りの刑に処され、姉はその復讐に村を焼いた…。というのが一般論だと思いますが、私は初めてこの曲を聴いた時、火炙りにされたのは姉だと思いました。もちろん、魔女とされた妹も火炙りにされたでしょう。しかし、それより後もしくは同時に、姉も火炙りの刑に遭ったのだと思ったのです。“罪深き者は全て等しく灰に還るがいい!”というのも、姉の死に際の言葉だったのではないか、と。 村に火を放った時に姉が言った言葉という解釈の方が多いですが、私にはその「村に火を放つ」という発想が最初は全くありませんでした。ある方が考察されているのを見て、そういうのもアリか、とその時初めて思ったんです。 姉が火炙りにされた、という考えを強くさせたのは、“裸足の娘 凍りつくような微笑を浮かべ 揺らめく焔 その闇の向こうに『仮面の男』を見ていた”というフレーズから。火炙りといえば、「薪の上で木に括り付けられ、裸足で焼かれる」というイメージが個人的にあり、また村の人たちを憎んでいただろう姉のことなので、最期の時に炎に包まれながら冷笑を浮かべていても違和感はないかと思います。 サンホラ初心者のため間違っているかもしれませんが、これから死ぬという時に『仮面の男』を見ることも、おかしくないのではないのでしょうか。『楽園』=死後の世界(のようなもの?)なのなら、納得いくように思えます。 あと、話題になっている“誰もガブリエル”のところ。私は、“純潔の”“悪魔の契り”“災いの種”“誰もガブリエル”“火炙りに”に聞こえました。 ガブリエルについては詳しく知りませんので言及を避けます。 “悪魔の契り”(“悪魔と契った”?)はつまり、妹は村の男達の誰とも通じていなかった、ということにしたかったのですよね、村の人たちが。絶対に真実を知らなかったのは姉だけだと私は信じて疑いませんが、妹が妊娠したことが露呈することによって、良い機会だと体のいい厄介払いをするつもりだったんでしょう。 問題の若女将については、「母の死後、姉妹を一番気に掛けてやっていた人」という認識です。 一日中働きに出ている姉と家に一人きりの妹に、食事の世話とかをしてあげていたのではないでしょうか。農家ではなく仕立屋ですし、他の村の人たちよりも裕福で余裕のある家だったのかもしれません。 ところが、母親を亡くして可哀想な幼い姉妹の面倒を見てやるつもりで世話をしていたのが、実は自分の夫(プラスその他村の男達)と通じていた…。そうなれば、“泥棒猫”や“恩知らず”という言葉にも頷けます。 しかし、姉は一日中働き詰めていたため、その実情は全く知らなかったのでしょう。だから、妹が妊娠したことも「神の御子を授かった」と思いたかった…村の人たちの罵声や暴力も“心無い言葉”や“残酷な仕打ち”と思いたかった…妹は何も悪くない、と。 姉は最期まで、妹を信じていたはずです。たとえ、妹が“妊娠している”ことの意味が誰かと行為を持ったということ、であるとわかっていたとしても…。 教会の権力が強い小規模な村という閉鎖的な空間で、後ろ盾のない少女達が何の不自由もなく幸せに生きていくことは、そう簡単なことではないでしょう。結局二人の少女は、時代矢人間が生む闇、の犠牲になってしまったのではないでしょうか。あるいは、村の人たちが平穏に過ごすための生け贄に。 …ということで、初めての割に長々と書かせていただきました。賛否両論あるとは思いますが、何か新たな糸口を掴むきっかけにでもなれば、と思います。それでは、読んでくださった方、ありがとうございました。 神の寵愛は二段階? - ぬこ (2006年09月02日 19時50分50秒) 最初に述べられた「神に愛された」はエルのような容姿のことで、その後 高熱が原因で妹は障害者になり、それを気に掛け気に病んだ母がついに心労と過労で倒れたとは考えられないでしょうか。 ・・・・・こじつけですみません。 或る恋 - ゆき (2006年10月10日 03時39分48秒) 発売から随分経ち、さらに『少年は剣を…』が出たところだというのに気になることが出てきてしまいました。 Revoさんのサイトに「退廃へと至る幻想 背徳を紡ぎ続ける恋物語」というElysionの紹介文があるのですが、 他の曲… Ark(妹と兄), Baroque(同性愛)などのように背徳の恋がSacrificeには見当たらないなと。 非常に背徳的な行為は山盛りはいっている気もしますが、それでも恋がないのが引っかかっているので続けます。 そこで、登場人物が誰かに恋をしていたのではないかという仮定をおいて誰が恋をしていたかを考えてみました。 ・姉 ジャケットのイラストいる、Sacrificeのメインキャストなので一番それっぽい。 が、妹へは家族愛的な感情のみだと思われ、村人への恋を感じる描写はなし。 背徳的な要素はなし? ・妹 仮定と、最後までしあわせそうだった点から恋をしていたとするならば 若女将が妹にブチ切れた点から、仕立て屋の旦那への恋心があったかも? しかしそれらしい描写はなく、誰かを殺したわけでもない。 ・仕立て屋の若女将, 村の女 あるとすれば伴侶への恋心。そこから姉妹への恨みや一連の流れは狂気。 ・村の男 妹への行為が背徳の恋と言えるのならば…。 言えない気がしますが。 一番ありそうなのはやはり妹かなあ…とは思うものの、やはり決定的な描写がなく決め手に欠けますね。 ここからどうにも考えが進められなくなってしましました_| ̄|○ 半端に終わりますが、少し変わった考え方ということで、考察の足しにしていただければ幸いです。 個人的解釈 - つばめ (2006年10月18日 10時27分47秒) はじめてカキコさせて頂きます。SH初心者なので、考えが至らないところがあるかと思いますが・・・。 皆様が考察されているように、妹は精神的に未発達で、歳のわりに物事の善悪を理解できていないのではないかと(妹の年齢は10代前半だと思います)。無邪気で、いつもにこにこしていて、容姿もきっと良かったのでしょう。だから姉は「天使」と表現したのだと思います。 そんな妹だから、村の男たちから強姦されても、それが悪いことだとは解りません。「村の男たちは互いに顔を見合わせ口を噤んだ」とあることからも、それなりの数の男が妹を犯していたように取れます。となれば妹は、わりと頻繁に抱かれていたのであって、彼女にとって性行為はなかば日常の一部であったのではないでしょうか。それが当然のことと妹は認識しているなら姉に告げることもないですしね。最初は男に求められるがままだった妹も、最後の方では自分から誘っていた可能性もあります。 そして姉は妹がそんなことをしているとは夢にも思ってません。妊娠も処女懐受だと疑っていません。そこに村人達が押しかけてきて、玄関先で口論になります。そして激情を爆発させた若女将が妹にビンタ。あまりのことに姉は無我夢中で若女将に掴みかかりますが、逆に村人達に外に引きずり出されてリンチされ(たぶん妹も)、土の上に倒れます。そこに神父様がやってきて、倒れこんだ姉妹の上で村人たちと処遇をめぐって言い争い、妹が身ごもっているのは悪魔の子ということで火炙りが決定。姉はそのままに妹だけが引っ立てられ、最後に妹は自分をかばってくれた姉に「ありがとう」と無邪気に微笑んだのではないかと。もちろん、知能が未発達なので、自分がなぜ殴られたのかも、これから何をされるのかもわかってなかったと思います。 そして取り残された姉は神を憎み、村人たちに復讐を誓います。妹が火炙りされている場所(おそらく教会)に、そのままの状態(家から引きずり出されたのだから当然、裸足のまま)向かいます。そこには村人たち全員が集まっているでしょうから、そこに姉は火を放ちます。まずは退路を断ち、それからあちこちに火をつけて全員を焼き殺したのではないでしょうか。そうなれば姉にも退路がありませんから、望みを叶えた暗い喜びにほくそ笑みながら、自分も炎に焼かれていきます。「罪深きもの」は私は単に村人たちを指しているのだと思いました。 私の自論ですが、総じてabyssの少女達は、特に後半から正気を失っているように思えてなりません。特にSacrificeの場合、村人全員に復讐するなんて狂気じみています。最後の最後で炎に焼かれているのも、自殺などではなく、復讐を重視するあまり自分も死ぬということを認識できていない状態なのではないかと。 仮面の男についても自論ですが、死神のようなものだと思っています。炎に焼かれながら死んでいくのですから、徐々に徐々に死へ近づく感じでしょう。だから、ぼや〜と仮面の男が炎の中から浮かび上がってくるのを見ていたのではないかな、と思いました。 最初に聴いたときから、漠然と上記のようなイメージでいたので、皆さんの考察を読んでそういう考え方もあったのか、と感嘆させられました。皆さん博識ですね・・・。 私の個人的な解釈なので、論じる上での踏み台になってくれればと思います。 初カキコのくせに長文失礼しました・・・。 Re: - 名無しさん (2006年11月12日 11時36分51秒) 姉「あの子なんて死んじゃねばいいのに」 ↓ 神「よし、殺してやろう」 ↓ 妹が高熱を出す 姉「ごめんなさい、神様。あの願いはウソなんです」 ↓ 神「神に嘘をつくか!怒ったぞ!貴様の妹には無残な死を与えてやる!」 なんかこんなノリを考えてた。駄文スマソ 初めまして - 深花 (2006年11月18日 20時23分03秒) 初めて書き込みさせていただきます、深花と申します。 最近皆様の解釈を読むようになってから、私もいろいろと考えてみるようになりました。 私個人の勝手な考えとしては、 幼いころに、姉が『死んじゃえばいいのに』と願った直後に妹が高熱を出す。 ↓ その願いを取り消すと、妹の熱が下がる。その代償のように母が倒れる。 ↓ この流れから、姉は神様の存在をさらに固く信じる。(実際には偶然かもしれませんが…) ↓ 母の今際の言葉から、妹に対する愛情と心配しか感じられない。(姉本人への言葉がない) ↓ (心の中で少しだけまた妹に対する妬みの気持ちが…) ↓ 妹が妊娠し、結果として火炙りに。妹は姉に「ありがとう」と言う。 ↓ 妹のセリフに、「また私があの子を酷い目に遭わせてしまった!」