Sacrifice統合質問スレッド【ネタバレ注意】
10:ひろせ2007/12/03(月) 02:10:21 ID:d6uT5nLg
SH初心者ですので、至らない点も多いかと思いますが、個人的な見解を。

まず妹は皆様の言う通り知的障害があったと思います。
又、姉が「生まれつき幸せ」と言った理由は可愛いからと言うことともう一つ。
その障害の事ではなかったのでしょうか。妹は知的障害のために「精神が幼い」=「いつまでも純粋」であり、
姉はこの世の汚い部分を見ずにいられる妹を羨ましく思ったのではないか、と思いました。
そしてこの事からと、母の言葉が「昔から」人とは違うと言うニュアンスを
含むような言い方をしているのでやはり障害は先天的なものであったと思います。

又、妹が高熱を〜のくだりから母が亡くなるまでは不幸な偶然の重なりであり、
「姉=魔女」と言うのではなく、姉が神に信仰心を募らせる事の伏線であったように思います。

そして姉の仕事=夜の仕事と言うことに関しては否定派です。
それならば朝夕働く必要は無く、「それなりに幸せ」でも無いかと思います。
しかし、一度もそういったことをした事が無いと言う訳でもなく
多少はあったのではないかと思います。
「村の男達は優しくしてくれたけど 村の女達は次第に冷たくなっていった」
という言葉は後の妹の事以外にも姉に掛かっているんじゃないかなぁ、と思います。
そして最初に述べた考えの「この世の汚い部分」も此処に掛かってくるのではないかとも思いました。
それは私が最初に述べた事が正しい事が前提ではありますが。

「それなのにどうして〜」と言うくだりの時間軸は妹が焼かれている所であり、
「妹が子供を〜」と言うくだりは姉の回想であると思います。

又、「何を喚いているんだろう?」「気持ち悪い」は、やはり錯乱状態で
脳が言葉の意味を考える事を拒否していて理解できず、衝動的に若女将に掴みかかり
村人達に取り押さえられた為土の味と、口が切れたための血の味であるのではないでしょうか。
またこの事からやはり姉の年齢は15〜20以下で妹はその2〜3歳下であると思います。

そして「男達が口を噤んだ」という事で、皆様同様
やはり妹は強姦等を強制されていたものと思います。

ガブリエル云々に関しては皆様が口論しておりますし、其の辺に関しましては知識皆無なので割愛。
そして火炙りと言う判断を出した神父は姉にも妹にも行為に及んでいたのではないかと思いました。
姉が後に村に火をつける事が出来ると言う事は姉は生きている。
しかし魔女狩りの対象者(=妹)の家族(=姉)が生きているのは不自然ではないでしょうか。
と言う事は神父は妹にのみ火炙りの刑を言い渡したと言う事になります。
これは、私が思うに妹は妊娠している事で火炙りという以外に、この姉妹を忌み者にしていた事で
男達に腹を立てていた女達に対する体の良い生贄であったのではないかと思います。
しかし2人を火炙りにすると忌み者とする対象が居ない。となれば妹は火炙り決定なのだから
姉しか居ない、という事で姉は火炙りを逃れたのではないかと思いました。
それ以外にも姉を火炙りにすると妹の面倒を誰かしらが見ることになる等、色々と不便が出てくる等の
理由から姉が残されるのは村の事情上必然であったのではないでしょうか。

村に火を放った方法は「地平線への鍵」様の考察の通りで良いと思いますが、
ミサ等の時まで生きていられたのは、上記の理由で生かされたためではないのかなぁ、と思いました。

長文で散文失礼致しました。
強引な解釈もありますが味方の一つとなれば幸いです。
1-AA