下
Sacrifice統合質問スレッド【ネタバレ注意】
5:転載中 ★2007/11/12(月) 00:08:53 ID:3Q/XQWjF
無題 - 永久 (2005年05月12日 22時00分47秒)
まともな職業についていたのは間違いないと思います。
生活がキツイので、負担を少しでも軽減するために朝な夕な必死になって働いていたのでしょうから。
まぁ、朝な夕なそういう仕事をしていたのなら、話は別ですけど……。
母が亡くなっても住んでいた家はあると思いますから、では一体どういう世話を焼いていたのかが疑問です。
姉が仕立て屋で働いていたのなら、世話を焼いていたのは姉の方になりますし。
姉に給料を払っている=妹もそれで生きているから世話を焼いてやってる、なんて考えは思い上がりもいいところですしねぇ。
姉が仕事にいっている時間、妹が家に一人でいるときに男たちは妹を犯していたのだと思いますし
男たちが姉に優しくしていたのだって、妹の世話を見てやる、とか何とか言っていたのかもしれません。
はじめまして - totera (2005年05月13日 10時11分04秒)
はじめまして。いつもとてもとても楽しく読ませていただいてます。
皆様の考察を見ていて、触発されまして私もこの曲の自分の解釈を書かせていただきたいと思います。元々、この曲を聴いたとき、最初に考えた考察は大体、皆さんと同じだったのですが、何回も聴くうちにちょっと違う考えを思いついたのです。(セキモリさんの考察とかぶるのですが)
それは、私も妹は男たちとする事に抵抗していなかったのではないか、むしろ誘って事に至っていたのではないか?という解釈です。つまり、一方的に村の男たちの慰み者になっていた訳ではない、と。
娘は幼少の頃から美しかったが一人では何も出来ない程精神的に障害をもっていた。そのせいか、かなりの非常識に育ってしまい、村に神父様がいるほど信仰深いキリスト教の村にあって善行悪行の区別がつかない程だった。結果、姉が働きに出ていない間に村の男たちに教えられて、あるいは自らの性欲に忠実に従って男を誘い、男たちもそれを受け入れ事に至ったのではないか、と。恐らくいけない事だとは思っていなかったのではないでしょうか?
そして、身篭り姉が張り飛ばされるのを見て、そこで初めていけない事だったという事を悟り、最後にそんな事をした自分をかばってくれる姉に「ありがとう」を言ったのではないか、と。
そして、村の妹が身篭ったことで生じた様々な問題のもっとも手っ取り早い解決策として、妹は村の治安のための犠牲として処刑されてしまった、と。
それに怒った姉が村に火を放って村人達に復讐したのでは、みたいな感じです。
この考察を考えているとき気づいたのですが、この歌はラスト付近まで姉の主観です。この考察で考えると、姉は妹がすすんで事に及んでいたいたと言う事実はしらない訳です。と言うか最初から頭に無い、と言ってもいいもしれません。歌詞の中での彼女の妹像は神聖視とまではいかないまでもかなり偏っていると思います。つまり、この偏りがエルの楽園[→side:A→]のSacrificeの部分の歌詞に出てくる「盲目」の部分に該当するのではないのでしょうか?また「多大な犠牲」とは姉に復讐された村人たちではないでしょうか?(この村人たちもある意味、上に書いた解釈をするならば、この姉妹に巻き込まれたのではないかと考えてもいいと思います。)
かなーり、妄想が入ってて恐縮なのですが、やはりこう言う語らいの場は楽しいので思い切って書いてみました。まぁ、こう言うひねくれ物もいるってことで勘弁してやってください。
文章の下手さも勘弁してやってください、すみません。
罪深き者はすべて等しく灰に還るがよい - Xavier (2005年05月14日 18時30分08秒)
奈落に行くためには人を殺めることが条件だと思いますので
最後は姉が村を焼いたに1票です。
悪魔の血に? - mu- (2005年06月13日 15時01分05秒)
私には「悪魔と契り」と聞こえたんですがどうでしょう??
付け加え。 - mu- (2005年06月13日 15時12分34秒)
「災いの種」ではなく「災いをもたらし」かと思いました。
断片的な記憶なので文の途中っぽいのかな?と。。
「悪魔と契り・・・」
と神父が言った後
「悪魔とはお前たちのことだ!」
だと村の男たち=悪魔になるかなーと。。
傲慢かましてすみません・・・
はじめてなのにーすみませぬ〜
無題 - 無名 (2005年08月22日 16時22分49秒)
ちょっと疑問というか。
主人公(姉)は「悪魔とはお前たちの事だ」「罪深きものは全て等しく灰に帰るが良い」、ってセリフから村人全員を殺したいと思ってるはずです。
ただ、女一人の手で火を放って、村全域を焼き尽くせるほどの大火事をおこせるとは考えにくいんですよね。
ただ、物語の流れ的には例えば「火点けてるところを抑えられてボヤ」とか「燃えたけど人手が足りなくて一軒だけ」とかある意味現実的な結末はありえないと思うんで、村を焼き尽くせる要素が何か必要だと思いました。
それで、母親の言葉の「あの子は他人とは違うから」
これを「精神面での未熟さ」と受け取ってる方が多いようで、自分もそれはあると思いますが、それと同時に妹は本当に「魔女」だったのではないでしょうか?