(歌詞の『心無い言葉、心無い仕打ちが、どれほどあなたを傷つけただろう…』が、姉が神様に願ったことを指している) ↓ 『罪深きものは全て 等しく灰に帰るが良い』というセリフの『罪深きもの』には姉自身も含まれている…?自分もそこで焼け死のうとする。 タイトルは、「姉が愚かな願いで、妹を犠牲にしてしまった」と言う意味だと思いました。実際に姉にそういう力があったとはあまり思っていません。姉自身はそうとらえた、ということで。 長々と申し訳ありません。あくまでも私個人の解釈ですので。 それでは失礼いたしました。 姉も障害者に? - 彩菜 (2007年01月09日 18時47分56秒) 初めて書き込みをさせて頂きます。 少し気になったことが有ったのですが、姉は目が見えなくなってしまったのでしょうか? 姉が若女将に掴みかかった後の、「赤く染まった視界」や エルの楽園[side→A→]の、「多大な犠牲を盲目のうちに払い続け」の部分を聞いてそう思いました。 んん。初心者なので単純な思考回路になっております。 場違いな意見、大変失礼しました。 はじめまして - つなぎ (2007年01月13日 09時45分53秒) 初めまして、友人にクロセカを借りてからずるずるとこの世界にはまり込んでしまいました。初心者の素人考えなのですが、少し気になったことがあったので書き込みさせていただきました。 「姉魔女説」が出ていますが、私はこれには否定派の意見を取らせていただきます。また、神がかり的な現象が起きたとも考えていません。 そう考えた発端は、もしこの曲に不可思議な力が関わっているとしたら他のABYSS4曲から浮いてしまうんじゃないかな、と思ったことでした。 少し理由を述べさせていただきます。 不思議な力が関わっているんじゃないかという考えが上がっているのは、@曲前半で姉の願いが叶っているところ A殺されるような出来事の中で姉が生き残っていたところ B姉が村に火を放っているところ の3箇所。また、根拠としては姉が裸足だったことから、というものだったと思います。 (もしまだありましたらすいません、不注意による見落としです) Aの方は、姉が死に至るはずの出来事があったと言う明確な表記が無いため、単純に姉は殺されなかった、と考えています。Bについては、他の方の考察をお借りして申し訳ありませんが、『地平線への鍵』さまのお考えでそのまま納得しています。 @についてですが、これは偶然だったと考えています。 もし不思議な力が関わっているとすると、以下の3つの方法が考えられます。 意識的な姉の能力(姉が魔女) 無意識的な姉の能力(魔法・神に与えられた力など) 姉の願いに答えた(キリスト教の)神の力 Sacrificeに示唆されているのがキリスト教と(魔女狩りとしての)魔女のみのため、他宗教や密教、魔術を引き合いに出すのは妥当ではないと考えたため除外させていただきました。 まず、意識的な姉の能力では無いことは、彼女がキリスト教徒であることからも納得していただけると思います。そもそも魔女はアニミズム的な考え方に基づくためキリスト教とは相容れないからです(これが魔女が迫害される一因になったのだと理解しています)姉が、自分の力は「神から戴いた正当な力」だと思っていたとしてもやっぱり矛盾は起きますし、それではいまいち「天使のような」妹を妬む姉の姿とは重なりません。 では、無意識的な力だとして、姉自身や周りの人間は、その力に気が付かないものでしょうか?それも、人の生死を左右する力です。「自分を惨めにさせるから妹は死ねばいい」という短絡的な願いからもわかるように、姉の願う内容は自分や、自分の家族の利になるもの(それも、利益に直結するもの)が主だろうと考えるのは不自然ではないと思います。そんな願いが叶えば少なくとも本人は必ず気づくでしょうし、周りの人間から全く疑いが生まれないとは考えにくいのではないでしょうか。本人が自覚していなくては力の存在は隠せず、容易に他人にばれてしまうでしょう。本人が気づけば前述のようなことになりますし、周りが気づけばそれこそ魔女狩りです。曲中に出た願いが特別であったためにこのとき初めて願いが叶えられた、という方向もあるかと思いますが、願いの内容から考えると「妹と自分の器量の違いに関して常々持っていたほのかな劣等感が、何か小さな出来事が発端で衝動的に爆発した」類のものと思えるので、力が覚醒するような特別なものではないと思います。 神が姉の願いを叶えた、というのも考えにくいと思います。キリスト教の神の愛は無差別・無償の愛です。汝の敵を愛せと説いた神が(説いたのはキリストですが;)姉の、自己中心的な願いを叶えるでしょうか。懺悔をする姉の為に妹を回復させたという部分なら納得はできますが、聖書の記述から見ても代わりに誰かに災厄が降りかかることは無いため、少なくとも妹の回復と母の病死は無関係であると考えられます。こうなると妹の回復のみが神の力である必要性も理由もありません。女手一つで姉妹を育て知力の遅れた妹の世話をする疲労がたたって母は病気になり、それに先んじて起こった妹の高熱と回復に、姉が神の力を重ねて信仰を深めた、という事でいいと思います。 裸足が異端を表す、と言うのをここで拝見して初めて思い出しました(頭悪い・・・)改めて皆様の深い知識に感嘆しました。 しかしこれも、私は「妹が村人達によって魔女に仕立て上げられ、そのために姉までも狂気にさらわれ魔女のような行為に及んだ」という事を示唆しているのではないかと思っています。もちろんこの「魔女」はキリスト教徒の考える邪悪な魔女の事です。魔女のように成り下がった娘・・・そう考えると、愛する人の為に狂気によって人を殺したということでABYSSサイドの条件にも当てはまっているのでは、という気もしてきます。愛の形は恋愛のみじゃないという事で。 妹が魔女というのも、SH世界の魔法の定義がわからないので何とも言えませんが、家族にバレなかったのか?という疑問が残るし少し遠回り過ぎる気が・・・。あ、でも、魔女だった妹が頭が弱いふりをしながら男達を誘惑して妊娠、火炙りにされて、普通の人間の姉が普通の方法で村人を殺したのならわからなくも無いかも・・・。魔女が火炙りで死ぬのかどうか(たぶん死ぬんだったかな?)わからないのでこの説は保留という事で。 一つの曲について(しかもほんの一部分について)こんなに考えたのは初めてだったため、大変良い経験をしました。その結果が、他の方の説の否定形になってしまったのは本当に申し訳ないのですが・・・。 もちろんこれは姉が魔女ではないと信じたい人間の提示した、曖昧な記憶と他の方の論じてらっしゃる考えのみを土台とした文章ですので、ほんの個人的な解釈として読んで頂けると幸いです。お目汚し失礼しました><
8:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:10:57 ID:3Q/XQWjF 長!;; - つなぎ (2007年01月13日 09時47分20秒) 不慣れなものでものすごーく長文となってしまいました。 ほんとうにもうしわけありません・・・ Re: - チトセ (2007年01月13日 16時06分58秒) こんにちは。このスレを見ていて色々と考えたことがあったので、投稿させていただきます。 こんな考え方の人もいるということで、ご参考にしていただければ幸いです。 タイトルの「サクリファイス」についてですが、「生贄・犠牲」などの意味がある単語、ということは皆様ご存知かと思われます。 「生贄・犠牲」は妹のことを指しているのではないでしょうか。 妹は、姉が仮面の男に「楽園」へと誘われるための「生贄・犠牲」になった―― と、いうことでタイトルが「サクリファイス」なのだと私は思います。 妹障害者説についてですが…これについては私は違うのではないかと思っています。 少なくとも、妹は先天的な障害者だった、ということではないと思います。 もしも妹が先天的な障害者であれば、姉は妹のことを「神に愛されたから生まれつき幸福だった」などと言うでしょうか。 もしかすると単純に、生まれつき顔立ちが愛らしかったから「神に愛された」などという表現をしたのかも知れませんが。 「一人では何も出来ない可愛い天使」というのは、別に妹が障害者だから一人で何も出来なかったのではなく、そのとき未だ妹が幼かったから一人で何も出来なかったのではないか、と考えています。 また、「器量の悪い私を憐れみないでよ…」は、こういうとなんだかアレですが、要するに姉の被害妄想的なものではないかと…。 恐らく姉にとって、容姿の美しい妹はコンプレックスの対象だったのでしょう。 妹や母が病に倒れたのは、神の仕業ではないと思います。 恐らく、病に倒れた自分の娘(妹のことです)を母はずっと看病し続け、過労か何かで倒れたのでしょう。 そしてそのまま、病原菌などに対する抵抗力が弱まっていた母は、風邪か何かをこじらせ帰らぬ人となったのではないでしょうか。 村の男が妹を強姦していたという説には賛成です。 「村の男達は優しくしてくれたけど 村の女達は次第に冷たくなっていった」や、「村の男達は互いに顔を見合わせ口を噤んだ」など、それとなく妹が村の男達に犯されていたことをほのめかす描写もありますしね。 問題になっている切れ切れな台詞についてですが、私には「純潔の」「悪魔と契り」「災いの種」「マリア様」「誰もガブリエルを」「火炙りだ」などの単語が聞き取れました。 恐らく、「『純潔の』まま身ごもったということは、『悪魔と契り』を交わしたに違いない、コイツは『災いの種』だ、『マリア様』を騙りやがって、(ガブリエルの件についてはさっぱりなので中略)、じゃあ『火炙りだ』!」という会話か何かだったのではないでしょうか。 で、妹が火炙りにされた姉は激昂し、「悪魔とはお前達のことだ!」と村人を罵ったのでしょう。 妹の「ありがとう」は普通に庇ってくれてありがとう、という意味だったのだと思います。 「心無い言葉 心無い仕打ち」は村人達の仕業のことを指しているものと思われます。 姉は火炙りにはされず、最終的に村人達を焔で殺害するに至る…という流れが「サクリファイス」の物語なのでは。 姉魔女説にはかなり疑問です。 