妹=魔女説ですが、とりあえず狭義で「炎の魔法」を使える存在とすると
妹は火あぶりにされる時、姉の復讐心を悟ってしまう。
あるいは、「火」に触れた事で眠っていた魔女の力が目覚めたのかもしれない。
自分を想ってくれたことに対して「ありがとう」。しかし姉一人ではどうしようもないスケールの「復讐」なので、自分のチカラを、最後の言葉とともに姉に託した。
そして「この世は所詮 楽園の代用品でしかないのなら 罪深きものは全て 等しく灰に帰るが良い」、ここに繋がるわけです。
「それでも全てを 優しい娘だから 全てを赦すのでしょうね」
…この歌詞は、姉自身は妹のチカラを受け継い事を自覚していなかったための台詞だと強引に解釈するとして。
強引解釈 - Xavier (2005年09月07日 15時07分05秒)
火あぶりにされたのは姉の方で
それを見た妹が炎の魔女として覚醒
村をすべて灰に帰す〜
曲の解釈としては間違っていそうですが
もっと間違うならば
おなかの中の子供が魔法少女エリスでも…
ごめんなさい、少女じゃないですね
空耳臭いけど… - 陽炎 (2005年10月30日 01時44分48秒)
初めまして。つい先日このサイトの存在を知った者です。
少し気になることがあったので、書かせていただきます。
「誰もガブリエル」のところなんですが、私は最初に聞いたとき「誰もガブリエルなど」って聞こえた気がしました。
それで、ガブリエルっていうのは妹の名前なんだと思い込んでました。
村の女が「誰もガブリエル(=妹)なんて愛しちゃいないのよ」って意味で言ってるんだとばかり・・・
歌の前半で、姉が妹のことを誰からも愛されてると言ってるのがここで否定されてるんだと思ってました。
この近くに妹のことを天使と言うところもありますが、ガブリエルという天使の名前が付いているからそういう風に呼んだ、と。
天使の名前が付いた子だから、神に愛されている。
神に愛されているから、神に祈れば妹の病気は治る。
神に愛されているから、身篭った子は神の御子でしょ?って感じで姉は信じきっていたのでは・・・?
天使の名前だから神に愛されてるってのはちょっと無理がありますが・・・(汗)
でも改めて意識して聴いてみると、「など」なんて聴こえない・・・?
やはり空耳っぽいですかね(苦笑)
なんで私は最初そういう風に聞こえたんだろう・・・
「神に愛された」について - chariot (2005年11月28日 23時38分40秒)
初めての書き込みを失礼します。
まだまだファン歴は浅いので、的外れな発言がありましたら遠慮なく指摘をお願いします。
私のSacrificeについての考察等は大体皆様と同じ感じなんですが、
「神に愛されたから 生まれつき幸福だった」という表現については、少し思うところがあります。
というのは、一部の宗教(それにキリスト教が含まれるかどうかは未確認)において、
不具の者、要は生まれつきの障害がある人間は「神に愛された」者である、との考えがあるようです。
普通の人と違う、その「障害」が神に愛された証拠だとして、特別な計らいがあったりもするとか。
だとすると、「神に愛されたから 生まれつき幸福だった」の個所は
「生まれつきの障害があったので、宗教的な意味で幸せな立場だった」
というような意味にも考えられます。
でも、この「不具=神から愛」の考えはあまり明確な証拠もありませんので、
単に私の覚え違いから出た考えかもしれません・・・
これ以前には出ていないことなのですが。 - sakura (2005年12月03日 22時13分42秒)
初めて書き込みを致します。
Sound Horizonを知ったのが最近ですので、場違いな発言があるかもしれませんがお許しください。
Sacrificeを聞いていて最初に思ったことなのですが、姉妹は何歳なのでしょうか。
皆さん、姉妹の年はどの程度だと思われますか?