正直、姉が本当に魔女であれば、妹が火炙りにされる前に覚醒して村人達を皆殺しにしたでしょうしね。 なお、姉は村中に火を放って回ったのではなく、「地平線への鍵」の管理人様が言われているように、村人が一同に介する機会(教会のミサ)を狙って放火に及んだものと考えています。 私のこの投稿も若干長文になっているかと思います、申し訳ありませんOrz ここまで読んでいただいてありがとうございました。 Re: - ミコ (2007年01月18日 11時01分11秒) はじめまして。皆さまの考察を読みました。すごく面白いです。 私も一つの解釈として参加させていただきます。 まず姉の魔女説なのですが、それはないんじゃないかと思います。 「地平線への鍵」の管理人様が仰るように彼女はミサの時に教会に火をつけたんじゃないかと…。妹が障害者で神に愛されたと大事にされていたのは、私もそうだと思います。 皆さまの考察を読んで考えてみた事を最初から追うと 美しく優しい妹は構ってもらえて障害者なので何が出来ても褒められて姉は嫉妬。 →妹発熱。更に構ってもらえず妹の面倒を見る『姉』としての自分にしか価値を見出せなくなる。 →母の最後の言葉に自分がいないのを妹を大事にする事で誤魔化し、『姉』の自分を更に強くし自分の中の妹を神聖化していってしまう。 →村で唯一妹に嫉妬しない+多分容姿も結構綺麗で男受けがよく、妹を甘やかすことと少しの嫉妬で女達は冷たくなる。 →性欲をコントロールできない妹は姉の留守中誰か(もしくは複数)と性行為。 →妊娠するが姉は既に盲目的なので神の子だと信じる。 →男達は皆姉妹特に妹に憧れていたため(もしくは皆心当たりがあるため)『誰だよ…』となり目を見合わせつつ分からないので黙り、それを見た女達の中で一番面倒を見ていた仕立て屋の若女将がキレる。 →喧嘩になり数人で暴れる姉を力づくで静かにさせる。姉は混乱を続ける。 →白熱しすぎたその場は 父親が出てこない=処女懐胎、でもガブリエルは見てない じゃあ悪魔の子だ!火炙りだ! (姉も危うかったが今まで頑張った分信用などがあったのだと思います) →妹はいけない事だったと気付き、庇ってくれた姉にありがとうといい、皆に従う。 →盲目的に妹を想うことでしか保っていない姉は村の皆を怨み、罪深い者として殺害(冒頭の教会に火) そして小さな村の強い信仰により親の愛情を十分に受けられず、自分の価値を良い姉にしか見出せなくなり、妹を歪んだ形で愛し、生まれ育った村と認めてくれていた(女達も嫉妬抜きでは姉を認めていたと思います)皆も焼き 裸足の、信仰していた神さまの反対の者にまでなって一人残され『姉は強すぎる信仰のサクリファイス』 になったんではないかと考えています(勿論他もサクリファイスですが)。 一度消えてしまったのでおかしいところがあるかもしれません。 長文になってしまいすみません。 Re: - ミコ (2007年01月18日 12時17分29秒) 間違いがありました; 美しく優しい妹は構ってもらえて障害者なので何が出来ても褒められて姉は嫉妬。 じゃなくて本当は 美しく優しい妹は、神に愛されている子なのでいっぱい構われてしかも障害者なので些細な事が出来ても褒められ、姉は構われなくて嫉妬。 と伝えたかったのです。 連投すみません。 妹障害者説 - ばにら (2007年02月03日 05時27分46秒) 初めてうちの母親が聞いた時『この子知恵遅れ(障害者)なのね』って言いまして、そこで初めてその可能性に気付いたお馬鹿ですが(orz)ちょっと失礼します。 まず、障害者説を前提にした話をします。 障害にもよりますが、そういった子にしばしばみられる状態に『外をフラフラ出歩く』ことや『本能に忠実』などがあるらしいです。 それを踏まえると、母が死に際に言った言葉は『面倒を見てあげてね』と『目を離さないでね』の両方をさしているような気がします。 若女将が世話をやいたと思われる時間を除けば妹は一人、何の疑いも無く男を招きいれていた可能性もあります(勿論レイプには違いないし、望んだ行為ではないですが) レイプされたという自覚も、無かったかもしれません(姉が事実を知らなかったのは妹の無自覚にあるのかも?) 優しい子、というのも怒りなどの感情が欠落していたのかもしれないし。 あと、昔のヨーロッパでは障害者などの「人とは違った人」は魔女裁判にかけられやすかったらしいです。 魔女とされた理由のひとつにもなるでしょうね・・・妹も相手が誰か知らないし解らない、しかも弁解もできませんから。 などと纏まりも無くすみませんでした、言いたい事が纏まらなかったですorz Re: - ばにら (2007年02月03日 05時37分10秒) 関係ないですが、妹持ちの身としては 『妹は愛されて自分は愛されない』 『ずるい、死んじゃえばいい』 『ごめんなさい、あの願いは嘘〜』 みたいな感情には覚えがあり、他人事には思えなかったです(サク子程凶暴じゃないですが) 可愛くて才能ある妹は妬ましいけど妹大好きなお姉さんですよ。 でも、サクリファイスみたいになったらやはり復讐は考えるでしょうね。 ABYSSの娘たちの感情って、普通は無いようで・・・それでいて有り得る感情ですよね(自分が異端なだけかな) Re: - とうこ (2007年03月04日 00時57分27秒) 初めまして。 最近SHを知った者ですが、考察させていただきます。 私はみなさんとは違い、少しぶっ飛んでいる考察をしているかもしれません。 私は、姉=妹(多重人格)では無いかと考えました。 考えは以下の通りです。 1.妹という呼び方をするのは姉だけ 2.高熱を出して寝込む=妹の人格が消えかける 3.母の「あの子は普通と違うからあなたが助けて〜」=姉の中にしかいない、姉しか助けられない 4.男は優しくなる→姉自身が男達と通じていた(体を売った?) 5.女が冷たい→姉が男と通じていたことをうすうす感じていたから 6.妹の妊娠→妹の人格のときに通じた男との子 7.村の男達……複数と通じていたこと 8.断片的な記憶、断罪的な罵声……妹の中から聞いている姉。距離感が近い 9.つかみかかる→妹と人格後退 10.最期にありがとう→妹の人格が消える 11.半身ともいえる妹を失った姉が復讐に火を放つ 極論であるとは思いますが、EとAの表裏一体さを考えると、姉と妹が裏返る(二重人格)という考えもありかもなあと。 ブックレットの少女もお腹を押さえてますし……(偶然?) 妹が障害者として見るには、それらしい確たる情報が欠けているようにも思えるので…… 長々と失礼しました。 はじめまして - ひかわ (2007年03月04日 21時44分17秒) はじめまして。 皆さんのいろいろな意見をよんで、その考察の深さに感心しきっています。 拙い考えですが、私の意見を述べさせていただきます。 妹が知的障害者であるという点は、私も初めて聴いたときからそうではないかと思っていました。 ただし、先天的なものではなく、ヘレンケラーのように、高熱を出して寝込んだ際に脳に障害が残ったのではないでしょうか。 女手一人で娘二人を育てるために働いた上、障害を負った妹の介護をしなければならなくなって、母親は過労で倒れたのだと考えます。 妹が高熱を出して寝込んだときの歳ですが、「器量の悪い私」と妹と自分の外見を比べ気にしていることから、そんなに低くはないと思います。 また、妹の熱が下がってすぐに母親が他界したとすれば、姉はその後働き始めているので、二人とも十代には達しているかと。 妹が村の男たちと関係を持ったことに関しては、姉は「朝な夕な働い」ていたわけなので、その間妹が何をしていたのか、姉は知らなかったのでしょう。 そして妹が身篭ったと知ったとき、村の男たちの反応から姉は全てを理解します。 それだけにとどまらず、若女将が自分の伴侶のことは棚に上げて妹に全ての罪をなすりつけようとし、実際に手を上げるという暴力行為に及びました。 「それなりに幸福だった」生活や村の人々を信用していた姉は、それこそ「気持ち悪い」「ぐらりと世界が揺れ」と表現されるほどショックを受けたと思います。 実際、「神の御子ではないのでしょうか?」「耳を疑うような」「何を喚いているんだろう」今自分の目の前で起こっていることが信じられない、という風にとれる表現はたくさんあります。 それでも、「何も分からない妹になんてことを!!」と憤慨し我を忘れているのですから、頭では分かっているということではないでしょうか。 そして「ありがとう」という妹の言葉。 これを聞いた姉は、今まで「何も分からない」と思っていた妹が、自分に起こったことをある程度理解していたという事を知ります。 つまり、妹は「心無い言葉」「心無い仕打ち」に傷ついていたわけで。 そのことが、姉を放火へと駆り立てたのだと思います。 放火した場所に関しては、「地平線への鍵」様の説が一番それらしいかと。 全体を通してこの曲から伺えるのは、姉の妹や村人に対する絶対的な信頼です。 Elysionにでてくる他の子もですが、いい子達ばっかりで泣けてきますよね。 だからこそ、裏切られたときのショックとキレたときの豹変ぶり(笑)は大きいという事でしょうか。 余談ですが、歌詞に英語が多用されている事、「伯爵」などの単語から、舞台は全体的にイギリスっぽいなあ、なんて思ってます。 ということは、出てくる神父様はイギリス国教会の神父さまなんでしょうかね!? まあ、フィクションなので実際の国とは関係ないとは思いますが^^;