私は姉=15歳程度、妹12歳程度、と考えるのですが。
もしくはもっと幼いような印象を受けるのです。
働けるぎりぎりの年齢、身籠もれるぎりぎりの年齢だったのではないか、と。
歌詞を額面通り受け取ったため、姉は妹の身籠もった子供を神の子だと信じていたのだと解釈していました。
それはつまり、妹はもちろん、姉にしてもいかにして子供が作られるかをちゃんと理解していなかったのではないか、ということです。
どうやら姉妹には父親がいない様子。また母も他界しています。
そういった行為についての予備知識を持っていなかったのではないでしょうか。
だから妹が突然妊娠しても、男との行為を連想せずに処女懐胎に繋げたのではないか、と思えるのです。
であれば、なぜ村の女達が冷たくなり、妹に暴行したのか理解出来なくてもしょうがないのではないでしょうか。
さうがに16、7歳になれば人々の叫ぶ言葉を、納得は出来なくても理解したでしょう。
となると、姉にしても幼いと言えるほどの年齢だったように感じられるのです。
初書きで長々と連ねてしまって申し訳ありません。
ですが、どなたかお返事を頂けると幸いです。
>sakuraさんの意見について、私なりの考え - SHO (2006年04月02日 17時08分30秒)
姉妹の年齢について、興味深いお話でしたので、レスさせて頂きます。
私にはハッキリと何歳だと断言できる判断材料がないので明言は避けますが、いずれも10代であるという説は賛成です。
理由はsakuraさんと同じ、幼さを感じる点にあります。
しかし、いくつかの点に置いては、私の意見はまるで違いますので、参考までに記述致します。
まず、働くということについてですが、中世ヨーロッパの時代の労働の大半は農作業であったと思われます。
現在のようにトラクターがあるわけではないので、全て人力、使える道具は手に持てる程度のものばかりと想像できます。
逆に言えば、単純作業の繰り返しになるわけです。
だとすれば、たとえば収穫の時に重い収穫物を運搬するという作業が必要ではありますが、
それ以外の作業なら『時間さえかければ』子供でも可能な作業であったと思われます。
もしかしたら農作業ばかりではなく、多少行商のようなこともしていたかも知れませんが、
それさえもそれほど年齢は必要ではないことは、童話「マッチ売りの少女」から言えると思います。
このことから、姉の年齢はせいぜい12〜13歳程度であるともいえるわけです。
ちなみに、『村の男達は優しくしてくれた』というのは、このような作業を手伝ってくれたり、
あるいは妹の面倒を見てくれるというようにしていたのではないでしょうか?
そして、それがちやほやされているように見えて、『村の女達は次第に冷たくなっていった』というわけです。
古い童話などの考察にもありますが、中世欧州の女性は特に目立つ女性を目の敵にする傾向があったようですし。
続いて、妊娠の話になりますが。
姉は妹の妊娠について、「主が遣わし給うた神の御子ではないのでしょうか」と言っていますが、
これは、姉は何が妹の身に起きたかを理解した上で、その上で信じられなくて言った台詞のように私には思えます。
聖書に聖母マリアの処女懐胎の話が出てきますが、それは『異例の事態である』というニュアンスです。
「聖母だからこそ起こった奇跡」だという印象を受けると思います。
つまり、中世ヨーロッパに生きている(=クリスチャンである)以上、処女懐胎が通常は「ありえない」ことは認識できると思います。
また、中世の厳しいキリスト教の戒律には、そのことに触れたものもありましたので、
10代で身体が妊娠できるほど成長していたなら、そのことに1度や2度は触れているはずです。
ただ、姉は頻繁に外に出て働いていたであろうし、毎週教会にも行っていたであろうから、それが分かっていたと言っておかしくありませんが、
妹は『神に愛された』や『一人では何もできない』という描写から障害児であったと想像できます。
そうすると、そのような知識がなかったと考えた方が自然かも知れません。
だから、世話にかこつけて言い寄った男に、容易に身体を任せてしまったと。
また、「嗚呼…この女は何を喚いているのだろう?気持ち悪い」という姉の言葉は、
上記の理由からも、何を言っているのかその意味が分かりかねているのではなく、
今まで冷たくしてこの姉妹には顔を見向けもしなかったくせに、若女将がこんな時だけ正義面をしていることに対して、
あるいは、自分だって同じようなことをやっているくせにという想いから、
もしくは、妹を護りたいその一心から出た言葉だと想像されます。
この姉は事情を理解し、その上で妹を護るために、ある種のパニックに陥りながら、若女将に掴みかかったと思うのです。
そう考えると、この姉の思考能力はちゃんと成熟されており、年齢は17〜18歳くらいとも想定できます。
なので、姉の年齢から考察しようとすると、下は12、上は18と、かなりの幅が出てしまいます。
20代以降ならともかく、10代やそれ以下では6歳の差は非常に大きな差です。
これを確定する術が私にはありませんので、姉は10代年齢不詳、妹はそれより幾分下としか言いようがありません。
あとは、yokoyan氏のイラストから推察するのが妥当と思われます。
私の意見はここまでです。ご精読感謝いたします。
上前次1-新書写板AA設索