9:転載中 ★ 2007/11/12(月) 00:11:12 ID:3Q/XQWjF いまさら - 鷹宮 (2007年03月08日 03時55分11秒) いまさらながらSHにはまった新参者の意見ですが。 まず始めに、 妹障害者説が多々出ておりますが、私は先天的だったと思います。 「神に愛されたから生まれつき幸福だった」となっている箇所から少なくとも生まれた頃は違ったはずだと言う意見もありますが、ずいぶん前に書かれた中にもあるとおり障害者だからこそ特別な存在であると捕らえられていたと考えられます。(残念ながら現在ではほとんどの人間は障害者に対してマイナスのイメージしか持ちませんが) そんな妹だからこそみんな世話をやいていた。 姉から見れば自分と違って妹は皆から大事にちやほやされている特別な存在。 そのうえ見た目も特別であれば(美女?アルピノ?)サク姉が妹を天使のように捕らえてもおかしくないでしょう。(姉は信仰心が高かったようですし) 次に、 サク姉魔女説ですが、コレはないのではと思います。 「惨めな思いにさせる 妹なんて死んじゃえば良いのに」 これは子供なら誰でも考えるような本の些細なこと。特別強く願い神に願うようなことでもなければ潜在的に自らの中に眠る特別な力を呼び起こさせるような強力な思いでもないでしょう。(自分がまだ小さいときに年下の兄弟姉妹が出来た人なら自分がかまってもらえず寂しくなってついついそんなことを考えてしまうと言う気持ちも分かるでしょう) ところがここでサク姉の気持ちと同調するように自体が転がることでサク姉は魔女?と言う意見が皆様からでてくるし、サク姉自身は神と言う存在が本当にいるのだと幼いながら思い込み深い信仰者になってゆくのだと思います。 あと、何の力も無い少女が村人を焼き殺せるのか、という意見は村人が一箇所にというのもありですし、誰かが先に書いてた通りこの村は時代背景的にもそれほど大きな村ではないと思われますし、周囲に自然も溢れていただろうから意図的に夜中に火をつけて周れば村全体を焼き尽くすのも容易でしょう。(特に農村だと牧草を溜め込んであるでしょうからそういう箇所につけて周れば火の回りも速いでしょう。家の屋根なんかも映画なんかで見るような茅葺な感じだろうし) 妹に対して村人が行った外道な所業は先に出てる通りだと思います。 けなげに働く姉を気遣う男達。だが実際のところその気遣いは姉に対する純粋なものではなく姉の知らないうちに障害のせいで行為に対する知識のない妹を犯しているという罪の意識、そしてその罪が発覚しないようにするためのカモフラージュ。しかし、そんな村の男達の怪しい行動は朝から晩まで働きづめの姉はともかく他の村の女達にはうすうす感づかれている→この辺りから男と女とサク姉の空気の差が出てきてサク姉もちょっと疑問に思う。 そんな折に妹妊娠発覚。 姉は信仰心と天使のような妹が村の男とつうじているわけがないという考えから神の御子を授かったのだと思い込もうとするが村の連中は気づいているため押しかけてくる。男は皆身に覚えがあるため黙り込んでいる(こんな異常事態ですからやっていないのだったら何かしら発言するはずですからこれは全員と取っていいでしょう)そして女の方はうすうす分かってはいたがそんな男達の様子を見て確信、姉妹の世話を特に焼いていたっぽい若女将がまず始めにぶち切れそこから乱闘→家の外に引き出され姉リンチされ目の前真っ赤意識が途切れ途切れ、神父(やっぱ皆が掲示板で交したような意見を言わず速攻で火あぶりに走る辺りこの人も行為をやっていたのかな?)の言葉により妹火炙り、姉発狂、村を火の海にと言う流れかと。 あっ、それと[→side:A→]の「多大な犠牲を盲目のうちに払い続け」の盲目を実際に目が見えないと捕らえている人もいるようですがその可能性は低いと思います。 いくら村人が全員で凶行に走ったといってもそいつら全員焼き殺すなんて尋常じゃありません。まず普通の精神状態では出来ないでしょう。 おそらくは殺された妹の仇をとるためにサク姉も狂い盲目的に、つまり他のことを考えられない精神状態で凶行に及んだのかと。 姉妹二重人格説は残念ながらないでしょう。 色々と無理があるでしょうし、なによりYokoyanさんのサイトで見れるように妹の絵が姉とは別にちゃんとありますから Re: - J (2007年04月14日 22時28分42秒) はじめまして。 私も妹は先天性の精神障害(発達遅滞)だったのだと思うのですが・・・。 議論に上がっている「神に愛された」という詩ですが、この表現は (西欧の文学作品などでしばしば登場するのですが) 重度の発達遅滞の(ほとんど会話が成立しないような)方を 遠回りに指す言葉です。 狂気というものは、現代では、治療すべき病気として語られますが 近世以前では一種の神的なもの、人間性を離れたもの(=人間性を超えるもの)として 認識されていました。 (蛇足ながら、このへんの詳しい研究はM.フーコーでも参考になさって下さると面白いかと・・。) そうすると「生まれつき幸せだった」というのも妹の障害を指す言葉のように思えてきます。 世俗的な悲しみや苦労が全く理解できず、いつもにこにこ笑っている妹を指して そのように言ったのではないかな・・・と。 姉の職業 - さらかま (2007年07月30日 02時57分48秒) はじめまして。一サンホラ初心者でございます。 チラシの裏に甘えて個人的にサクリファイスで思ったことを。 姉の職業に関してですが、私は初めてこの曲を聞いた時から、姉は娼婦とまではいかなくても、所謂「夜のお仕事」なんだなーと思い込んでいました。 勿論昼は昼で違う仕事で。 お水関係といいますか、この時代にそういった職業があったのかも不明なのですが(汗)。 夜に働ける仕事って、そう多くはないと思うんですよね。現代ならともかく。 「村の男たちは優しくしてくれたけど」の記述からもそう考えたのですが… …とはいえ、姉の職業がなんであれ、実は歌的にあまり関係はないかな、と思ってはいます。(笑) ところでどうでもいいことですが、ABYSSサイドの中でサクリ姉だけが、愛する者を自分の手にかけていないのですね…たまたま?っていうか今更? 復讐 - どるふぃん (2007年11月06日 17時07分49秒) はじめまして。サンホラについ最近出会った者です。 大分今更のようになってしまっていますが、私の意見を述べたいと思います。 私は最初、「火あぶり」と聞いて、妹が火あぶりにされている火が風であおられ、見ていた村人たちをも燃やしたのかな…と思いました。 この考えには、とある小説がとても影響しているのですが……。 でもそれでは「罪深きものは全て、等しく灰に還るといい!」という姉のセリフと矛盾が生じますね…(姉の意思関係ない) かといって姉が魔女というわけではないかな…と思いました。 もし魔女だったなら事前に対処が出来たかなあ、と。 大した根拠ではないのですが…。 まとまっていない上大した根拠もない説ですみません。 でも可能性の一つとして考えていただけたら嬉しいです。
10:ひろせ 2007/12/03(月) 02:10:21 ID:d6uT5nLg SH初心者ですので、至らない点も多いかと思いますが、個人的な見解を。 まず妹は皆様の言う通り知的障害があったと思います。 又、姉が「生まれつき幸せ」と言った理由は可愛いからと言うことともう一つ。 その障害の事ではなかったのでしょうか。妹は知的障害のために「精神が幼い」=「いつまでも純粋」であり、 姉はこの世の汚い部分を見ずにいられる妹を羨ましく思ったのではないか、と思いました。 そしてこの事からと、母の言葉が「昔から」人とは違うと言うニュアンスを 含むような言い方をしているのでやはり障害は先天的なものであったと思います。 又、妹が高熱を〜のくだりから母が亡くなるまでは不幸な偶然の重なりであり、 「姉=魔女」と言うのではなく、姉が神に信仰心を募らせる事の伏線であったように思います。 そして姉の仕事=夜の仕事と言うことに関しては否定派です。 それならば朝夕働く必要は無く、「それなりに幸せ」でも無いかと思います。 しかし、一度もそういったことをした事が無いと言う訳でもなく 多少はあったのではないかと思います。 「村の男達は優しくしてくれたけど 村の女達は次第に冷たくなっていった」 という言葉は後の妹の事以外にも姉に掛かっているんじゃないかなぁ、と思います。 そして最初に述べた考えの「この世の汚い部分」も此処に掛かってくるのではないかとも思いました。 それは私が最初に述べた事が正しい事が前提ではありますが。 「それなのにどうして〜」と言うくだりの時間軸は妹が焼かれている所であり、 「妹が子供を〜」と言うくだりは姉の回想であると思います。 又、「何を喚いているんだろう?」「気持ち悪い」は、やはり錯乱状態で 脳が言葉の意味を考える事を拒否していて理解できず、衝動的に若女将に掴みかかり 村人達に取り押さえられた為土の味と、口が切れたための血の味であるのではないでしょうか。 またこの事からやはり姉の年齢は15〜20以下で妹はその2〜3歳下であると思います。 そして「男達が口を噤んだ」という事で、皆様同様 やはり妹は強姦等を強制されていたものと思います。 ガブリエル云々に関しては皆様が口論しておりますし、其の辺に関しましては知識皆無なので割愛。 そして火炙りと言う判断を出した神父は姉にも妹にも行為に及んでいたのではないかと思いました。 姉が後に村に火をつける事が出来ると言う事は姉は生きている。 しかし魔女狩りの対象者(=妹)の家族(=姉)が生きているのは不自然ではないでしょうか。 と言う事は神父は妹にのみ火炙りの刑を言い渡したと言う事になります。 これは、私が思うに妹は妊娠している事で火炙りという以外に、この姉妹を忌み者にしていた事で 男達に腹を立てていた女達に対する体の良い生贄であったのではないかと思います。 しかし2人を火炙りにすると忌み者とする対象が居ない。となれば妹は火炙り決定なのだから 姉しか居ない、という事で姉は火炙りを逃れたのではないかと思いました。 それ以外にも姉を火炙りにすると妹の面倒を誰かしらが見ることになる等、色々と不便が出てくる等の 理由から姉が残されるのは村の事情上必然であったのではないでしょうか。 村に火を放った方法は「地平線への鍵」様の考察の通りで良いと思いますが、 ミサ等の時まで生きていられたのは、上記の理由で生かされたためではないのかなぁ、と思いました。 長文で散文失礼致しました。 強引な解釈もありますが味方の一つとなれば幸いです。
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Sacrifice統合質問スレッド【ネタバレ注意】 http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/elysion/1194793417/l50